近日点で地球軌道とほぼ接しているため、たびたび地球に大接近する。
ふだんは18等以下だが、9月から10月に近日点を通過すると、地球に接近して明るく見える。1979年には地球に0.09AUまで接近し、11〜13等まで明るくなった。今後は、2039年、2082年に0.1AUまで接近し、1979年と同じ明るさに達して、条件良く観測できる。
この天体の明るさは、位相角の影響を大きく受ける。地球に接近する時は、位相角の条件も良くなり、相乗効果でかなり明るくなる。逆に、地球に近づかない時は、位相角の条件も悪く、まったく明るくならない。
完全に小惑星状。1949年のみ、淡い尾が観測されたが、コマは見えなかった。尾が観測された1949年にも、明るさはほぼ通常通りであった。この彗星は、バーストを起こしたことは無い。
木下一男氏の計算では、20世紀から21世紀にかけての約200年間、軌道はほとんど変化しない。