ハートレー第３彗星

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Updated on April 16, 2023

プロフィール 太陽に近づいてきてもなかなか増光しないが、近日点通過まであと数ヵ月に迫ると、突然、急激に増光して、わずか2ヶ月ほどで最大光度に達する。 ただ、2008年は、2001年よりも急増光の始まりが遅く、最大光度も暗かった。 木下一男氏の計算では、1984年に木星に0.87AUまで接近し、近日点距離が2.7AUから2.45AUへと小さくなった。だが、2023年には再び木星に0.71AUまで接近し、近日点距離は2.8AUまで大きくなる。 2035年以降の回帰では、急増光する性質がなくなり、今より大幅に暗くなるかもしれない。 木下一男氏の計算では、2091年に木星に0.63AUまで接近し、近日点距離は再び2.45AUまで小さくなる。 回帰記録 発見 出現 観測されなかった回帰 発見前の出現 発見前の観測されなかった回帰 将来の回帰 2028/08/23 110P 2021/10/18 110P 2014/12/17 110P 2008/02/03 110P 2001/03/21 110P/1993 M1 1994/05/20 110P/1988 D1 1987/07/15

過去の出現の近日点通過日はCatalog of Cometary Orbits 1996に掲載されたもの。 発見事情と歴史はGeneral Comet Info (Gary W. Kronk)にある。 木下一男氏の計算による過去と未来の軌道要素(http://www9.ocn.ne.jp/~comet/pcmtn/0110p.htm)。