今週の明るい彗星 (2006年4月15日:南半球版)

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Updated on April 20, 2006
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。

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* 73P-C/Schwassmann-Wachmann 3

4月19日には8.5等(John Bortle)と、すでに双眼鏡でもかなり明るく見えるようになっている。非常に集光が強く、恒星状の核から、幅広い尾が伸びている様子が眼視でもはっきり分かる。ただ、4月になってからは、この予報より明らかに暗く報告されている。増光が鈍くなったのかもしれない。1930年の発見以来76年ぶりに、5月12日に地球に0.08AUまで大接近する。最大で4等になり、肉眼でも見られると期待されているが、もっと暗いかもしれない。現在、C核、B核、G核、R核の合計4つの核が明るく見えている。5月の最接近まで、急激に明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。彗星の接近に合わせて、5月から6月にかけて、1930年に見られたうしかい座流星群が再び突発出現するかもしれない。但し、計算上は地球はダストトレイルと遭遇しない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  15 10.91   24 22.5   0.255   1.205   138    8.1   1:39 (180, 31)  
Apr. 22  15 37.35   27 25.8   0.195   1.148   133    7.1   1:37 (180, 28)  

* 73P-B/Schwassmann-Wachmann 3

3月末まで予想通りに順調に明るくなってきた。3月31日には11.9等だった(吉田誠一)。ところが、4月2日に予想外のバーストを起こし、9.2等に達し(4月7日、Maciej Reszelski)、C核とほぼ同じ明るさになった。4月上旬は極端に集光が強く、恒星状の核がはっきり見えていた。現在はバーストが収まり、拡散した彗星状に見える。だが、明るさはずっと横ばいで、現在は9.1等(4月17日、Bjorn H. Granslo)。核は生き残っているので、今後は増光していくだろう。5月の最接近では、当初の予報通り、5.5〜6等に達しそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  14 53.95   25 42.7   0.261   1.213   139    9.3   1:22 (180, 29)  
Apr. 22  15 13.59   29  5.4   0.201   1.156   134    9.1   1:14 (180, 26)  

* C/2006 A1 ( Pojmanski )

2月末から3月初めにかけて、最大で5.2等に達した。3月中は、減光のペースは緩やかだったが、4月に入ってからは減光が速くなった。現在は9.1等(4月17日、吉田誠一)。4月初めまでは良く集光していたが、現在はかなり拡散している。日本からは、今後は暗くなるまでずっと条件良く観測できる。明け方の空で次第に暗くなっていく。5月末には13等以下となりそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  23 34.81   57 31.8   1.519   1.216    52    9.6   4:59 (214,-22)  
Apr. 22   0  3.47   60  5.2   1.675   1.329    52   10.4   5:04 (212,-23)  

* C/2005 E2 ( McNaught )

昨年の8月からずっと低空に眼視で見え続けている彗星。12月から3ヵ月も、ずっと10等を保っている。まもなく夕空に低すぎて見えなくなる。8月下旬に再び13.5等で明け方の空に現れる。10月には高度も高くなり、眼視でも再び14等で見られそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15   2 48.99   27 33.6   2.521   1.673    25   10.6  19:00 (115,-12)  
Apr. 22   3 12.14   29 17.4   2.579   1.715    24   10.8  18:52 (117,-13)  

* 73P-G/Schwassmann-Wachmann 3

4月2日には15.9等とまだ暗かったが、4月5日から急激に増光し、12.2等と眼視でも見えるほど明るくなった(4月7日、Andreas Kammerer)。4月17日にもまだ11.7等と明るい(吉田誠一)。ほどよく集光している。このままの明るさを保てば、5月の最接近では8等に達する。ただ、3月末には分裂を起こし、核が二重に見えていた。現在の明るさが分裂による一時的なバーストであれば、今後は暗くなってしまう可能性もある。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  14 50.98   25 56.0   0.263   1.215   139   11.9   1:19 (180, 29)  
Apr. 22  15  9.44   29 21.2   0.202   1.157   135   11.2   1:10 (180, 26)  

* C/2004 B1 ( LINEAR )

最大で9等になると期待されていたが、かなり増光が鈍く、予想より遥かに暗い。昨年秋には南半球で10等で見えるはずだったが、実際には12〜13等だった。その後、南半球でも1月から2月にかけては低すぎて見えなかったため、観測が極めて少なかった。だが、日本からもようやく明け方の空に見え始めた。今後は秋まで条件良く観測できる。3月30日には12.6等(吉本勝己氏)。しばらく12等と明るく見えそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  20  9.50  -10 29.1   1.666   1.832    82   11.8   4:59 (229, 57)  
Apr. 22  19 58.95   -6  8.6   1.568   1.878    91   11.8   5:04 (208, 58)  

* 71P/Clark

3月14日に15.2等(門田健一氏)と増光してきている。これから明け方の空で急激に増光してくる。3月31日には13.0等以下で、眼視では見えなかった(吉田誠一)。だが、まもなく眼視でも見え始めるだろう。6月には12等に達する。近日点通過の頃に衝となり、最良の条件。だが、6月から9月までは、日本からの高度は13〜20度とたいへん低くなってしまう。再び高くなる頃には14等以下となり、眼視では見えないだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  18  3.45  -22 38.6   0.956   1.643   114   13.3   4:32 (180, 78)  
Apr. 22  18 17.87  -23 43.5   0.892   1.624   117   13.1   4:18 (180, 79)  

* 73P-R/Schwassmann-Wachmann 3

3月25日には20.5等と極めて暗かったが、急激に増光し、4月7日には15.1等に達している(Rik Hill)。眼視でも14.4等で見えている(4月7日、Maciej Reszelski)。このままの明るさを保てば、5月の最接近では10等に達する。但し、小さい分裂核のため、今後の光度変化は予断を許さない。4月中旬になっても、CCDではまだ16等以下と暗く、この予報通りには増光していないようだ。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  14 49.39   26  2.5   0.263   1.216   139   14.0   1:18 (180, 29)  
Apr. 22  15  7.19   29 28.4   0.203   1.158   135   13.2   1:08 (180, 26)  

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

ふつうの彗星より速いペースで増光して、10月には13.5等で眼視でも見えるようになった(10月24日、吉田誠一)。現在も13.4等と明るい(2月27日、吉田誠一)。小さく集光が強い。遠方の彗星のため、これから2006年6月まで、長期に渡って13.5等で条件良く見られそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15   9 39.17   49 47.6   4.889   5.191   102   13.7  20:05 (180,  5)  
Apr. 22   9 40.70   48 57.6   4.973   5.192    96   13.7  19:39 (180,  6)  

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

2005年中はあまり増光しなかったが、2006年の初めには12〜13等と明るいことが多かった。現在は観測不可能。7月に再び明け方の空に現れ、秋から冬にかけて条件良く観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15   2 40.37   24  3.6   6.721   5.801    21   13.9  19:00 (111,-12)  
Apr. 22   2 46.28   24 26.3   6.757   5.803    16   13.9  18:52 (110,-15)  

* 73P/Schwassmann-Wachmann 3 (fainter fragments)

明るく見えているC核、B核、G核、R核の他に、約40個もの暗い核が発見されている。これらはB核から分裂したものと思われる。現在はN核が最も明るく、17.8等。これ以外の核はかなり暗い。いずれも小さい破片のため、光度変化は不安定。再分裂したり、すでに減光している核もある。だが、R核のように急激に増光するかもしれないので、注意が必要。5月の最接近時では、一部の核は眼視でも見えると思われる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  14 47.85   26 10.3   0.265   1.217   139   16.1   1:16 (180, 29)  
Apr. 22  15  5.02   29 36.8   0.205   1.159   135   15.2   1:05 (180, 26)  

* 102P/Shoemaker 1

前回の1999年は条件が悪く観測されなかったが、今回は近日点通過後に条件が良くなる。6月から8月にかけて14.5等に達するだろう。まだ見えないが、5月には明け方の空に昇って来る。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  23 32.37   -4 24.2   2.791   2.024    32   15.4   4:59 (265, 14)  
Apr. 22  23 45.46   -1 59.5   2.739   2.012    35   15.3   5:04 (260, 17)  

* 117P/Helin-Roman-Alu 1

2005年の春には14等に達し、眼視でも13.8等で見えた(7月8日、Reinder J. Bouma)。2006年は、夏に再び同じような条件になる。やや低空だが、14等に達しそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  21 48.31  -20 55.3   3.418   3.091    62   15.5   4:59 (265, 45)  
Apr. 22  21 57.09  -20 27.4   3.339   3.098    67   15.4   5:04 (261, 49)  

* 41P/Tuttle-Giacobini-Kresak

1995年、2001年と、連続して6等以上の大バーストを起こしている。予報では14等止まりだが、今回も予報通りにはいかないだろう。突発的な増光を見せて、眼視で見えるようになる可能性は高い。4月12日には15.4等(Toni Scarmato)と、すでにこの予報より明るくなってきている。今回は地球にあまり近づかないが、6月に最大光度となり、秋に暗くなるまで、ずっと夕空で観測できる。5月以降は、高度30度と、同じような位置に見え続ける。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15   6 30.35   23 49.8   1.186   1.298    72   15.9  19:00 (149, 24)  
Apr. 22   6 48.13   24 29.5   1.175   1.247    69   15.6  18:52 (149, 24)  

* 98P/Takamizawa

4月2日に15.5等(門田健一氏)と、意外に明るい。ただ、6月まではかなり高度が低い。暗くなり始めてから、ようやく高くなってくる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  21 50.38  -13  6.5   1.983   1.709    59   15.6   4:59 (257, 40)  
Apr. 22  22  7.74  -12 12.6   1.951   1.726    62   15.7   5:04 (253, 43)  

* C/2005 B1 ( Christensen )

2006年2月に近日点を通過するが、期待されたほど増光しておらず、12月18日に15.7等(門田健一氏)。2006年暮れにかけて、長い間15〜16等で見える。北天を移動するため、日本からはずっと観測できる。5月頃までが最も明るいが、ずっと高度は30度以下と低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  23 26.93   53 46.1   3.782   3.241    50   15.7   4:59 (217,-19)  
Apr. 22  23 40.59   53 46.2   3.809   3.252    49   15.7   5:04 (215,-17)  

* C/2004 Q2 ( Machholz )

2004年1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなり、すでに眼視では見えなくなったが、CCDではまだ15.8等と明るい(3月30日、吉本勝己氏)。10月に18等以下になるまで、ずっと追跡できるだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  16 54.56    2 38.4   4.784   5.460   128   15.8   3:23 (180, 52)  
Apr. 22  16 51.47    2 53.0   4.774   5.524   134   15.8   2:53 (180, 52)  

* 174P/(60558) 2000 EC98 ( Echeclus )

2004年までは21等以下と極めて暗いセントール型の小惑星だった。だが、2005年12月30日に17.5等まで増光し、コマが観測され、彗星であることが判明した。1月7日には14.8等と、更に明るくなった(門田健一氏)。眼視でも14.4等で見えた(1月8日、吉田誠一)。4月2日にもまだ15.7等の明るさを保っている(Giovanni Sostero and Ernesto Guido)。現在は、バーストで放出された物質が核から離れて見える。一時的なバーストなので、近いうちに元通り、21等まで暗くなるだろう。近日点通過は2015年で、太陽に5.9AUまで近づくが、17等止まりだろう。だが、再びバーストを起こすかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  13  6.64   -4 58.4  11.890  12.885   172   15.9  23:32 (180, 60)  
Apr. 22  13  5.03   -4 48.0  11.898  12.872   165   16.1  23:03 (180, 60)  

* C/2004 D1 ( NEAT )

ふつうの彗星より速いペースで増光して、2月9日には15.8等に達している(門田健一氏)。来年春にかけて、長期に渡って16等で条件良く見られる。眼視では13.9等以下で見えなかった(3月31日、吉田誠一)。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  10 16.31   63 37.0   4.760   4.998    97   16.2  20:42 (180, -9)  
Apr. 22  10 17.31   62 38.8   4.831   5.004    94   16.2  20:16 (180, -8)  

* C/2005 K1 ( Skiff )

2005年春から夏にかけて、CCDで16等、眼視でも14等で見えた彗星。再び明け方の空に現れて来た。2006年も春から夏にかけて16等で観測できる。ただ、2005年よりはやや高度は低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  19 46.45   -3 15.8   3.835   3.912    86   16.3   4:59 (213, 54)  
Apr. 22  19 47.45   -3 56.4   3.744   3.933    93   16.3   5:04 (201, 57)  

* P/2004 VR8 ( LONEOS )

2004年11月に発見された時には18等と暗かったが、2005年初めにかけて、かなり急激に明るくなり、5月7日には16.0等に達した(門田健一氏)。明け方の空に再び現れて来た後もさらに増光し、11月22日には14.7等まで明るくなった(門田健一氏)。だが、CCDではすでに16.2等まで暗くなった(3月14日、門田健一氏)。だが、眼視ではまだ14.4等と明るく見えている(3月29日、Maciej Reszelski)。日本からは、夏に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  13 41.18   15  9.3   1.991   2.932   155   16.4   0:11 (180, 40)  
Apr. 22  13 35.55   14 53.6   2.033   2.961   152   16.5  23:33 (180, 40)  

* P/2005 XA54 ( LONEOS-Hill )

12月初めに発見された当時は18.5等と暗かったが、1月中旬には17等まで増光した。その後、1月中旬からは極端に急激に明るくなり、2月下旬には眼視でも14.0等と、かなり明るく見えていた(2月27日、吉田誠一)。たいへん集光が強く、恒星状に近い。条件良く観測できるが、4月以降はあっという間に暗くなりそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  10 45.66   26 29.9   1.046   1.825   125   16.4  21:12 (180, 29)  
Apr. 22  10 54.16   26 17.9   1.111   1.843   121   17.0  20:53 (180, 29)  

* C/2002 VQ94 ( LINEAR )

2006年2月に近日点を通過するが、木星よりも遠くにあるため、長期に渡って17等を保つ。北天を移動するため、2006年夏まで高い位置で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  14 28.54   69 40.8   6.563   6.811   100   16.7   0:58 (180,-15)  
Apr. 22  14 17.15   69 21.0   6.592   6.814    98   16.7   0:19 (180,-14)  

* C/2004 K1 ( Catalina )

2005年春には、眼視でも14.3等で見えた(7月10日、Edwin van Dijk)。現在は16.6等(2月5日、門田健一氏)。12月から4月始めまでずっと16.5等を保ったが、今後は急に暗くなり、7月には18等以下になる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  11 24.47   20  8.5   3.487   4.273   136   16.8  21:49 (180, 35)  
Apr. 22  11 13.89   20 16.4   3.615   4.311   128   16.9  21:11 (180, 35)  

* (944) Hidalgo

2004年秋には好条件となり、13等で眼視でも見えた。8月にいったん観測できなくなっていたが、再び明け方の空に現れて来た。4月末まで17等を保つが、その後はすぐに18等以下になり、去って行く。次回帰は2018年で、14.3等止まりである。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  12 48.79    6 20.3   3.296   4.256   160   16.9  23:14 (180, 49)  
Apr. 22  12 43.07    6  9.9   3.371   4.297   153   17.1  22:41 (180, 49)  

* C/2006 CK10 ( Catalina )

近日点の頃は見えないが、春と秋に、17〜17.5等で条件良く見られる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15   7 33.26   59 52.6   1.905   2.024    81   17.5  19:00 (172, -6)  
Apr. 22   7 11.90   56 39.6   2.014   1.981    73   17.5  18:52 (166, -4)  

* 99P/Kowal 1

2006年春に17.7等で観測できる。2007年春にも17.5等で観測できるが、やや高度が低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 15  11  8.40    8 51.8   4.020   4.830   139   17.8  21:34 (180, 46)  
Apr. 22  11  6.68    8 55.6   4.087   4.824   132   17.8  21:05 (180, 46)  

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