今週の明るい彗星 (2006年5月20日:南半球版)

English version
Home page
Updated on May 29, 2006
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。

---------------------------------------------------------------------

* 73P-B/Schwassmann-Wachmann 3

1930年の発見以来76年ぶりに地球に大接近し、最盛期を迎えている。4月上旬以来、核分裂とバーストを繰り返し続けて、5月上旬は5等まで明るくなっている。現在は、本体であるC核よりも明るい。C核よりも集光が弱く星雲状で、大きく広がっている。現在、B核とC核の2つが6等の明るさになり、明るく見えているが、その他の核はいずれも13等以下でたいへん暗い。これまでずっと非常に条件が良かったが、5月中旬を過ぎると急激に明け方の空に低くなっていってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  23 15.49   13 36.3   0.083   0.979    64    5.9   5:22 (216, 33)  
May  27   0 27.17   -0 38.2   0.126   0.955    59    6.7   5:26 (237, 39)  

* 73P-C/Schwassmann-Wachmann 3

1930年の発見以来76年ぶりに地球に大接近し、最盛期を迎えている。5月上旬は6等まで明るくなっている。非常に集光が強く、1〜2度の幅広く長い尾が伸びている様子が眼視でもはっきり分かり、大彗星のような立派な姿で見ごたえがある。これまでずっと非常に条件が良かったが、5月中旬を過ぎると急激に明け方の空に低くなっていってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  23 15.96    7 20.1   0.102   0.976    66    6.2   5:22 (220, 38)  
May  27   0 20.13   -2 42.7   0.148   0.953    62    6.9   5:26 (237, 41)  

* 41P/Tuttle-Giacobini-Kresak

1995年、2001年と、連続して6等以上の大バーストを起こしている。今回も、4月中旬から急激に明るくなり、現在は11.4等に達している(5月18日、Juan Jose Gonzalez)。今回は地球にあまり近づかないが、6月に最大光度となり、秋に暗くなるまで、ずっと夕空で観測できる。今後は、高度30度と、同じような位置に見え続ける。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20   8 18.77   25 10.8   1.090   1.093    62   11.4  18:30 (150, 23)  
May  27   8 46.00   24 38.2   1.062   1.070    62   11.2  18:27 (150, 24)  

* 73P/Schwassmann-Wachmann 3 (fainter fragments)

1930年の発見以来76年ぶりに地球に大接近し、最盛期を迎えている。明るく見えているB核、C核の他に、数十個の分裂核が見つかっているが、いずれも期待されたほどは増光せず、13等以下でたいへん暗い。すべての核はたいへん不安定で、突然に12〜15等まで明るくなるが、数日のうちに減光してしまう。今後も、眼視で見える核が突然に現れる可能性が高いので、注意が必要。だが、これまでずっと非常に条件が良かったが、5月中旬を過ぎると急激に明け方の空に低くなっていってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  23 14.05   16  3.9   0.077   0.981    64   11.3   5:22 (214, 31)  
May  27   0 28.90    0  8.5   0.120   0.957    58   12.1   5:26 (236, 38)  

* C/2005 E2 ( McNaught )

冬から春にかけて、夕空で10等で見え続けたが、現在は観測不可能。8月下旬に再び13.5等で明け方の空に現れる。10月には高度も高くなり、眼視でも再び14等で見られそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20   4 43.49   33 41.3   2.846   1.916    18   11.5  18:30 (121,-14)  
May  27   5  5.34   34 11.8   2.919   1.973    17   11.7  18:27 (121,-15)  

* 71P/Clark

5月4日に12.4等(吉田誠一)と、すでに眼視で明るく見えている。今後、7月まで12等を保つ。近日点通過の頃に衝となり、最良の条件。だが、6月から9月までは、日本からの高度は13〜20度とたいへん低くなってしまう。再び高くなる頃には14等以下となり、眼視では見えないだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  19  8.12  -29  7.0   0.693   1.572   133   12.2   3:19 (180, 84)  
May  27  19 17.79  -30 47.2   0.658   1.566   137   12.1   3:01 (180, 86)  

* C/2004 B1 ( LINEAR )

現在は12.6等(5月4日、吉田誠一)。眼視では拡散状。最大で9等になると期待されていたが、かなり増光が鈍く、当初の予想より遥かに暗い。だが、大口径では明るく楽しめる。今後は秋まで条件良く観測できる。しばらく12等と明るく見えそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  18 44.10   14 50.4   1.345   2.089   124   12.2   2:56 (180, 40)  
May  27  18 17.38   19 53.1   1.358   2.146   129   12.3   2:02 (180, 35)  

* C/2006 A1 ( Pojmanski )

2月末から3月初めにかけて、最大で5.2等に達した。3月中は、減光のペースは緩やかだったが、4月に入ってからは減光が速くなった。現在は11.9等(5月4日、吉田誠一)。4月初めまでは良く集光していたが、現在はかなり拡散している。日本からは、今後は暗くなるまでずっと条件良く観測できる。明け方の空で次第に暗くなっていく。5月末には13等以下となりそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20   1 35.57   66  9.3   2.222   1.767    50   12.8   5:22 (204,-23)  
May  27   1 53.67   67 14.7   2.335   1.872    51   13.3   5:26 (202,-23)  

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

ふつうの彗星より速いペースで増光して、10月には13.5等で眼視でも見えるようになった(10月24日、吉田誠一)。現在も13.6等と明るい(4月17日、Maciej Reszelski)。小さく集光が強い。長期に渡って13.5等で条件良く見られたが、今後は夕空に低くなり、7月には見えなくなる。だが、来年の冬には再び14.5等で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20   9 53.75   45 14.1   5.327   5.200    77   13.9  18:30 (175, 10)  
May  27   9 58.43   44 14.7   5.415   5.203    72   13.9  18:27 (171, 10)  

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

2005年中はあまり増光しなかったが、2006年の初めには12〜13等と明るいことが多かった。現在は観測不可能。7月に再び明け方の空に現れ、秋から冬にかけて条件良く観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20   3 10.53   25 59.4   6.802   5.809    10   13.9   5:22 (248,-14)  
May  27   3 16.61   26 22.6   6.788   5.811    14   13.9   5:26 (245,-10)  

* 45P/Honda-Mrkos-Pajdusakova

今回帰はまだ観測されていない。今回は条件がたいへん悪く、日本からはまったく見えない。現在、南半球では明け方の低空に見えている。今後、急激に増光するが、急激に低くなる。6月中旬に低すぎて観測できなくなる頃でも、まだ10等でしかなく、南半球でも撮影は困難だろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20   0 54.59    3  6.8   1.357   0.962    45   16.2   5:22 (246, 26)  
May  27   1 34.44    7  8.2   1.310   0.861    41   14.6   5:26 (244, 21)  

* 102P/Shoemaker 1

前回の1999年は条件が悪く観測されなかったが、今回は近日点通過後に条件が良くなる。6月から8月にかけて14.5等に達するだろう。そろそろ明け方の空に昇って来る。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20   0 36.91    7 58.9   2.522   1.980    47   14.9   5:22 (239, 25)  
May  27   0 49.61   10 32.1   2.465   1.976    50   14.8   5:26 (233, 27)  

* 4P/Faye

4月21日に16.6等と、予想通りに明るくなっている。現在はまだ明け方の空に低いが、今後は明け方の空に高くなりながら、急激に明るくなっていく。6月には14等となり、眼視で見え始めるだろう。秋から冬にかけて8.5等に達し、最高の条件で観測できる。2007年4月まで14等を保ち、長期に渡って眼視で見え続ける。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  23  8.54    1 59.4   2.516   2.369    69   15.2   5:22 (223, 44)  
May  27  23 19.69    3 12.3   2.401   2.328    73   14.9   5:26 (216, 46)  

* 117P/Helin-Roman-Alu 1

2005年の春には14等に達し、眼視でも13.8等で見えた(7月8日、Reinder J. Bouma)。2006年は、夏に再び同じような条件になる。やや低空だが、14等に達しそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  22 26.76  -19  4.6   3.006   3.127    87   15.3   5:22 (231, 67)  
May  27  22 32.59  -18 53.6   2.920   3.136    92   15.3   5:26 (217, 71)  

* 98P/Takamizawa

4月2日に15.5等(門田健一氏)と、意外に明るい。ただ、6月まではかなり高度が低い。暗くなり始めてから、ようやく高くなってくる。だが、過去にはバーストして肉眼彗星となったこともあるので、注意が必要。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  23  9.88   -8 55.5   1.819   1.818    73   16.0   5:22 (233, 53)  
May  27  23 23.41   -8 16.2   1.784   1.846    77   16.1   5:26 (226, 55)  

* C/2004 Q2 ( Machholz )

2004年1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなり、すでに眼視では見えなくなったが、CCDではまだ15.8等と明るい(3月30日、吉本勝己氏)。10月に18等以下になるまで、ずっと追跡できるだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  16 35.36    3 21.2   4.853   5.778   153   16.0   0:47 (180, 52)  
May  27  16 30.93    3 18.9   4.906   5.841   155   16.1   0:15 (180, 52)  

* C/2005 L3 ( McNaught )

木星よりも遠くにあるため、長期に渡って観測できる。2006年はまだ暗く、やや高度も低い。だが、2007年から2008年にかけて、14.5〜15等まで明るくなると予想されている。高度も高くなるので、眼視でも見えるようになるかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  20 20.01  -24 42.6   6.543   7.062   117   16.2   4:31 (180, 80)  
May  27  20 15.97  -24 40.3   6.406   7.033   124   16.1   3:59 (180, 80)  

* C/2004 D1 ( NEAT )

ふつうの彗星より速いペースで増光して、2月9日には15.8等に達している(門田健一氏)。来年春にかけて、長期に渡って16等で条件良く見られる。眼視では13.9等以下で見えなかった(3月31日、吉田誠一)。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  10 30.59   58 10.3   5.129   5.032    78   16.4  18:39 (180, -3)  
May  27  10 35.74   56 57.5   5.203   5.040    75   16.4  18:27 (179, -2)  

* 73P-G/Schwassmann-Wachmann 3

4月上旬に急増光を起こした後は、4月中は12等で明るく見えた。だが、4月末に急激に衰退した。5月前半にも13等で見えているが、極めて拡散しており、見ることは難しかった。地球に大接近し、最盛期を迎えているが、5月11日にはすでに16.5等まで暗くなっている(Quanzhi)。今後は消滅する可能性もある。だが逆に、再びバーストを起こして明るくなる可能性もある。これまでずっと非常に条件が良かったが、5月中旬を過ぎると急激に明け方の空に低くなっていってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  23 15.40   15  4.1   0.079   0.980    64   16.4   5:22 (215, 32)  
May  27   0 28.68   -0 10.3   0.123   0.956    59   17.2   5:26 (237, 38)  

* 174P/(60558) 2000 EC98 ( Echeclus )

2004年までは21等以下と極めて暗いセントール型の小惑星だった。だが、2005年12月30日に17.5等まで増光し、コマが観測され、彗星であることが判明した。1月7日には14.8等と、更に明るくなった(門田健一氏)。眼視でも14.4等で見えた(1月8日、吉田誠一)。4月16日にもまだ15.7等の明るさを保っている(津村光則氏)。現在は、バーストで放出された物質が核から離れて見える。一時的なバーストなので、近いうちに元通り、21等まで暗くなるだろう。近日点通過は2015年で、太陽に5.9AUまで近づくが、17等止まりだろう。だが、再びバーストを起こすかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  12 59.55   -4 14.0  12.068  12.822   136   16.6  21:07 (180, 59)  
May  27  12 58.57   -4  8.2  12.140  12.809   129   16.8  20:39 (180, 59)  

* C/2005 K1 ( Skiff )

2005年春から夏にかけて、CCDで16等、眼視でも14等で見えた彗星。再び明け方の空に現れて来た。2006年も春から夏にかけて16.5等で観測できる。ただ、2005年よりはやや高度は低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  19 42.93   -7 32.7   3.403   4.024   121   16.6   3:54 (180, 62)  
May  27  19 39.55   -8 42.6   3.333   4.049   129   16.6   3:23 (180, 64)  

* C/2005 B1 ( Christensen )

3月13日に16.0等(門田健一氏)。2005年の初めから約1年間16〜16.5等を保った。しばらく低かったが、今後は高くなっていく。秋に条件が良くなるまでは、17等を保つ。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20   0 25.90   53 58.3   3.851   3.308    50   16.8   5:22 (206, -8)  
May  27   0 34.90   54  3.7   3.842   3.325    52   16.8   5:26 (204, -6)  

* C/2002 VQ94 ( LINEAR )

木星よりも遠くにあるため、長期に渡って16.5〜17等を保つ。北天を移動するため、2006年夏まで高い位置で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  13 38.75   66 29.0   6.747   6.829    90   16.8  21:46 (180,-11)  
May  27  13 32.02   65 26.7   6.794   6.834    87   16.8  21:12 (180,-10)  

* D/1986 W1 ( Lovas 2 )

1986年に発見された後、行方不明になっている。今回は条件が良く、計算上は、秋から冬にかけて14等に達する。但し、発見時は異常に増光していたようなので、この予報よりはるかに暗い可能性がある。日本からは、来年春に暗くなるまで、ずっと観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  18 24.54  -24  6.6   1.476   2.365   143   17.5   2:35 (180, 79)  
May  27  18 22.35  -24  5.1   1.381   2.316   150   17.2   2:06 (180, 79)  

* P/2004 VR8 ( LONEOS )

2004年11月に発見された時には18等と暗かったが、2005年初めにかけて、かなり急激に明るくなり、5月7日には16.0等に達した(門田健一氏)。明け方の空に再び現れて来た後もさらに増光し、11月22日には14.7等まで明るくなった(門田健一氏)。眼視でも14.4等と明るく見えた(3月29日、Maciej Reszelski)。だが、CCDではすでに16.6等まで暗くなっている(4月20日、津村光則氏)。日本からは、夏に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  13 19.26   12 18.8   2.315   3.082   131   17.2  21:27 (180, 43)  
May  27  13 17.42   11 22.4   2.410   3.112   125   17.4  20:58 (180, 44)  

* C/2004 K1 ( Catalina )

2005年春には、眼視でも14.3等で見えた(7月10日、Edwin van Dijk)。現在は16.6等(2月5日、門田健一氏)。12月から4月始めまでずっと16.5等を保ったが、今後は急に暗くなり、7月には18等以下になる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  10 44.90   19 37.4   4.238   4.465    96   17.4  18:53 (180, 35)  
May  27  10 40.70   19 16.3   4.408   4.504    88   17.6  18:27 (178, 36)  

* (944) Hidalgo

2004年秋には好条件となり、13等で眼視でも見えた。8月にいったん観測できなくなっていたが、再び明け方の空に現れて来た。4月末まで17等を保つが、その後はすぐに18等以下になり、去って行く。次回帰は2018年で、14.3等止まりである。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  20  12 26.79    4 49.6   3.799   4.459   125   17.6  20:34 (180, 50)  
May  27  12 24.62    4 21.0   3.931   4.499   118   17.7  20:05 (180, 51)  

---------------------------------------------------------------------

Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved.