今週の明るい彗星 (2006年9月2日：北半球版)

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先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

C/2006 M4 ( SWAN ) SWAN画像から発見された新彗星で、7月は南半球で観測できたが、現在は観測不可能。眼視では、7月20日に9.6等とかなり明るかった(David Seargent)。8月15日のSOHO／LASCOの画像では、約10.0等と、ほぼ予報通りの明るさ。日本からは、9月末に明け方の超低空に7.5等で現れる。10月上旬からは夕空に回り、1月上旬まで、夕空で次第に暗くなっていく様子を観測できる。南半球では、来年4月に15等以下になるまで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 10 24.56 17 12.5 1.910 0.935 10 9.1 4:05 (242, -9) Sept. 9 10 40.92 20 31.5 1.787 0.870 16 8.7 4:11 (242, -3) 177P/2006 M3 ( Barnard 2 ) 1889年以来、117年ぶりに再発見された。今回は発見時よりも地球に近づき、好条件。7月中旬から急激に明るく大きく見えるようになった。現在もまだ8.4等とかなり明るく、視直径は8分角を超えている(8月21日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは、冬に暗くなるまでずっと夕空に高く見え続ける。周極星となり、明け方は低くなるが、11月までは一晩中観測できる。9月までは眼視で明るく見えるが、10月以降は急激に減光するだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 17 7.07 58 7.1 0.532 1.109 86 8.8 19:53 (154, 62) Sept. 9 17 19.45 62 11.0 0.561 1.122 86 9.0 19:42 (159, 59) 4P/Faye 予報どおりに明るくなって、すでに眼視でも見えている。現在は11.7等(8月22日、吉田誠一)。急激に明るくなっていき、秋から冬にかけて9等に達し、最高の条件で観測できる。2007年3月まで14等を保ち、長期に渡って眼視で見え続ける。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 1 43.75 15 18.1 1.005 1.823 129 10.9 3:00 ( 0, 70) Sept. 9 1 50.74 15 8.1 0.938 1.796 134 10.6 2:40 ( 0, 70) 71P/Clark 7月7日に10.3等に達した(Juan Jose Gonzalez)。その後は次第に減光しており、現在は11.8等(8月27日、Juan Jose Gonzalez)。9月までは、日本からの高度は約15度とたいへん低い。再び高くなる頃には14等以下となり、眼視では見えないだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 19 54.58 -38 59.2 0.933 1.769 131 12.6 21:09 ( 0, 16) Sept. 9 20 2.17 -37 48.6 1.005 1.799 126 12.9 20:49 ( 0, 17) C/2006 L2 ( McNaught ) 12.6等と明るく、眼視でも見えている(6月21日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは夕方の空にやや低い。10月にはいったん夕空に低すぎて見えなくなるが、12月からは明け方の空で高く昇るようになってくる。2007年3月まで13等を保ち、長期に渡って眼視で見えるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 14 21.91 -4 4.1 2.615 2.212 55 13.0 19:53 ( 71, 18) Sept. 9 14 27.10 -2 31.5 2.680 2.177 50 13.0 19:42 ( 74, 17) 29P/Schwassmann-Wachmann 1 7月初めに明け方の空に現れて来て以来、ずっと12〜13等と明るく、眼視でも見え続けている。現在もまだ13.2等(8月22日、吉田誠一)。冬まで条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 4 21.71 30 50.2 5.738 5.835 90 13.5 4:05 (275, 70) Sept. 9 4 23.43 31 3.4 5.632 5.837 96 13.5 4:11 (283, 77) 73P-C/Schwassmann-Wachmann 3 地球に接近した5月上旬には6等に達し、B核とともに頭上高くに二大彗星として見えた。現在は地球から遠ざかりつつあり、減光中。すでに13.0等まで暗くなっている(8月22日、吉田誠一)。まもなく眼視では見えなくなるだろう。B核は、6月以降は急激に減光し、すでに17等以下とたいへん暗くなっている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 2 3.20 -15 48.0 0.649 1.515 130 13.8 3:20 ( 0, 39) Sept. 9 1 51.57 -16 24.4 0.677 1.581 138 14.2 2:41 ( 0, 39) C/2005 E2 ( McNaught ) 冬から春にかけて、夕空で10等で見え続けた。5月から観測不可能だったが、再び明け方の空に現れてきた。10月には高度も高くなり、眼視でも再び14等で見られそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 8 50.37 28 40.7 3.678 2.893 33 13.8 4:05 (246, 16) Sept. 9 9 0.73 28 1.2 3.693 2.962 37 14.0 4:11 (249, 20) P/2006 HR30 ( Siding Spring ) 2005年7月から1年間ずっと小惑星状だったが、2006年7月末に彗星活動が捉えられた。但し、現時点ではほとんど恒星状。今後、日本からはずっと条件が良く、来年の春までずっと高い位置に見え続ける。現在は15.5等で、眼視でも完全に恒星状(8月22日、吉田誠一)。これまでの光度変化はまったく小惑星のものだったが、今後は彗星として明るくなり、冬には11等に達するかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 22 0.13 23 36.0 1.119 2.039 146 14.3 23:12 ( 0, 79) Sept. 9 21 46.50 25 22.5 1.071 1.972 143 14.1 22:31 ( 0, 81) C/2003 WT42 ( LINEAR ) 昨年の秋から今年の春まで、ずっと13.5等の明るさで見え続けていた。現在は観測不可能。だが、冬には再び14.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 11 30.32 30 27.6 6.202 5.304 24 14.3 19:53 (124, 5) Sept. 9 11 37.42 29 35.6 6.210 5.315 25 14.4 19:42 (125, 3) D/1986 W1 ( Lovas 2 ) 1986年に発見された後、行方不明になっている。今回は条件が良く、計算上は、秋から冬にかけて14等に達する。但し、発見時は異常に増光していたようなので、この予報よりはるかに暗い可能性がある。日本からは、来年春に暗くなるまで、ずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 17 37.38 -22 28.9 1.088 1.670 105 14.5 19:53 ( 16, 31) Sept. 9 17 46.29 -22 26.6 1.109 1.631 100 14.4 19:42 ( 18, 30) 117P/Helin-Roman-Alu 1 13.7等と意外と明るく、眼視でも見えている(8月22日、吉田誠一)。12月まで同じような高さで見える。但し、眼視では10月には暗すぎて見えなくなりそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 22 24.01 -23 23.1 2.300 3.282 163 14.7 23:37 ( 0, 32) Sept. 9 22 19.42 -23 37.1 2.337 3.294 158 14.7 23:05 ( 0, 31) 52P/Harrington-Abell 前回1999年には予想外の大バーストを起こし、10.5等に達した。今回はすでに2005年10月に検出されているが、その後は1年近く観測されていないため、現在の明るさはまったく不明。9月に明け方の空に15.5等で現れ、その後は次第に暗くなっていくだろう。だが、この予報よりかなり暗い可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 9 26.95 18 43.3 2.666 1.766 21 15.3 4:05 (249, 3) Sept. 9 9 44.99 16 54.0 2.651 1.774 23 15.3 4:11 (253, 5) (3200) Phaethon 9月から10月にかけて、15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 8 56.08 48 29.7 0.558 0.743 46 16.1 4:05 (227, 24) Sept. 9 8 28.98 57 34.3 0.533 0.879 60 15.7 4:11 (220, 36) C/2005 L3 ( McNaught ) 木星よりも遠くにあるため、長期に渡って観測できる。現在は15.8等(6月2日、Ernesto Guido and Giovanni Sostero)。2006年はまだ暗く、やや高度も低い。だが、2007年から2008年にかけて、14.5〜15等まで明るくなると予想されている。高度も高くなるので、眼視でも見えるようになるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 18 48.49 -22 48.9 6.057 6.645 121 15.7 20:02 ( 0, 32) Sept. 9 18 44.16 -22 31.7 6.143 6.618 114 15.7 19:42 ( 3, 32) C/2004 B1 ( LINEAR ) 春には12等で見え、拡散状ながら、大口径では明るく楽しめた。だが、すでに16.2等まで暗くなっている(8月14日、津村光則氏)。11月にはいったん低くなるが、その後は明け方の空で高く昇るようになるため、暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 15 19.64 27 31.1 3.287 3.050 67 15.8 19:53 ( 94, 47) Sept. 9 15 21.37 27 2.1 3.431 3.117 63 16.0 19:42 ( 95, 44) 114P/Wiseman-Skiff 今後、9月から1月まで、ずっと15.5等で観測できる。ただ、8月24日に17.3等(Ernesto Guido and Giovanni Sostero)と、この予報よりやや暗いようだ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 7 18.96 25 41.2 1.996 1.582 51 16.0 4:05 (259, 32) Sept. 9 7 39.75 23 56.6 1.955 1.578 53 15.9 4:11 (263, 34) 41P/Tuttle-Giacobini-Kresak 4月下旬から予想以上に急激に明るくなり、6月15日には9.5等に達した(6月15日、Willian Souza)。その後は急激に減光している。眼視では、まだ12.7等と明るく報告されている(8月27日、Juan Jose Gonzalez)が、まもなく見えなくなるだろう。CCDでは、すでに16等以下と報告されている。11月までは夕空で20度以上の高さを保つが、まもなくCCDでも観測できなくなるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 15 46.46 -12 44.2 1.326 1.491 78 16.4 19:53 ( 48, 27) Sept. 9 16 10.26 -14 40.6 1.419 1.550 77 17.2 19:42 ( 45, 27) C/2005 B1 ( Christensen ) 2005年の初めから、1年半の長期に渡って、16.5等を保った。現在は衝となり、非常に条件良く観測できる。しかし、11月からは急激に減光し、年末には18等以下になるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 0 37.45 50 51.9 3.122 3.679 116 16.4 1:55 (180, 74) Sept. 9 0 28.94 49 28.9 3.074 3.712 122 16.4 1:19 (180, 75) C/2006 P1 ( McNaught ) 2007年1月に太陽に0.17AUまで接近する。現在はまだ17等だが、すでに14等とかなり明るいという報告もある(8月21日、Terry Lovejoy)。今後、彗星は少しずつ明るくなっていくが、日本からはずっと夕方の空に低い。最も明るくなる時期には観測できない。近日点通過の後は、南半球でしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 16 22.36 -16 13.0 2.558 2.704 87 16.9 19:53 ( 38, 29) Sept. 9 16 20.87 -15 49.7 2.581 2.603 80 16.7 19:42 ( 43, 27) C/2006 CK10 ( Catalina ) 春に17等で観測された。秋に再び17等で条件良く観測できる。12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 6 18.45 24 35.5 2.109 1.918 65 16.9 4:05 (268, 44) Sept. 9 6 10.85 22 45.5 1.984 1.955 73 16.9 4:11 (277, 51) 76P/West-Kohoutek-Ikemura 8月27日に18.5等と、ほぼ予報通りに観測された(Luca Buzzi)。今後は、明け方の空で急激に増光くる。11月から12月にかけて13.5等に達し、絶好の条件で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 5 25.62 0 59.4 1.662 1.780 79 17.4 4:05 (304, 40) Sept. 9 5 40.26 1 54.5 1.580 1.752 81 16.9 4:11 (308, 44) C/2006 M1 ( LINEAR ) 今後、2007年末まで長期に渡って17等を保つ。2006年秋と2007年の秋に、それぞれ条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 19 22.95 47 14.6 3.400 3.851 109 17.0 20:37 (180, 78) Sept. 9 19 22.51 46 28.6 3.395 3.827 107 17.0 20:09 (180, 79) P/2004 F3 ( NEAT ) 2004年と2005年には、15等と明るく観測された、すでに太陽から遠く離れているが、2006年もまだ17等で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 1 10.11 -14 8.7 3.171 4.027 143 17.1 2:27 ( 0, 41) Sept. 9 1 6.86 -14 42.2 3.144 4.045 149 17.1 1:56 ( 0, 40) P/2005 L1 ( McNaught ) 2005年夏には17等で観測された。2006年夏に再び17等に達するだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 22 34.94 -12 43.2 2.336 3.342 174 17.1 23:48 ( 0, 42) Sept. 9 22 30.75 -13 19.9 2.361 3.352 167 17.1 23:16 ( 0, 42) C/2005 S4 ( McNaught ) 木星よりも遠くにあるため、2008年まで長期に渡って16.5〜17.5等を保つ。2006年は、11月まで条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 21 3.55 -15 8.7 5.345 6.271 154 17.1 22:17 ( 0, 40) Sept. 9 20 57.50 -14 54.0 5.390 6.254 146 17.1 21:43 ( 0, 40) 84P/Giclas 7月23日に17.6等(Filip Fratev)。近日点通過後に明るくなり、11月から1月にかけて、15.5等で好条件で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 4 54.28 14 43.8 1.652 1.866 85 17.3 4:05 (298, 55) Sept. 9 5 7.28 14 55.3 1.599 1.874 88 17.1 4:11 (304, 59) P/2005 JY126 ( Catalina ) 9月から10月にかけて、17等で条件良く観測できる。その後は急に暗くなり、12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 3 18.30 17 26.1 2.073 2.565 107 17.2 4:05 (337, 71) Sept. 9 3 21.21 16 45.2 2.016 2.592 113 17.2 4:10 ( 0, 72) P/2006 H1 ( McNaught ) 10月まで17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 23 44.45 -6 27.7 1.588 2.576 164 17.2 1:02 ( 0, 49) Sept. 9 23 39.16 -6 16.3 1.596 2.598 172 17.3 0:29 ( 0, 49) C/2003 K4 ( LINEAR ) 2004年に6等に達した彗星。1月まで眼視でも見えていた。すでに17.2等まで暗くなっている(8月9日、門田健一氏)。12月まで17〜18等で、ゆっくりと暗くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 3 5.28 -1 43.9 7.212 7.687 114 17.3 4:05 (353, 53) Sept. 9 3 2.87 -2 3.2 7.169 7.744 121 17.4 3:52 ( 0, 53) C/2006 K4 ( NEAT ) 2007年夏に14.5等に達するが、その頃は南半球でしか見えない。現在は17.2等(8月27日、J. Young)。日本からは、秋まで17.5等で条件良く見られる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 19 39.34 4 38.6 4.486 5.219 132 17.4 20:53 ( 0, 60) Sept. 9 19 34.73 3 16.6 4.518 5.173 125 17.4 20:21 ( 0, 58) C/2005 R4 ( LINEAR ) 2005年の暮れに17等で観測された。2006年は秋に17.5等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 2 49.95 24 39.5 4.903 5.358 111 17.5 4:05 (357, 80) Sept. 9 2 43.23 24 36.1 4.799 5.372 119 17.5 3:33 ( 0, 80) 112P/Urata-Niijima 8月2日には20.7等とたいへん暗かった(P. Birtwhistle)が、8月28日には17.9等(Filip Fratev)と、急激に増光している。今回は条件が非常に良い。今後はさらに急激に増光して、予報では、10月から11月にかけて16等に達する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 3 40.45 8 34.8 1.006 1.590 104 18.1 4:05 (333, 61) Sept. 9 3 53.29 11 33.4 0.933 1.563 107 17.7 4:11 (342, 65) 173P/2005 T1 ( Mueller 5 ) 近日点通過は2008年。これから数年間に渡って17等前後で観測できる。但し、近日点を通過した後は、すぐに暗くなってしまう可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 4 47.95 11 16.4 4.853 4.911 87 17.8 4:05 (304, 54) Sept. 9 4 50.60 11 15.1 4.735 4.899 93 17.8 4:11 (314, 59) P/2005 SB216 ( LONEOS ) 秋から冬にかけて17等に達する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 2 4 33.89 42 51.2 3.873 3.939 86 17.9 4:05 (241, 68) Sept. 9 4 39.15 43 47.5 3.771 3.929 91 17.8 4:11 (234, 73)