今週の明るい彗星 (2007年12月8日：北半球版)

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 Updated on December 12, 2007
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

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* 17P/Holmes

10月24日に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。12月9日になっても、まだ2.7等の明るさを保っている。バースト直後は完全に恒星状だったが、その後は丸い円盤状のコマが、次第に大きく広がってきている。視直径はおよそ70分角まで大きくなり、拡散して、巨大な星雲のように見えている。この彗星は、1892年の発見時にも、大バーストを起こして4等まで明るくなった。この時は、いったん暗くなった後で、再度また急増光を見せた。今後の明るさはまったく予想できないが、これからしばらく、非常に条件良く観測できる。空の条件が良ければ、まだしばらくは肉眼で明るく楽に見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   3  5.54   47 57.7   1.738   2.616   146    3.9  21:58 (180, 77)  
Dec. 15   3  1.32   46 51.5   1.796   2.645   142    4.2  21:26 (180, 78)

* 8P/Tuttle

1月に6等に達し、好条件で観測できる。現在、たいへん急激に明るくなっている。すでに7.9等(12月9日、吉田誠一)で、眼視でも明るい大きな拡散状で見える。日本からは、12月中旬までは一晩中観測でき、その後も2月上旬に7.5等で沈むまで観測できる。南半球では12月末まで見えないが、その後は暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  22 40.57   80 19.2   0.519   1.272   111    8.7  18:18 (178, 45)  
Dec. 15  23 58.14   73 11.6   0.413   1.215   114    7.8  18:27 (180, 52)

* C/2007 T1 ( McNaught )

現在は10.6等(10月14日、Mike Linnolt)。日本からはすでに見えない。南半球でも、11月中旬から1ヶ月ほどは観測できなくなっているが、12月中旬から2月にかけて10等で条件良く観測できる。3月には、再び日本でも夕空に11等で姿を現し、暗くなっていく様子を5月まで観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  17  5.58  -43  6.0   1.831   0.972    20    9.7  18:18 ( 54,-26)  
Dec. 15  17  4.89  -46 54.4   1.781   0.970    24    9.6   5:29 (311,-25)

* C/2007 F1 ( LONEOS )

すでに日本からは見えなくなったが、南半球では夕空の低空に見えている。10月28日に太陽に0.4天文単位まで接近し、5.3等に達した(10月25日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中で、すでに10.1等まで暗くなっている(12月1日、Marco Goiato)。近日点の直前には増光がかなり鈍ったが、通過した後は急激に減光している。今後、日本からは二度と見えないが、南半球では高度は低いながらも、暗くなっていく様子をずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  17 44.04  -55 52.2   1.689   1.037    34   11.3  18:18 ( 38,-26)  
Dec. 15  17 53.92  -58  4.9   1.824   1.167    35   12.0  18:20 ( 37,-29)

* 46P/Wirtanen

急激に明るくなってきている。すでに11.1等(12月9日、Marco Goiato)で、眼視でも明るく見えている。1月から3月にかけて8.5等に達し、好条件で観測できる。日本からは、2008年7月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  22 37.73  -21 59.0   1.075   1.293    77   12.0  18:18 ( 13, 32)  
Dec. 15  22 52.14  -19 24.7   1.064   1.245    74   11.5  18:20 ( 18, 34)

* C/2006 Q1 ( McNaught )

現在は12.5等と明るく、眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。2008年春に11等に達する。長期に渡って明るく見える彗星だが、しばらくは南天を移動する。南半球では、2008年夏までずっと条件良く観測できる。日本からは、10月から12月にかけていったん明け方の空に13等で姿を現すが、超低空で観測は困難。だが、2008年3月から6月にかけては、夕空で11等で眼視でも見えるだろう。その後、再び見えなくなるが、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   9 44.23  -46 27.0   3.419   3.480    85   12.9   4:39 (  0,  9)  
Dec. 15   9 47.90  -47 35.1   3.325   3.439    88   12.8   4:15 (  0,  7)

* (3200) Phaethon

12月初めに地球にかなり接近し、12.6等まで明るくなった(12月5日、Juan Jose Gonzalez)。ものすごいスピードで移動していく様子が好条件で観測できた。だが、すでに急激に暗く低くなり始めた。12月9日には、すでに14.0等まで暗くなっている(吉田誠一)。今後、数日のうちに観測できなくなってしまう。その後は二度と見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  12  2.11    8  9.4   0.130   0.967    78   13.1   5:24 (317, 57)  
Dec. 15  15 42.83  -23  1.1   0.160   0.841    24   18.7   5:29 (300,  3)

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

現在は14.0等と暗い(12月8日、吉田誠一)。7月末から観測できるようになったが、今シーズンはずっと暗い状態が続いており、一度も14等より明るくなっていない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   6 17.68   30 51.1   5.038   5.974   160   13.3   1:14 (  0, 86)  
Dec. 15   6 13.96   30 50.8   5.012   5.976   167   13.3   0:42 (  0, 86)

* 93P/Lovas 1

現在は12.8等と、眼視でも明るく見えている(12月8日、吉田誠一)。今後もしばらく位置の条件が良い。だが、1月からは次第に暗くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   0 39.42   26 36.0   0.967   1.707   122   13.4  19:33 (  0, 82)  
Dec. 15   0 48.52   27  2.4   1.009   1.705   117   13.5  19:14 (  0, 82)

* C/2006 OF2 ( Broughton )

すでに13.5等と明るく眼視でも見えている(11月13日、Juan Jose Gonzalez)。2008年の秋に10.5等に達し、条件良く見られる。ゆっくりと増光していく様子を、しばらく条件良く観測できる。ただ、最近はこの予報より暗く報告されており、秋から減光しているのかもしれない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  21 28.63   -4 36.3   4.097   3.838    67   13.9  18:18 ( 41, 42)  
Dec. 15  21 33.56   -3 57.4   4.140   3.785    62   13.9  18:20 ( 48, 39)

* C/2006 S5 ( Hill )

現在は14.0等と明るく、眼視でも見えている(12月8日、吉田誠一)。今後、来年の春まで、長期に渡って観測できる。3月までは14等で、眼視で見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   7 58.67   20 14.6   1.817   2.630   137   14.0   2:54 (  0, 75)  
Dec. 15   7 58.68   19 37.5   1.765   2.631   144   13.9   2:27 (  0, 75)

* C/2006 VZ13 ( LINEAR )

7月14日に7.2等に達した(Maik Meyer)後、8月13日には9.0等まで減光した(Carlos Labordena)。しばらく観測できなかったが、再び観測できるようになっている。南半球では次第に暗くなっていく様子を観測できる。日本からは、地平線すれすれのまま暗くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  11 37.47  -43  5.2   2.286   2.115    67   14.3   5:24 (347, 10)  
Dec. 15  11 23.10  -45  2.8   2.247   2.199    74   14.5   5:29 (356, 10)

* 110P/Hartley 3

現在は14.4等で、眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。2月まで、14.5〜15等で非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   5 24.22   32 18.7   1.540   2.513   168   14.6   0:20 (  0, 87)  
Dec. 15   5 17.94   31 40.2   1.530   2.507   171   14.6  23:42 (  0, 87)

* P/2007 H1 ( McNaught )

秋には12.6等に達し、眼視でも明るく見られた(10月5日、吉田誠一)。現在は暗くなりつつあるが、まだ14.0等と明るく眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。今後もしばらく条件良く観測できる。もう少し眼視で見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   0 16.20  -11 43.9   1.985   2.410   103   14.8  19:09 (  0, 43)  
Dec. 15   0 22.44  -10 46.5   2.082   2.425    98   15.0  18:48 (  0, 44)

* C/2006 U6 ( Spacewatch )

現在は15.9等(9月8日、門田健一氏)と、予報通りに明るくなってきている。2008年の春から夏にかけて、南天で13.5等に達する。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。だが、日本からは、1月まで超低空に位置した後は、観測できなくなる。その後は、2008年末に、15等まで暗くなってから、再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   0 16.41  -47  9.0   3.060   3.150    86   14.9  19:09 (  0,  8)  
Dec. 15   0 15.62  -47 13.9   3.108   3.107    80   14.9  18:41 (  0,  8)

* C/2006 K4 ( NEAT )

現在は15.8等(9月2日、R. Salvo)。2008年春まで長期に渡って15等を保つ。南の空を移動するため、南半球では、冬にはいったん低くなるが、ずっと条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できないだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  17 21.19  -62 30.1   3.880   3.190    40   15.0  18:18 ( 32,-31)  
Dec. 15  17 28.77  -63 34.0   3.878   3.192    40   15.0  18:20 ( 32,-34)

* 192P/2007 T3 ( Shoemaker-Levy 1 )

10月12日に18.0等と、予報通りの明るさで検出された。日本からも夕方の空に高く見えるようになってくる。12月から2月にかけて、夕空で14.5等に達するが、高度は30度程度。その後、4月に17等で西空に低くなるまで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  21 56.71  -32 13.5   1.557   1.465    65   15.3  18:18 ( 20, 20)  
Dec. 15  22 18.71  -28 36.2   1.578   1.460    64   15.1  18:20 ( 22, 23)

* C/2005 L3 ( McNaught )

2007年の春から秋にかけて、14等で眼視でも見えた。現在は観測不可能。だが、2008年の春には、再び高い位置で、14等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  17  0.07   -0  8.2   6.498   5.600    22   15.1  18:18 ( 93, -5)  
Dec. 15  17  2.37    0 10.6   6.482   5.598    24   15.1   5:29 (270,  0)

* C/2006 V1 ( Catalina )

2007年春から夏にかけて、16等で観測された。しばらく観測できなかったが、南半球では再び姿を現してきた。今後、2008年夏まで16等で条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  15 16.45  -41 38.2   3.504   2.678    28   15.2   5:24 (314,-11)  
Dec. 15  15 34.48  -42 58.1   3.483   2.682    30   15.2   5:29 (316,-10)

* C/2007 G1 ( LINEAR )

現在は15.6等(11月24日、門田健一氏)。現在は一時的に観測できなくなっているが、1月からは明け方の空で次第に高くなっていく。2008年春から2009年春にかけて、長期に渡って12等と明るくなる。但し、彗星は南下するため、日本からは8月までしか観測できない。南半球ではずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  17 15.10    4 28.0   5.199   4.349    27   15.5  18:18 ( 95,  1)  
Dec. 15  17 20.36    3 36.3   5.153   4.298    26   15.4   5:29 (264, -2)

* C/2006 XA1 ( LINEAR )

2007年春に13.2等に達した(5月12日、Carlos Labordena)が、その後は長期に渡って観測不可能だった。南半球では、明け方の空に現れてくる。だが、日本からは超低空のため、観測できないだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  14  2.30  -36 13.3   3.165   2.491    39   15.4   5:24 (320,  3)  
Dec. 15  14 15.58  -38  4.3   3.173   2.548    43   15.6   5:29 (324,  4)

* C/2007 B2 ( Skiff )

現在は16.1等(11月30日、門田健一氏)と、予報どおりに明るくなってきている。来年3月から7月にかけて13.5等に達し、眼視でも観測できるだろう。これから来年5月までは、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  12 24.40   12 12.9   4.014   3.880    75   15.6   5:24 (304, 55)  
Dec. 15  12 29.70   11 31.1   3.875   3.839    80   15.5   5:29 (314, 59)

* 50P/Arend

現在は15.0等で眼視でも見えている(12月8日、吉田誠一)。2008年春に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   1 52.93   45 31.1   1.117   1.953   136   15.5  20:46 (180, 79)  
Dec. 15   1 54.65   45  8.1   1.165   1.964   131   15.6  20:20 (180, 80)

* C/2006 W3 ( Christensen )

すでに14.3等と明るく、眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。2009年夏に11等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   5 16.94   63 52.3   5.276   6.050   138   15.6   0:14 (180, 61)  
Dec. 15   5  0.80   64  8.7   5.226   6.002   138   15.6  23:24 (180, 61)

* 191P/2007 N1 ( McNaught )

近日点を通過した後も増光して、現在は14.1等まで明るくなり、眼視でも見えている(12月8日、吉田誠一)。しばらく条件良く観測できる。だが、今後は急激に暗くなっていくと思われる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   2 37.73    3 11.9   1.294   2.152   141   15.9  21:30 (  0, 58)  
Dec. 15   2 37.22    4  4.8   1.361   2.169   134   16.1  21:02 (  0, 59)

* C/2006 K1 ( McNaught )

現在は16.2等(11月24日、門田健一氏)。しばらく南半球でしか観測できなかったが、ようやく日本からも見えるようになってきた。3月まで夕空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   3  0.10  -24 44.1   3.937   4.571   124   16.1  21:52 (  0, 30)  
Dec. 15   2 56.33  -23 26.2   4.005   4.586   120   16.1  21:21 (  0, 32)

* 188P/2007 J7 ( LINEAR-Mueller )

1998年に14等で発見された新周期彗星の、初回帰。秋には14.4等で眼視でも見えた(10月6日、吉田誠一)。だが、今後は暗くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  23 55.36    5  9.7   2.106   2.553   105   16.2  18:48 (  0, 60)  
Dec. 15   0  0.46    5 55.1   2.191   2.552    99   16.3  18:26 (  0, 61)

* 2005 WY3

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。8月下旬には、18等の小惑星状と観測されている。2月から3月にかけて15等に達する。その後、7月に18等以下になるまで、日本からはずっと観測できる。近日点距離は1.8天文単位とやや大きいが、これから彗星活動を見せるかもしれない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   9 21.04  -25 30.9   1.413   1.856    99   16.4   4:16 (  0, 30)  
Dec. 15   9 30.88  -27 17.1   1.351   1.836   102   16.3   3:58 (  0, 28)

* 70P/Kojima

現在は16.8等(11月23日、門田健一氏)と、予報どおりに明るくなっている。これから来年4月まで、長期に渡って16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  11 46.24    4 58.3   1.996   2.076    80   16.5   5:24 (325, 55)  
Dec. 15  11 57.11    4 15.3   1.934   2.090    84   16.4   5:29 (334, 57)

* 74P/Smirnova-Chernykh

2009年から2010年にかけて15等に達する。現在は17.3等(11月4日、J. A. Henriquez)。冬まで16.5等で条件良く観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   5 12.94   23 10.6   3.059   4.043   176   16.6   0:09 (  0, 78)  
Dec. 15   5  7.82   23 12.5   3.052   4.034   175   16.5  23:32 (  0, 78)

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

2005年末から2006年前半にかけて、13等で眼視でも明るく観測された。現在は減光中。再び明け方の空に高くなってきた。6月まで、長期に渡って17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  14  8.44    1  6.4   7.472   6.843    47   16.7   5:24 (291, 29)  
Dec. 15  14 11.99    0 43.9   7.420   6.875    53   16.7   5:29 (297, 34)

* C/2006 K3 ( McNaught )

近日点通過前はずっと16.5〜17等で、ほとんど増光しなかった。現在は17.9等まで暗くなっている(11月17日、門田健一氏)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   0 21.83   56 28.2   3.167   3.762   120   16.8  19:14 (180, 69)  
Dec. 15   0 12.87   55 27.9   3.287   3.813   115   16.9  18:38 (180, 70)

* 117P/Helin-Roman-Alu 1

2005年と2006年に13.5等に達し、眼視でも見られた。すでに太陽から遠ざかっているが、予想より減光が遅く、現在も16.3等と明るい(11月7日、門田健一氏)。2月まで条件良く、16〜17等で観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   1 43.59    6 24.3   3.557   4.266   130   16.9  20:36 (  0, 61)  
Dec. 15   1 42.25    6 30.8   3.658   4.281   123   17.0  20:07 (  0, 62)

* C/2007 U1 ( LINEAR )

2008年秋に15.5等に達し、条件良く観測できる。この冬は、3月まで17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   6 46.98    2  0.1   3.164   4.020   146   17.0   1:43 (  0, 57)  
Dec. 15   6 33.37    2 14.5   3.079   3.985   153   16.9   1:02 (  0, 57)

* P/2007 T6 ( Catalina )

2月まで17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   9 25.78   22 32.4   1.772   2.403   118   17.0   4:21 (  0, 77)  
Dec. 15   9 28.79   23 47.2   1.720   2.424   125   17.0   3:56 (  0, 79)

* C/2006 M1 ( LINEAR )

現在は17.5等(11月25日、門田健一氏)。木星よりも遠くにあるため、冬まで長期に渡って17等を保つ。北天を移動するため、今後はずっと高い位置で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   2 32.78   19 38.4   3.564   4.419   146   17.2  21:25 (  0, 75)  
Dec. 15   2 30.92   18 25.6   3.668   4.454   138   17.3  20:56 (  0, 73)

* 65P/Gunn

2010年に13等に達する。現在は遠日点に近いが、秋から冬にかけて、17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   9  5.09   26 40.7   3.726   4.353   123   17.3   4:00 (  0, 82)  
Dec. 15   9  3.81   27  5.9   3.628   4.341   131   17.2   3:32 (  0, 82)

* C/2007 W1 ( Boattini )

2008年6月下旬に太陽に0.85天文単位まで接近し、6等に達すると期待されている。日本からは、これからしばらく条件が良く、明るくなっていく様子を観測できる。2月には14等になり、眼視でも見え始めるだろう。その後、5月25日頃に7.5等になるまで観測できる。近日点の頃は1ヶ月半ほど観測できなくなるが、7月上旬には再び明け方の空に7等で姿を現し、その後は次第に暗くなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球では、6月中旬に低くなるが、暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  12  2.53   -1 57.0   3.258   3.134    74   17.5   5:24 (325, 47)  
Dec. 15  12  8.89   -2 51.8   3.076   3.052    79   17.3   5:29 (334, 49)

* C/2007 T5 ( Gibbs )

5月まで17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   8 36.48   25  0.4   3.574   4.274   129   17.6   3:32 (  0, 80)  
Dec. 15   8 35.76   26  8.8   3.480   4.256   137   17.5   3:04 (  0, 81)

* P/2007 V1 ( Larson )

現在、17.5等で条件良く観測できるが、1月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   2 53.31   29 55.3   1.769   2.677   151   17.5  21:45 (  0, 85)  
Dec. 15   2 50.58   29 44.8   1.814   2.677   144   17.6  21:15 (  0, 85)

* C/2007 D1 ( LINEAR )

現在は17.8等(11月18日、門田健一氏)。2007年初めに17.5等で観測された。この冬も再び17.5等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  11 10.18   -2 19.0   8.864   8.850    85   17.7   5:24 (344, 51)  
Dec. 15  11 11.43   -2 17.2   8.752   8.854    92   17.7   5:29 (356, 53)

* C/2007 M2 ( Catalina )

2008年春から2009年春まで、1年に渡って16等を保つ。日本からは、2008年春まで増光していく様子を条件良く観測できる。但し、彗星が南下するため、2008年7月からは二度と観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  12 52.97   15 53.9   5.036   4.806    70   17.8   5:24 (292, 53)  
Dec. 15  12 54.56   15 22.2   4.890   4.766    77   17.7   5:29 (301, 58)

* P/2004 F3 ( NEAT )

2004年と2005年に14〜15等と明るく観測された。すでに遠日点に近いが、2007年も秋に17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   2 42.65    4 47.5   4.089   4.913   143   17.7  21:35 (  0, 60)  
Dec. 15   2 39.74    4 54.6   4.169   4.921   135   17.8  21:04 (  0, 60)

* 179P/2006 U2 ( Jedicke )

現在は17.5等(11月7日、門田健一氏)。現在が明るさのピークだが、今後はしばらく観測条件が良い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   3 20.92   -4 57.0   3.250   4.087   143   17.8  22:13 (  0, 50)  
Dec. 15   3 17.91   -4 34.1   3.303   4.087   137   17.8  21:42 (  0, 50)

* 180P/2006 U3 ( NEAT )

最近の観測がないが、すでに18等まで明るくなっているはず。これから春まで、しばらく条件良く観測できる。3月に16.5等に達する。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8  10 39.32   24 10.9   2.305   2.700   102   17.9   5:24 (348, 79)  
Dec. 15  10 45.91   24 38.3   2.205   2.683   108   17.8   5:13 (  0, 80)

* 173P/2005 T1 ( Mueller 5 )

昨年の冬は16.5等〜17等で観測された。この冬も好条件で観測できる。計算では16等で見えるはず。だが、秋には18.5等と、予報よりかなり暗かった。発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に突然に暗くなってしまった可能性もある。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  8   8  5.29   23 34.7   3.499   4.271   136   18.5   3:01 (  0, 79)  
Dec. 15   8  3.31   24  3.0   3.427   4.266   144   18.5   2:31 (  0, 79)

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