今週の明るい彗星 (2007年12月15日：南半球版)

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 Updated on December 20, 2007
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。

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* 17P/Holmes

10月24日に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。12月9日になっても、まだ2.7等の明るさを保っている。バースト直後は完全に恒星状だったが、その後は丸い円盤状のコマが、次第に大きく広がってきている。視直径はおよそ70分角まで大きくなり、拡散して、巨大な星雲のように見えている。この彗星は、1892年の発見時にも、大バーストを起こして4等まで明るくなった。この時は、いったん暗くなった後で、再度また急増光を見せた。今後の明るさはまったく予想できないが、これからしばらく、非常に条件良く観測できる。この予報よりも明るいだろう。空の条件が良ければ、まだしばらくは肉眼で楽に見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   3  1.32   46 51.5   1.796   2.645   142    4.2  21:26 (180,  8)  
Dec. 22   2 58.92   45 42.4   1.864   2.675   137    4.5  21:00 (179,  9)

* 8P/Tuttle

1月に6等に達し、好条件で観測できる。現在、たいへん急激に明るくなっている。すでに7.9等(12月9日、吉田誠一)で、眼視でも明るい大きな拡散状で見える。日本からは、12月中旬までは一晩中観測でき、その後も2月上旬に7.5等で沈むまで観測できる。南半球では12月末まで見えないが、その後は暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  23 58.14   73 11.6   0.413   1.215   114    7.8  20:55 (169,-21)  
Dec. 22   0 49.07   60  5.8   0.322   1.163   116    6.9  21:00 (164, -8)

* C/2007 T1 ( McNaught )

現在は10.6等(10月14日、Mike Linnolt)。日本からはすでに見えない。南半球でも、11月中旬から1ヶ月ほどは観測できなくなっているが、12月中旬から2月にかけて10等で条件良く観測できる。3月には、再び日本でも夕空に11等で姿を現し、暗くなっていく様子を5月まで観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  17  4.89  -46 54.4   1.781   0.970    24    9.6   2:53 (328,  3)  
Dec. 22  17  4.04  -50 58.3   1.712   0.983    29    9.6   2:55 (327, 10)

* 46P/Wirtanen

急激に明るくなってきている。すでに11.1等(12月9日、Marco Goiato)で、眼視でも明るく見えている。1月から3月にかけて8.5等に達し、好条件で観測できる。日本からは、2008年7月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  22 52.14  -19 24.7   1.064   1.245    74   11.5  20:55 ( 93, 40)  
Dec. 22  23  7.97  -16 34.0   1.050   1.200    72   11.0  21:00 ( 94, 35)

* C/2007 F1 ( LONEOS )

すでに日本からは見えなくなったが、南半球では夕空の低空に見えている。10月28日に太陽に0.4天文単位まで接近し、5.3等に達した(10月25日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中で、すでに10.1等まで暗くなっている(12月1日、Marco Goiato)。近日点の直前には増光がかなり鈍ったが、通過した後は急激に減光している。今後、日本からは二度と見えないが、南半球では高度は低いながらも、暗くなっていく様子をずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  17 53.92  -58  4.9   1.824   1.167    35   12.0  20:55 ( 25, 13)  
Dec. 22  18  3.72  -60  3.7   1.941   1.293    36   12.6  21:00 ( 21, 12)

* C/2006 Q1 ( McNaught )

現在は12.5等と明るく、眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。2008年春に11等に達する。長期に渡って明るく見える彗星だが、しばらくは南天を移動する。南半球では、2008年夏までずっと条件良く観測できる。日本からは、10月から12月にかけていったん明け方の空に13等で姿を現すが、超低空で観測は困難。だが、2008年3月から6月にかけては、夕空で11等で眼視でも見えるだろう。その後、再び見えなくなるが、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   9 47.90  -47 35.1   3.325   3.439    88   12.8   2:53 (316, 70)  
Dec. 22   9 50.64  -48 38.2   3.231   3.398    91   12.7   2:55 (327, 73)

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

現在は14.0等と暗い(12月8日、吉田誠一)。7月末から観測できるようになったが、今シーズンはずっと暗い状態が続いており、一度も14等より明るくなっていない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   6 13.96   30 50.8   5.012   5.976   167   13.3   0:42 (180, 24)  
Dec. 22   6 10.08   30 48.7   5.002   5.978   172   13.3   0:11 (180, 24)

* 93P/Lovas 1

現在は12.8等と、眼視でも明るく見えている(12月8日、吉田誠一)。今後もしばらく位置の条件が良い。だが、1月からは次第に暗くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   0 48.52   27  2.4   1.009   1.705   117   13.5  20:55 (155, 23)  
Dec. 22   0 59.49   27 32.1   1.055   1.705   113   13.6  21:00 (151, 21)

* C/2006 OF2 ( Broughton )

すでに13.5等と明るく眼視でも見えている(11月13日、Juan Jose Gonzalez)。2008年の秋に10.5等に達し、条件良く見られる。ゆっくりと増光していく様子を、しばらく条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  21 33.56   -3 57.4   4.140   3.785    62   13.9  20:55 ( 96, 15)  
Dec. 22  21 39.05   -3 14.7   4.178   3.733    56   13.8  21:00 ( 93,  9)

* C/2006 S5 ( Hill )

現在は14.0等と明るく、眼視でも見えている(12月8日、吉田誠一)。今後、来年の春まで、長期に渡って観測できる。3月までは14等で、眼視で見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   7 58.68   19 37.5   1.765   2.631   144   13.9   2:27 (180, 35)  
Dec. 22   7 57.58   19  1.9   1.725   2.634   151   13.9   1:58 (180, 36)

* C/2006 VZ13 ( LINEAR )

7月14日に7.2等に達した(Maik Meyer)後、8月13日には9.0等まで減光した(Carlos Labordena)。しばらく観測できなかったが、再び観測できるようになっている。南半球では次第に暗くなっていく様子を観測できる。日本からは、地平線すれすれのまま暗くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 23.10  -45  2.8   2.247   2.199    74   14.5   2:53 (300, 55)  
Dec. 22  11  5.33  -46 49.7   2.209   2.283    81   14.7   2:55 (306, 63)

* 110P/Hartley 3

現在は14.4等で、眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。2月まで、14.5〜15等で非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   5 17.94   31 40.2   1.530   2.507   171   14.6  23:42 (180, 23)  
Dec. 22   5 11.82   30 55.7   1.534   2.503   167   14.7  23:08 (180, 24)

* C/2006 U6 ( Spacewatch )

現在は15.9等(9月8日、門田健一氏)と、予報通りに明るくなってきている。2008年の春から夏にかけて、南天で13.5等に達する。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。だが、日本からは、1月まで超低空に位置した後は、観測できなくなる。その後は、2008年末に、15等まで暗くなってから、再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   0 15.62  -47 13.9   3.108   3.107    80   14.9  20:55 ( 54, 62)  
Dec. 22   0 16.24  -47 12.3   3.152   3.065    75   14.9  21:00 ( 56, 57)

* 192P/2007 T3 ( Shoemaker-Levy 1 )

10月12日に18.0等と、予報通りの明るさで検出された。現在は15.3等(12月16日、門田健一氏)と、予報どおり、急激に明るくなってきた。日本からも夕方の空に見えるようになってきた。12月から2月にかけて、夕空で14.5等に達するが、高度は30度程度。その後、4月に17等で西空に低くなるまで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  22 18.71  -28 36.2   1.578   1.460    64   15.1  20:55 ( 79, 37)  
Dec. 22  22 40.04  -24 48.1   1.605   1.461    63   14.9  21:00 ( 82, 33)

* C/2006 K4 ( NEAT )

現在は15.8等(9月2日、R. Salvo)。2008年春まで長期に渡って15等を保つ。南の空を移動するため、南半球では、冬にはいったん低くなるが、ずっと条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できないだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  17 28.77  -63 34.0   3.878   3.192    40   15.0  20:55 ( 19, 15)  
Dec. 22  17 37.00  -64 44.9   3.866   3.196    41   15.0   2:55 (340, 17)

* P/2007 H1 ( McNaught )

秋には12.6等に達し、眼視でも明るく見られた(10月5日、吉田誠一)。現在は暗くなりつつあるが、まだ14.0等と明るく眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。今後もしばらく条件良く観測できる。もう少し眼視で見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   0 22.44  -10 46.5   2.082   2.425    98   15.0  20:55 (122, 52)  
Dec. 22   0 29.42   -9 44.4   2.181   2.442    93   15.1  21:00 (117, 47)

* C/2005 L3 ( McNaught )

2007年の春から秋にかけて、14等で眼視でも見えた。現在は観測不可能。だが、2008年の春には、再び高い位置で、14等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  17  2.37    0 10.6   6.482   5.598    24   15.1   2:53 (295,-31)  
Dec. 22  17  4.63    0 32.8   6.452   5.596    27   15.1   2:55 (290,-26)

* C/2006 V1 ( Catalina )

2007年春から夏にかけて、16等で観測された。しばらく観測できなかったが、南半球では再び姿を現してきた。今後、2008年夏まで16等で条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  15 34.48  -42 58.1   3.483   2.682    30   15.2   2:53 (314, 12)  
Dec. 22  15 52.94  -44 11.8   3.460   2.688    32   15.2   2:55 (314, 15)

* C/2007 G1 ( LINEAR )

現在は15.6等(11月24日、門田健一氏)。現在は一時的に観測できなくなっているが、1月からは明け方の空で次第に高くなっていく。2008年春から2009年春にかけて、長期に渡って12等と明るくなる。但し、彗星は南下するため、日本からは8月までしか観測できない。南半球ではずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  17 20.36    3 36.3   5.153   4.298    26   15.4   2:53 (296,-37)  
Dec. 22  17 25.69    2 48.0   5.096   4.247    27   15.3   2:55 (291,-32)

* C/2007 B2 ( Skiff )

現在は16.1等(11月30日、門田健一氏)と、予報どおりに明るくなってきている。来年3月から7月にかけて13.5等に達し、眼視でも観測できるだろう。これから来年5月までは、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  12 29.70   11 31.1   3.875   3.839    80   15.5   2:53 (243, 16)  
Dec. 22  12 34.56   10 51.7   3.735   3.798    86   15.4   2:55 (239, 21)

* C/2006 W3 ( Christensen )

すでに14.3等と明るく、眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。2009年夏に11等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   5  0.80   64  8.7   5.226   6.002   138   15.6  23:24 (180, -9)  
Dec. 22   4 44.38   64 12.1   5.192   5.954   137   15.5  22:40 (180, -9)

* 50P/Arend

現在は15.0等で眼視でも見えている(12月8日、吉田誠一)。2008年春に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   1 54.65   45  8.1   1.165   1.964   131   15.6  20:55 (174,  9)  
Dec. 22   1 58.75   44 42.7   1.220   1.978   127   15.7  21:00 (169,  9)

* 191P/2007 N1 ( McNaught )

近日点を通過した後も増光して、現在は14.1等まで明るくなり、眼視でも見えている(12月8日、吉田誠一)。しばらく条件良く観測できる。だが、今後は急激に暗くなっていくと思われる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   2 37.22    4  4.8   1.361   2.169   134   16.1  21:02 (180, 51)  
Dec. 22   2 38.11    5  3.7   1.435   2.187   128   16.2  21:00 (170, 49)

* C/2006 K1 ( McNaught )

現在は16.2等(11月24日、門田健一氏)。3月まで夕空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   2 56.33  -23 26.2   4.005   4.586   120   16.1  21:21 (180, 78)  
Dec. 22   2 53.27  -22  2.8   4.084   4.601   116   16.2  21:00 (170, 77)

* 2005 WY3

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。8月下旬には、18等の小惑星状と観測されている。2月から3月にかけて15等に達する。その後、7月に18等以下になるまで、日本からはずっと観測できる。近日点距離は1.8天文単位とやや大きいが、これから彗星活動を見せるかもしれない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   9 30.88  -27 17.1   1.351   1.836   102   16.3   2:53 (245, 74)  
Dec. 22   9 39.91  -28 51.8   1.292   1.819   105   16.2   2:55 (240, 79)

* 188P/2007 J7 ( LINEAR-Mueller )

秋には14.4等で眼視でも見えた(10月6日、吉田誠一)。だが、今後は暗くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   0  0.46    5 55.1   2.191   2.552    99   16.3  20:55 (132, 36)  
Dec. 22   0  6.50    6 44.9   2.279   2.552    94   16.4  21:00 (126, 31)

* 70P/Kojima

現在は16.8等(11月23日、門田健一氏)と、予報どおりに明るくなっている。これから来年4月まで、長期に渡って16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 57.11    4 15.3   1.934   2.090    84   16.4   2:53 (243, 27)  
Dec. 22  12  7.19    3 38.8   1.872   2.106    89   16.4   2:55 (240, 31)

* 74P/Smirnova-Chernykh

2009年から2010年にかけて15等に達する。現在は17.3等(11月4日、J. A. Henriquez)。冬まで16.5等で条件良く観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   5  7.82   23 12.5   3.052   4.034   175   16.5  23:32 (180, 32)  
Dec. 22   5  2.80   23 13.7   3.060   4.025   167   16.5  22:59 (180, 32)

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

2005年末から2006年前半にかけて、13等で眼視でも明るく観測された。現在は減光中。再び明け方の空に高くなってきた。6月まで、長期に渡って17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  14 11.99    0 43.9   7.420   6.875    53   16.7   2:53 (268,  2)  
Dec. 22  14 15.27    0 23.8   7.360   6.907    59   16.7   2:55 (264,  8)

* C/2007 U1 ( LINEAR )

2008年秋に15.5等に達し、条件良く観測できる。この冬は、3月まで17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   6 33.37    2 14.5   3.079   3.985   153   16.9   1:02 (180, 53)  
Dec. 22   6 18.81    2 35.1   3.019   3.951   158   16.9   0:20 (180, 52)

* P/2007 T6 ( Catalina )

2月まで17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   9 28.79   23 47.2   1.720   2.424   125   17.0   2:53 (197, 29)  
Dec. 22   9 30.36   25 11.3   1.676   2.446   131   17.0   2:55 (189, 29)

* 117P/Helin-Roman-Alu 1

2005年と2006年に13.5等に達し、眼視でも見られた。すでに太陽から遠ざかっているが、予想より減光が遅く、現在も16.3等と明るい(11月7日、門田健一氏)。2月まで条件良く、16〜17等で観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   1 42.25    6 30.8   3.658   4.281   123   17.0  20:55 (162, 47)  
Dec. 22   1 41.68    6 41.4   3.767   4.295   116   17.1  21:00 (151, 44)

* C/2007 W1 ( Boattini )

2008年6月下旬に太陽に0.85天文単位まで接近し、6等に達すると期待されている。日本からは、これからしばらく条件が良く、明るくなっていく様子を観測できる。2月には14等になり、眼視でも見え始めるだろう。その後、5月25日頃に7.5等になるまで観測できる。近日点の頃は1ヶ月半ほど観測できなくなるが、7月上旬には再び明け方の空に7等で姿を現し、その後は次第に暗くなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球では、6月中旬に低くなるが、暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  12  8.89   -2 51.8   3.076   3.052    79   17.3   2:53 (251, 29)  
Dec. 22  12 15.03   -3 46.8   2.893   2.968    84   17.0   2:55 (248, 34)

* 65P/Gunn

2010年に13等に達する。現在は遠日点に近いが、秋から冬にかけて、17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   9  3.81   27  5.9   3.628   4.341   131   17.2   2:53 (190, 27)  
Dec. 22   9  1.66   27 33.8   3.540   4.328   138   17.2   2:55 (182, 27)

* C/2006 M1 ( LINEAR )

現在は17.5等(11月25日、門田健一氏)。木星よりも遠くにあるため、冬まで長期に渡って17等を保つ。北天を移動するため、今後はずっと高い位置で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   2 30.92   18 25.6   3.668   4.454   138   17.3  20:56 (180, 37)  
Dec. 22   2 29.79   17 19.3   3.783   4.490   130   17.4  21:00 (170, 37)

* C/2007 T5 ( Gibbs )

5月まで17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   8 35.76   26  8.8   3.480   4.256   137   17.5   2:53 (183, 29)  
Dec. 22   8 34.24   27 21.8   3.398   4.239   144   17.4   2:35 (180, 28)

* C/2002 VQ94 ( LINEAR )

2005年から2007年にかけて、長期に渡って16.5等で観測された。現在は減光中だが、2008年7月まで、長期に渡って17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  14 30.21   15 57.5   8.522   8.050    58   17.5   2:53 (258,-10)  
Dec. 22  14 32.37   15 45.1   8.459   8.073    63   17.5   2:55 (254, -4)

* P/2007 V1 ( Larson )

現在、17.5等で条件良く観測できるが、1月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   2 50.58   29 44.8   1.814   2.677   144   17.6  21:15 (180, 25)  
Dec. 22   2 49.18   29 34.6   1.869   2.678   137   17.6  21:00 (177, 25)

* C/2007 M2 ( Catalina )

2008年春から2009年春まで、1年に渡って16等を保つ。日本からは、2008年春まで増光していく様子を条件良く観測できる。但し、彗星が南下するため、2008年7月からは二度と観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  12 54.56   15 22.2   4.890   4.766    77   17.7   2:53 (244,  9)  
Dec. 22  12 55.61   14 53.7   4.740   4.727    83   17.6   2:55 (240, 14)

* 180P/2006 U3 ( NEAT )

現在は18.3等(12月14日、門田健一氏)。これから春まで、しばらく条件良く観測できる。3月に16.5等に達する。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  10 45.91   24 38.3   2.205   2.683   108   17.8   2:53 (214, 22)  
Dec. 22  10 51.63   25 14.0   2.109   2.666   114   17.6   2:55 (209, 24)

* C/2007 D1 ( LINEAR )

現在は17.8等(11月18日、門田健一氏)。2007年初めに17.5等で観測された。この冬も再び17.5等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 11.43   -2 17.2   8.752   8.854    92   17.7   2:53 (239, 39)  
Dec. 22  11 12.35   -2 12.9   8.641   8.859    99   17.7   2:55 (232, 44)

* P/2004 F3 ( NEAT )

2004年と2005年に14〜15等と明るく観測された。すでに遠日点に近いが、2007年も秋に17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   2 39.74    4 54.6   4.169   4.921   135   17.8  21:04 (180, 50)  
Dec. 22   2 37.44    5  5.4   4.259   4.930   128   17.8  21:00 (170, 49)

* 124P/Mrkos

現在は18.4等(12月15日、門田健一氏)。2月から4月にかけて16等に達し、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11  4.50   56 28.0   1.382   1.978   112   18.0   2:53 (201, -7)  
Dec. 22  11 15.92   57  8.0   1.301   1.936   115   17.8   2:55 (198, -7)

* 179P/2006 U2 ( Jedicke )

現在は17.5等(11月7日、門田健一氏)。現在が明るさのピークだが、今後はしばらく観測条件が良い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   3 17.91   -4 34.1   3.303   4.087   137   17.8  21:42 (180, 60)  
Dec. 22   3 15.52   -4  5.1   3.367   4.088   131   17.9  21:13 (180, 59)

* 173P/2005 T1 ( Mueller 5 )

昨年の冬は16.5等〜17等で観測された。この冬も好条件で観測できる。計算では16等で見えるはず。だが、秋には18.5等と、予報よりかなり暗かった。発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に突然に暗くなってしまった可能性もある。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   8  3.31   24  3.0   3.427   4.266   144   18.5   2:31 (180, 31)  
Dec. 22   8  0.61   24 33.3   3.367   4.262   152   18.5   2:01 (180, 30)

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