今週の明るい彗星 (2008年7月19日：北半球版)

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先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

ホームズ彗星 (17P) 10月24日に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。4月30日になっても、まだ5.5等の明るさを保っていた(Carlos Labordena)が、かなり淡く見づらくなった。大きさは60分角以上まで広がっていた。この夏は観測できない。だが、秋には再び好条件で観測できる。最高の空の条件に恵まれれば、全光度は5〜6等で、1〜2度まで広がった、極端に淡い光芒が捉えられるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 7 27.87 31 53.1 4.549 3.563 12 6.0 3:18 (224, -6) July 26 7 37.74 31 25.1 4.559 3.591 15 6.1 3:25 (228, -2) ボアッティーニ彗星 (C/2007 W1) 6月には4.7等に達し、視直径は20分角と、明るく大きく見えた(6月12日、Marco Goiato)。現在は減光中だが、まだ6.2等と明るい(7月17日、Marco Goiato)。日本からも、7月上旬から再び観測できるようになっている。今後はずっと条件良く観測できる。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 3 2.33 11 33.4 0.420 0.959 70 6.4 3:18 (278, 32) July 26 2 54.79 14 48.8 0.469 1.024 77 7.0 3:25 (282, 42) マクノート彗星 (C/2008 A1) 現在は9.5等(7月14日、Alexandre Amorim)。9月に6等に達すると期待されている。6月までは順調に増光していたが、最近は予報よりやや暗くなってきた。増光が鈍ってきたかもしれない。ずっと南天を移動するため、日本からはしばらく見えない。9月下旬に夕空に6等で姿を現した後、年末に9等になるまで、夕空の低空に位置し続ける。その後は明け方の空に回り、北天で暗くなっていく様子をずっと観測できる。南半球では、10月下旬までずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 7 50.71 -41 16.1 1.768 1.574 62 8.2 3:18 (294,-51) July 26 8 19.31 -43 8.6 1.665 1.499 62 7.9 3:25 (298,-50) フィンレー彗星 (15P) 現在は9.2等と、かなり明るくなっている(7月15日、Juan Jose Gonzalez)。7月中は10等と明るい。だが、日本からはしばらく超低空にしか見えない。7月下旬からは次第に高くなっていき、暗くなる様子を観測できる。9月まで眼視で見えそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 4 55.02 24 16.5 1.563 1.045 41 10.1 3:18 (251, 16) July 26 5 22.60 25 25.1 1.608 1.086 41 10.3 3:25 (251, 18) ボアッティーニ彗星 (C/2008 J1) 急激に明るくなり、現在は9.8等とかなり明るい(7月7日、Juan Jose Gonzalez)。日本では、2009年春に暗くなるまで、ずっと観測できる。夏から秋にかけては北極に近づき、一晩中観測できる。8月までは10等と明るく、その後も10月頃まで眼視で見られそう。南半球では二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 22 3.28 74 53.5 1.541 1.726 82 10.2 2:15 (180, 50) July 26 21 58.91 78 56.9 1.577 1.732 80 10.3 1:44 (180, 46) ボレリー彗星 (19P) Marco Goiato氏は、7月13日に9.5等と、この予報よりかなり明るいと報告している。だが、その他の観測者からは報告はまったく無い。今回帰は条件が悪い。南半球ではずっと超低空か、地平線の下になり、ほとんど観測できない。日本からは、まもなく明け方の空に姿を現す。今後は、明け方の空で暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 5 52.75 20 29.9 2.160 1.355 28 11.1 3:18 (247, 3) July 26 6 16.63 22 12.0 2.145 1.355 29 11.0 3:25 (247, 6) ブロートン彗星 (C/2006 OF2) 現在は11.7等と明るい(7月15日、Juan Jose Gonzalez)。ほぼ予報どおりに増光してきている。2008年の秋に10.5等に達し、条件良く見られる。今後は2009年5月まで、1年に渡ってずっと14等より明るく、眼視で観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 2 55.46 44 1.8 2.772 2.516 64 11.2 3:18 (240, 46) July 26 3 11.74 45 52.4 2.699 2.497 67 11.1 3:25 (238, 49) ダレスト彗星 (6P) 予報通りに、急激に増光している。すでに、CCDでは14.0等(6月27日、Michael Jager)、眼視では12.4等(7月6日、Marco Goiato)まで明るくなってきた。1〜2分角のコマが広がっている。今後は急激に増光していく。夏から秋にかけて9等に達し、しばらく明るく観測できる。最盛期は南に低いが、日本からは暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 19 42.81 5 42.7 0.404 1.389 153 12.2 23:52 ( 0, 60) July 26 19 48.92 0 51.7 0.377 1.373 158 11.6 23:31 ( 0, 55) マクノート彗星 (C/2006 Q1) 5月に10.9等に達した(5月11日、Marco Goiato)。現在はゆっくりと減光中。南半球では、8月下旬に12等になるまで観測できる。日本からはまもなく観測できなくなる。だが、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 11 29.48 -5 44.2 3.150 2.768 59 11.7 20:53 ( 79, 6) July 26 11 40.35 -5 0.2 3.237 2.773 54 11.8 20:46 ( 81, 5) 鹿林彗星 (C/2007 N3) 6月14日には13.7等(David Seargent)と、とても小さい姿だったが、予報どおりに順調に増光していた。だが、6月末に突如として急増光し、10.6等に達した(6月28日、Juan Jose Gonzalez)。その後は少し暗くなり、現在は11.5等(7月17日、Marco Goiato)。だが、まだこの予報より明るい。2009年2月に6等に達すると期待されている。10月まで、しばらく観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 20 5.44 -18 37.0 1.733 2.748 176 12.1 0:20 ( 0, 36) July 26 19 38.84 -19 44.5 1.665 2.671 169 11.9 23:18 ( 0, 35) リニア彗星 (C/2007 G1) 現在は11.7等と明るい(7月8日、Marco Goiato)。2008年春から2009年春にかけて、長期に渡って12等の明るさを保つ。但し、彗星は南下するため、日本からは8月中旬までしか観測できない。南半球ではずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 15 54.03 -30 36.4 2.222 2.932 125 11.9 20:53 ( 12, 23) July 26 15 43.60 -32 5.8 2.296 2.902 117 11.9 20:46 ( 18, 20) 陳-高彗星 (C/2008 C1) 3月29日に9.5等に達した(Maik Meyer)。現在はゆっくりと減光中。5月11日には10.7等まで暗くなり(Marco Goiato)、集光の弱い拡散状だった。日本からは二度と見えない。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。最近の観測がなく、明るさが不明。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 9 4.34 -26 56.8 2.332 1.863 50 12.8 20:53 ( 79,-34) July 26 9 19.45 -29 51.3 2.402 1.934 51 13.1 20:46 ( 76,-37) スペースウォッチ彗星 (C/2006 U6) 1月14日には15等(Michael Mattiazzo)と、予報どおりに明るくなってきていた。春から夏にかけて、南天で13.5等に達する。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。日本からは、現在は観測できないが、11月に15等で明け方の空に現れ、その後はゆっくりと暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 8 22.05 -35 26.4 2.955 2.543 56 13.9 20:53 ( 73,-46) July 26 8 41.17 -34 38.3 3.015 2.558 54 14.0 20:46 ( 74,-46) スキッフ彗星 (C/2007 B2) 現在は12.7等と明るい(4月12日、Marco Goiato)。日本では、かなり夕空に低くなってきた。まもなく見えなくなる。その後、彗星は南下するため、日本からは二度と見えない。南半球では、秋まで長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 12 28.00 -11 13.8 3.101 2.993 74 13.9 20:53 ( 65, 14) July 26 12 34.99 -12 36.5 3.177 2.986 69 14.0 20:46 ( 66, 11) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は観測できない。昨シーズンは、1月に10等と、たいへん明るくなった。8月下旬に明け方の空に姿を現す。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 7 16.91 25 58.4 7.042 6.044 10 14.1 3:18 (230, -8) July 26 7 22.76 25 44.8 7.020 6.046 15 14.1 3:25 (235, -4) クリステンセン彗星 (C/2006 W3) すでに13.2等と明るく、眼視でも見えている(7月8日、Juan Jose Gonzalez)。2009年夏に11等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。しばらく低くなっていたが、今後は次第に高く昇る。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 4 7.41 62 54.5 5.025 4.546 56 14.3 3:18 (214, 37) July 26 4 8.75 64 3.1 4.905 4.502 61 14.2 3:25 (212, 41) マクノート彗星 (C/2005 L3) 現在は12.7等(7月7日、Juan Jose Gonzalez)と、眼視で明るく見えている。しばらく高い位置で、13等で眼視で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 15 7.10 22 30.7 5.528 5.752 97 14.9 20:53 ( 66, 65) July 26 15 2.98 22 13.2 5.645 5.764 91 15.0 20:46 ( 72, 61) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 Q3) 3月30日には16.1等と、順調に増光してきていた(S. G. McAndrew)。日本からは見えないが、南半球では条件良く観測できる。だが、4月中旬以降は観測されていない。すでに15等まで明るくなってきたはずだが、現在の光度は不明。2009年末から2010年の初めにかけて、10等に達すると期待されている。彗星はしばらく南天を移動するため、日本からは、2009年9月まではほとんど観測できない。2009年10月以降は、しばらく10等で条件良く観測できる。南半球では、2009年6月に11等になるまで、長期に渡って増光していく様子を観測できるが、最盛期以降は観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 5 7.02 -37 28.0 5.361 5.110 70 15.0 3:18 (302,-21) July 26 5 14.79 -37 54.6 5.269 5.053 72 14.9 3:25 (305,-16) ハリントン彗星 (51P) 今回帰はまだ観測されていない。現在、予報では15〜16等とかなり明るいはずだったが、実際には18.5等以下で写らない(7月16日、Giovanni Sostero and Ernesto Guido)。今後は遠ざかっていくが、位置的な観測条件はしばらく良い。だが、この彗星は消滅してしまった可能性がある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 2 52.64 11 3.8 1.714 1.712 72 15.8 3:18 (281, 34) July 26 3 8.31 12 8.3 1.676 1.725 75 15.8 3:25 (283, 38) アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P) 現在は16.0等(7月11日、門田健一氏)。10月にかけて、15.5等まで明るくなる。日本からはやや高度が低いが、冬まで16等前後で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 21 37.18 -29 7.7 2.062 3.015 155 15.9 1:50 ( 0, 26) July 26 21 32.50 -29 20.8 2.022 3.001 161 15.9 1:18 ( 0, 26) クレモラ彗星 (68P) 現在は16.8等(7月7日、Gustavo Muler)。これから次第に明るくなっていく様子を観測できる。秋には14.5等に達するが、夕空に低く、12月には西空に沈んでしまう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 15 24.02 -4 6.8 1.961 2.529 112 16.1 20:53 ( 30, 47) July 26 15 25.63 -4 38.7 1.998 2.485 106 15.9 20:46 ( 35, 44) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 5月下旬にバーストを起こし、14.6等まで明るくなった(5月23日、Gustavo Muler)。だが、5月末には元の暗さに戻った。現在は17.3等(6月24日、Catalina Sky Surve)。秋には14等に達するが、日本からは超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 12 9.09 17 38.8 1.731 1.503 59 16.2 20:53 ( 93, 27) July 26 12 24.04 14 43.5 1.725 1.461 57 16.1 20:46 ( 91, 25) ビショア彗星 (P/2008 J2) 5月12日には12.7等と明るく(Juan Jose Gonzalez)、集光も強かった。だが、その後は急激に拡散、減光してきている。現在は16.6等(7月5日、門田健一氏)。一時的なバーストが終息しつつあるようだ。これから秋まで好条件で観測できるが、次第に南下して、日本からの高度はやや低くなっていく。すでに眼視では見えないはず。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 16 26.08 -18 17.0 1.731 2.518 131 16.1 20:53 ( 5, 36) July 26 16 27.13 -18 55.8 1.810 2.530 124 16.4 20:46 ( 11, 35) ヒル彗星 (C/2008 J6) 現在は16.0等(6月30日、Michael Jager)。今後は日本からずっと条件良く観測できる。次第に暗くなっていき、11月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 23 25.18 44 48.2 1.948 2.330 98 16.1 3:18 (200, 80) July 26 23 22.72 47 45.6 1.949 2.372 101 16.2 3:07 (180, 77) リニア彗星 (C/2007 W3) 現在は15.0〜15.5等と、かなり明るい(6月24日、Michael Jager)。だが、今後は夕空で減光しつつ、急激に低くなっていく。9月には18等以下となり、低すぎて観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 14 27.10 35 2.1 1.673 1.873 84 16.3 20:53 ( 99, 62) July 26 14 30.59 28 26.0 1.744 1.903 82 16.5 20:46 ( 89, 57) ギャラッド彗星 (C/2008 J5) 現在は15.0等(7月5日、Michael Jager)と、この予報より明るい。急激に北上しており、今後は日本からも条件良く観測できる。だが急激に暗くなり、8月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 18 41.78 -20 6.5 1.362 2.353 162 16.4 22:49 ( 0, 35) July 26 18 22.32 -16 32.0 1.457 2.398 151 16.6 22:03 ( 0, 39) リニア彗星 (C/2007 U1) 昨冬には16.5等で観測された。再び明け方の空に現れてきた。この秋は15.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 4 20.27 20 19.9 3.897 3.334 49 16.7 3:18 (259, 20) July 26 4 19.10 20 47.5 3.778 3.331 56 16.6 3:25 (263, 28) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は16.8等(7月13日、Gustavo Muler)。秋には16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 2 10.52 10 31.7 2.021 2.142 82 16.8 3:18 (289, 42) July 26 2 22.24 11 8.8 1.942 2.133 86 16.7 3:25 (293, 46) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は17.7等(7月7日、Siding Spring Survey)。今後は次第に明るくなり、2009年の冬から春にかけて12〜13等に達する。日本からは、2009年5月まで長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 21 50.27 -24 40.8 1.701 2.647 153 17.0 2:03 ( 0, 30) July 26 21 45.26 -25 29.2 1.619 2.597 159 16.8 1:30 ( 0, 30) ラインムート第２彗星 (44P) 2007年の秋に、16.5〜17等で観測された。現在は17.3等(7月2日、J. F. Hernandez)。夏から秋にかけて、長期に渡って17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 3 43.59 24 35.7 2.785 2.397 57 16.9 3:18 (260, 30) July 26 3 55.31 25 14.5 2.737 2.421 61 16.9 3:25 (262, 35) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年に12等まで明るくなる。今年はまだ暗いが、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 23 29.97 8 30.5 10.225 10.762 119 17.4 3:18 (347, 63) July 26 23 27.68 8 25.0 10.088 10.724 126 17.3 3:12 ( 0, 63) コワルスキー彗星 (P/2006 F1) 2006年と2007年に、17.5〜18等で観測された。2008年も、夏から秋にかけて17.5〜18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 22 57.19 -18 48.8 3.340 4.142 137 17.4 3:10 ( 0, 36) July 26 22 55.77 -19 34.8 3.281 4.145 143 17.3 2:41 ( 0, 35) マクノート彗星 (C/2005 S4) 2006年と2007年に、16.5〜17等で観測された。遠方のため、2008年も17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 18 18.35 44 46.8 5.963 6.395 110 17.4 22:27 (180, 80) July 26 18 10.16 44 40.3 6.009 6.415 109 17.5 21:51 (180, 80) ヒル彗星 (P/2008 L2) 秋に17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 0 30.05 28 28.1 1.980 2.337 97 17.7 3:18 (284, 71) July 26 0 37.62 29 12.6 1.904 2.331 101 17.6 3:25 (292, 77) ベーティン彗星 (85P) 冬には7等に達し、条件良く観測できると期待されている。だが、この彗星は1986年以来、観測されていない。5月31日には18等以下で捉えられなかった(吉本勝己氏)。6月12日には、予報位置付近に20.6等より明るい彗星は存在しなかった(津村光則氏)。予報では、現在はまだ19等とかなり暗いはず。近日点の近くで急激に増光すると思われる。8月には18等になる。観測条件は良く、北半球、南半球ともに、これから2009年の初夏までずっと観測できる状態が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 20 32.27 -24 14.7 1.217 2.226 170 19.3 0:45 ( 0, 31) July 26 20 24.32 -24 38.2 1.148 2.161 174 18.7 0:10 ( 0, 30) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 K3) 2007年7月以降、観測されていない。予報では14等とかなり明るいはずだったが、実際には19等以下で写らない(6月1日、Gustavo Muler)。春から夏にかけて、位置的には条件良く観測できる。だが、すでに消滅したと思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 22 27.67 14 5.2 1.528 2.304 128 20.3 2:40 ( 0, 69) July 26 22 26.41 15 5.5 1.521 2.342 133 20.3 2:11 ( 0, 70) コルレヴィッチ彗星 (P/1999 WJ7) 1999年の発見時には、16〜17等で観測された。予報通りであれば、すでに18等になっているはず。だが、2006年9月には22.5等以下で写らなかった(Carl Hergenrother)。よって、発見時より3〜4等ほど暗いと思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 19 0 18.52 5 14.3 3.766 4.226 110 21.5 3:18 (326, 56) July 26 0 19.11 5 24.7 3.652 4.207 116 21.4 3:25 (341, 59)