今週の明るい彗星 (2008年8月23日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。

ホームズ彗星 (17P) 2007年10月24日に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。4月30日になっても、まだ5.5等の明るさを保っていた(Carlos Labordena)が、かなり淡く見づらくなった。大きさは60分角以上まで広がっていた。明け方の空に現れてきたが、まだ低空。秋には再び好条件で観測できる。最高の空の条件に恵まれれば、全光度は5〜6等で、1〜2度まで広がった、極端に淡い光芒が捉えられるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 8 14.33 29 29.0 4.516 3.700 32 6.1 5:06 (238, -6) Aug. 30 8 22.63 28 60.0 4.485 3.726 36 6.1 4:57 (237, -4) マクノート彗星 (C/2008 A1) 現在は6.6等(8月22日、Michael Mattiazzo)。7月には増光が鈍ったが、8月には急激に明るくなっている。9月に6.5等に達する。ずっと南天を移動するため、日本からはしばらく見えない。10月初めに夕空に7等で姿を現した後、年末に10等になるまで、夕空の低空に位置し続ける。その後は明け方の空に回り、北天で暗くなっていく様子をずっと観測できる。南半球では、10月下旬までずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 11 15.67 -47 19.0 1.360 1.234 60 7.1 18:59 ( 49, 27) Aug. 30 12 10.82 -45 40.9 1.331 1.182 58 6.8 19:03 ( 53, 30) ダレスト彗星 (6P) 現在は8.7等(8月23日、Marco Goiato)。予報通りに、急激に増光して、コマが大きく広がってきた。秋にかけて8〜9等に達し、しばらく明るく観測できる。最盛期は南に低いが、日本からは暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 20 31.11 -24 31.8 0.375 1.357 153 9.0 22:23 (180, 80) Aug. 30 20 46.69 -29 45.8 0.401 1.365 147 8.8 22:12 (180, 85) ボアッティーニ彗星 (C/2007 W1) 6月には4.7等に達し、視直径は20分角と、明るく大きく見えた(6月12日、Marco Goiato)。現在は減光中だが、まだ9.1等と明るい(8月24日、Marco Goiato)。今後はずっと条件良く観測できる。11月頃まで眼視で見られそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 2 23.50 22 33.1 0.624 1.350 108 9.0 4:18 (180, 32) Aug. 30 2 11.84 23 23.7 0.659 1.440 117 9.5 3:39 (180, 32) ボレリー彗星 (19P) 現在は9.6等と、かなり明るい(8月2日、Juan Jose Gonzalez)。今回帰は条件が悪い。南半球ではずっと超低空か、地平線の下になり、ほとんど観測できない。日本からは、ようやく明け方の空に姿を現してきた。今後は、明け方の空で暗くなっていく様子を観測できる。当初の予報より明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 7 55.02 26 53.6 2.106 1.404 35 10.6 5:06 (237, -1) Aug. 30 8 19.67 27 30.9 2.101 1.427 36 10.7 4:57 (238, -2) ボアッティーニ彗星 (C/2008 J1) 現在は9.7等とかなり明るい(8月13日、Juan Jose Gonzalez)。日本では、2009年春に暗くなるまで、ずっと観測できる。夏から秋にかけては北極に近づき、一晩中観測できる。そろそろ暗くなり始めるが、10月頃まで眼視で見られそう。南半球では二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 16 1.49 87 54.9 1.708 1.803 78 11.0 18:59 (179,-33) Aug. 30 13 55.46 86 56.5 1.732 1.832 79 11.3 19:03 (177,-33) 鹿林彗星 (C/2007 N3) 現在は10.3等(8月22日、Marco Goiato)。この予報よりやや明るい。2009年2月に6等に達すると期待されている。10月まで、しばらく観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 17 51.12 -21 44.9 1.714 2.362 117 11.4 19:41 (180, 77) Aug. 30 17 30.23 -21 39.5 1.787 2.284 106 11.3 19:03 (170, 76) ブロートン彗星 (C/2006 OF2) 現在は11.4等と明るい(8月3日、Carlos Labordena)。当初の予報よりやや暗いが、ほぼ順調に増光してきている。秋に11等に達し、条件良く見られる。今後は2009年5月まで、長期に渡ってずっと14等より明るく、眼視で観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 4 21.01 52 21.8 2.426 2.446 79 11.5 5:06 (190, 1) Aug. 30 4 38.89 53 42.7 2.362 2.438 82 11.5 4:57 (190, 0) フィンレー彗星 (15P) 7月15日に9.2等に達した(Juan Jose Gonzalez)。8月9日にもまだ10.9等と明るい(Juan Jose Gonzalez)。日本からはしばらく超低空にしか見えなかったが、今後は次第に高く見えるようになっていく。今後は暗くなるが、9月まで眼視で見えそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 6 58.66 26 53.6 1.762 1.306 47 11.8 5:06 (229, 8) Aug. 30 7 18.83 26 44.3 1.790 1.369 49 12.2 4:57 (229, 8) マクノート彗星 (C/2006 Q1) 5月に10.9等に達した(5月11日、Marco Goiato)。現在はゆっくりと減光中。すでに12.0等まで暗くなってきた(7月21日、Alexandre Amorim)。日本からは見えない。南半球でもそろそろ見えなくなる。日本からは、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 12 24.45 -3 4.7 3.557 2.812 36 12.0 18:59 ( 99, 18) Aug. 30 12 35.56 -2 46.6 3.626 2.826 32 12.1 19:03 ( 96, 13) リニア彗星 (C/2007 G1) 現在は11.5等と明るい(8月4日、Marco Goiato)。2008年春から2009年春にかけて、長期に渡って12等の明るさを保つ。但し、彗星は南下するため、日本からはまもなく観測できなくなる。2009年秋には再び見えるようになるが、15等以下であり、その後はずっと超低空でしかない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 15 19.31 -37 17.1 2.654 2.796 87 12.1 18:59 ( 76, 68) Aug. 30 15 17.26 -38 30.2 2.747 2.773 80 12.1 19:03 ( 72, 62) クリステンセン彗星 (C/2006 W3) 予想を上回って急激に増光している。すでに11.7等とかなり明るい(8月5日、Jose Carvajal)。2009年夏に10等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 3 58.22 69 33.7 4.382 4.327 80 13.0 5:06 (184,-15) Aug. 30 3 48.51 71 7.0 4.249 4.284 85 12.9 4:57 (182,-16) 陳-高彗星 (C/2008 C1) 3月29日に9.5等に達した(Maik Meyer)。現在はゆっくりと減光中。5月11日には10.7等まで暗くなり(Marco Goiato)、集光の弱い拡散状だった。日本からは二度と見えない。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。最近の観測がなく、明るさが不明。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 10 23.14 -40 48.2 2.699 2.230 52 13.9 18:59 ( 50, 15) Aug. 30 10 40.03 -43 20.5 2.779 2.305 52 14.1 19:03 ( 46, 14) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 昨シーズンは、1月に10等と、たいへん明るくなった。しばらく観測できなかったが、明け方の空に現れてきた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 7 44.85 24 48.4 6.836 6.054 36 14.0 5:06 (238, 2) Aug. 30 7 49.89 24 34.3 6.767 6.056 42 14.0 4:57 (236, 5) スキッフ彗星 (C/2007 B2) 現在は12.7等と明るい(4月12日、Marco Goiato)。日本からは二度と見えない。南半球でも10月には見えなくなるが、冬には再び15等で明け方の空に姿を現す。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 13 8.34 -18 18.6 3.466 2.975 53 14.1 18:59 ( 91, 35) Aug. 30 13 17.87 -19 45.8 3.532 2.976 49 14.2 19:03 ( 86, 31) スペースウォッチ彗星 (C/2006 U6) 1月14日には15等(Michael Mattiazzo)と、予報どおりに明るくなってきていた。現在、南天で13.5等に達しているはず。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。日本からは、現在は観測できないが、11月に15等で明け方の空に現れ、その後はゆっくりと暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 9 47.88 -32 4.4 3.274 2.639 43 14.3 5:06 (301, 11) Aug. 30 10 2.32 -31 36.6 3.338 2.664 41 14.4 4:57 (300, 12) マクノート彗星 (C/2005 L3) 現在は12.7等(8月1日、Juan Jose Gonzalez)と、眼視で明るく見えている。これから夕空で低くなり、10月には低すぎて観測できなくなる。だが、冬には再び高く昇り、14等で眼視でも見られそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 14 53.56 20 44.0 6.109 5.816 68 14.5 18:59 (145, 26) Aug. 30 14 52.75 20 20.7 6.216 5.830 63 14.5 19:03 (138, 22) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 Q3) 現在は15.1等(8月1日、John Drummond)。日本からは見えないが、南半球では条件良く観測できる。2009年末から2010年の初めにかけて、10等に達すると期待されている。彗星はしばらく南天を移動するため、日本からは、2009年9月まではほとんど観測できない。2009年10月以降は、しばらく10等で条件良く観測できる。南半球では、2009年6月に11等になるまで、長期に渡って増光していく様子を観測できるが、最盛期以降は観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 5 43.86 -40 30.9 4.897 4.827 80 14.6 5:06 (292, 60) Aug. 30 5 50.36 -41 21.6 4.804 4.771 82 14.5 4:57 (294, 62) シューメーカー第４彗星 (199P/2008 G2) 7月まで18等と暗かったが、8月3日にバーストを起こし、14.5等に達した(Gustavo Muler)。8月15日にもまだ14.5等と明るい(門田健一氏)。だが、今後は急激に減光するだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 14 47.89 -1 12.5 3.546 3.346 70 14.7 18:59 (129, 43) Aug. 30 14 53.77 -2 28.5 3.611 3.324 65 14.8 19:03 (121, 40) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 5月下旬にバーストを起こし、14.6等まで明るくなった(5月23日、Gustavo Muler)。だが、5月末には元の暗さに戻った。現在は17.3等(6月24日、Catalina Sky Surve)。秋には14等に達するが、日本からは超低空にしか見えない。最近はこの予報より暗く報告されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 13 31.58 1 38.7 1.695 1.322 51 15.4 18:59 (114, 28) Aug. 30 13 50.53 -1 53.3 1.690 1.298 50 15.2 19:03 (109, 28) クレモラ彗星 (68P) 現在は16.2等(8月3日、門田健一氏)。これから次第に明るくなっていく様子を観測できる。秋には14.5等に達するが、夕空に低く、12月には西空に沈んでしまう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 15 44.57 -7 33.7 2.159 2.313 85 15.5 18:59 (141, 57) Aug. 30 15 52.22 -8 24.8 2.198 2.271 81 15.4 19:03 (131, 54) ハリントン彗星 (51P) 現在は14.8等(7月29日、M. Tichy)。現在がもっとも明るく、今後は減光していく。冬に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。当初の予報より位置が大きくずれていた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 4 5.25 15 26.4 1.531 1.803 87 15.6 5:06 (196, 38) Aug. 30 4 16.68 15 58.2 1.492 1.827 91 15.7 4:57 (194, 38) アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P) 現在は15.6等(7月28日、門田健一氏)。10月にかけて、15.5等まで明るくなる。日本からはやや高度が低いが、冬まで16等前後で観測できる。眼視でも14.6等で観測されている(8月6日、Juan Jose Gonzalez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 21 9.92 -29 22.2 1.989 2.949 157 15.6 23:01 (180, 84) Aug. 30 21 4.87 -29 5.2 2.013 2.937 150 15.6 22:28 (180, 84) ベーティン彗星 (85P) 冬には7等に達し、条件良く観測できると期待されている。だが、この彗星は1986年以来、観測されていない。5月31日には18等以下で捉えられなかった(吉本勝己氏)。6月12日には、予報位置付近に20.6等より明るい彗星は存在しなかった(津村光則氏)。予報では、そろそろ16等と、検出できる明るさになってくる。近日点の近くで急激に増光すると思われる。観測条件は良く、北半球、南半球ともに、これから2009年の初夏までずっと観測できる状態が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 19 47.99 -25 23.0 0.987 1.900 143 16.4 21:39 (180, 80) Aug. 30 19 40.87 -25 14.5 0.971 1.835 135 15.8 21:04 (180, 80) リニア彗星 (C/2007 U1) 現在は15.8等(8月7日、門田健一氏)。この秋は15.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 4 4.20 22 35.6 3.234 3.333 86 15.9 5:06 (194, 31) Aug. 30 3 56.92 23 0.2 3.093 3.336 94 15.8 4:57 (187, 32) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は16.5等(7月31日、Gustavo Muler)。今後は次第に明るくなり、2009年の冬から春にかけて12〜13等に達する。日本からは、2009年5月まで長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 21 14.38 -28 29.2 1.420 2.390 158 16.1 23:05 (180, 83) Aug. 30 21 6.02 -28 56.4 1.402 2.338 151 16.0 22:29 (180, 84) 串田彗星 (144P) すでに17等まで明るくなってきているはず。だが、8月2日には18.5等以下で写らなかった(Giovanni Sostero and Ernesto Guido)。今後は急激に増光し、冬には10等に達すると期待されている。だが、実際にはもっと暗いのかもしれない。来年の初夏に暗くなるまで、長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 2 42.94 19 55.4 1.691 2.192 105 16.7 4:37 (180, 35) Aug. 30 2 51.37 20 35.6 1.572 2.143 110 16.3 4:18 (180, 34) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は16.8等(7月13日、Gustavo Muler)。秋には16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 3 3.60 12 32.4 1.639 2.111 103 16.4 4:57 (180, 42) Aug. 30 3 11.97 12 35.8 1.568 2.109 107 16.3 4:38 (180, 42) ヒル彗星 (C/2008 J6) 現在は16.0等(6月30日、Michael Jager)。今後は日本からずっと条件良く観測できる。次第に暗くなっていき、11月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 22 54.83 56 14.8 2.008 2.560 111 16.6 0:50 (180, -1) Aug. 30 22 44.46 57 21.8 2.036 2.610 113 16.7 0:12 (180, -2) ロニオス彗星 (P/2001 R1) 今回帰はまだ検出されていないが、現在、最も明るく、16.5等になっているはず。これから次第に高く昇るようになるが、次第に暗くなっていく。12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 7 9.71 25 41.9 1.882 1.361 44 16.7 5:06 (231, 7) Aug. 30 7 34.87 25 18.4 1.877 1.375 45 16.8 4:57 (233, 7) ラインムート第２彗星 (44P) 2007年の秋に、16.5〜17等で観測された。現在は17.3等(7月2日、J. F. Hernandez)。夏から秋にかけて、長期に渡って17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 4 36.26 27 8.8 2.517 2.524 78 17.0 5:06 (201, 25) Aug. 30 4 44.60 27 28.4 2.457 2.550 83 17.1 4:57 (198, 25) ヒル彗星 (P/2008 L2) 秋に17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 0 58.37 30 18.1 1.621 2.318 121 17.2 2:53 (180, 25) Aug. 30 1 0.75 29 58.8 1.562 2.319 127 17.1 2:27 (180, 25) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 現在は17.8等(8月3日、門田健一氏)。2012年に12等まで明るくなる。今年はまだ暗いが、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 23 15.96 7 40.5 9.651 10.574 154 17.2 1:11 (180, 47) Aug. 30 23 12.56 7 24.1 9.576 10.536 161 17.1 0:40 (180, 48) コワルスキー彗星 (P/2006 F1) 2006年と2007年に、17.5〜18等で観測された。2008年も、夏から秋にかけて17.5〜18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 22 44.18 -22 49.6 3.167 4.154 165 17.3 0:39 (180, 78) Aug. 30 22 40.41 -23 33.9 3.172 4.157 165 17.3 0:08 (180, 78) マクノート彗星 (P/2008 O2) 秋に17.5等で観測できる。遠方の彗星のため、2009年秋にも再び17.5等で観測できる。今年は低いが、来年は高く昇って観測条件が良い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 21 14.67 -17 28.9 2.906 3.893 165 17.4 23:05 (180, 72) Aug. 30 21 10.52 -17 33.2 2.934 3.888 157 17.4 22:34 (180, 73) カーンズ-クェー彗星 (59P) 現在は18.2等(7月2日、J. M. Ruiz M.)。秋から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 2 27.57 25 42.7 2.308 2.777 106 17.7 4:22 (180, 29) Aug. 30 2 31.40 26 33.5 2.202 2.751 112 17.5 3:58 (180, 28) マクノート彗星 (C/2005 S4) 2006年と2007年に、16.5〜17等で観測された。遠方のため、2008年も17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 17 44.04 43 4.2 6.263 6.496 98 17.6 19:35 (180, 12) Aug. 30 17 39.53 42 28.9 6.340 6.517 95 17.7 19:03 (180, 13) マクノート彗星 (C/2006 K1) 昨年の冬に16等に達した。現在は減光中だが、秋から冬にかけて17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 5 1.01 13 25.3 5.640 5.464 74 17.6 5:06 (213, 35) Aug. 30 5 3.16 13 50.0 5.564 5.496 80 17.6 4:57 (208, 36) ビショア彗星 (P/2008 J2) 5月12日には12.7等と明るく(Juan Jose Gonzalez)、集光も強かった。だが、その後は急激に拡散、減光してきている。現在は16.6等(7月5日、門田健一氏)。一時的なバーストは終息した。これから秋まで好条件で観測できるが、次第に南下して、日本からの高度はやや低くなっていく。すでに眼視では見えないはず。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 16 43.37 -21 29.6 2.177 2.585 102 17.8 18:59 (158, 76) Aug. 30 16 50.02 -22 5.5 2.277 2.600 96 18.1 19:03 (137, 73) ニート彗星 (P/2001 J1) 今回帰はまだ検出されていないが、すでに18等まで明るくなっているはず。10月から11月にかけて16等に達し、条件良く観測できる。1月に18等以下になるまで、ずっと明け方の空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 4 56.71 20 17.8 1.332 1.448 74 18.2 5:06 (208, 29) Aug. 30 5 26.52 19 59.0 1.242 1.379 74 17.9 4:57 (211, 29) 小惑星2008 JS14 周期40年の、彗星のような軌道を持つ特異小惑星。8月から9月にかけて、18等で条件良く観測できる。すでに5月に近日点を通過している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 22 16.71 6 47.9 2.136 3.113 161 17.9 0:12 (180, 48) Aug. 30 22 11.47 7 17.6 2.150 3.129 162 17.9 23:34 (180, 48) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 K3) 予報では14等とかなり明るいはずだったが、実際には19.5等と極めて暗い(8月4日、Gustavo Muler)。位置的な条件は良いが、観測は困難。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 22 13.93 16 31.7 1.576 2.514 152 19.9 0:09 (180, 38) Aug. 30 22 10.32 16 16.6 1.615 2.561 154 20.0 23:33 (180, 39) コルレヴィッチ彗星 (P/1999 WJ7) 1999年の発見時には、16〜17等で観測された。予報通りであれば、すでに18等になっているはず。だが、2006年9月には22.5等以下で写らなかった(Carl Hergenrother)。よって、発見時より3〜4等ほど暗いと思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 23 0 14.55 5 20.7 3.268 4.133 144 21.2 2:09 (180, 50) Aug. 30 0 11.76 5 8.1 3.197 4.115 151 21.1 1:39 (180, 50)