今週の明るい彗星 (2008年10月18日：北半球版)

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先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

ホームズ彗星 (17P) 2007年10月に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。2008年の春になっても、まだ5.5等の明るさを保っていた(4月30日、Carlos Labordena)が、かなり淡く見づらくなった。大きさは60分角以上まで広がっていた。この秋には再び好条件で観測できる。最高の空の条件に恵まれれば、全光度は5〜6等で、1〜2度まで広がった、極端に淡い光芒が捉えられるかもしれない。現在の核光度は18.5等(10月2日、Francois Kugel)。核近傍のコマと尾はかなり明るく、中心部の全光度は約15等に思える。大口径なら眼視でも見えるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 9 8.10 26 10.1 4.073 3.907 73 6.0 4:44 (274, 55) Oct. 25 9 12.32 25 54.3 3.993 3.932 79 6.0 4:49 (279, 61) マクノート彗星 (C/2008 A1) 9月に南天で6.3等に達した(9月4日、Marco Goiato)。現在もまだ7.3等と明るい(10月2日、Marco Goiato)。日本からも、夕方の低空に見え始めた。年末に10等になるまで、夕空の低空に位置し続ける。その後は明け方の空に回り、北天で暗くなっていく様子をずっと観測できる。南半球では、10月下旬までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 16 14.60 -13 33.4 1.680 1.118 39 7.1 18:45 ( 64, 12) Oct. 25 16 32.81 -9 22.4 1.764 1.155 37 7.4 18:38 ( 68, 14) ダレスト彗星 (6P) 現在は8.5等(9月24日、Juan Jose Gonzalez)。現在、最も明るくなっており、コマが大きくひろがっている。10月末まで9等で明るく見える。日本からは暗くなるまでずっと観測できる。現在はかなり低いが、今後はゆっくりと高くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 22 47.58 -37 37.8 0.782 1.537 119 8.9 20:59 ( 0, 18) Oct. 25 23 2.53 -36 15.2 0.857 1.574 116 9.2 20:47 ( 0, 19) 鹿林彗星 (C/2007 N3) 現在は9.4等(10月2日、Marco Goiato)。2009年2月に4等に達すると期待されている。夕空でかなり低くなってきた。11月にはいったん観測できなくなるが、12月下旬に再び明け方の空に7等で現れる。その後は春まで、最盛期をずっと最良の条件で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 16 21.62 -20 22.1 2.364 1.758 42 9.3 18:45 ( 58, 8) Oct. 25 16 18.48 -20 17.2 2.411 1.688 34 9.1 18:38 ( 61, 4) ベーティン彗星 (85P) 冬には7等に達し、条件良く観測できると期待されている。だが、この彗星は1986年以来、観測されていない。予報では、そろそろ10等と、かなり明るくなってくるはず。だが、9月26日には20等以下(Gustavo Muler)で、彗星は写らなかった。予想より大幅に暗いようだ。観測条件は良く、北半球、南半球ともに、これから2009年の初夏までずっと観測できる状態が続く。近日点の近くで急激に増光する可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 19 56.96 -20 52.3 0.958 1.410 92 10.9 18:45 ( 10, 34) Oct. 25 20 9.03 -19 43.8 0.954 1.358 88 10.2 18:38 ( 13, 34) クリステンセン彗星 (C/2006 W3) 予想を上回って急激に増光している。すでに10.8等とかなり明るい(10月4日、吉田誠一)。集光が強く見やすい。2009年夏に8等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 23 45.58 74 42.0 3.496 3.994 113 10.7 21:53 (180, 50) Oct. 25 23 10.00 72 40.0 3.436 3.955 114 10.6 20:51 (180, 52) ブロートン彗星 (C/2006 OF2) 現在は11.3等と明るい(10月4日、吉田誠一)。秋から冬にかけて、ずっと11等で条件良く観測できる。2009年5月まで、長期に渡ってずっと14等より明るく、眼視で観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 6 25.75 59 53.2 1.980 2.457 106 10.8 4:39 (180, 65) Oct. 25 6 34.83 60 22.2 1.935 2.470 110 10.8 4:21 (180, 65) ボレリー彗星 (19P) 現在は10.8等(9月29日、Juan Jose Gonzalez)。今後は、明け方の空で暗くなっていく様子を観測できる。年内は14等より明るく、眼視で見えるだろう。南半球ではずっと超低空か、地平線の下になり、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 10 57.16 27 25.3 2.082 1.678 52 11.7 4:44 (258, 34) Oct. 25 11 16.43 27 6.3 2.078 1.723 55 12.0 4:49 (260, 36) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 5月下旬にバーストを起こし、14.6等まで明るくなった(5月23日、Gustavo Muler)が、5月末には元の暗さに戻った。その後、CCDではしばらく17等と暗く報告されていたが、8月下旬から、眼視で急に明るく見えるようになった。現在、眼視では11.0等に達している(9月24日、Juan Jose Gonzalez)。当初の予報より3等も明るい。だが、CCDによる核光度は16.6等とたいへん暗い(9月9日、井狩康一氏)。日本からは超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 16 32.14 -25 0.8 1.766 1.280 45 12.1 18:45 ( 52, 7) Oct. 25 16 59.57 -27 23.3 1.798 1.300 44 12.5 18:38 ( 49, 7) リニア彗星 (C/2007 G1) 現在は11.5等と明るい(8月4日、Marco Goiato)。2008年春から2009年春にかけて、長期に渡って12等の明るさを保つ。但し、日本からは観測できない。2009年秋には再び見えるようになるが、15等以下であり、その後はずっと超低空でしかない。南半球では、秋には低空になるが、暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 15 36.45 -47 51.5 3.254 2.665 46 12.3 18:45 ( 42,-16) Oct. 25 15 43.19 -49 23.9 3.296 2.658 43 12.3 18:38 ( 42,-19) マクノート彗星 (C/2006 Q1) 5月に10.9等に達した(5月11日、Marco Goiato)。現在はゆっくりと減光中。7月21日には12.0等まで暗くなった(Alexandre Amorim)。現在は観測できない。日本からは、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 13 53.18 -1 18.9 3.948 2.971 9 12.5 18:45 ( 95, -9) Oct. 25 14 4.13 -1 4.1 3.968 2.998 11 12.6 18:38 ( 96,-11) ボアッティーニ彗星 (C/2007 W1) 6月には4.7等に達し、視直径は20分角と、明るく大きく見えた(6月12日、Marco Goiato)。現在は減光中だが、まだ12.4等で眼視で見えている(10月4日、吉田誠一)。今後はずっと条件良く観測できる。かなり拡散しているが、空の条件が良ければ、もうしばらく眼視で見えそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 0 43.97 19 39.7 1.106 2.083 164 12.5 22:54 ( 0, 75) Oct. 25 0 37.37 18 40.0 1.215 2.174 159 13.0 22:20 ( 0, 74) ボアッティーニ彗星 (C/2008 J1) 拡散状だが、7月7日に9.8等まで明るくなった(Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ12.1等と明るい(10月4日、吉田誠一)。日本では、2009年春に暗くなるまで、ずっと観測できる。夏から秋にかけては北極に近づき、一晩中観測できる。もうしばらく眼視で見られそう。南半球では二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 12 59.61 86 48.1 1.764 2.121 96 12.6 4:44 (184, 35) Oct. 25 13 2.66 88 23.7 1.758 2.173 100 12.9 4:49 (182, 35) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 Q3) すでに13.5等と明るく、眼視でも見えている(10月7日、Alan Hale)。日本からは超低空だが、南半球では条件良く観測できる。2009年末から2010年の初めにかけて、10等に達すると期待されている。彗星はしばらく南天を移動するため、日本からは、2009年9月まではほとんど観測できない。2009年10月以降は、しばらく10等で条件良く観測できる。南半球では、2009年6月に11等になるまで、長期に渡って増光していく様子を観測できるが、最盛期以降は観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 6 19.76 -48 38.4 4.183 4.374 94 13.8 4:33 ( 0, 6) Oct. 25 6 20.66 -49 43.0 4.100 4.317 95 13.7 4:06 ( 0, 5) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 9月21日に大バーストを起こし、11.3等とたいへん明るくなった(Juan Antonio Henriquez Santana)。まだ10.4等の明るさを保っている(10月4日、吉田誠一)。視直径は2〜3分角と、大きく拡散してきた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 8 16.17 23 13.8 6.096 6.071 83 13.8 4:44 (290, 64) Oct. 25 8 18.22 23 6.9 5.985 6.073 90 13.8 4:49 (301, 70) ジャコビニ彗星 (205P/2008 R6) 1896年以来行方不明となっていたが、9月10日に、板垣公一氏と金田宏氏によって、112年ぶりに再発見された。バーストで一時的に明るくなっていると思われる。だが、現在もまだ12.6等と明るい状態を保っている(10月4日、吉田誠一)。今後はしばらく夕空に高く見え続けるが、急激に暗くなるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 21 48.66 -12 26.0 0.819 1.577 120 14.0 20:00 ( 0, 43) Oct. 25 22 4.40 -13 14.7 0.881 1.597 116 14.3 19:49 ( 0, 42) スキッフ彗星 (C/2007 B2) 春に12.7等まで明るくなった(4月12日、Marco Goiato)。だが、すでに14.9等まで暗くなっている(7月22日、津村光則氏)。日本からは二度と見えない。南半球でも10月には見えなくなるが、冬には再び15等で明け方の空に姿を現す。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 14 35.74 -29 43.5 3.904 3.030 24 14.5 18:45 ( 65,-16) Oct. 25 14 48.31 -31 3.4 3.942 3.044 22 14.5 18:38 ( 64,-18) マクノート彗星 (C/2005 L3) 現在は12.6等(9月6日、Juan Jose Gonzalez)と、眼視で明るく見えている。まもなく観測できなくなる。だが、冬には再び高く昇り、14等で眼視でも見られそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 14 58.67 18 22.6 6.725 5.939 35 14.7 18:45 (102, 15) Oct. 25 15 0.57 18 16.5 6.754 5.956 34 14.8 18:38 (104, 12) スペースウォッチ彗星 (C/2006 U6) 1月14日には15等(Michael Mattiazzo)と、予報どおりに明るくなってきていた。夏には南天で13.5等に達したと思われる。すでに減光中。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。日本からは、現在は観測できないが、11月に15等で明け方の空に現れ、その後はゆっくりと暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 11 23.12 -29 58.4 3.627 2.886 36 14.9 4:44 (304, -5) Oct. 25 11 32.06 -29 53.1 3.637 2.923 38 15.0 4:49 (307, -1) オリー彗星 (P/2008 Q2) 予想以上に急激に増光しながら、地球に接近している。10月に地球に最接近する。現在、14.5等の明るさで、眼視で見えている(9月28日、Bob King)。だが、11月になるとすぐに減光し、12月末には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 2 42.05 10 32.5 0.399 1.382 162 15.0 0:56 ( 0, 66) Oct. 25 2 45.76 11 36.1 0.395 1.384 168 15.0 0:32 ( 0, 67) リニア彗星 (C/2007 U1) 現在は15.3等(9月7日、門田健一氏)。この秋は15等で条件良く観測できる。眼視でも14.3等で観測されている(9月28日、Alan Hale)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 2 9.28 22 37.3 2.428 3.397 164 15.0 0:24 ( 0, 78) Oct. 25 1 48.39 21 41.7 2.427 3.411 170 15.1 23:29 ( 0, 77) カーディナル彗星 (C/2008 T2) 現在は14.3等で、眼視で見えている(10月9日、Juan Jose Gonzalez)。12月までは北極星に近く、一晩中見えている。これから次第に明るくなり、2009年6月に9〜10等に達する。日本からは、5月に最盛期を迎えるまでは条件良く観測できるが、それ以降は二度と見えなくなる。南半球では、2009年4月まで観測できないが、それ以降は次第に暗くなる様子を見られる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 8 0.51 82 15.5 3.129 3.422 98 15.3 4:44 (184, 42) Oct. 25 8 23.30 83 13.0 3.008 3.348 101 15.1 4:49 (183, 41) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は14.7等(10月1日、Juan Jose Gonzalez)で、すでに眼視で見えている。今後は次第に明るくなり、2009年の冬から春にかけて12〜13等に達する。日本からは、2009年5月まで長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 20 46.49 -27 7.9 1.500 1.962 101 15.3 18:58 ( 0, 28) Oct. 25 20 51.13 -26 18.0 1.527 1.909 96 15.2 18:38 ( 1, 29) クレモラ彗星 (68P) 現在は15.6等(9月18日、Siding Spring Survey)。次第に夕空に低くなり、12月には西空に沈んでしまう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 17 13.70 -14 9.8 2.419 2.008 54 15.6 18:45 ( 53, 22) Oct. 25 17 28.87 -14 47.2 2.442 1.975 51 15.5 18:38 ( 53, 21) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は17.2等(9月10日、門田健一氏)。今後は急激に明るくなり、2009年の1月から7月にかけて、長期に渡って12〜13等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 9 5.17 20 16.0 2.975 2.832 72 15.8 4:44 (283, 53) Oct. 25 9 13.99 19 44.2 2.859 2.806 76 15.6 4:49 (289, 58) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は15.4等(9月5日、S. Sanchez et al.)。今後は次第に暗くなるが、2月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 3 33.99 9 59.6 1.211 2.133 149 15.7 1:48 ( 0, 65) Oct. 25 3 31.35 9 21.9 1.190 2.141 157 15.7 1:18 ( 0, 64) アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P) 現在は15.6等(8月7日、門田健一氏)。日本からはやや高度が低いが、冬まで16等前後で観測できる。眼視でも14.6等で観測されている(8月6日、Juan Jose Gonzalez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 20 59.64 -24 25.4 2.435 2.865 105 15.8 19:11 ( 0, 31) Oct. 25 21 3.49 -23 30.5 2.518 2.857 99 15.9 18:47 ( 0, 32) ニート彗星 (207P/2008 T5) 10月15日に16.4等(門田健一氏)と、予報どおりの明るさで検出された。11月にかけて16等に達し、条件良く観測できる。1月に18等以下になるまで、ずっと明け方の空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 9 40.28 4 21.1 1.000 0.989 59 16.0 4:44 (294, 37) Oct. 25 10 15.10 1 1.1 1.023 0.963 57 15.9 4:49 (297, 34) ヒル彗星 (P/2008 L2) 現在は16.4等(8月31日、J. A. Henriquez)。急激に増光し、近日点を通過した後も増光が続いている。11月まで16等で条件良く観測できる。眼視でも14.8等で観測されている(9月29日、Juan Jose Gonzalez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 0 53.10 19 46.4 1.398 2.378 166 16.0 23:03 ( 0, 75) Oct. 25 0 51.54 17 36.5 1.424 2.392 162 16.0 22:34 ( 0, 72) フィンレー彗星 (15P) 7月15日に9.2等に達した(Juan Jose Gonzalez)。8月9日にもまだ10.9等と明るかった(Juan Jose Gonzalez)。だが、8月中旬から急激に暗くなっている。すでに13.1等以下で眼視では見えない(9月9日、吉田誠一)。CCDでも、9月9日にすでに14.9等まで暗くなっている(門田健一氏)。だが、これから位置の条件は良くなる。CCDでは冬に暗くなるまで追跡できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 8 58.80 24 14.0 1.825 1.834 74 16.1 4:44 (278, 56) Oct. 25 9 7.39 24 0.0 1.807 1.901 79 16.5 4:49 (284, 61) クリステンセン彗星 (P/2003 K2) 今回帰はまだ観測されていないが、夕空で急激に明るくなってくるはず。1月に7.5等に達すると期待されている。但し、最盛期の頃は、1ヶ月ほど観測できない。日本からは、それまではずっと夕方に低空に位置する。だが、2月からは明け方に回り、次第に暗くなる様子を条件良く観測できる。南半球では、1月を除いて高く見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 19 2.97 -31 20.4 1.396 1.550 78 16.6 18:45 ( 21, 20) Oct. 25 19 8.93 -31 3.8 1.391 1.458 73 16.2 18:38 ( 24, 20) カーンズ-クェー彗星 (59P) 現在は17.5等(9月13日、A. Sanchez)。秋から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 2 27.13 30 4.8 1.645 2.586 155 16.3 0:41 ( 0, 85) Oct. 25 2 22.32 30 2.3 1.604 2.565 161 16.2 0:09 ( 0, 85) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 明け方の空で次第に高くなってくる。冬には15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 9 15.56 20 25.4 3.913 3.690 69 16.3 4:44 (281, 51) Oct. 25 9 21.82 20 9.5 3.808 3.684 75 16.2 4:49 (287, 56) バーナード-ボアッティーニ彗星 (206P/2008 T3) 1892年の発見以来、行方不明だったが、再発見された。10月に地球にかなり接近し、16等に達する。だが、非常に小さい彗星のため、あっという間に暗くなる。11月下旬には18等以下、12月下旬には20等以下になる。また、急激に南下する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 22 41.73 12 28.0 0.195 1.149 138 16.3 20:55 ( 0, 66) Oct. 25 23 27.53 -8 7.4 0.195 1.145 137 16.2 21:14 ( 0, 45) ハリントン彗星 (51P) 現在は15.2等(8月2日、門田健一氏)。現在がもっとも明るく、今後は減光していく。冬に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。当初の予報より位置が大きくずれていた。眼視でも14.0等で観測されている(9月7日、Juan Jose Gonzalez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 4 54.11 17 55.8 1.249 2.041 130 16.3 3:08 ( 0, 73) Oct. 25 4 52.10 18 5.2 1.230 2.077 137 16.5 2:38 ( 0, 73) ガン彗星 (65P) 2010年の夏に12〜13等まで明るくなる。すでに16〜17等まで増光してきており、明け方の空で次第に高くなってくる。2009年の春には14.5等に達し、夏までしばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 11 21.04 13 36.8 4.310 3.604 39 16.7 4:44 (268, 22) Oct. 25 11 28.97 12 55.9 4.221 3.584 44 16.6 4:49 (273, 27) リニア彗星 (C/2008 R3) 秋に16.5〜17等で条件良く観測できる。2月には18等以下となる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 18 57.50 21 36.9 1.759 1.954 85 16.8 18:45 ( 64, 65) Oct. 25 19 8.19 22 2.4 1.786 1.938 83 16.8 18:38 ( 68, 64) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 現在は17.8等(8月3日、門田健一氏)。2012年に12等まで明るくなる。今年はまだ暗いが、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 22 49.03 4 57.7 9.502 10.278 139 17.0 20:59 ( 0, 60) Oct. 25 22 46.31 4 36.5 9.550 10.241 131 17.0 20:29 ( 0, 60) ラインムート第２彗星 (44P) 2007年の秋に、16.5〜17等で観測された。現在は17.3等(7月2日、J. F. Hernandez)。夏から秋にかけて、長期に渡って17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 5 10.81 28 33.6 2.046 2.747 125 17.1 3:24 ( 0, 84) Oct. 25 5 9.02 28 32.7 2.003 2.776 132 17.2 2:55 ( 0, 84) リニア-ヒル彗星 (P/2008 QP20) 秋に17.5等で条件良く観測できる。12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 1 41.64 27 47.7 0.755 1.729 161 17.3 23:51 ( 0, 83) Oct. 25 1 37.97 28 6.4 0.749 1.725 163 17.2 23:20 ( 0, 83) ロニオス彗星 (201P/2008 Q4) 8月31日には16.5等と明るかった(Michael Jager)。だが、すでに17.5等まで暗くなっている(10月5日、C. Rinner, F. Kugel)。12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 10 1.65 18 22.1 1.849 1.586 58 17.3 4:44 (275, 41) Oct. 25 10 17.81 17 11.5 1.838 1.627 61 17.4 4:49 (280, 44) マティチッチ彗星 (C/2008 Q1) 2009年の初夏まで、長期に渡って17.5〜18等を保つ。12月にはいったん低くなるが、それ以外の時期は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 17 26.57 32 5.8 3.245 3.047 69 17.4 18:45 ( 99, 51) Oct. 25 17 24.82 30 18.6 3.311 3.032 65 17.4 18:38 ( 99, 46) ヒル彗星 (P/2008 T4) 17.5等で条件良く見えているが、冬には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 1 46.51 7 30.6 1.558 2.553 175 17.5 0:01 ( 0, 63) Oct. 25 1 41.61 7 25.0 1.553 2.544 173 17.5 23:24 ( 0, 62) 串田彗星 (144P) 現在は18.1等(9月29日、S. Gajdos)。発見時の明るさからは、冬には10等に達すると期待されていた。だが、実際には予報よりはるかに暗く、16等止まりのようだ。来年の春まで、長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 3 29.48 22 47.5 0.886 1.814 149 17.8 1:43 ( 0, 78) Oct. 25 3 30.28 22 35.2 0.817 1.771 155 17.5 1:17 ( 0, 78) マクノート彗星 (C/2006 K1) 昨年の冬に16等に達した。現在は減光中だが、秋から冬にかけて17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 5 1.88 16 39.8 5.053 5.728 128 17.6 3:16 ( 0, 72) Oct. 25 4 59.24 17 5.0 5.004 5.762 136 17.6 2:45 ( 0, 72) リニア-ミュラー彗星 (188P/2007 J7) 2007年秋に14〜15等と明るく観測された。2008年も、秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 8 10.95 30 59.4 3.147 3.247 86 17.7 4:44 (274, 69) Oct. 25 8 16.09 31 2.5 3.074 3.273 92 17.7 4:49 (280, 74) ホームズ彗星 (C/2008 N1) 2009年から2010年にかけて15等まで明るくなる。この秋は17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 21 42.43 16 24.4 3.732 4.365 123 17.8 19:53 ( 0, 71) Oct. 25 21 35.62 15 54.7 3.782 4.317 116 17.7 19:18 ( 0, 71) ダニエル彗星 (33P) 秋から冬にかけて、18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 9 52.55 29 37.1 2.501 2.281 65 17.9 4:44 (263, 47) Oct. 25 10 6.62 29 32.3 2.446 2.299 69 17.9 4:49 (265, 51) 小惑星ファエトン (03200) 11月から12月にかけて、17.5等で条件良く見られる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 4 7.82 40 59.8 1.599 2.396 133 18.1 2:22 (180, 84) Oct. 25 3 53.63 41 0.1 1.529 2.390 141 17.9 1:41 (180, 84) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 K3) 予報では、2008年の春から夏にかけて14等とかなり明るくなるはずだったが、実際には19.5等と極めて暗かった(8月4日、Gustavo Muler)。位置的な条件は良いが、観測は困難。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 22 5.34 11 49.9 2.186 2.920 129 20.5 20:16 ( 0, 67) Oct. 25 22 8.29 11 16.3 2.306 2.975 123 20.6 19:52 ( 0, 66) ミュラー第５彗星 (173P/2005 T1) 2006年末〜2007年初めにかけて、16.5〜17等と明るく観測された。だが、太陽に近づいてきているにも関わらず、その後は暗くなっている。2008年春の近日点通過の頃は19.4等と暗かった(3月10日、津村光則氏)。この彗星は、発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に暗くなってしまった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 18 10 57.61 18 23.3 4.877 4.264 47 21.5 4:44 (267, 29) Oct. 25 11 4.60 18 2.3 4.801 4.269 52 21.5 4:49 (271, 34)