今週の明るい彗星 (2009年2月14日：北半球版)

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最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

鹿林彗星 (C/2007 N3) 現在は5.4等(2月16日、Juan Jose Gonzalez)。空の条件が良ければ肉眼でも見えている。地球に最接近しており、真夜中の空を急速に西に移動している。春まで、最盛期をずっと最良の条件で観測できる。彗星が黄道面に沿って移動するため、アンチテールが良く見えている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 13 54.61 -11 4.5 0.561 1.324 114 5.6 4:21 ( 0, 44) Feb. 21 12 17.76 -1 34.7 0.429 1.370 147 5.2 2:19 ( 0, 53) 串田彗星 (144P) 予想以上に急激に増光した。現在は8.6等とたいへん明るい(2月13日、Juan Jose Gonzalez)。巨大な姿が双眼鏡でも見えるほどになっている。これから2月まで、夕空に高く、9等の明るさで条件良く観測できる。その後も初夏までずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 4 56.85 16 51.9 0.788 1.454 109 9.3 19:20 ( 0, 72) Feb. 21 5 16.12 17 9.6 0.832 1.467 107 9.6 19:12 ( 0, 72) クリステンセン彗星 (C/2006 W3) 予想を上回って急激に増光している。すでに9.9等とかなり明るい(2月13日、Juan Jose Gonzalez)。2009年夏に8等に達すると期待されている。2月から3月にかけては一時的に低くなるが、その後は晩秋まで、8〜10等で長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 22 22.09 36 27.9 3.964 3.416 50 9.8 19:06 (124, 16) Feb. 21 22 26.17 35 43.2 3.996 3.390 46 9.8 19:12 (126, 11) ブロートン彗星 (C/2006 OF2) 12月から1月にかけて、9.8等に達した(12月28日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ10.9等と明るい(2月13日、Juan Jose Gonzalez)。6月に13等で夕空に低くなるまで、長期に渡って眼視で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 5 59.98 45 24.8 2.290 2.933 121 11.1 20:22 (180, 80) Feb. 21 6 3.74 43 42.7 2.400 2.975 116 11.2 19:58 (180, 81) ベーティン彗星 (85P) 冬に7等に達し、条件良く観測できると期待されていた。だが結局、彗星は現れなかった。この彗星は1986年以来、観測されていない。12月1日には20等以下で、彗星は写らなかった(織部隆明氏)。予想より大幅に暗く、消滅した可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 2 56.71 21 58.7 1.139 1.412 82 11.3 19:06 ( 68, 64) Feb. 21 3 25.29 23 30.5 1.219 1.467 82 12.1 19:12 ( 72, 63) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 予想を上回って急激に増光している。現在は10.8等と、かなり明るい(2月13日、Juan Jose Gonzalez)。5月まで11等の明るさで、長期に渡って夕空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 0 51.22 5 27.8 1.671 1.259 48 11.7 19:06 ( 75, 29) Feb. 21 1 13.91 8 25.1 1.675 1.250 47 11.5 19:12 ( 80, 29) マクノート彗星 (C/2008 A1) 9月に南天で6.3等に達した(9月4日、Marco Goiato)。1月13日にもまだ10.0等と明るかった(U. Pilz)。だが、その後の眼視観測が報告されていない。北天で暗くなっていく様子をずっと観測できる。南半球では二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 20 19.52 41 43.6 2.690 2.334 58 11.7 5:22 (237, 29) Feb. 21 20 34.06 44 49.5 2.750 2.416 60 11.9 5:15 (234, 31) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 Q3) すでに11.7等と、かなり明るい(2月1日、Marco Goiato)。2009年末から2010年の初めにかけて、10等に達すると期待されている。南半球では好条件。日本からは、2月から4月にかけて、夕空に低いが観測できる。その後は9月まで観測できなくなるが、10月以降は、しばらく10等で条件良く観測できる。南半球では、6月に11等になるまで、長期に渡って増光していく様子を観測できるが、最盛期以降は観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 5 14.30 -43 54.8 3.187 3.425 95 12.2 19:36 ( 0, 11) Feb. 21 5 15.14 -41 43.5 3.164 3.371 93 12.1 19:12 ( 1, 13) コプフ彗星 (22P) 現在は13.5等で、すでに眼視でも見えている(1月31日、Alan Hale)。春から秋にかけて、長期に渡って9〜10等と明るく見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 17 8.91 -18 42.7 2.000 1.861 67 12.5 5:22 (325, 28) Feb. 21 17 27.54 -18 59.6 1.909 1.827 70 12.2 5:15 (325, 28) リニア彗星 (C/2007 G1) 夏に11.5等まで明るくなった(8月4日、Marco Goiato)。日本からはすでに観測できないが、南半球では長期に渡って条件良く観測できる。だが、昨年の夏以降、眼視での観測は報告されていない。最近のCCD観測からも、まだ12〜13等で眼視でも見えると思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 22 42.03 -75 47.2 3.116 2.810 63 12.5 19:06 ( 17,-34) Feb. 21 23 42.42 -74 56.2 3.101 2.836 65 12.5 19:12 ( 18,-32) カーディナル彗星 (C/2008 T2) 現在は12.4等まで明るくなってきた(2月13日、Juan Jose Gonzalez)。6月に10〜11等に達する。日本からは、5月に最盛期を迎えるまでは条件良く観測できるが、それ以降は二度と見えなくなる。南半球では、4月まで観測できないが、それ以降は次第に暗くなる様子を見られる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 2 53.04 65 27.9 1.780 2.125 96 13.0 19:06 (160, 56) Feb. 21 3 12.45 62 17.1 1.759 2.048 92 12.8 19:12 (154, 57) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は14.3等(1月8日、Alan Hale)で、予想よりやや暗いが、眼視でも見えている。1月から7月にかけて、長期に渡って12〜13等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 9 41.71 19 17.4 1.443 2.427 173 13.0 0:07 ( 0, 74) Feb. 21 9 35.79 19 38.1 1.434 2.407 166 12.9 23:29 ( 0, 75) マクノート彗星 (C/2006 Q1) 5月に10.9等に達した(5月11日、Marco Goiato)。ゆっくりと減光中。現在は13.9等(2月14日、門田健一氏)。今後は夏まで、長期に渡って13〜14等で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 16 30.78 13 23.8 3.553 3.578 83 13.4 5:22 (310, 60) Feb. 21 16 36.11 15 10.2 3.512 3.621 88 13.4 5:15 (314, 64) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 昨年9月に大バーストを起こして以来、12月にも新たなバーストを起こし、半年に渡ってずっと10〜11等の明るさで見え続けている。現在もまだ11.4等と明るい(2月14日、Carlos Labordena)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 7 47.67 23 44.0 5.236 6.105 149 13.5 22:09 ( 0, 79) Feb. 21 7 45.09 23 43.5 5.302 6.107 141 13.5 21:39 ( 0, 79) ダニエル彗星 (33P) 18等以下のはずだったが、1月30日に予想外のバーストを起こし、15.2等まで明るくなった(Catalina Sky Survey)。その後は急激に減光中で、すでに17.2等まで暗くなっている(2月14日、井狩康一氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 11 36.05 40 10.0 1.820 2.685 144 17.0 2:01 (180, 85) Feb. 21 11 30.10 40 53.0 1.839 2.714 145 17.9 1:27 (180, 84) クリステンセン彗星 (210P/2008 X4) 2003年に太陽観測探査機SOHOで発見された、明るい新周期彗星の初回帰。今回は、STEREO-B探査機で再発見された。12月下旬には、SOHOの画像で6〜7等に達し、1月上旬には、明け方の空で10等級で観測された。現在は減光中。だが、まだ12.5等と明るい(2月5日、Michael Jager)。今後は、次第に暗くなる様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 16 2.83 -3 29.6 0.723 1.184 86 14.4 5:22 (335, 49) Feb. 21 15 56.99 -2 9.9 0.740 1.282 94 15.0 5:15 (344, 52) クレモラ彗星 (68P) 夕方の低空で1月中旬まで観測され、14.1等に達した(1月11日、門田健一氏)。現在は観測できない。夏には観測できるようになるが、17等以下となる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 22 29.96 -7 40.1 2.735 1.777 11 14.7 19:06 ( 86, -7) Feb. 21 22 48.82 -6 16.6 2.759 1.788 8 14.7 19:12 ( 89, -9) マクノート彗星 (C/2005 L3) 現在は13.9等(2月7日、門田健一氏)。2008年は春から秋にかけて13等と、眼視で明るく見えた。これから夏にかけて、再び14等で眼視でも見られる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 15 12.88 27 8.0 5.960 6.275 104 14.7 5:22 (337, 81) Feb. 21 15 9.69 28 19.8 5.892 6.297 109 14.7 5:06 ( 0, 83) ボレリー彗星 (19P) 夏に9.6等に達した(8月2日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。すでに14.0等まで暗くなってきた(2月1日、門田健一氏)。今後は、明け方の空で暗くなっていく様子を観測できる。まだしばらく眼視でも見えるだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 13 52.34 35 13.3 1.856 2.516 121 14.8 4:16 (180, 90) Feb. 21 13 49.25 36 30.6 1.858 2.566 125 14.9 3:46 (180, 89) ガン彗星 (65P) 現在は15.3等(2月2日、門田健一氏)。2010年の夏に12〜13等まで明るくなる。2009年の春には14.5等に達し、夏までしばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 12 40.20 10 14.3 2.442 3.247 138 14.9 3:05 ( 0, 65) Feb. 21 12 38.15 10 46.6 2.362 3.226 145 14.8 2:35 ( 0, 66) スキッフ彗星 (C/2007 B2) 2008年春に12.7等まで明るくなった(4月12日、Marco Goiato)。だが、7月には14.9等まで暗くなった(7月22日、津村光則氏)。昨年夏以来、ずっと観測されていないが、南半球では、明け方の空に姿を現しており、今後はしばらく条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 18 31.29 -45 26.1 3.950 3.446 52 15.1 5:22 (326, -4) Feb. 21 18 44.16 -45 56.2 3.915 3.480 57 15.1 5:15 (327, -3) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 現在は15.5等(2月14日、Catalina Sky Survey)。春にかけて、15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 9 22.42 23 46.9 2.634 3.604 167 15.2 23:43 ( 0, 79) Feb. 21 9 17.78 24 8.3 2.653 3.600 160 15.2 23:11 ( 0, 79) ロングモア彗星 (77P) 現在は15.7等(2月1日、門田健一氏)。春に15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 12 40.56 13 56.0 1.672 2.500 138 15.6 3:05 ( 0, 69) Feb. 21 12 37.03 13 43.3 1.602 2.483 145 15.4 2:34 ( 0, 69) スペースウォッチ彗星 (C/2006 U6) 現在は16.2等(1月3日、門田健一氏)。夏には南天で14.5等に達したと思われるが、すでに減光中。今後はゆっくりと暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 12 5.93 -21 30.7 2.908 3.643 131 16.0 2:31 ( 0, 33) Feb. 21 12 0.27 -19 47.3 2.877 3.693 140 16.1 1:57 ( 0, 35) カーンズ-クェー彗星 (59P) 現在は16.4等(1月1日、門田健一氏)。今後は暗くなりながら夕空に低くなる。5月には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 2 55.67 25 32.2 2.256 2.361 83 16.2 19:06 ( 75, 65) Feb. 21 3 7.13 25 47.1 2.333 2.358 79 16.3 19:12 ( 81, 61) リニア彗星 (209P/2008 X2) 現在は16.9等(1月22日、P. C. Sherrod)。急激に増光し、2月から4月にかけて16.5等で見える。4月初めから急激に南下し、あっという間に日本からは見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 12 59.16 68 37.3 0.455 1.260 116 16.5 3:22 (180, 57) Feb. 21 14 3.32 72 7.7 0.418 1.198 110 16.4 3:57 (180, 53) リニア-ニート彗星 (204P/2008 R5) 2001年の発見時は、近日点通過後に急激に明るくなった。今回も、9月初めには20等とたいへん暗かったが、急激に増光し、16.3等に達した(2月5日、門田健一氏)。しばらく条件が良いが、今後は急激に減光する。すでに16.9等まで暗くなった(2月11日、門田健一氏)。4月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 8 18.47 24 43.5 1.079 2.020 155 16.9 22:40 ( 0, 80) Feb. 21 8 17.15 25 9.4 1.129 2.037 148 17.0 22:11 ( 0, 80) マティチッチ彗星 (C/2008 Q1) 現在は17.0等(1月12日、門田健一氏)。2009年春に16.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 17 34.06 25 19.6 3.126 2.994 73 16.9 5:22 (275, 55) Feb. 21 17 30.61 26 24.0 3.037 3.006 78 16.9 5:15 (278, 60) ギブス彗星 (P/2008 Y2) 予想以上に急激に増光し、17.2等に達している(1月20日、井狩康一氏)。2月まで17等を保ち、4月に18等以下になるまで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 10 2.65 13 30.9 0.667 1.654 176 17.0 0:28 ( 0, 69) Feb. 21 9 58.53 12 33.0 0.677 1.664 175 17.0 23:52 ( 0, 67) 小惑星2001 TX16 彗星のような軌道を持つ小惑星。これから5月まで、しばらく17等前後で条件良く観測できる。5月以降はあっという間に暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 14 35.60 -4 13.7 1.269 1.823 107 17.3 5:00 ( 0, 51) Feb. 21 14 39.71 -4 23.4 1.242 1.866 113 17.2 4:36 ( 0, 51) マクノート彗星 (P/2008 Y3) 春にかけて17.5等で観測できるが、日本からは南に低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 8 25.80 -24 37.7 3.664 4.438 137 17.3 22:47 ( 0, 30) Feb. 21 8 22.01 -24 29.1 3.685 4.440 134 17.3 22:15 ( 0, 31) レモン-サイディング・スプリング彗星 (C/2008 FK75) 現在は17.6等(1月24日、門田健一氏)。2010年には15等に達する。今後、日本からは長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 15 38.47 -6 54.2 6.368 6.466 91 17.6 5:22 (345, 47) Feb. 21 15 40.04 -6 18.1 6.218 6.430 97 17.6 5:15 (352, 48) コワル-ムルコス彗星 (143P) 3月に衝となり、17等に達するが、すぐに暗くなり、5月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 12 17.51 -8 54.4 1.852 2.664 137 17.9 2:42 ( 0, 46) Feb. 21 12 16.37 -8 56.8 1.782 2.650 144 17.7 2:13 ( 0, 46) ヒル彗星 (211P/2008 X1) 現在は17.6等(1月10日、門田健一氏)。3月まで、17.5〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 4 56.09 14 5.1 1.916 2.422 108 17.8 19:18 ( 0, 69) Feb. 21 5 0.39 15 19.7 1.989 2.413 103 17.8 19:12 ( 12, 70) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 秋には13.7等に達し、眼視でも見えた(11月6日、Juan Jose Gonzalez)。だが、現在は減光中。すでに17.0等まで暗くなった(1月14日、門田健一氏)。2月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 3 43.99 13 0.4 2.195 2.429 91 17.8 19:06 ( 35, 64) Feb. 21 3 52.82 13 46.5 2.304 2.454 86 18.0 19:12 ( 47, 62) レモン彗星 (C/2007 S2) 2007年の秋から冬にかけて、18等で観測された。2009年の冬から春にかけて、再び18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 10 34.67 -6 16.1 4.694 5.620 157 17.9 1:00 ( 0, 49) Feb. 21 10 31.72 -6 13.6 4.674 5.626 162 17.9 0:29 ( 0, 49) リニア-ミュラー彗星 (188P/2007 J7) 2007年秋に14〜15等と明るく観測された。現在は18.2等(1月24日、門田健一氏)。しばらく条件良く観測できる。2月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 7 34.04 33 44.4 2.855 3.691 142 17.9 21:55 ( 0, 89) Feb. 21 7 30.94 33 26.6 2.945 3.717 135 17.9 21:25 ( 0, 88) ホームズ彗星 (17P) 2007年10月に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。2008年の春になっても、まだ5.5等の明るさを保っていた(4月30日、Carlos Labordena)が、かなり淡く見づらくなった。大きさは60分角以上まで広がっていた。再び好条件で観測できるようになった。最高の空の条件に恵まれれば、全光度は5〜6等で、1〜2度まで広がった、極端に淡い光芒が捉えられるかもしれない。11月4日には、津村光則氏がホームズ彗星の光芒らしきものを捉えている。核近傍の明るさは、現在は17.7等(2月13日、Catalina Sky Surve)。バースト前の光度よりは、まだずっと明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 8 33.90 26 47.7 3.367 4.296 157 18.8 22:55 ( 0, 82) Feb. 21 8 28.88 26 42.2 3.433 4.317 149 18.9 22:22 ( 0, 82) ミュラー第５彗星 (173P/2005 T1) 2006年末〜2007年初めにかけて、16.5〜17等と明るく観測された。だが、太陽に近づいてきているにも関わらず、その後は暗くなっている。2008年春の近日点通過の頃は19.4等と暗かった(3月10日、津村光則氏)。この彗星は、発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に暗くなってしまった。2008年4月以降は、まったく観測されていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 14 11 49.14 21 32.8 3.482 4.368 150 21.6 2:14 ( 0, 76) Feb. 21 11 46.36 22 12.0 3.455 4.376 155 21.6 1:43 ( 0, 77)