今週の明るい彗星 (2009年2月28日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

鹿林彗星 (C/2007 N3) 現在は4.9等(2月23日、Juan Jose Gonzalez)。空の条件が良ければ肉眼でも見えている。地球に最接近しており、真夜中の空を急速に西に移動している。春まで、最盛期をずっと最良の条件で観測できる。彗星が黄道面に沿って移動するため、アンチテールが良く見えている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 10 7.43 11 21.3 0.436 1.423 170 5.4 23:23 (180, 43) Mar. 7 8 29.27 18 29.6 0.582 1.480 138 6.2 21:23 (180, 36) クリステンセン彗星 (C/2006 W3) 予想を上回って急激に増光している。すでに9.4等とかなり明るい(2月25日、Juan Jose Gonzalez)。2009年夏に8等に達すると期待されている。2月から3月にかけては一時的に低くなるが、その後は晩秋まで、8〜10等で長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 22 30.17 35 7.5 4.017 3.365 43 9.7 4:18 (250,-38) Mar. 7 22 34.02 34 40.1 4.027 3.341 40 9.7 4:25 (247,-32) 串田彗星 (144P) 予想以上に急激に増光し、8.4等に達した(1月30日、Juan Jose Gonzalez)。巨大な姿が双眼鏡でも見えるほどになった。今後は減光していくが、まだ8.6等と明るい(2月25日、Juan Jose Gonzalez)。しばらく夕空に高く見える。5月中旬に14等になるまで、高度は40度以上を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 5 36.06 17 22.8 0.881 1.484 104 9.8 20:06 (162, 36) Mar. 7 5 56.43 17 30.0 0.935 1.505 102 10.1 19:55 (163, 36) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 予想を上回って急激に増光している。現在は10.2等と、かなり明るい(2月25日、Juan Jose Gonzalez)。5月まで10〜11等の明るさで、長期に渡って夕空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 1 37.49 11 20.3 1.683 1.247 47 11.3 20:06 (108, 5) Mar. 7 2 1.97 14 10.4 1.696 1.249 46 11.2 19:55 (111, 5) ブロートン彗星 (C/2006 OF2) 12月から1月にかけて、9.8等に達した(12月28日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ11.2等と明るい(2月25日、Juan Jose Gonzalez)。6月に13等で夕空に低くなるまで、長期に渡って眼視で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 6 8.52 42 5.8 2.517 3.018 111 11.4 20:06 (174, 13) Mar. 7 6 14.16 40 34.5 2.641 3.062 105 11.5 19:55 (172, 14) コプフ彗星 (22P) 現在は12.9等で、すでに眼視でも見えている(2月22日、Marco Goiato)。春から秋にかけて、長期に渡って9〜10等と明るく見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 17 46.49 -19 8.8 1.820 1.794 72 11.9 4:18 (260, 48) Mar. 7 18 5.72 -19 10.1 1.735 1.764 75 11.7 4:25 (257, 51) サイディング・スプリング彗星 (C/2007 Q3) すでに11.3等と、かなり明るい(2月28日、Marco Goiato)。2009年末から2010年の初めにかけて、10等に達すると期待されている。南半球では好条件。日本からは、2月から4月にかけて、夕空に低いが観測できる。その後は9月まで観測できなくなるが、10月以降は、しばらく10等で条件良く観測できる。南半球では、6月に11等になるまで、長期に渡って増光していく様子を観測できるが、最盛期以降は観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 5 17.25 -39 25.6 3.145 3.318 91 12.0 20:06 ( 69, 73) Mar. 7 5 20.53 -37 2.8 3.131 3.265 88 11.9 19:55 ( 77, 71) マクノート彗星 (C/2008 A1) 9月に南天で6.3等に達した(9月4日、Marco Goiato)。1月13日にもまだ10.0等と明るかった(U. Pilz)。だが、その後の眼視観測が報告されていない。北天で暗くなっていく様子をずっと観測できる。南半球では二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 20 48.81 47 53.1 2.815 2.498 61 12.2 4:18 (228,-25) Mar. 7 21 3.80 50 53.5 2.883 2.579 62 12.5 4:25 (223,-23) カーディナル彗星 (C/2008 T2) 現在は11.3等まで明るくなってきた(2月25日、Juan Jose Gonzalez)。6月に10〜11等に達する。日本からは、5月に最盛期を迎えるまでは条件良く観測できるが、それ以降は二度と見えなくなる。南半球では、4月まで観測できないが、それ以降は次第に暗くなる様子を見られる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 3 31.62 59 0.7 1.744 1.972 87 12.7 20:06 (157,-11) Mar. 7 3 50.50 55 39.6 1.734 1.897 83 12.5 19:55 (156, -9) リニア彗星 (C/2007 G1) 夏に11.5等まで明るくなった(8月4日、Marco Goiato)。日本からはすでに観測できないが、南半球では長期に渡って条件良く観測できる。だが、昨年の夏以降、眼視での観測は報告されていない。最近のCCD観測からも、まだ12〜13等で眼視でも見えると思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 0 35.91 -73 24.0 3.093 2.863 67 12.5 20:06 ( 20, 33) Mar. 7 1 20.91 -71 20.6 3.092 2.891 69 12.6 19:55 ( 23, 35) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は11.7等と、かなり明るくなっている(2月25日、Juan Jose Gonzalez)。1月から7月にかけて、長期に渡って12〜13等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 9 30.24 19 53.3 1.437 2.387 158 12.8 22:56 (180, 35) Mar. 7 9 25.47 20 1.6 1.453 2.368 150 12.8 22:24 (180, 35) ベーティン彗星 (85P) 冬に7等に達し、条件良く観測できると期待されていた。だが結局、彗星は現れなかった。この彗星は1986年以来、観測されていない。12月1日には20等以下で、彗星は写らなかった(織部隆明氏)。予想より大幅に暗く、消滅した可能性もある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 3 52.62 24 39.9 1.307 1.524 81 12.9 20:06 (141, 19) Mar. 7 4 18.59 25 29.6 1.404 1.584 80 13.7 19:55 (143, 19) マクノート彗星 (C/2006 Q1) 5月に10.9等に達した(5月11日、Marco Goiato)。ゆっくりと減光中。現在は13.9等(2月14日、門田健一氏)。今後は夏まで、長期に渡って13〜14等で見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 16 40.68 17 1.3 3.475 3.665 93 13.5 4:18 (212, 32) Mar. 7 16 44.43 18 56.3 3.442 3.709 97 13.5 4:25 (203, 33) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 昨年9月に大バーストを起こして以来、12月にも新たなバーストを起こし、半年に渡ってずっと10〜11等の明るさで見え続けている。現在もまだ11.0等と明るい(2月25日、Juan Jose Gonzalez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 7 42.98 23 41.6 5.379 6.109 134 13.5 21:09 (180, 31) Mar. 7 7 41.42 23 38.2 5.466 6.111 126 13.6 20:40 (180, 31) ガン彗星 (65P) 現在は14.2等で、眼視でも見えている(2月26日、Alan Hale)。2010年の夏に12〜13等まで明るくなる。2009年の春には14.5等に達し、夏までしばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 12 35.13 11 21.5 2.293 3.204 152 14.7 2:05 (180, 44) Mar. 7 12 31.23 11 57.4 2.237 3.183 158 14.6 1:33 (180, 43) マクノート彗星 (C/2005 L3) 現在は13.9等(2月7日、門田健一氏)。2008年は春から秋にかけて13等と、眼視で明るく見えた。これから夏にかけて、再び14等で眼視でも見られる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 15 5.73 29 33.0 5.833 6.320 115 14.7 4:18 (184, 25) Mar. 7 15 0.99 30 46.4 5.784 6.343 120 14.7 4:02 (180, 24) クレモラ彗星 (68P) 夕方の低空で1月中旬まで観測され、14.1等に達した(1月11日、門田健一氏)。現在は観測できない。夏には観測できるようになるが、17等以下となる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 23 7.41 -4 50.8 2.783 1.802 6 14.8 20:06 ( 73,-16) Mar. 7 23 25.69 -3 23.9 2.807 1.819 4 14.9 19:55 ( 74,-16) ボレリー彗星 (19P) 夏に9.6等に達した(8月2日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。すでに15.3等まで暗くなってきた(2月27日、吉本勝己氏)。6月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 13 44.38 37 41.7 1.869 2.615 129 15.0 3:14 (180, 17) Mar. 7 13 37.91 38 42.4 1.889 2.664 132 15.2 2:40 (180, 16) スキッフ彗星 (C/2007 B2) 2008年春に12.7等まで明るくなった(4月12日、Marco Goiato)。だが、7月には14.9等まで暗くなった(7月22日、津村光則氏)。昨年夏以来、ずっと観測されていないが、南半球では、明け方の空に姿を現しており、今後はしばらく条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 18 56.52 -46 25.4 3.876 3.515 61 15.1 4:18 (304, 43) Mar. 7 19 8.32 -46 54.3 3.834 3.551 66 15.1 4:25 (304, 47) ロングモア彗星 (77P) 現在は14.4等で、眼視でも見えている(2月26日、Alan Hale)。春に15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 12 32.01 13 28.9 1.543 2.467 152 15.3 2:02 (180, 42) Mar. 7 12 25.67 13 10.7 1.496 2.452 159 15.2 1:28 (180, 42) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 現在は15.5等(2月14日、Catalina Sky Survey)。春にかけて、15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 9 13.55 24 24.7 2.686 3.597 152 15.3 22:39 (180, 31) Mar. 7 9 9.94 24 35.7 2.732 3.593 145 15.3 22:08 (180, 30) ダニエル彗星 (33P) 18等以下のはずだったが、1月30日に予想外のバーストを起こし、15.2等まで明るくなった(Catalina Sky Survey)。その後は急激に減光し、2月19日には18.6等まで暗くなった(Leonid Elenin)。だが、2月20日に再びバーストを起こし、14.6等まで明るくなった(Leonid Elenin)。眼視でも13.7等で見えている(2月25日、Juan Jose Gonzalez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 11 23.49 41 21.3 1.868 2.743 145 15.4 0:53 (180, 14) Mar. 7 11 16.68 41 33.4 1.910 2.773 143 17.0 0:19 (180, 13) クリステンセン彗星 (210P/2008 X4) 2003年に太陽観測探査機SOHOで発見された、明るい新周期彗星の初回帰。今回は、STEREO-B探査機で再発見された。12月下旬には、SOHOの画像で6〜7等に達し、1月上旬には、明け方の空で10等級で観測された。現在は減光中。2月5日にはまだ12.5等と明るかった(Michael Jager)。今後は、次第に暗くなる様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 15 49.01 -0 46.5 0.754 1.378 103 15.5 4:18 (206, 53) Mar. 7 15 38.67 0 39.7 0.768 1.472 112 15.9 4:25 (186, 54) スペースウォッチ彗星 (C/2006 U6) 現在は16.2等(1月3日、門田健一氏)。夏には南天で14.5等に達したと思われるが、すでに減光中。今後はゆっくりと暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 11 54.12 -17 53.1 2.861 3.744 148 16.1 1:24 (180, 73) Mar. 7 11 47.72 -15 50.3 2.862 3.795 156 16.1 0:50 (180, 71) リニア彗星 (209P/2008 X2) 急激に増光し、現在は16.5等に達している(2月28日、E. Reina)。4月にかけて16.5等で見える。4月初めから急激に南下し、あっという間に日本からは見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 15 31.70 73 48.0 0.385 1.139 102 16.3 4:18 (183,-19) Mar. 7 17 8.52 72 39.2 0.355 1.084 95 16.3 4:25 (188,-19) カーンズ-クェー彗星 (59P) 現在は16.8等(2月21日、門田健一氏)。今後は暗くなりながら夕空に低くなる。5月には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 3 19.27 26 3.3 2.411 2.356 74 16.4 20:06 (135, 13) Mar. 7 3 32.02 26 20.0 2.487 2.356 70 16.4 19:55 (135, 12) マティチッチ彗星 (C/2008 Q1) 現在は16.9等(2月17日、門田健一氏)。2009年春に16.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 17 25.70 27 36.9 2.946 3.019 84 16.8 4:18 (216, 17) Mar. 7 17 19.09 28 57.1 2.855 3.033 90 16.8 4:25 (207, 21) 小惑星2001 TX16 彗星のような軌道を持つ小惑星。これから5月まで、しばらく17等前後で条件良く観測できる。5月以降はあっという間に暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 14 41.86 -4 25.7 1.218 1.910 119 17.1 4:11 (180, 59) Mar. 7 14 42.01 -4 21.6 1.197 1.954 126 17.1 3:44 (180, 59) ギブス彗星 (P/2008 Y2) 予想以上に急激に増光し、16.8等に達している(2月17日、井狩康一氏)。2月まで17等を保ち、4月に18等以下になるまで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 9 54.93 11 35.5 0.697 1.678 167 17.1 23:21 (180, 44) Mar. 7 9 52.40 10 38.6 0.727 1.694 160 17.2 22:51 (180, 44) リニア-ニート彗星 (204P/2008 R5) 2001年の発見時は、近日点通過後に急激に明るくなった。今回も、9月初めには20等とたいへん暗かったが、急激に増光し、16.3等に達した(2月5日、門田健一氏)。しばらく条件が良いが、今後は急激に減光する。すでに17.6等まで暗くなった(2月21日、井狩康一氏)。4月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 8 17.31 25 25.6 1.188 2.055 141 17.2 21:44 (180, 30) Mar. 7 8 19.04 25 32.4 1.255 2.074 134 17.3 21:18 (180, 29) リニア彗星 (C/2009 B2) 3月に17等に達するが、すぐに暗くなり、5月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 13 38.89 -16 18.6 1.563 2.330 130 17.3 3:09 (180, 71) Mar. 7 13 8.51 -15 38.8 1.452 2.328 143 17.2 2:12 (180, 71) マクノート彗星 (P/2008 Y3) 春にかけて17.5等で観測できるが、日本からは南に低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 8 18.74 -24 13.2 3.716 4.442 132 17.3 21:45 (180, 79) Mar. 7 8 16.13 -23 51.4 3.758 4.444 128 17.4 21:14 (180, 79) コワル-ムルコス彗星 (143P) 3月に衝となり、17等に達するが、すぐに暗くなり、5月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 12 14.22 -8 50.4 1.721 2.637 151 17.5 1:44 (180, 64) Mar. 7 12 11.19 -8 35.6 1.672 2.624 159 17.4 1:13 (180, 64) ハウエル彗星 (88P) 現在は18.2等(3月1日、W. Hasubick)。これから急激に増光し、秋には10等に達する。2010年2月まで長期に渡って観測できる。但し、日本からは、7月に13等になる頃から高度は20度を下回り、最盛期はずっと低空となってしまう。南半球ではもう少し高く見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 13 24.45 -3 26.7 1.720 2.546 138 17.7 2:54 (180, 59) Mar. 7 13 22.44 -3 7.8 1.618 2.502 145 17.4 2:24 (180, 58) レモン-サイディング・スプリング彗星 (C/2008 FK75) 現在は17.4等(2月21日、井狩康一氏)。2010年には15等に達する。今後、日本からは長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 15 41.14 -5 38.4 6.070 6.393 104 17.5 4:18 (205, 58) Mar. 7 15 41.74 -4 55.4 5.927 6.357 111 17.4 4:25 (189, 60) レモン彗星 (C/2007 S2) 2007年の秋から冬にかけて、18等で観測された。2009年の冬から春にかけて、再び18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 10 28.71 -6 7.8 4.668 5.632 165 17.9 23:54 (180, 61) Mar. 7 10 25.76 -5 59.4 4.677 5.638 164 17.9 23:24 (180, 61) ヒル彗星 (211P/2008 X1) 現在は17.6等(1月10日、門田健一氏)。3月まで、17.5〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 5 5.97 16 31.6 2.064 2.404 97 17.9 20:06 (153, 34) Mar. 7 5 12.75 17 40.0 2.142 2.396 92 17.9 19:55 (151, 32) ホームズ彗星 (17P) 2007年10月に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。2008年の春になっても、まだ5.5等の明るさを保っていた(4月30日、Carlos Labordena)が、かなり淡く見づらくなった。大きさは60分角以上まで広がっていた。再び好条件で観測できるようになった。最高の空の条件に恵まれれば、全光度は5〜6等で、1〜2度まで広がった、極端に淡い光芒が捉えられるかもしれない。11月4日には、津村光則氏がホームズ彗星の光芒らしきものを捉えている。核近傍の明るさは、現在は17.7等(2月13日、Catalina Sky Surve)。バースト前の光度よりは、まだずっと明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 8 24.54 26 33.1 3.512 4.337 142 19.0 21:50 (180, 28) Mar. 7 8 21.02 26 20.7 3.603 4.357 134 19.1 21:19 (180, 29) ミュラー第５彗星 (173P/2005 T1) 2006年末〜2007年初めにかけて、16.5〜17等と明るく観測された。だが、太陽に近づいてきているにも関わらず、その後は暗くなっている。2008年春の近日点通過の頃は19.4等と暗かった(3月10日、津村光則氏)。この彗星は、発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に暗くなってしまった。2008年4月以降は、まったく観測されていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 28 11 43.13 22 48.8 3.442 4.384 159 21.7 1:13 (180, 32) Mar. 7 11 39.59 23 22.0 3.443 4.392 160 21.7 0:42 (180, 32)