今週の明るい彗星 (2013年2月2日：北半球版)

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レモン彗星 (C/2012 F6) 予想以上に急激に明るくなってきた。現在は6.2等とかなり明るい(2月1日、Chris Wyatt)。3月に、太陽に0.73天文単位まで近づく。最大で3等になるかもしれない。南半球では条件良く観測できる。日本からは、現在は観測できないが、5月からは、減光していく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 13 53.43 -82 51.8 0.990 1.207 75 6.0 5:02 ( 0,-28) Feb. 9 22 40.31 -82 49.1 0.990 1.111 68 5.3 19:01 ( 9,-34) パンスターズ彗星 (C/2011 L4) 現在は6.5等(2月1日、Chris Wyatt)。12月末まで期待通りに増光していたが、1月に入ってから、増光が鈍ってしまった。春に-1等の大彗星になると期待されていたが、最大で3等止まりかもしれない。南半球では、2月中旬まで低空で観測できる。日本からは、3月まで、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 19 27.44 -45 28.2 1.623 0.989 34 6.5 5:31 (315,-16) Feb. 9 20 18.43 -45 24.9 1.451 0.843 34 5.9 5:26 (312,-20) リニア彗星 (C/2011 F1) 2012年秋に9.0等まで明るくなった(11月4日、Juan Jose Gonzalez)。南半球では、明け方の空に現れてきた。今後は、ゆっくりと減光していく様子を条件良く観測できる。日本からは、2013年以降はほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 19 48.25 -36 14.8 2.688 1.847 25 9.1 5:31 (304,-14) Feb. 9 20 10.69 -37 40.3 2.665 1.864 28 9.1 5:26 (306,-15) ポンス-ガンバール彗星 (273P/2012 V4) 1827年以来、200年近く見失われていた彗星。11月中旬のSWAN画像から、Rob Matson氏によって再発見された。日本からは、再び明け方の空に現れてきた。現在は9.3等と、かなり明るい(1月31日、Carlos Labordena)。日本からは、今後は暗くなっていく様子を、非常に条件良く観測できる。南半球では、2月から3月にかけて、低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 18 29.68 5 43.6 1.626 1.144 43 9.1 5:31 (282, 26) Feb. 9 18 23.26 9 52.6 1.549 1.230 52 9.5 5:26 (283, 34) ブレッシ彗星 (C/2012 T5) 現在は10.5等と、かなり明るい(1月31日、Chris Wyatt)。1月24日にバーストを起こし、集光が強くなった。2月24日に、太陽に0.3天文単位まで接近する。計算上は、7等まで明るくなるが、彗星が小さいため、消滅する可能性もある。日本からは超低空。南半球でも、まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 23 48.50 -30 49.9 1.014 0.688 40 10.9 18:55 ( 48, 3) Feb. 9 23 24.77 -32 52.0 0.989 0.538 31 9.8 19:01 ( 55, -7) リニア彗星 (C/2012 K5) 12月末から1月にかけて、地球に0.3天文単位まで接近し、7〜8等まで明るくなった。だが、今後は遠ざかり、急激に暗くなる。すでに12.4等まで暗くなった(1月28日、吉本勝己氏)。今後は、南半球でも条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 4 4.26 -11 21.9 0.997 1.531 101 11.9 19:13 ( 0, 44) Feb. 9 4 3.90 -13 24.2 1.188 1.602 94 12.5 19:01 ( 5, 41) マクノート彗星 (C/2011 R1) 現在は11.2等(1月20日、Juan Jose Gonzalez)。2012年夏から2013年夏にかけて、長期に渡って11〜13等で観測できると期待されている。明け方の空で、次第に高くなってくる。日本からも、ようやく見えるようになってきた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 16 14.52 -27 6.1 2.636 2.421 66 12.4 5:31 (333, 22) Feb. 9 16 14.14 -25 19.5 2.544 2.463 74 12.4 5:26 (337, 26) リニア彗星 (C/2012 L2) 現在は11.8等と、かなり明るい(1月3日、Juan Jose Gonzalez)。春にかけて12等の明るさを保つ。日本からは、4月まで、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。4月から観測できるようになるが、低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 1 35.26 50 0.9 1.744 1.999 89 12.7 18:55 (132, 62) Feb. 9 1 54.59 46 8.0 1.760 1.940 84 12.6 19:01 (123, 61) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。現在は13.5等(1月16日、A. Novichonok)。2013年も再び12〜13等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 15 31.97 -17 26.5 5.702 5.584 78 13.1 5:31 (339, 35) Feb. 9 15 29.71 -17 26.6 5.590 5.604 85 13.1 5:26 (346, 36) ギャラッド彗星 (C/2009 P1) 2011年夏から2012年春にかけて、長期に渡って6〜7等の明るさを保った。現在は減光中だが、まだ14.0等とかなり明るく、眼視でも見えている(12月13日、Sandor Szabo)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 9 0.11 -10 58.9 4.056 4.948 152 13.5 0:13 ( 0, 44) Feb. 9 8 52.08 -10 54.5 4.115 5.012 152 13.6 23:32 ( 0, 44) マクノート-ラッセル彗星 (262P/2012 K7) 1994年に発見された新周期彗星の初回帰。予報より暗かったが、急激に増光し、10.6等に達した(12月13日、吉本勝己氏)。まだ11.6等と明るい(1月11日、Sandor Szabo)。拡散状のコマが大きく広がっている。しばらく高く見えるが、今後は減光していく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 2 26.73 -7 14.2 1.340 1.510 79 13.6 18:55 ( 27, 44) Feb. 9 2 48.62 -6 39.3 1.427 1.560 78 14.0 19:01 ( 32, 43) ニート彗星 (246P/2010 V2) 急激に増光し、2012年には12等まで明るくなった。再び明け方の空に現れてきた。2013年には再び12〜14等で、条件良く観測できる。但し、2013年には、日本からはやや低くなる。なお、Juan Jose Gonzalez氏は、1月20日に9.6等と、極めて明るく報告している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 17 58.56 -22 48.0 3.514 2.880 43 13.7 5:31 (310, 12) Feb. 9 18 10.08 -23 8.1 3.447 2.880 47 13.7 5:26 (312, 14) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は13.3等(11月15日、Sandor Szabo)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは長期に渡って観測できる。南半球では見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 21 0.82 29 55.1 6.580 5.949 46 13.7 5:31 (240, 9) Feb. 9 21 3.71 29 41.9 6.600 5.943 44 13.7 5:26 (242, 13) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) Juan Jose Gonzalez氏は、1月20日に10.5等と、極めて明るく報告している。但し、極めて拡散状。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 14 10.90 -23 8.3 6.074 6.232 94 13.9 5:22 ( 0, 32) Feb. 9 14 11.81 -23 25.2 5.961 6.231 101 13.8 4:56 ( 0, 32) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。現在は11.9等(5月29日、Marco Goiato)。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。現在は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 21 14.95 -25 59.5 3.647 2.680 9 14.2 18:55 ( 72,-20) Feb. 9 21 28.20 -25 10.3 3.655 2.691 10 14.2 5:26 (285,-23) リニア彗星 (C/2011 J2) 2013年から2014年にかけて、長期に渡って13等を保ち、日本からは条件良く観測できると期待されている。現在は15.0等(1月9日、A. Novichonok)。南半球でも、12月初めから3月初めまで、低空ながらも観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 11 9.06 35 40.1 3.679 4.531 146 14.4 2:21 (180, 89) Feb. 9 11 0.81 37 49.6 3.614 4.492 149 14.3 1:46 (180, 87) カタリナ彗星 (C/2012 J1) 現在は12.9等と明るく、眼視でも見えている(1月3日、Chris Wyatt)。2月まで12〜14等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では超低空で、まもなく見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 1 8.03 17 48.8 3.412 3.206 69 14.4 18:55 ( 74, 51) Feb. 9 1 18.02 17 37.8 3.513 3.218 64 14.5 19:01 ( 79, 46) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は14.9等(1月5日、A. Novichonok)。今後は減光していくが、2013年いっぱいは15等を保つ。南半球では条件良く観測できる。日本からも、1月から2月にかけて、超低空に見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 2 55.53 -43 10.0 6.319 6.179 77 14.4 18:55 ( 9, 11) Feb. 9 2 55.83 -41 38.4 6.404 6.202 73 14.4 19:01 ( 16, 11) ヴィルト第１彗星 (63P) 現在は14.9等(1月11日、V. Gerke, S. Plaksa, A. Novichonok)。当初の予報より1等ほど暗い。春にかけて14等に達する。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、しばらく超低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 10 21.22 36 11.9 1.131 2.062 153 14.7 1:34 (180, 89) Feb. 9 10 14.79 35 38.4 1.096 2.041 156 14.5 1:00 (180, 89) リニア彗星 (C/2012 L1) 現在は13.7等で、眼視でも見えている(12月23日、Juan Jose Gonzalez)。3月まで15等を保つ。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では、2013年の春に超低空に見えるだけで、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 3 35.46 51 52.4 1.797 2.305 108 14.9 18:55 (175, 73) Feb. 9 3 42.22 46 54.3 1.896 2.321 102 15.0 19:01 (152, 76) リニア彗星 (C/2011 UF305) 予想以上に急激に増光して、夏には10.0等に達した(8月9日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ13.8等と明るい(1月11日、Sandor Szabo)。今後もしばらく、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 7 16.18 9 24.7 2.163 3.074 153 15.1 22:24 ( 0, 64) Feb. 9 7 4.29 8 9.0 2.279 3.128 143 15.4 21:45 ( 0, 63) アイソン彗星 (C/2012 S1) 現在は15.2等(1月11日、Sandor Szabo)。既に眼視でも見えている。2013年の秋に太陽に0.01天文単位まで大接近し、大彗星になると期待されている。11月から1月にかけて肉眼彗星となり、最大で金星級か、それ以上の明るさになる可能性がある。日本からは非常に条件が良く、最盛期も、その前後も、ほぼずっと観測できる。南半球では条件が悪く、最盛期の後半はまったく見えず、それ以外の時期も低空になってしまう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 7 16.42 31 44.5 4.026 4.917 151 15.4 22:25 ( 0, 87) Feb. 9 7 8.93 31 46.9 4.011 4.840 143 15.4 21:50 ( 0, 87) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は16.8等(1月19日、K. Hills)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 14 41.55 -10 22.3 3.449 3.618 91 15.7 5:31 (353, 44) Feb. 9 14 45.29 -10 38.8 3.331 3.603 97 15.6 5:26 (359, 44) マクノート彗星 (C/2012 Y3) 12月末に、15等の明るさで発見された新彗星。現在は16.4等(1月21日、K. Hills)。南半球では、春から秋にかけて、13〜14等の明るさで、条件良く見えていたはずだが、発見されなかった。今後は4月に18等以下になるまで、条件良く観測できる。日本からも、今後は夕空で次第に減光していく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 5 12.06 -41 35.1 2.237 2.611 101 15.9 20:21 ( 0, 14) Feb. 9 5 12.70 -37 36.2 2.313 2.669 100 16.1 19:54 ( 0, 18) リニア彗星 (C/2012 V2) 現在は15.6等(1月23日、W. Hasubick)。2013年の夏から秋にかけて12等に達する。日本からは、春に15等になるまでしか観測できない。南半球では、しばらく観測できないが、8月以降は、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 23 54.59 52 15.2 2.971 2.939 78 16.0 18:55 (132, 46) Feb. 9 0 11.17 50 60.0 2.970 2.868 74 15.9 19:01 (130, 43) リニア彗星 (C/2011 O1) 現在は16.2等(12月25日、K. Hills)。南半球では、2013年の夏にかけて、長期に渡って15〜16等で条件良く観測できる。日本からはまったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 0 49.90 -68 17.9 4.516 4.152 62 16.0 18:55 ( 16,-18) Feb. 9 1 7.73 -66 35.2 4.532 4.173 62 16.0 19:01 ( 18,-18) リニア彗星 (C/2012 A2) 現在は14.8等(1月9日、A. Novichonok)。2月まで15〜16等を保つ。日本からは、暗くなるまでずっと条件良く観測できる。南半球では、2013年夏まで、まったく観測できない。なお、Juan Jose Gonzalez氏は、11月6日に眼視で10.4等と、極めて明るく報告している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 0 34.04 54 5.4 3.596 3.629 84 16.0 18:55 (135, 52) Feb. 9 0 40.35 51 54.4 3.714 3.644 78 16.1 19:01 (131, 48) スペースウォッチ彗星 (125P) 現在は17.5等(1月17日、佐藤英貴氏)。2月から4月にかけて、明け方の空で16等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 17 24.69 -15 25.8 1.926 1.533 52 16.6 5:31 (311, 23) Feb. 9 17 47.21 -15 24.9 1.888 1.528 53 16.4 5:26 (311, 23) ゲーレルス第２彗星 (78P) 2011年秋から2012年春にかけて、長期に渡って11〜12等の明るさを保った。現在は減光中。すでに17.0等まで暗くなった(1月11日、V. Gerke, S. Plaksa, A. Novichonok)。春にかけて、次第に暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 10 25.24 1 53.3 2.481 3.398 154 16.5 1:37 ( 0, 57) Feb. 9 10 20.29 2 21.9 2.475 3.429 162 16.6 1:05 ( 0, 57) マクノート彗星 (C/2012 K6) 春から夏にかけて、15〜16等に達する。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは低い。昨年9月以降は、観測されていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 16 52.68 -49 20.7 3.901 3.503 59 16.9 5:31 (336, -1) Feb. 9 16 51.86 -49 22.6 3.774 3.485 65 16.8 5:26 (340, 1) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 現在は16.4等(1月6日、J. F. Hernandez)。2014年秋に、6等まで明るくなると期待されている。2013年は、秋に14等になるまで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 17 28.19 9 14.9 7.139 6.685 59 17.0 5:31 (289, 40) Feb. 9 17 30.04 9 42.4 6.991 6.624 64 16.9 5:26 (293, 44) ハーゲンローザー彗星 (175P) 現在は17.4等(1月5日、K. Hills)。1月から6月にかけて、17等で条件良く観測できる。南半球では、やや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 9 14.71 18 12.4 1.151 2.136 176 17.1 0:27 ( 0, 73) Feb. 9 9 9.63 19 6.8 1.131 2.114 173 17.0 23:50 ( 0, 74) トンボー-テナグラ彗星 (274P/2012 WX32) 1931年にトンボーが発見した彗星と同定された。1931年は12.5等と、例外的に明るかった。現在は16.9等(1月19日、Y. Sugiyama)。3月まで17.5等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 6 43.66 35 58.6 1.581 2.447 143 17.4 21:52 (180, 89) Feb. 9 6 41.75 36 21.5 1.630 2.444 136 17.4 21:23 (180, 89) パンスターズ彗星 (P/2012 B1) 現在は17.2等(12月31日、井狩康一氏)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って17〜18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 12 23.26 4 30.0 3.245 3.944 129 17.5 3:35 ( 0, 59) Feb. 9 12 22.55 4 36.9 3.160 3.934 136 17.4 3:07 ( 0, 60) リニア彗星 (C/2010 R1) 現在は17.8等(1月11日、P. Dupouy, et al.)。2012年に16.5等まで明るくなった。2013年の春にも、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 14 13.81 2 37.6 5.636 5.926 102 17.5 5:25 ( 0, 58) Feb. 9 14 10.06 3 6.1 5.528 5.942 110 17.5 4:54 ( 0, 58) リニア彗星 (C/2012 X1) 2014年の春に11等に達し、条件良く観測できると期待されている。現在は17.9等(1月3日、高橋俊幸氏)。日本からは、初夏まで条件良く観測できる。南半球では低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 9 12.33 37 4.6 3.769 4.706 159 17.6 0:25 (180, 88) Feb. 9 9 6.53 37 56.1 3.723 4.643 156 17.5 23:47 (180, 87) マクノート彗星 (260P/2012 K2) 予想をはるかに上回って増光し、2012年の夏から秋にかけて、11〜12等に達した。現在は減光中。すでに17.1等まで暗くなった(1月17日、J. F. Soulier)。日本からはしばらく高く見える。南半球ではかなり低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 3 6.94 38 18.0 1.658 2.087 101 17.6 18:55 (116, 82) Feb. 9 3 20.78 38 6.1 1.771 2.132 97 18.0 19:01 (109, 78) 小惑星2008 YB3 (342842) 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は17.3等(12月6日、E. Cozzi)。2008年から2014年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。南半球では超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 7 10.32 41 47.8 6.354 7.187 145 17.7 22:19 (180, 83) Feb. 9 7 4.90 42 9.6 6.432 7.200 138 17.8 21:46 (180, 83) スコッティ彗星 (244P/2010 Q1) 現在は17.7等(1月11日、V. Gerke, S. Plaksa, A. Novichonok)。2011年末から2012年の初めにかけて、17等に達した。この冬も、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 9 26.21 16 57.3 3.189 4.171 174 17.7 0:39 ( 0, 72) Feb. 9 9 21.91 17 15.1 3.194 4.180 176 17.7 0:07 ( 0, 72) ハーゲンローザー彗星 (168P) 異常に急激に増光して、2012年の秋に、10等に達した。現在は急激に減光中。すでに17.0等まで暗くなった(1月11日、A. Diepvens)。日本からはしばらく高く見える。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Feb. 2 2 31.10 44 0.8 1.559 1.933 96 17.9 18:55 (128, 73) Feb. 9 2 49.84 44 1.0 1.664 1.980 93 18.6 19:01 (125, 71)