今週の明るい彗星 (2013年6月22日：南半球版)

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 Updated on June 23, 2013
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* レモン彗星 (C/2012 F6)

3月24日に太陽に0.73天文単位まで近づき、4.7等まで明るくなった(3月11日、Michael Mattiazzo)。現在は減光中だが、まだ7.7等と明るい(6月16日、Carlos Labordena)。日本からは、今後は減光していく様子を条件良く観測できる。南半球では、今後は明け方の低空が続く。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   0  9.57   49  8.5   1.795   1.757    71    8.2   5:37 (185,  6)  
June 29   0  0.27   53 58.7   1.821   1.855    75    8.4   5:32 (180,  1)

* パンスターズ彗星 (C/2011 L4)

3月10日に近日点を通過し、0〜1等の明るさに達した。現在は減光中だが、まだ9.9等と明るい(6月16日、Carlos Labordena)。日本からは、一晩中観測できる。南半球では、今後はしばらく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  14 38.02   72 16.4   2.134   2.169    78    9.2  20:34 (180,-17)  
June 29  14 32.01   68  6.7   2.243   2.275    78    9.4  20:01 (180,-13)

* ウィルタネン彗星 (46P)

夏に10等に達するが、今回帰は条件が悪く、ほとんど観測できない。日本からは、秋に16等以下になってから、ようやく観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   4 52.83   19 59.9   2.013   1.078    16   10.9   5:37 (247, -3)  
June 29   5 23.96   21 29.4   2.004   1.062    15   10.6   5:38 (246, -4)

* リニア彗星 (C/2012 L2)

現在は10.5等と、かなり明るい(5月19日、Chris Wyatt)。南半球では、低空ながらも、暗くなるまでずっと観測できる。日本からは、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   6 46.00  -10 30.1   2.342   1.626    35   12.5  18:26 ( 84, 10)  
June 29   7  1.75  -13 32.3   2.351   1.664    37   12.6  18:28 ( 79,  9)

* ニート彗星 (246P/2010 V2)

2012年には12等まで明るくなった。現在も14.1等と明るい(5月19日、Chris Wyatt)。秋まで13〜14等の明るさを保つ。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  19 53.34  -32  9.3   2.034   2.982   154   12.9   1:54 (180, 87)  
June 29  19 49.03  -33  2.0   2.014   2.991   160   12.9   1:22 (180, 88)

* ロニオス彗星 (C/2006 S3)

2012年には、11〜12等まで明るくなった。現在も11.0等と明るい(6月3日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは7月まで、南半球では9月まで、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  13 24.02  -10 36.3   5.599   6.065   112   13.1  19:21 (180, 66)  
June 29  13 20.21  -10 21.2   5.747   6.092   105   13.2  18:50 (180, 65)

* リニア彗星 (C/2012 V2)

4月に14.4等まで明るくなった(4月13日、Sandor Szabo)。夏から秋にかけて12等に達する。現在は観測できない。南半球では、8月以降は、暗くなっていく様子を観測できる。日本からは、二度と見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   5 36.25   25  5.8   2.658   1.652     6   13.3   5:37 (249,-14)  
June 29   5 52.70   22 39.8   2.604   1.608     8   13.1   5:38 (249,-10)

* リニア彗星 (C/2010 S1)

現在は13.8等(6月11日、Sandor Szabo)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは長期に渡って観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  20 48.93   33 13.1   5.466   5.904   110   13.3   2:49 (180, 22)  
June 29  20 42.09   33  1.7   5.394   5.907   115   13.2   2:15 (180, 22)

* アイソン彗星 (C/2012 S1)

2013年の秋に太陽に0.01天文単位まで大接近し、大彗星になると期待されている。11月から1月にかけて肉眼彗星となり、最大で金星級か、それ以上の明るさになる可能性がある。但し、2013年1月から5月までは、ずっと15.5等で横ばいだった。現在は観測できない。日本からは非常に条件が良く、8月末に明け方の空に現れた後は、最盛期も、その前後も、ほぼずっと観測できる。南半球では条件が悪く、最盛期の後半はまったく見えず、それ以外の時期も低空になってしまう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   7 16.90   27 17.9   4.184   3.227    17   13.7  18:26 (119, -6)  
June 29   7 23.59   26 57.0   4.118   3.132    12   13.5  18:28 (116,-10)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は12.5等で、眼視でも見えている(6月18日、Chris Wyatt)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  13 35.00  -20 56.4   5.659   6.210   118   13.7  19:32 (180, 76)  
June 29  13 35.07  -20 45.8   5.756   6.209   112   13.7  19:05 (180, 76)

* リニア彗星 (C/2011 J2)

現在は14.5等(6月11日、Sandor Szabo)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13等を保ち、日本からは条件良く観測できる。但し、7月から8月にかけては低空になる。南半球では、2014年秋まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   9  4.50   50 16.1   4.508   3.845    44   14.1  18:26 (150, -6)  
June 29   9  7.76   50 20.4   4.531   3.817    40   14.1  18:28 (147, -9)

* 岩本彗星 (C/2013 E2)

現在は13.5等と明るい(6月12日、Sandor Szabo)。これから長期に渡って、明け方の空に見え続ける。しばらく同じ明るさを保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   0 47.62   11 55.0   2.040   2.031    75   14.1   5:37 (203, 40)  
June 29   0 56.58   12  0.7   2.027   2.097    79   14.3   5:38 (197, 41)

* グリグ-シェレルップ彗星 (26P)

近日点の近くで急激に増光する。5月25日には17.8等と暗かったが、6月8日には15.5等と、急激に増光してきた(佐藤英貴氏)。7月から8月にかけて、夕方の低空で12等に達すると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   9 54.23    7 57.6   1.239   1.102    57   15.4  18:26 (132, 34)  
June 29  10 22.84    8  2.3   1.224   1.090    57   14.2  18:28 (132, 34)

* マクノート彗星 (C/2011 R1)

2012年夏から2013年夏にかけて、長期に渡って11〜13等の明るさを保った。今後は減光していく。現在は14.3等(6月11日、Sandor Szabo)。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では、8月末には低空となり、その後はほとんど観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  13 20.54   20 28.4   3.162   3.461    98   14.4  19:17 (180, 35)  
June 29  13 18.14   20 46.6   3.335   3.519    91   14.6  18:48 (180, 34)

* 小惑星シーラ (596)

1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。南半球では高いが、日本からはまだ超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   0 43.24  -11 53.5   2.807   2.911    85   14.5   5:37 (217, 62)  
June 29   0 49.09  -11 47.6   2.728   2.923    90   14.4   5:38 (205, 65)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は14.0等(6月3日、Chris Wyatt)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  14  4.77  -10 23.4   2.682   3.335   122   14.6  20:02 (180, 65)  
June 29  14  4.93  -10 42.3   2.755   3.322   115   14.6  19:35 (180, 66)

* パンスターズ彗星 (C/2012 K1)

現在は14.2等で、眼視でも見えている(6月11日、Sandor Szabo)。2014年秋に、5〜6等まで明るくなると期待されている。2013年は、秋に13〜14等になるまで、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  16 23.33   21 43.8   4.731   5.426   128   14.7  22:19 (180, 33)  
June 29  16 16.03   21 40.0   4.722   5.360   124   14.7  21:45 (180, 33)

* パンスターズ彗星 (C/2012 S3)

現在は15.3等(6月12日、Catalina Sky Survey)。7月から8月にかけて、14等に達すると期待されている。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。日本からも、9月までは条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  21 43.48   16 30.3   1.858   2.440   112   15.2   3:43 (180, 38)  
June 29  21 32.14   14  8.1   1.716   2.416   122   15.0   3:05 (180, 41)

* マクノート彗星 (C/2009 F4)

現在は14.1等(3月5日、佐藤英貴氏)。今後は減光していくが、2013年いっぱいは15等を保つ。南半球でも、5月にはいったん低くなるが、6月以降は再び条件良く観測できる。日本からは、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   3 57.01  -23 55.8   7.210   6.700    56   15.1   5:37 (278, 33)  
June 29   4  0.12  -23 43.2   7.185   6.728    59   15.1   5:38 (274, 38)

* マクノート彗星 (C/2012 K6)

現在は14.0等で、眼視でも見えている(6月11日、Sandor Szabo)。春から夏にかけて、14〜15等に達する。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  12 56.43  -18 28.9   2.892   3.366   109   15.2  18:53 (180, 73)  
June 29  12 52.52  -16 12.6   3.027   3.373   101   15.3  18:28 (175, 71)

* リニア彗星 (C/2011 F1)

2012年秋に9.0等まで明るくなった(11月4日、Juan Jose Gonzalez)。だが、近日点通過の頃に、予想外に急減光した。現在は、当初の予報より4〜5等級も暗い。現在は15.2等(6月3日、佐藤英貴氏)。南半球では、今後は、ゆっくりと減光していく様子を条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   2 56.64  -42 39.4   2.726   2.717    78   15.5   5:37 (297, 51)  
June 29   3  9.26  -42 57.5   2.749   2.776    80   15.6   5:38 (297, 54)

* レモン彗星 (C/2013 G6)

急激に増光した。現在は15.3等と、かなり明るい(6月3日、高橋俊幸氏)。南半球では、しばらく条件良く観測できる。日本からは、6月末には見えなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  11 37.01  -18 41.3   1.792   2.087    91   15.6  18:26 (141, 70)  
June 29  11 25.85  -18 50.4   1.931   2.073    83   15.6  18:28 (122, 64)

* ギャラッド彗星 (C/2009 P1)

2011年夏から2012年春にかけて、長期に渡って6〜7等の明るさを保った。現在は減光中だが、まだ15.9等と明るい(4月13日、門田健一氏)。現在は、日本からは観測できない。南半球でも、7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   8 21.68   -7 29.2   6.838   6.175    45   15.7  18:26 (100, 27)  
June 29   8 24.51   -7 42.6   6.960   6.234    41   15.8  18:28 ( 96, 22)

* マクノート彗星 (C/2013 F3)

現在は17.4等(6月21日、Mt. Lemmon Survey)。7月にかけて16等を保ち、条件良く観測できると期待されていたが、最近は予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  17 50.82   26 34.8   1.485   2.275   129   15.9  23:45 (180, 28)  
June 29  17 32.60   29 58.7   1.548   2.287   124   16.0  23:00 (180, 25)

* カタリナ彗星 (C/2013 G5)

9月には、太陽に0.9天文単位、地球に0.4天文単位まで接近し、11〜12等まで明るくなると期待されている。現在は17.2等(5月29日、Taras Prystavski)。拡散状。日本からは、9月半ばまで、急激に増光していく様子を、条件良く観測できる。南半球では、しばらく低空になる。だが、8月からは高くなり、その後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  13 30.16   50 36.8   1.235   1.527    84   16.3  19:27 (180,  5)  
June 29  13 29.89   49 12.1   1.183   1.442    81   16.0  18:59 (180,  6)

* パンスターズ彗星 (C/2012 V1)

急激に増光し、7月から8月にかけて15等に達して、条件良く観測できると期待されている。だが、実際には、20等以下で写らない(5月19日、佐藤英貴氏)。すでに消滅した可能性がある。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  23 39.30   22 50.9   1.931   2.119    86   16.2   5:37 (181, 32)  
June 29  23 24.25   23  4.7   1.757   2.107    95   16.0   4:57 (180, 32)

* ヴィルト第１彗星 (63P)

5月15日に、Emmanuel Jehin氏が小さいバーストを捉えた。現在は12.7等と明るく、眼視でも見えている(6月1日、Carlos Labordena)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  11  8.76   -2 20.6   2.021   2.076    78   16.0  18:26 (146, 53)  
June 29  11 20.19   -4 17.1   2.111   2.100    75   16.3  18:28 (138, 52)

* パンスターズ彗星 (P/2012 F2)

現在は16.5等(4月14日、J. F. Hernandez)。春から夏にかけて、17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  18 41.93   -5 50.7   1.972   2.947   160   16.3   0:42 (180, 61)  
June 29  18 37.98   -5 27.4   1.973   2.957   162   16.4   0:11 (180, 60)

* パンスターズ彗星 (P/2012 B1)

現在は14.6等で、眼視でも見えている(6月11日、Sandor Szabo)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って14〜16等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  11 58.49    3 26.7   3.733   3.829    87   16.4  18:26 (168, 51)  
June 29  12  2.58    2 46.2   3.830   3.828    82   16.4  18:28 (158, 50)

* ロヴァシュ第２彗星 (184P)

予報では、5月末には17等のはずだったが、実際には、19〜20等と、はるかに暗い(5月26日、Damian Peach)。夏から秋にかけて16等に達し、条件良く観測できると期待されていたが、18〜19等止まりかも。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   0 42.49    6  4.8   1.263   1.453    78   16.6   5:37 (204, 46)  
June 29   1  4.19    8 28.4   1.218   1.433    79   16.5   5:38 (200, 44)

* カタリナ彗星 (257P/2012 F4)

現在は17.1等(6月8日、門田健一氏)。夏から秋にかけて、16等で条件良く観測できると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  23 43.71   18 18.9   1.931   2.133    86   16.7   5:37 (182, 37)  
June 29  23 53.06   19 23.7   1.866   2.138    90   16.7   5:25 (180, 36)

* リニア彗星 (C/2011 O1)

現在は16.1等(3月4日、佐藤英貴氏)。南半球では、今後はゆっくりと減光していく様子を、条件良く観測できる。日本からはまったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   4 53.20  -41 55.1   4.994   4.697    67   16.7   5:37 (302, 30)  
June 29   5  1.08  -41 32.4   5.014   4.729    68   16.7   5:38 (300, 34)

* ブルーイントン彗星 (154P)

今回帰はまだ観測されていない。近日点の近くで急激に増光し、秋から冬にかけて、10等に達すると期待されている。日本からは、暗くなるまで非常に条件良く観測できる。南半球では、2013年中は条件良く観測できるが、2014年には見えなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  22 51.43  -20 28.2   1.819   2.414   113   17.0   4:51 (180, 75)  
June 29  22 55.95  -19 52.2   1.700   2.365   118   16.8   4:28 (180, 75)

* マクノート彗星 (C/2013 J2)

現在は16.3等(6月18日、Catalina Sky Survey)。7月から9月にかけて、16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  21 38.39   -8 37.3   1.662   2.408   126   16.9   3:38 (180, 64)  
June 29  21 40.67   -7  9.3   1.598   2.399   131   16.8   3:13 (180, 62)

* マクノート彗星 (P/2005 L1)

2005年に発見された新周期彗星の初回帰。2013年から2014年にかけて、長期に渡って17等で観測できると予想されていたが、いまだに検出されていない。実際には20.5等以下と、予報よりかなり暗い(6月8日、Danilo Pivato)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  16 52.48  -12 53.0   2.256   3.231   160   17.0  22:49 (180, 68)  
June 29  16 48.34  -13  1.4   2.283   3.225   153   17.0  22:17 (180, 68)

* リー彗星 (P/1998 Y2)

1998年に発見された新周期彗星の初回帰。2013年の秋から2014年の初めにかけて、15.5等で条件良く観測できると期待されている。だが、南半球では高く見えているが、いまだに検出されていない。実際には19.5等以下と、予報より暗いようだ(6月20日、Martin Masek)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   1 14.46  -18  8.7   3.092   3.111    81   17.4   5:37 (238, 63)  
June 29   1 22.95  -18  7.8   2.981   3.080    85   17.3   5:38 (230, 66)

* マクノート彗星 (C/2012 C1)

現在は17.4等(6月15日、K. Hills)。2012年から2013年にかけて、長期に渡って17等を保ち、南半球では条件良く観測できる。日本からはまったく見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   2 18.07  -66  0.5   4.694   4.955    98   17.3   5:37 (335, 51)  
June 29   2 16.21  -67 17.4   4.655   4.967   101   17.3   5:38 (340, 53)

* リニア彗星 (C/2012 A2)

2012年には、15〜16等で観測された。現在は減光中。すでに16.4等まで暗くなった(6月8日、A. Diepvens)。秋には18等以下になる。南半球では低い。なお、2012年には、一部の眼視観測者は10〜11等と、極めて明るく報告していた。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   2 15.69   39 10.0   4.672   4.095    50   17.3   5:37 (210,  7)  
June 29   2 17.06   39  3.5   4.615   4.126    55   17.4   5:38 (205, 10)

* マクノート彗星 (C/2013 G2)

現在は16.7等(6月8日、門田健一氏)。今後は減光していく。日本からは低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  18 24.48  -21 49.3   2.088   3.102   174   17.5   0:26 (180, 77)  
June 29  18  9.53  -19 47.6   2.143   3.155   173   17.6  23:37 (180, 75)

* ヘリン-ローレンス彗星 (152P)

2012年の夏に、15.5等に達した。すでに近日点を通過しているが、近日点の後に最大光度となる傾向がある。現在は18.1等と、この予報より暗い(4月11日、佐藤英貴氏)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  22 38.83  -17 56.2   3.037   3.597   115   17.5   4:38 (180, 73)  
June 29  22 39.71  -18 16.8   2.968   3.613   122   17.5   4:12 (180, 73)

* エケクルス彗星 (174P/(60558))

2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。2015年に近日点を通過する。今後しばらくは、17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  19 10.64  -17 39.1   5.633   6.612   163   17.6   1:11 (180, 73)  
June 29  19  8.01  -17 43.1   5.594   6.597   169   17.5   0:41 (180, 73)

* パンスターズ彗星 (C/2012 S4)

2012年には18等で観測された。2013年には17等で、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22   0 41.16   18 55.0   4.517   4.349    74   17.7   5:37 (198, 34)  
June 29   0 40.68   18 21.8   4.393   4.349    80   17.6   5:38 (190, 36)

* コワルスキー彗星 (C/2012 Q1)

非常に遠方の彗星のため、ゆっくりと減光していく。2013年は、17.5等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  23 24.73   11 23.8   9.615   9.738    93   17.8   5:24 (180, 44)  
June 29  23 25.21   11 24.5   9.511   9.745   100   17.8   4:57 (180, 44)

* スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36)

現在は17.7等(6月10日、P. Lindner)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  17 49.60   -2  2.7   7.748   8.701   158   17.8  23:46 (180, 57)  
June 29  17 47.35   -2  3.9   7.726   8.666   156   17.8  23:16 (180, 57)

* ボアッティーニ彗星 (C/2008 S3)

2009年から2012年にかけて、長期に渡って17等で観測された。2013年も18等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  22 18.64    8 42.9   8.787   9.179   109   17.8   4:18 (180, 46)  
June 29  22 15.75    8 41.2   8.699   9.199   116   17.8   3:48 (180, 46)

* マクノート彗星 (C/2013 G7)

現在は17.4等(6月8日、Catalina Sky Survey)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。南半球では条件が良いが、日本からは、2012年7月までしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  14 19.43  -17 56.8   4.450   5.137   127   17.8  20:16 (180, 73)  
June 29  14 13.79  -18 19.1   4.529   5.114   120   17.9  19:43 (180, 73)

* コワルスキー彗星 (P/2013 G1)

現在は17.6等(6月3日、Mt. Lemmon Survey)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って18等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  15  8.56  -15 16.8   2.719   3.543   138   17.9  21:05 (180, 70)  
June 29  15  7.66  -15  7.6   2.773   3.529   131   17.9  20:37 (180, 70)

* ホームズ彗星 (17P)

2007年に大バーストを起こし、2等級まで明るくなった。遠日点でも22等級で観測された。2014年に再び戻ってくる。通常であれば、14等止まりだろう。現在は17.0等と、この予報よりやや明るい(6月13日、A. Maury, J. F. Soulier)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  17 21.34  -48 45.7   1.932   2.877   153   18.1  23:17 (  0, 76)  
June 29  17 13.17  -48 12.3   1.917   2.847   150   18.0  22:42 (  0, 77)

* ラッセル第３彗星 (91P)

予報では17等のはずだった、実際には19.0等と、かなり暗い(6月3日、佐藤英貴氏)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  18  8.39  -14 15.3   1.696   2.704   170   18.5   0:09 (180, 69)  
June 29  18  3.20  -13 41.6   1.711   2.715   168   18.5  23:32 (180, 69)

* 高見沢彗星 (98P)

夏には14等の明るさで、非常に条件良く観測できると期待されていた。だが、実際には17.8等と、予報より4等も暗い(6月12日、吉本勝己氏)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 22  14 56.77   -1 10.9   0.893   1.730   129   18.5  20:54 (180, 56)  
June 29  14 59.50   -2 54.8   0.916   1.714   124   18.5  20:29 (180, 58)

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