今週の明るい彗星 (2014年1月4日：北半球版)

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最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ラヴジョイ彗星 (C/2013 R1) 11月から12月にかけて、地球に0.4天文単位、太陽に0.8天文単位まで接近し、4.7等まで明るくなった(11月28日、Juan Jose Gonzalez)。現在は6.1等(1月1日、吉本勝己氏)。日本からは、2014年秋に暗くなるまで、ずっと非常に良い条件で観測できる。南半球では、11月中旬から2月初めにかけては観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 17 34.01 18 47.5 1.134 0.845 46 5.9 5:38 (262, 22) Jan. 11 17 45.60 15 37.3 1.245 0.890 45 6.4 5:38 (267, 24) リニア彗星 (C/2012 X1) 予報では14等のはずだったが、10月半ばにバーストを起こし、8等まで明るくなった。現在も9.2等と明るい(1月1日、吉本勝己氏)。津村光則氏は、12月になって再び活発になったと報告している。2014年の春に、条件良く観測できる。日本からは、明け方の空で、次第に高くなっていく。南半球では、2014年2月まで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 16 37.91 10 30.1 2.227 1.727 47 8.7 5:38 (278, 29) Jan. 11 16 59.20 9 6.8 2.187 1.694 47 8.6 5:38 (280, 30) ネフスキー彗星 (C/2013 V3) 明るい新彗星。11月6日に15等で発見された後に、急激に増光した。現在は10.1等と明るいが、拡散している(12月29日、Carlos Labordena)。これからしばらく、10〜11等の明るさを保ちそう。日本からは非常に条件が良い。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 11 11.18 35 59.0 0.883 1.650 124 10.9 4:18 (180, 89) Jan. 11 11 18.45 39 53.4 0.906 1.702 128 11.1 3:58 (180, 85) ブルーイントン彗星 (154P) 急激に増光し、秋から冬にかけて、10.5等まで明るくなった。現在も11.8等と明るい(12月29日、J. P. Navarro Pina)。今後は減光していくが、日本からは、5月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 23 54.28 19 28.3 1.409 1.627 83 11.3 18:31 ( 59, 65) Jan. 11 0 12.06 21 27.2 1.466 1.641 81 11.6 18:36 ( 67, 63) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 現在は13.0等と明るい(12月31日、Francois Kugel)。2014年秋に、5〜6等まで明るくなると期待されている。日本からは、今後は次第に高くなり、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2014年2月まで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 16 22.01 10 49.5 3.984 3.449 50 12.4 5:38 (280, 33) Jan. 11 16 25.60 11 19.1 3.825 3.373 55 12.2 5:38 (284, 38) イェーガー彗星 (290P/2013 N1) 1998年に発見された新周期彗星の初回帰。発見時は10等級まで明るくなった。現在は11.3等(12月30日、Uwe Pilz)。当初の予報より暗いが、日本からは、秋から春にかけて、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 6 28.57 37 31.2 1.286 2.247 163 12.3 23:32 (180, 88) Jan. 11 6 22.73 36 7.8 1.281 2.230 159 12.2 22:59 (180, 89) リニア彗星 (C/2012 V2) 予想以上に増光し、8.5等まで明るくなった(8月15日、Alexandre Amorim)。現在は減光中だが、まだ11.1等と明るい(12月15日、Carlos Labordena)。南半球では、今後は、2014年夏に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 15 20.21 -65 43.0 2.812 2.389 55 13.4 5:38 (343,-16) Jan. 11 15 41.41 -66 22.2 2.851 2.458 56 13.7 5:38 (344,-16) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は12.8等で、眼視でも見えている(12月5日、Juan Jose Gonzalez)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等を保ち、日本からは条件良く観測できる。南半球では、2014年秋まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 21 59.08 77 7.9 3.080 3.445 103 13.7 18:31 (166, 42) Jan. 11 22 28.90 73 57.4 3.134 3.447 100 13.7 18:36 (162, 44) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。現在は14.8等(12月10日、佐藤英貴氏)。2014年の初夏にかけて、14等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 13 28.47 -14 31.7 7.062 6.917 77 13.9 5:38 (342, 39) Jan. 11 13 26.93 -14 35.4 6.966 6.950 84 13.9 5:38 (351, 40) エンケ彗星 (2P) 予報どおり、急激に増光した。11月21日に近日点を通過し、7.8等まで明るくなった(11月18日、Todd Augustyniak)。今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 18 50.34 -27 55.2 1.992 1.017 5 13.9 5:38 (291,-19) Jan. 11 19 16.05 -27 14.9 2.102 1.129 6 14.7 5:38 (291,-18) ホームズ彗星 (17P) 2007年に大バーストを起こし、2等級まで明るくなった。2014年に再び戻ってくる。通常であれば14等止まりだが、実際には、すでに13.5等と、かなり明るくなっている(11月25日、佐藤英貴氏)。まもなく西空に沈み、その後は5月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 20 45.70 -19 49.1 3.003 2.155 25 14.1 18:31 ( 62, 4) Jan. 11 21 0.40 -18 11.7 3.021 2.140 21 14.0 18:36 ( 66, 2) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は12.9等(11月27日、Sandor Szabo)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは、1月には一時的に観測できなくなるが、長期に渡って観測できる。南半球では、3月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 19 34.28 5 59.9 6.948 6.117 30 14.0 18:31 ( 94, 5) Jan. 11 19 37.11 5 38.0 6.985 6.130 27 14.0 18:36 ( 98, -1) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 明け方の空に現れてきた。現在は16.9等と暗い(12月22日、Martin Masek)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 15 31.00 -27 42.7 6.805 6.173 46 14.1 5:38 (320, 14) Jan. 11 15 35.65 -28 4.0 6.718 6.171 52 14.1 5:38 (324, 17) ボアッティーニ彗星 (C/2013 V1) 現在は14.1等で、眼視でも見えている(11月27日、Sandor Szabo)。2014年の夏にかけて、長期に渡って14等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では、2月までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 3 8.84 3 59.9 1.486 2.169 121 14.2 20:12 ( 0, 59) Jan. 11 2 58.91 7 33.2 1.517 2.114 113 14.2 19:35 ( 0, 63) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 現在は14.3等で、眼視でも見えている(12月25日、Alan Hale)。2014年の夏から秋にかけて、7.5等に達し、南半球では非常に条件良く観測できると期待されている。日本からは条件が悪い。2014年10月には、火星に大接近する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 3 24.33 -38 42.5 3.638 3.942 100 14.5 20:28 ( 0, 16) Jan. 11 3 14.11 -38 2.9 3.653 3.873 95 14.4 19:50 ( 0, 17) フェイ彗星 (4P) 2014年の春に12等に達するが、今回は条件が悪く、最盛期は低空にしか見えない。現在は15.5等(12月20日、F. Garcia)。冬に15〜16等になるまでは、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 21 21.45 -10 27.1 2.879 2.167 36 14.8 18:31 ( 64, 17) Jan. 11 21 35.46 -9 37.6 2.887 2.128 32 14.7 18:36 ( 68, 14) コワル-ヴァーヴロヴァー彗星 (134P) 現在は16.0等(11月30日、門田健一氏)。2014年の春から夏にかけて13等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 13 19.06 -9 59.6 2.777 2.803 81 14.9 5:38 (344, 44) Jan. 11 13 27.30 -10 43.1 2.666 2.781 86 14.7 5:38 (351, 44) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。現在は観測できないが、2014年2月には、再び明け方の空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 17 55.50 -26 19.5 4.025 3.083 14 14.8 5:38 (297, -8) Jan. 11 18 7.84 -26 29.1 3.992 3.079 18 14.8 5:38 (299, -5) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 0 24.76 -9 41.0 3.248 3.204 78 14.9 18:31 ( 21, 43) Jan. 11 0 29.91 -8 34.2 3.354 3.212 73 15.0 18:36 ( 30, 42) アイソン彗星 (C/2012 S1) 11月28日に太陽に0.01天文単位まで大接近し、大彗星になると期待されていた。最大でマイナス2.5等まで明るくなったが、近日点を通過する際に、彗星核が崩壊した。その後、ステレオ探査機の画像では、12月6日までダストの残骸が見えていた。だが、地上のCCD観測では、ダストの残骸は捉えられていない。彗星核は、18等以下で写らない(12月13日、Lorenzo Comolli)。だが、眼視では、12月6日に7.5等(Piotr Guzik)、7日に7.2等(Juan Jose Gonzalez)、9日に9.6等(Jakub Cerny)の報告がある。12月半ばから1月初めにかけて、地球に0.4天文単位まで接近し、日本からは非常に条件良く観測できるが、捉えるのは非常に難しい。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 17 14.93 79 58.9 0.480 1.192 103 14.9 5:38 (192, 38) Jan. 11 2 56.72 81 42.5 0.590 1.342 114 16.4 19:43 (180, 44) ボリソフ彗星 (C/2013 N4) 現在は15.1等(12月13日、門田健一氏)。5月に18等以下になるまで、ゆっくりと減光していく。南半球では条件良く観測できる。日本からは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 13 19.32 -36 41.6 2.376 2.282 72 15.4 5:38 (350, 17) Jan. 11 13 23.95 -39 8.5 2.371 2.358 77 15.5 5:38 (355, 16) ハリントン-エーベル彗星 (52P) 現在は15.6等(12月3日、井狩康一氏)。急激に増光し、冬には15等で、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 4 5.27 39 26.3 1.006 1.868 139 15.4 21:10 (180, 86) Jan. 11 4 6.30 38 30.6 1.026 1.849 133 15.4 20:43 (180, 87) マクノート彗星 (C/2012 K6) 春から夏にかけて、14.0等に達した(6月11日、Sandor Szabo)。現在もまだ15.0等と、当初の予報よりかなり明るい(12月11日、佐藤英貴氏)。日本からは、春にかけて、15〜16等で非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 13 52.06 6 43.8 4.004 3.959 80 15.5 5:38 (322, 56) Jan. 11 13 51.52 8 14.9 3.907 3.992 87 15.5 5:38 (333, 61) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は15.5等(11月30日、門田健一氏)。今後は減光していくが、2015年春までは18等より明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 3 9.89 -21 20.9 7.180 7.559 109 15.8 20:14 ( 0, 34) Jan. 11 3 7.78 -20 31.2 7.301 7.592 103 15.8 19:44 ( 0, 35) レモン彗星 (C/2012 F6) 3月24日に太陽に0.73天文単位まで近づき、4.7等まで明るくなった(3月11日、Michael Mattiazzo)。現在は減光中。すでに15.1等まで暗くなった(12月15日、F. Garcia)。日本からは、今後は減光していく様子を条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 19 57.05 49 0.9 4.337 4.157 72 16.0 18:31 (131, 30) Jan. 11 20 5.17 49 24.8 4.436 4.232 71 16.1 18:36 (133, 27) ギクラス彗星 (84P) 現在は15.3等(12月24日、Mt. Lemmon Survey)。近日点を通過して、4ヶ月も後に最大光度となる。秋から冬にかけて15.5等に達し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 6 7.03 19 59.9 1.343 2.313 167 16.0 23:10 ( 0, 75) Jan. 11 6 1.81 20 31.9 1.399 2.347 159 16.1 22:38 ( 0, 76) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 2015年に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は16.7等(12月11日、佐藤英貴氏)。2014年は、冬から夏にかけて、15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 13 44.80 -4 40.3 5.450 5.323 77 16.4 5:38 (333, 47) Jan. 11 13 48.58 -4 47.4 5.298 5.279 83 16.3 5:38 (341, 48) パンスターズ彗星 (C/2011 L4) 3月10日に近日点を通過し、0〜1等の明るさに達した。現在は減光中。既に15.6等まで暗くなった(12月22日、門田健一氏)。日本からは、再び明け方の空で高くなってくるが、1月末には18等以下になる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 16 59.37 26 5.5 5.113 4.646 56 16.5 5:38 (259, 33) Jan. 11 17 4.05 26 26.3 5.142 4.722 59 16.7 5:38 (262, 38) リニア彗星 (C/2012 L2) 2013年の春に、9〜10等の明るさに達した。現在は減光中。既に15.8等まで暗くなった(10月7日、佐藤英貴氏)。南半球では、低空ながらも、暗くなるまでずっと観測できる。日本からは、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 16 16.91 -65 51.9 3.919 3.374 50 16.6 5:38 (339,-20) Jan. 11 16 33.55 -66 13.4 3.955 3.443 52 16.7 5:38 (340,-19) ボリソフ彗星 (C/2013 V2) 現在は16.7等(12月13日、門田健一氏)。2015年夏にかけて、長期に渡って16等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では、2015年になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 4 52.22 53 26.0 3.531 4.341 141 16.6 21:56 (180, 72) Jan. 11 4 46.72 53 32.3 3.544 4.305 135 16.6 21:23 (180, 71) カタリナ彗星 (C/2012 J1) 2012年の秋から冬にかけて、12〜13等に達した。現在は減光中。既に16.8等まで暗くなった(12月23日、J. Lozano)。3月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 5 42.94 -2 14.6 3.949 4.819 149 16.9 22:47 ( 0, 53) Jan. 11 5 39.77 -2 22.6 4.035 4.865 144 17.0 22:16 ( 0, 53) パーカー-ハートレー彗星 (119P) 現在は17.7等(12月16日、E. Cozzi)。2013年夏から2015年初めにかけて、長期に渡って17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 1 44.17 12 41.9 2.652 3.063 105 16.9 18:49 ( 0, 68) Jan. 11 1 48.20 12 51.2 2.742 3.058 99 17.0 18:36 ( 7, 68) コマス・ソラ彗星 (32P) 現在は17.5等(11月24日、Y. Sugiyama)。当初の予報より明るい。2014年の夏から2015年の春にかけて、12〜13等の明るさで、非常に条件良く観測できる。南半球では、最盛期には低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 0 22.84 -3 55.0 3.111 3.102 80 17.1 18:31 ( 24, 48) Jan. 11 0 27.62 -3 0.5 3.173 3.065 74 17.0 18:36 ( 34, 46) レモン彗星 (P/2013 TL117) 現在は17.8等(12月1日、J. De Queiroz, R. Behrend)。春にかけて、地球に0.7天文単位と近い状態を保つ。2月から3月にかけて16.5等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 0 45.46 21 45.3 0.713 1.269 95 17.3 18:31 ( 37, 74) Jan. 11 0 57.64 23 16.5 0.705 1.229 91 17.1 18:36 ( 53, 72) リー彗星 (292P/2013 O1) 1998年に発見された新周期彗星の初回帰。現在は16.4等(12月22日、高橋俊幸氏)。当初の予報より1〜2等ほど暗い。2013年の秋から2014年の初めにかけて、15等で条件良く観測できると期待されていたが、実際には17等止まりだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 1 45.00 -11 56.8 2.238 2.536 95 17.3 18:50 ( 0, 43) Jan. 11 1 50.08 -9 54.5 2.311 2.531 91 17.4 18:36 ( 3, 45) ウカイメデン彗星 (C/2013 V5) 現在は17.6等(12月7日、J. F. Hernandez)。2014年秋に6等まで明るくなると期待されている。まずは、4月に16等になるまで、ゆっくりと増光していく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 6 26.10 22 48.0 3.050 4.027 172 17.5 23:29 ( 0, 78) Jan. 11 6 13.39 22 37.9 2.999 3.948 162 17.3 22:49 ( 0, 78) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 現在は17.5等(12月7日、Catalina Sky Survey)。2015年から2016年にかけて、長期に渡って15〜16等を保つ。この冬は、3月まで17.5等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 2 55.31 -4 53.0 6.538 7.006 114 17.5 19:59 ( 0, 50) Jan. 11 2 53.45 -4 13.5 6.608 6.973 107 17.5 19:30 ( 0, 51) ムルコス彗星 (124P) 現在は17.8等(12月17日、E. Cozzi)。2014年の春に地球に0.68天文単位まで接近し、16等まで明るくなって、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 12 23.20 33 58.2 1.298 1.870 109 17.7 5:30 ( 0, 89) Jan. 11 12 29.44 33 12.7 1.211 1.841 113 17.5 5:08 ( 0, 88) マクノート彗星 (P/2013 J2) 急激に増光し、秋には13.7等に達した(10月2日、Uwe Pilz)。一部の眼視観測者は、12等と報告していた。現在は減光中だが、まだ15.4等と明るい(12月16日、A. Klotz, F. Kugel, J. Nicolas)。1月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 23 12.11 10 43.8 2.631 2.484 70 17.6 18:31 ( 60, 51) Jan. 11 23 24.00 11 36.4 2.737 2.516 66 17.7 18:36 ( 66, 48) ニート彗星 (291P/2013 N2) 現在は16.8等(12月23日、Mt. Lemmon Survey)。秋から冬にかけて、17等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 2 44.41 15 40.8 1.957 2.595 120 17.6 19:49 ( 0, 71) Jan. 11 2 48.02 15 41.3 2.039 2.598 113 17.7 19:25 ( 0, 71) リニア彗星 (C/2012 A2) 2012年には、15〜16等で観測された。現在はゆっくりと減光中だが、まだ17.5等を保っている(12月13日、J. F. Hernandez)。1月には18等以下になる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 0 10.33 10 11.6 5.165 5.141 83 17.6 18:31 ( 40, 60) Jan. 11 0 11.34 9 29.9 5.332 5.183 76 17.8 18:36 ( 51, 55) クリステンセン彗星 (266P/2012 P1) 現在は19.3等(12月14日、W. Hasubick)。この冬は、3月にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 10 57.50 10 8.2 1.804 2.466 121 17.7 4:04 ( 0, 65) Jan. 11 10 58.24 10 3.7 1.746 2.481 128 17.7 3:38 ( 0, 65) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 現在は17.9等(12月8日、佐藤英貴氏)。近日点を通過する2019年には、14等まで明るくなる。2013年は、夏から冬にかけて、18等で条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 2 43.10 27 1.3 12.978 13.534 122 17.9 19:47 ( 0, 82) Jan. 11 2 42.25 27 0.6 13.053 13.506 115 17.9 19:19 ( 0, 82) ハグ-ベル彗星 (178P) 現在は16.8等(12月23日、G. Hug)。秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 7 5.51 22 50.7 1.374 2.357 178 17.9 0:14 ( 0, 78) Jan. 11 6 59.12 23 40.3 1.408 2.387 172 18.0 23:35 ( 0, 79) パンスターズ彗星 (C/2012 A1) 現在は18.6等(11月24日、A. Maury, J.-F Soulier, J. G Bosch)。2015年まで、長期に渡って18〜19等を保つ。この冬に18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 4 5 54.86 9 38.5 6.674 7.605 159 17.9 22:58 ( 0, 65) Jan. 11 5 49.72 9 15.6 6.716 7.607 153 17.9 22:26 ( 0, 64)