今週の明るい彗星 (2014年7月26日：北半球版)

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最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ジャック彗星 (C/2014 E2) 現在は6.0等と明るい(7月24日、Maik Meyer)。日本からは、今後は非常に条件良く観測できる。南半球では、9月初めまでは条件が悪い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 16.84 32 28.2 1.192 0.823 42 6.2 3:25 (245, 22) Aug. 2 5 0.71 37 52.1 1.023 0.911 53 6.3 3:32 (244, 33) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 現在は7.9等と明るい(7月3日、Marek Biely)。やや増光が鈍いが、秋に6〜7等まで明るくなる。7月中旬から9月中旬までは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 9 26.70 20 35.7 2.131 1.185 15 7.8 20:47 (121, -7) Aug. 2 9 22.39 18 12.4 2.133 1.138 8 7.6 20:39 (123,-12) リニア彗星 (C/2012 X1) 2013年10月半ばにバーストを起こし、急激に増光した。現在は9.0等と明るい(7月4日、Marco Goiato)。今後は減光していく。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、今後はずっと超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 22 25.16 -42 24.8 1.648 2.549 145 9.7 2:12 ( 0, 13) Aug. 2 22 19.54 -44 49.9 1.704 2.614 146 9.9 1:39 ( 0, 10) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 現在は11.6等(7月3日、Chris Wyatt)。やや増光が鈍いが、夏から秋にかけて8.5等に達し、南半球では非常に条件良く観測できると期待されている。南半球では、11月初めまで、ずっと観測できる状態が続く。日本からは、7月末から8月初めにかけて超低空に姿を現すが、その後は10月まで観測できない。10月19日には火星に大接近する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 3 22.83 -35 45.2 1.620 1.902 89 10.4 3:25 (317, 2) Aug. 2 3 19.63 -40 15.0 1.439 1.840 95 10.0 3:32 (326, 4) カタリナ彗星 (C/2013 UQ4) 急激に増光し、7月初めには9.4等まで明るくなった(7月4日、Maik Meyer)。だが、今後は急激に減光していく。既に11.5等まで暗くなった(7月25日、Jakub Cerny)。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、7月中旬は一時的に観測できなくなるが、その前後は観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 14 30.05 33 22.9 0.669 1.129 81 10.8 20:47 ( 97, 58) Aug. 2 14 12.74 26 18.7 0.905 1.167 74 11.6 20:39 ( 91, 48) ウカイメデン彗星 (C/2013 V5) 再び明け方の空に現れてきた。現在は13.2等(7月17日、Jean-Francois Soulier)。秋に5等まで明るくなると期待されている。南半球では、最盛期を挟んで、10月中旬まで観測できる。日本からは、9月初めに6等になるまで、明け方の低空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 52.82 13 16.8 2.095 1.404 35 11.6 3:25 (257, 5) Aug. 2 6 0.45 12 3.3 1.884 1.296 40 11.0 3:32 (262, 10) クリステンセン彗星 (210P) 急激に増光中。現在は15.3等(7月8日、佐藤英貴氏)。8月には10等に達すると期待されているが、予報より2等ほど暗い。8月半ばまで、明け方の空で明るくなっていく様子を観測できる。南半球では条件が良いが、日本からはずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 34.49 16 45.6 1.072 0.705 39 11.9 3:25 (257, 11) Aug. 2 6 27.71 18 21.1 1.129 0.622 33 11.2 3:32 (253, 8) フェイ彗星 (4P) 再び明け方の空に現れてきた。現在は14.4等(7月1日、Jean-Francois Soulier)。今後はゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 6 12.31 18 12.6 2.553 1.752 30 12.6 3:25 (250, 4) Aug. 2 6 31.09 17 45.2 2.546 1.775 32 12.8 3:32 (253, 7) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は14.0等(6月25日、Taras Prystavski)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 20 53.82 -29 48.1 2.115 3.114 167 13.5 0:41 ( 0, 25) Aug. 2 20 48.78 -30 13.7 2.121 3.120 167 13.5 0:09 ( 0, 25) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は12.0等(6月25日、Taras Prystavski)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 15 18.86 -28 4.9 5.677 6.124 111 13.7 20:47 ( 25, 22) Aug. 2 15 19.54 -27 54.9 5.779 6.122 105 13.7 20:39 ( 29, 21) ラヴジョイ彗星 (C/2013 R1) 2013年11月から12月にかけて、地球に0.4天文単位、太陽に0.8天文単位まで接近し、4.7等まで明るくなった(11月28日、Juan Jose Gonzalez)。現在は11.8等(5月31日、Carlos Labordena)。秋に暗くなるまで観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 15 34.53 -28 10.4 2.765 3.325 115 13.7 20:47 ( 21, 23) Aug. 2 15 33.74 -28 36.7 2.947 3.405 108 14.0 20:39 ( 25, 21) コマス・ソラ彗星 (32P) 明け方の空に現れてきた。日本からは、2014年の夏から2015年の春にかけて、12〜13等の明るさで、非常に条件良く観測できる。南半球では、最盛期には低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 6 3.48 25 44.7 2.929 2.138 32 14.1 3:25 (245, 10) Aug. 2 6 21.04 26 0.6 2.869 2.117 34 14.0 3:32 (247, 13) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は13.3等(7月19日、Jakub Cerny)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 18 52.09 -1 29.6 5.719 6.632 151 14.1 22:35 ( 0, 53) Aug. 2 18 46.60 -2 17.9 5.784 6.654 146 14.2 22:02 ( 0, 53) ホームズ彗星 (17P) 2007年に大バーストを起こし、2等級まで明るくなった。再び戻ってきた。現在は13.2等と明るい(7月24日、Jakub Cerny)。今後は2015年に暗くなるまで、日本からはずっと条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 3 35.77 35 45.7 2.516 2.258 63 14.4 3:25 (251, 42) Aug. 2 3 48.83 37 7.3 2.470 2.280 67 14.5 3:32 (251, 47) ネオワイズ彗星 (P/2014 L2) 明るい新彗星。現在は14.7等(7月26日、Jakub Cerny)。これから11月まで、14等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 23 54.45 -1 35.9 1.496 2.235 124 14.6 3:25 (353, 53) Aug. 2 23 58.19 -1 37.9 1.443 2.239 130 14.5 3:17 ( 0, 53) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は13.7等と明るい(7月23日、Jakub Cerny)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等を保ち、日本からは条件良く観測できる。南半球では、2014年秋まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 1 2.29 53 36.1 3.909 3.956 85 14.6 3:25 (212, 66) Aug. 2 0 54.22 53 33.9 3.834 3.987 91 14.6 3:32 (198, 70) パンスターズ彗星 (C/2013 Y2) 急激に増光した。現在は13.9等(6月25日、Taras Prystavski)。春から夏にかけて13〜14等に達し、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 12 10.26 -15 8.1 2.165 1.989 66 14.6 20:47 ( 68, 5) Aug. 2 12 28.92 -15 20.3 2.242 2.013 63 14.8 20:39 ( 68, 4) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。現在は14.3等(6月25日、Taras Prystavski)。日本では7月、南半球では8月には観測できなくなるが、2015年には再び、15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 11 48.91 -6 30.8 8.420 7.923 57 14.7 20:47 ( 78, 6) Aug. 2 11 49.59 -6 34.3 8.556 7.959 51 14.8 20:39 ( 81, 2) コワル-ヴァーヴロヴァー彗星 (134P) 4月から5月にかけて、12〜13等まで明るくなった。現在は減光中だが、まだ14.0等の明るさで、眼視でも見えている(7月1日、Sandor Szabo)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 14 24.07 -11 7.9 2.342 2.627 94 14.7 20:47 ( 46, 31) Aug. 2 14 32.06 -11 45.7 2.436 2.639 89 14.9 20:39 ( 49, 28) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は14.7等(6月25日、Taras Prystavski)。2015年に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。2014年は、冬から夏にかけて条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 13 47.37 -1 6.4 4.168 4.162 82 14.8 20:47 ( 62, 32) Aug. 2 13 51.64 -1 37.5 4.232 4.128 77 14.8 20:39 ( 65, 29) ボアッティーニ彗星 (C/2013 V1) 現在は15.0等(6月27日、Taras Prystavski)。2014年の夏にかけて、長期に渡って14等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 12 12.52 53 9.5 2.479 2.080 55 15.2 20:47 (134, 37) Aug. 2 12 35.37 49 41.9 2.543 2.134 55 15.3 20:39 (129, 37) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は15.9等(6月2日、Taras Prystavski)。当初の予報より明るくなっている。2015年の秋から冬にかけて、4等級まで明るくなると期待されている。最盛期までは、南半球で条件が良い。最盛期の後は、日本から条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 23 56.75 -15 13.2 5.328 6.012 128 15.3 3:25 (354, 40) Aug. 2 23 53.43 -16 0.2 5.179 5.947 135 15.2 3:13 ( 0, 39) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 4 15.95 16 35.5 3.811 3.381 57 15.3 3:25 (267, 26) Aug. 2 4 22.97 16 59.5 3.727 3.385 62 15.3 3:32 (271, 32) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 明るい新彗星。現在は15.4等(7月11日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。南半球では2014年に、日本からは2015年に、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 1 55.05 -35 14.4 3.951 4.343 106 15.4 3:25 (332, 13) Aug. 2 1 54.49 -35 24.1 3.849 4.316 110 15.3 3:32 (339, 16) シュスター彗星 (106P) 現在は16.1等(7月1日、A. Maury, J.-G. Bosch, J.-F. Soulier, T. Noel)。日本からは、今後は次第に高くなり、次第に減光していく様子を、条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 7.23 22 48.2 2.091 1.547 44 15.4 3:25 (255, 19) Aug. 2 5 28.62 24 19.7 2.063 1.552 46 15.5 3:32 (255, 22) ブルックス第２彗星 (16P) 現在は15.8等(5月6日、A. Maury, J.-G. Bosch, J.-F. Soulier, T. Noel)。8月まで15〜16等を保つが、しばらく低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 10.98 19 58.0 2.107 1.553 44 15.6 3:25 (257, 17) Aug. 2 5 31.23 20 9.7 2.099 1.578 46 15.7 3:32 (259, 20) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は16.2等(6月30日、Jean-Francois Viens)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 19 1.22 -2 28.1 5.847 6.776 154 16.1 22:45 ( 0, 53) Aug. 2 18 58.99 -2 43.1 5.851 6.745 149 16.1 22:15 ( 0, 52) リニア彗星 (222P) 現在は14.5等(7月7日、Michael Jager)。現在が最盛期だが、明け方の超低空。今後は急激に減光し、8月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 22.31 24 29.1 1.299 0.859 41 16.2 3:25 (252, 17) Aug. 2 5 51.10 25 17.4 1.374 0.910 41 16.7 3:32 (252, 19) マクノート彗星 (284P/2013 J1) 現在は16.4等(6月30日、Catalina Sky Survey)。2007年に13等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。2014年の夏から秋にかけて、再び13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されていたが、予報より暗い。実際には16等止まりだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 23 44.26 -5 4.8 1.533 2.305 128 16.4 3:25 (358, 50) Aug. 2 23 46.82 -5 44.1 1.471 2.300 134 16.3 3:06 ( 0, 49) デニング-藤川彗星 (72P) 1978年以来、36年ぶりに観測された。現在は15.9等(7月1日、佐藤英貴氏)。佐藤英貴氏によれば、5月7日には21等以下だった。7月まで15〜16等を保つが、明け方の超低空。その後は急激に減光し、8月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 46.22 23 49.2 1.391 0.823 35 16.3 3:25 (249, 12) Aug. 2 6 18.98 24 51.2 1.471 0.868 35 16.9 3:32 (249, 13) パンスターズ彗星 (P/2012 B1) 急激に増光し、当初の予報より明るくなった。現在は15.3等(6月25日、Taras Prystavski)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って14〜16等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 15 41.44 -24 45.9 3.783 4.324 115 16.3 20:47 ( 21, 27) Aug. 2 15 42.80 -24 48.9 3.895 4.342 109 16.4 20:39 ( 25, 26) ソニア彗星 (C/2014 A4) 2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなると期待されている。南半球では条件良く観測できる。日本からも、8月中旬からは観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 32.68 -18 49.4 5.852 5.353 56 16.6 3:25 (286,-10) Aug. 2 5 34.13 -18 58.7 5.751 5.319 60 16.6 3:32 (291, -3) シフレオ彗星 (108P) 現在は18.6等(6月18日、佐藤英貴氏)。これから急激に増光し、10月から12月にかけて、14.5等で非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 2 49.82 5 54.8 1.759 1.889 81 17.1 3:25 (292, 37) Aug. 2 3 4.25 7 14.5 1.674 1.862 83 16.9 3:32 (295, 42) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は18.2等(7月3日、K. Hills)。2011年から2012年にかけて、13等まで明るくなった。今後は減光していくが、2015年春までは18等より明るい。しばらく低空だったが、南半球では再び明け方の空に高く見えるようになってきた。日本からも、7月下旬からは高くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 3 55.10 -4 30.5 8.849 8.544 69 16.9 3:25 (289, 18) Aug. 2 3 56.18 -4 27.1 8.783 8.579 75 16.9 3:32 (295, 25) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は16.9等(7月1日、E. Bryssinck)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って17等を保つ。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、2014年夏までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 15 35.28 34 58.5 3.786 3.975 93 16.9 20:47 ( 96, 72) Aug. 2 15 36.50 34 37.1 3.837 3.961 89 16.9 20:39 ( 96, 68) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 2015年から2016年にかけて、長期に渡って15〜16等で観測できる。しばらく観測できなかったが、明け方の空で高くなってくる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 4 2.99 15 40.0 6.556 6.129 61 17.0 3:25 (270, 28) Aug. 2 4 5.46 16 14.2 6.426 6.102 67 16.9 3:32 (274, 35) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は17.8等(4月26日、A. Maury, J.-F. Soulier)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。2015年に近日点を通過する。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 21 9.93 -12 51.4 4.968 5.960 166 17.1 0:57 ( 0, 42) Aug. 2 21 7.32 -13 4.7 4.943 5.953 173 17.0 0:27 ( 0, 42) ラインムート第２彗星 (44P) 現在は17.5等(6月21日、佐藤英貴氏)。2014年の夏から2016年の初めにかけて、長期に渡って16〜17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 16 39.58 -24 41.7 1.991 2.746 128 17.1 20:47 ( 6, 30) Aug. 2 16 39.23 -24 23.3 2.037 2.717 122 17.1 20:39 ( 11, 30) レモン彗星 (C/2012 K8) 現在は17.4等(6月22日、Catalina Sky Survey)。2013年から2016年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。日本からはずっと高く見える。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 17 25.61 50 51.5 6.213 6.465 99 17.1 21:08 (180, 74) Aug. 2 17 17.73 50 30.1 6.251 6.464 97 17.1 20:39 (177, 75) リニア彗星 (209P) 5月下旬に地球に0.06天文単位まで大接近し、11.8等まで明るくなった(5月29日、Marco Goiato)。今後は急激に減光していく。既に16.3等まで暗くなった(7月6日、K. Hills)。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 18 1.09 -68 0.3 0.595 1.453 126 17.2 21:47 ( 0,-13) Aug. 2 18 16.32 -65 53.3 0.678 1.516 125 17.5 21:34 ( 0,-11) テナグラ彗星 (C/2013 G9) 現在は17.3等(6月23日、Catalina Sky Survey)。2014年から2016年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 13 10.75 -10 53.5 5.615 5.490 77 17.3 20:47 ( 61, 18) Aug. 2 13 9.16 -11 5.2 5.728 5.478 70 17.4 20:39 ( 65, 14) マクノート彗星 (P/2005 L1) 2005年に発見された新周期彗星の初回帰。2013年から2014年にかけて、長期に渡って17等で観測できると予想されていたが、いまだに検出されていない。実際には20等以下と、予報よりかなり暗い(2013年8月6日、Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 23 9.09 -8 20.6 2.507 3.329 137 17.4 2:56 ( 0, 47) Aug. 2 23 7.28 -8 49.9 2.457 3.338 144 17.4 2:27 ( 0, 46) ラーソン彗星 (P/2014 E1) 急激に増光し、15.7等に達した(4月22日、Taras Prystavski)。6月からは減光中。既に17.8等まで暗くなった(7月3日、K. Hills)。8月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 14 18.77 -23 55.1 1.821 2.197 97 17.4 20:47 ( 39, 19) Aug. 2 14 28.02 -24 58.3 1.907 2.210 93 17.6 20:39 ( 41, 17) ヒル彗星 (P/2014 L3) 現在は17.1等(6月29日、Catalina Sky Survey)。7月から8月にかけて、17〜18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 21 11.99 -19 17.1 0.874 1.879 167 17.4 0:59 ( 0, 36) Aug. 2 21 12.02 -20 7.1 0.881 1.893 173 17.5 0:32 ( 0, 35) ニート彗星 (303P/2014 L1) 現在は19.4等(6月2日、Erwin Schwab and Pablo Ruiz)。7月から10月にかけて、17〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 22 25.28 -15 14.5 1.633 2.563 149 17.7 2:12 ( 0, 40) Aug. 2 22 22.80 -15 13.4 1.585 2.551 157 17.6 1:42 ( 0, 40) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 現在は18.2等(1月18日、Taras Prystavski)。近日点を通過する2019年には、14等まで明るくなる。2014年は、日本からは夏から冬にかけて、17等で非常に条件良く観測できる。南半球では超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 3 25.39 32 52.9 13.096 12.720 66 17.6 3:25 (255, 43) Aug. 2 3 26.46 33 12.2 12.962 12.692 72 17.6 3:32 (258, 50) パンスターズ彗星 (C/2014 N2) 7月から8月にかけて、南半球では18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 21 21.58 -50 47.6 1.426 2.341 146 18.0 1:11 ( 0, 5) Aug. 2 20 37.40 -56 10.2 1.428 2.312 141 17.9 23:49 ( 0, -2) ニート彗星 (246P/2010 V2) 2012年から2013年にかけて、12〜13等まで明るくなった。既に遠ざかった。現在は17.0等(6月14日、K. Hills)。秋まで17〜18等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 1 1.50 -13 23.9 3.370 3.877 112 17.9 3:25 (334, 38) Aug. 2 1 2.16 -13 49.5 3.301 3.894 118 17.9 3:32 (344, 40) ラーセン彗星 (280P/2013 C1) 2013年の初めに17.5等で観測された。2014年も、春から夏にかけて、再び17.5等で観測できるはずだったが、実際には20.6等と、3等も暗い(6月21日、佐藤英貴氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 19 14.80 -16 37.5 2.046 3.036 164 21.1 22:58 ( 0, 38) Aug. 2 19 11.03 -17 15.0 2.097 3.057 157 21.2 22:27 ( 0, 38) ブランペン彗星 (289P) 1819年に発見され、2003年に再発見された。予報では26等と極めて暗いはずだったが、2013年7月にバーストを起こし、17.5等まで明るくなった(7月6日、佐藤英貴氏)。だが、7月中旬以降は、観測されていない。2014年8月に近日点を通過し、太陽に0.96天文単位まで近づく。予報では23等止まりだが、彗星活動が続いていれば、もう少し明るく観測されるかもしれない。門田健一氏によれば、5月21日には16.3等以下で写らなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 26 5 10.94 20 46.0 1.532 1.072 44 22.5 3:25 (256, 17) Aug. 2 5 46.29 21 46.0 1.516 1.032 42 22.5 3:32 (255, 18)