今週の明るい彗星 (2015年4月18日：南半球版)

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ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中だが、まだ7.1等と明るい(4月18日、Maik Meyer)。日本からは、7月に13等になるまで、一晩中観測できる状態が続く。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 1 26.20 71 49.8 1.965 1.725 61 7.3 5:01 (202,-36) Apr. 25 1 27.58 74 32.5 2.031 1.791 61 7.7 5:06 (199,-34) マスター彗星 (C/2015 G2) 明るい新彗星。現在は8.9等(4月15日、Chris Wyatt)。5月には6等まで明るくなると期待されている。南半球では、6月下旬まで条件良く観測できる。日本からはまもなく観測できなくなり、9月に13等以下になるまで、ずっと観測できない。2014年の秋には16等で条件良く見えていたはずだが、発見されなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 22 22.92 -19 28.4 1.133 1.034 57 8.9 5:01 (267, 39) Apr. 25 22 52.56 -23 27.0 0.891 0.955 60 8.0 5:06 (271, 42) ハウエル彗星 (88P) 現在は9.3等と、たいへん明るい(4月15日、Chris Wyatt)。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、6月までは超低空で観測困難。6月からは、次第に暗くなっていく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 22 37.92 -11 58.5 1.753 1.365 50 8.7 5:01 (262, 32) Apr. 25 22 59.90 -9 56.4 1.742 1.374 52 8.7 5:06 (258, 33) ボレリー彗星 (19P) 現在は12.8等(3月21日、Michael Mattiazzo)。5月から6月にかけて10.5等まで明るくなるが、観測できない。日本からは、秋からは、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 2 26.79 3 9.4 2.388 1.430 13 11.3 18:57 ( 91, -5) Apr. 25 2 46.21 6 13.1 2.377 1.406 11 11.1 18:49 ( 93, -7) スワン彗星 (C/2015 F3) 明るい新彗星。現在は10.4等と、かなり明るい(4月15日、Maik Meyer)。リラー彗星(C/1988 A1)、タイバー彗星(C/1996 Q1)の分裂核と思われる。12月から2月にかけて、日本からは夕空に明るく見えていたはずだが、発見されなかった。今後は減光していくが、日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 0 20.07 73 1.0 1.088 1.105 63 11.1 5:01 (200,-32) Apr. 25 1 23.35 82 57.8 1.059 1.187 70 11.4 5:06 (189,-35) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 当初の予報より明るく、2014年の暮れには、13.6等まで増光した(12月19日、Chris Wyatt)。現在は13.1等(4月15日、Chris Wyatt)。秋から冬にかけて、4等級まで明るくなると期待されている。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは、12月まで、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 23 24.58 -21 45.2 3.889 3.282 46 11.6 5:01 (278, 28) Apr. 25 23 29.33 -21 57.9 3.715 3.201 52 11.4 5:06 (275, 34) ダレスト彗星 (6P) 4月から5月にかけて11等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。南半球では、明け方の空で次第に高くなってくる。日本からは、7月下旬まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 0 30.80 -3 47.7 2.334 1.461 22 11.5 5:01 (271, 5) Apr. 25 0 51.81 -2 32.4 2.348 1.491 24 11.4 5:06 (269, 6) スワン-星明彗星 (C/2015 F5) 明るい新彗星。現在は10.1等(4月15日、Sandor Szabo)。日本からは、夕方の空に急速に高く見えるようになるが、急激に暗くなる。6月上旬には18等以下になる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 2 29.49 48 47.8 0.624 0.656 39 11.6 18:57 (134,-26) Apr. 25 4 54.31 52 16.7 0.774 0.800 51 13.0 18:49 (147,-12) パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 7月に太陽に0.3天文単位まで接近し、明るくなると期待されている。1月には15.6等まで明るくなった(1月13日、井狩康一氏)。南半球では、今後はしばらく観測困難だが、7月半ばからは、暗くなっていく様子を観測できるようになる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 0 46.61 0 5.5 2.706 1.773 17 12.1 5:01 (270, -1) Apr. 25 0 59.31 2 23.0 2.564 1.656 20 11.7 5:06 (266, 2) スワン彗星 (C/2015 C2) 明るい新彗星。現在は9.5等と、かなり明るい(3月18日、Sandor Szabo)。日本からは、しばらく超低空で観測困難。5月からは次第に高くなるが、14等以下になる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 1 27.72 36 59.8 1.920 1.118 26 12.3 5:01 (243,-28) Apr. 25 1 32.39 42 3.6 1.976 1.216 30 13.0 5:06 (235,-25) リニア彗星 (218P) 現在は15.5等(3月1日、Taras Prystavski)。急激に増光し、3月から5月にかけて、13等の明るさで条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 19 15.96 -16 40.7 0.468 1.173 99 13.2 5:01 (204, 70) Apr. 25 19 45.80 -15 7.9 0.469 1.172 98 13.2 5:06 (200, 69) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は14.9等(4月1日、Taras Prystavski)。2015年は、長期に渡って13〜14等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 19 13.07 -10 21.1 3.158 3.458 98 13.4 5:01 (197, 64) Apr. 25 19 17.65 -9 57.0 3.071 3.461 104 13.3 5:06 (181, 65) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は16.8等と、たいへん暗い(3月16日、関勉氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 17 58.00 -31 29.8 5.521 6.051 117 13.6 4:16 (180, 86) Apr. 25 17 57.38 -31 35.2 5.424 6.049 124 13.5 3:48 (180, 87) コプフ彗星 (22P) 現在は15.2等で、眼視でも見えている(3月18日、Sandor Szabo)。2015年の秋に11等まで明るくなる。今回帰は、最盛期まで明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 12 40.10 4 5.3 1.404 2.368 158 13.9 22:54 (180, 51) Apr. 25 12 34.19 4 41.6 1.396 2.326 150 13.7 22:21 (180, 50) パンスターズ彗星 (C/2014 W11) 急激に増光した。現在は14.6等とかなり明るく、眼視でも見えている(4月12日、Sandor Szabo)。今後はしばらく14〜15等を保つ。日本からは、5月からは次第に低くなり、6月半ばには見えなくなる。南半球では、6月から次第に低くなり、8月初めには見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 8 51.01 9 25.9 3.059 3.456 104 14.3 19:07 (180, 46) Apr. 25 8 54.47 9 8.6 3.145 3.450 99 14.3 18:49 (178, 46) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 2014年の秋に6.9等まで明るくなった(10月17日、Marco Goiato)。現在は減光中だが、まだ12.6等と明るい(2月9日、Chris Wyatt)。南半球では、一時的に観測できなくなっていたが、今後は再び条件良く観測できる。日本からも、6月半ばには再び観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 0 44.43 -17 9.1 4.243 3.424 31 14.3 5:01 (284, 9) Apr. 25 0 47.16 -16 53.9 4.264 3.500 35 14.4 5:06 (280, 15) ソーホー彗星 (C/2015 D1) 太陽に接近し、9等から2等まで急激に増光する様子が、探査機によって捉えられた。彗星核は崩壊したが、地上からも残骸が明るく見えた(3月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在は10.3等以下(3月17日、Marek Biely)。日本からは、夕方の空に高く見える。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 4 39.91 52 45.7 1.951 1.606 55 14.5 18:57 (148,-12) Apr. 25 5 5.51 53 13.6 2.138 1.737 53 15.0 18:49 (149,-12) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 2014年の秋から冬にかけて、9等まで明るくなった。現在は急激に減光中。既に13.5等まで暗くなった(3月28日、Taras Prystavski)。日本からは、今後は暗くなっていく様子を非常に条件良く観測できる。南半球では、今後はほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 16 12.16 53 14.5 2.238 2.730 108 14.6 2:31 (180, 2) Apr. 25 15 42.04 55 22.3 2.310 2.802 108 14.9 1:34 (180, 0) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 1月から2月にかけて、11等まで明るくなったはずだが、観測されなかった。現在は16.3等(3月29日、A. Maury, J.-F. Soulier, J.-G. Bosch, T. Noel)。南半球では、今後は暗くなっていく様子を明け方の空で観測できる。日本からはほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 23 40.78 -15 41.0 2.176 1.546 39 14.8 5:01 (274, 22) Apr. 25 23 59.71 -14 41.6 2.190 1.594 42 15.0 5:06 (272, 24) コマス・ソラ彗星 (32P) 現在は13.5等(3月14日、Chris Wyatt)。当初の予報より2等ほど暗い。今後は次第に減光していくが、しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 11 12.34 18 45.8 1.760 2.552 132 15.1 21:27 (180, 36) Apr. 25 11 12.27 17 58.6 1.856 2.587 126 15.3 21:00 (180, 37) テナグラ彗星 (C/2013 C2) 遠方の彗星だが、2月20日にバーストを起こし、15.3等まで明るくなっている(2月28日、Taras Prystavski)。眼視では12.5等と、極めて明るく報告されている(3月22日、Marco Goiato)。南半球では好条件だが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 12 5.75 -22 17.8 8.231 9.145 154 15.2 22:21 (180, 77) Apr. 25 12 4.23 -21 57.5 8.265 9.143 149 15.2 21:52 (180, 77) ジャック彗星 (C/2015 F4) 現在は15.7等(3月31日、MASTER-SAAO Observatory)。7月から8月にかけて、12等まで明るくなると期待されている。南半球では、夏まで条件良く観測できる。日本からは、5月から次第に高くなり、夏からはずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 20 19.14 -41 0.8 1.992 2.231 90 15.5 5:01 (295, 70) Apr. 25 20 28.68 -39 17.7 1.855 2.175 94 15.2 5:06 (292, 75) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。既に15.2等まで暗くなった(3月16日、Taras Prystavski)。夏まで15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 11 11.30 -6 20.0 8.507 9.324 142 15.3 21:26 (180, 61) Apr. 25 11 8.14 -5 56.3 8.622 9.361 135 15.4 20:55 (180, 61) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は15.3等(1月7日、Taras Prystavski)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。南半球では2014年に、日本からは2015年に、非常に条件良く観測できる。3月から5月にかけては、一時的に観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 1 19.37 8 25.4 4.892 3.895 5 15.4 5:01 (268,-12) Apr. 25 1 25.06 9 56.7 4.883 3.900 10 15.4 5:06 (263, -8) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は15.3等(3月28日、Taras Prystavski)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 21 12.54 -2 53.6 5.973 5.679 68 15.4 5:01 (236, 43) Apr. 25 21 16.40 -2 30.9 5.849 5.655 73 15.4 5:06 (228, 47) ボリソフ彗星 (C/2014 R1) 秋から冬にかけて、10.6等まで明るくなった(11月29日、吉田誠一)。現在は14.3等(3月24日、Taras Prystavski)。今後は次第に減光していくが、暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 17 40.76 -14 37.9 1.780 2.461 121 15.5 3:59 (180, 70) Apr. 25 17 38.25 -14 41.1 1.776 2.534 129 15.7 3:29 (180, 70) ジャコビニ彗星 (205P) 2008年に112年ぶりに再発見された彗星の、初回帰。2008年には、12等まで明るくなった。今回は、春から夏にかけて、15等まで明るくなると期待されている。しばらくは、明け方の低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 22 51.54 0 50.7 2.129 1.561 43 15.5 5:01 (252, 22) Apr. 25 23 12.08 2 22.2 2.092 1.550 44 15.5 5:06 (249, 23) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は14.7等(4月1日、Taras Prystavski)。2015年には、15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 18 56.93 -18 49.3 7.319 7.623 103 15.6 5:01 (192, 73) Apr. 25 18 54.73 -19 9.5 7.230 7.653 111 15.6 4:45 (180, 74) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は14.8等で、眼視でも見えている(3月18日、Sandor Szabo)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。南半球では、既に観測できない。日本からも、次第に低くなり、5月半ばにはいったん観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 4 47.02 33 28.3 5.307 4.696 48 15.8 18:57 (135, 2) Apr. 25 4 48.84 33 24.0 5.329 4.629 41 15.8 18:49 (132, 0) ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P) 現在は16.6等(4月1日、Taras Prystavski)。夏に15等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 21 19.55 -12 46.8 1.843 1.758 69 15.9 5:01 (248, 48) Apr. 25 21 36.77 -11 20.2 1.782 1.747 71 15.8 5:06 (242, 50) ボリソフ彗星 (C/2013 V2) 現在は14.8等(3月21日、Taras Prystavski)。日本からは、初夏まで15〜16等を保ち、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 12 56.69 32 40.6 3.116 3.895 135 15.9 23:11 (180, 22) Apr. 25 12 52.08 31 45.0 3.181 3.923 131 15.9 22:39 (180, 23) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は17.6等(2月23日、津村光則氏)。2016年に13等まで明るくなる。今後は低くなり、6月初めには観測できなくなる。最近はこの予報より暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 6 23.24 26 40.4 3.038 2.817 67 16.1 18:57 (147, 20) Apr. 25 6 32.41 26 28.3 3.100 2.791 63 16.1 18:49 (145, 19) ポローニア彗星 (C/2015 F2) 現在は16.1等(3月31日、Polonia Observatory)。地球に接近し、4月から5月にかけて16等まで明るくなるが、7月には18等以下になる。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からも、5月からは非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 20 31.08 -33 47.4 0.755 1.212 85 16.2 5:01 (275, 68) Apr. 25 20 53.96 -27 2.5 0.733 1.202 85 16.1 5:06 (256, 68) フィンレー彗星 (15P) 12月から1月にかけて、二度のバーストを起こし、7〜8等まで明るくなった。現在は減光中。既に13.4等まで暗くなった(3月16日、Catalina Sky Survey)。日本からは、今後は次第に低くなり、5月下旬には見えなくなる。南半球では、今後はずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 4 40.28 27 20.4 2.343 1.782 45 16.3 18:57 (129, 6) Apr. 25 5 0.63 27 51.5 2.455 1.849 42 16.8 18:49 (130, 5) パンスターズ彗星 (C/2014 W9) 急激に増光した。現在は16.0等と、当初の予報よりかなり明るい(3月28日、Taras Prystavski)。だが、今後は急激に減光する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 16 24.86 -31 1.1 0.889 1.763 137 16.3 2:43 (180, 86) Apr. 25 16 24.28 -32 26.5 0.892 1.802 143 16.6 2:15 (180, 87) ハートレー第３彗星 (110P) 冬に13.8等まで明るくなった(2月15日、Jakub Cerny)。現在は減光中。すでに15.2等まで暗くなった(3月17日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。5月からは低くなり、日本からは6月、南半球でも7月には、観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 7 10.17 18 4.3 2.573 2.582 79 16.7 18:57 (154, 33) Apr. 25 7 19.67 17 34.7 2.670 2.594 74 16.8 18:49 (151, 32) エレーニン彗星 (P/2014 X1) 急激に増光し、近日点を通過した後も増光が続いている。現在は15.8等と明るく、眼視でも見えている(3月18日、Sandor Szabo)。もうしばらく、16等の明るさを保ちそう。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 7 56.28 49 14.8 1.947 2.101 84 16.7 18:57 (173, 5) Apr. 25 8 14.86 47 47.1 2.039 2.138 81 16.9 18:49 (172, 7) 小島彗星 (70P) 現在は15.2等で、眼視でも見えている(3月18日、Sandor Szabo)。しばらく条件良く観測できるが、今後は次第に減光していく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 11 48.10 11 41.4 1.565 2.449 144 16.8 22:03 (180, 43) Apr. 25 11 46.78 11 35.0 1.644 2.479 137 17.0 21:34 (180, 44) テナグラ彗星 (C/2013 G9) 現在は15.3等(3月16日、Taras Prystavski)。2014年から2016年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 11 22.04 -20 30.6 4.530 5.382 144 16.8 21:36 (180, 76) Apr. 25 11 13.78 -19 42.8 4.602 5.389 137 16.8 21:01 (180, 75) テンペル第２彗星 (10P) 現在は17.8等(2月25日、A. Diepvens)。今後は次第に明るくなっていく様子を観測できる。秋から冬にかけて11等まで明るくなるが、その頃は低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 14 43.59 5 18.2 1.460 2.420 157 16.9 1:02 (180, 50) Apr. 25 14 37.39 6 10.1 1.409 2.377 159 16.8 0:29 (180, 49) カタリナ-パンスターズ彗星 (299P/2014 D2) 現在は17.7等(2月17日、K. Hills)。春から夏にかけて17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 17 20.16 -28 57.5 2.456 3.152 125 16.9 3:38 (180, 84) Apr. 25 17 19.90 -28 49.9 2.384 3.155 132 16.9 3:11 (180, 84) ジェディキ彗星 (269P/2012 R2) 現在は15.9等(3月11日、Taras Prystavski)。しばらく16〜17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 8 2.49 14 5.4 4.008 4.171 92 17.0 18:57 (168, 40) Apr. 25 8 6.51 13 59.7 4.118 4.180 86 17.1 18:49 (163, 39) ハリントン彗星 (51P) 今回帰はまだ観測されていないが、既に17.5等まで明るくなっているはず。夏から秋にかけて、13等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 21 43.45 -16 27.2 2.234 2.023 64 17.4 5:01 (257, 46) Apr. 25 21 59.37 -15 22.4 2.140 1.990 67 17.1 5:06 (252, 48) パンスターズ彗星 (P/2015 F1) 現在は17.2等(3月24日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。7月まで17等を保つ。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 16 47.03 -23 33.1 1.746 2.549 134 17.3 3:05 (180, 79) Apr. 25 16 46.05 -23 42.0 1.689 2.552 141 17.2 2:37 (180, 79) リニア彗星 (221P) 現在は19.3等(3月27日、Pan-STARRS 1, Haleakala)。急激に増光し、5月から7月にかけて、16.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 16 27.77 -22 13.4 1.042 1.915 138 17.4 2:46 (180, 77) Apr. 25 16 30.85 -21 9.7 0.978 1.891 144 17.2 2:21 (180, 76) ヴァイサラ第１彗星 (40P) 秋から冬にかけて、15.5等まで明るくなった(11月25日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に16.7等まで暗くなった(3月28日、Taras Prystavski)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 17 58.37 -8 53.7 1.721 2.352 116 17.3 4:16 (180, 64) Apr. 25 17 59.12 -8 36.2 1.689 2.393 123 17.3 3:50 (180, 64) レモン彗星 (C/2012 K8) 現在は18.0等(2月27日、W. Hasubick)。2013年から2016年にかけて、長期に渡って17〜18等で観測できる。日本からはずっと高く見える。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 16 46.51 62 49.7 6.443 6.666 98 17.3 3:04 (180, -8) Apr. 25 16 34.98 63 49.4 6.459 6.678 98 17.3 2:25 (180, -9) ファン・ビースブルック彗星 (53P) 現在は18.6等(2月16日、K. Hills)。2016年に14等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 12 43.20 2 13.2 2.768 3.730 160 17.4 22:58 (180, 53) Apr. 25 12 39.26 2 41.1 2.771 3.696 152 17.3 22:26 (180, 52) マクノート-ハートレー彗星 (318P/2014 M6) 1994年に発見された彗星の、初回帰。現在は18.0等(3月31日、MASTER-SAAO Observatory)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 21 27.04 -32 49.0 3.056 2.952 74 17.5 5:01 (278, 56) Apr. 25 21 38.20 -32 35.5 2.943 2.919 78 17.3 5:06 (276, 60) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は17.7等(1月20日、Taras Prystavski)。2014年の夏に17等で観測された。日本からは、2015年も17.5等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 21 30.17 43 37.0 4.431 4.079 63 17.3 5:01 (209, 3) Apr. 25 21 38.46 44 44.7 4.423 4.099 64 17.4 5:06 (204, 4) パンスターズ彗星 (C/2014 Y1) 2016年の春に14等まで明るくなる。現在は16.5等(3月30日、Taras Prystavski)。2015年は、日本からは春まで条件良く観測できる。南半球では、2015年は観測できないが、2016年の最盛期は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 7 27.21 36 28.0 3.759 3.733 80 17.6 18:57 (165, 17) Apr. 25 7 32.45 35 50.8 3.801 3.677 75 17.6 18:49 (161, 16) フェイ彗星 (4P) 現在は16.0等(3月20日、井狩康一氏)。今後はゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 9 10.98 8 23.6 2.739 3.223 109 17.6 19:27 (180, 47) Apr. 25 9 13.96 8 34.7 2.872 3.263 103 17.7 19:02 (180, 46) オルボルセン彗星 (C/2013 U2) 現在は17.5等(2月19日、W. Hasubick)。2014年の初めに、17〜18等で観測された。2014年の秋から2015年の春にかけて、再び17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球からは見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 9 51.07 50 18.1 4.996 5.283 101 17.7 20:07 (180, 5) Apr. 25 9 51.21 49 6.9 5.093 5.297 96 17.8 19:39 (180, 6) ウカイメデン彗星 (C/2013 V5) 9月には6.5等まで明るくなった(9月21日、Marco Goiato)。現在は急激に減光中。既に16.9等まで暗くなった(3月28日、Taras Prystavski)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 13 38.98 27 19.9 2.419 3.270 142 17.8 23:52 (180, 28) Apr. 25 13 23.86 28 0.7 2.542 3.354 137 18.0 23:10 (180, 27) カタリナ彗星 (C/2014 W6) 現在は17.7等(2月24日、K. Hills)。冬から春にかけて、17等で観測できる。南半球では好条件だが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 10 12.79 -31 52.7 2.387 3.101 127 17.8 20:28 (180, 87) Apr. 25 10 8.06 -32 5.4 2.455 3.109 122 17.9 19:55 (180, 87) ガン彗星 (65P) 現在は17.6等(1月21日、Catalina Sky Survey)。現在は遠日点の近くにいる。冬から春にかけて、日本からは18等で条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Apr. 18 8 31.44 28 24.0 4.294 4.505 95 17.8 18:57 (178, 27) Apr. 25 8 33.53 28 4.9 4.390 4.494 89 17.8 18:49 (173, 27)