今週の明るい彗星 (2015年9月26日：北半球版)

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カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は6.3等と明るい(9月19日、Marco Goiato)。秋から冬にかけて、4〜5等級まで明るくなると期待されている。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは、11月末まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 14 41.14 -41 23.8 1.544 1.236 53 5.9 19:16 ( 47,-12) Oct. 3 14 36.74 -37 39.7 1.633 1.149 44 5.7 19:06 ( 53,-13) パンスターズ彗星 (C/2014 S2) 急激に増光した。現在は10.4等と、たいへん明るい(9月24日、Maik Meyer)。来年の春にかけて、10〜12等の明るさで、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 3 14.21 82 45.7 1.942 2.276 95 10.7 3:00 (180, 42) Oct. 3 2 48.34 87 15.9 1.910 2.246 95 10.5 2:12 (180, 38) コプフ彗星 (22P) 現在は10.4等と、かなり明るい(9月16日、Marco Goiato)。日本からは、12月半ばまで、ずっと夕空の低空が続く。南半球でも、今後は次第に低くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 15 34.32 -16 58.3 1.972 1.586 53 11.0 19:16 ( 58, 13) Oct. 3 15 54.40 -18 20.7 1.996 1.574 51 10.9 19:06 ( 57, 12) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中だが、まだ11.3等と明るい(9月20日、吉田誠一)。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では、まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 16 10.29 35 15.2 3.673 3.405 66 11.4 19:16 (105, 49) Oct. 3 16 17.93 33 11.0 3.791 3.478 64 11.6 19:06 (103, 46) テンペル第２彗星 (10P) 現在は14.3等(9月6日、Sandor Szabo)。ようやく眼視で見え始めた。これから急激に増光するはず。秋から冬にかけて11等まで明るくなるが、日本からは、ずっと低空。南半球でも、今後は次第に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 16 9.68 -17 34.8 1.705 1.509 61 12.0 19:16 ( 51, 18) Oct. 3 16 28.95 -19 14.9 1.721 1.486 59 11.8 19:06 ( 50, 17) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は11.1等と明るい(9月21日、吉田誠一)。8月から10月にかけて、11〜12等の明るさを保つ。日本からは、次第に高くなり、今後は条件良く観測できる。南半球では、11月までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 9 11.54 20 29.9 1.794 1.354 48 12.1 4:26 (265, 30) Oct. 3 9 33.03 19 16.3 1.800 1.389 50 12.1 4:31 (268, 32) パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 7月6日に太陽に0.3天文単位まで接近し、3.9等まで明るくなった(7月6日、Thomas Lehmann)。現在は12.1等(9月22日、Chris Wyatt)。南半球では、これから暗くなるまで、ずっと観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 13 57.20 -45 3.6 2.275 1.805 50 12.3 19:16 ( 48,-20) Oct. 3 14 18.82 -46 55.3 2.424 1.919 48 12.7 19:06 ( 46,-21) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は12.5等と明るい(9月21日、吉田誠一)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。日本からは、冬まで非常に条件良く観測できる。南半球では、冬までずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 5 36.93 40 13.4 2.798 3.080 96 12.6 4:26 (240, 78) Oct. 3 5 29.86 41 13.9 2.596 3.006 104 12.4 4:31 (204, 83) ジャック彗星 (C/2015 F4) 急激に増光し、7月から8月にかけて、10.4等まで明るくなった(7月18日、Maik Meyer)。現在は減光中だが、まだ12.2等と明るい(9月18日、Carlos Labordena)。日本からは条件良く観測できるが、南半球では、まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 18 53.12 45 4.6 1.298 1.754 98 12.5 19:16 (145, 77) Oct. 3 18 59.88 45 25.2 1.362 1.788 97 12.7 19:06 (140, 76) マックホルツ第２彗星 (141P) 8月半ばに急激に増光した。現在は11.5等と、かなり明るい(9月21日、Michael Jager)。分裂核（H核）も15等の明るさで見えている(9月21日、Michael Jager)。日本からは、明け方の空で条件良く観測できる。南半球では、夏から秋にかけて、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 9 18.91 11 51.6 1.333 0.928 44 13.2 4:26 (272, 24) Oct. 3 9 38.90 8 52.6 1.397 0.995 45 13.8 4:31 (277, 25) ボレリー彗星 (19P) 現在は12.5等(9月13日、Michael Jager)。日本からは、明け方の空に現れてきた。今後は暗くなっていく様子を観測できる。南半球では、1月に16等になるまで、観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 11 4.61 27 11.8 2.666 1.893 32 13.7 4:26 (245, 11) Oct. 3 11 22.14 26 16.5 2.681 1.943 34 13.9 4:31 (247, 14) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 9月22日にバーストを起こし、12.9等まで明るくなっている(Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 17 24.64 -29 14.8 6.098 6.005 79 13.8 19:16 ( 30, 19) Oct. 3 17 27.97 -29 7.6 6.204 6.002 73 13.8 19:06 ( 33, 17) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は14.7等(9月6日、Sandor Szabo)。2015年は、長期に渡って13〜14等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 19 19.58 -13 46.5 3.387 3.802 106 13.9 19:16 ( 5, 41) Oct. 3 19 23.83 -14 4.3 3.507 3.829 101 14.1 19:06 ( 9, 40) ハウエル彗星 (88P) 減光中だが、まだ12.7等と明るい(9月17日、Uwe Pilz)。冬に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 2 49.12 12 25.9 1.342 2.197 138 14.0 2:33 ( 0, 68) Oct. 3 2 43.31 12 7.9 1.337 2.243 146 14.3 2:00 ( 0, 67) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 現在は14.4等で、眼視でも見えている(9月6日、Sandor Szabo)。2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って13等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球ではずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 7 1.65 61 17.7 3.113 3.178 84 14.2 4:26 (209, 56) Oct. 3 7 14.33 64 1.9 2.996 3.140 88 14.1 4:31 (203, 56) スワン彗星 (C/2015 P3) 8月には10.3等と明るかった(8月10日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。9月に入ってからの観測が無い。南半球では、冬に18等以下になるまで、ずっと夕空で観測できる。日本からは、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 15 22.66 -49 40.7 1.437 1.341 63 14.1 19:16 ( 36,-11) Oct. 3 15 50.59 -53 26.6 1.568 1.441 63 14.6 19:06 ( 32,-13) マスター彗星 (C/2015 G2) 5月半ばに、6.0等まで明るくなった(5月14日、Chris Wyatt)。現在は減光中だが、まだ12.5〜13.0等と明るい(9月12日、Michael Jager)。今後は、日本からは暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 8 41.88 20 34.5 2.652 2.233 54 14.1 4:26 (269, 36) Oct. 3 8 40.69 21 35.9 2.612 2.324 62 14.2 4:31 (273, 43) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は15.6等(9月13日、Sandor Szabo)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなる。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 2 21.05 14 7.8 3.325 4.184 144 14.3 2:05 ( 0, 69) Oct. 3 2 9.34 14 27.6 3.263 4.187 154 14.3 1:26 ( 0, 70) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は14.1等で、眼視でも見えている(8月21日、Uwe Pilz)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 21 9.80 -5 19.7 4.436 5.192 134 14.4 20:50 ( 0, 50) Oct. 3 21 9.59 -5 48.4 4.498 5.175 128 14.4 20:23 ( 0, 49) ジャコビニ彗星 (205P) 8月には20.0等と、たいへん暗かった(8月17日、佐藤英貴氏)。だが、9月半ばにバーストを起こし、6等ほど増光した。現在は13.7等と明るい(9月21日、吉田誠一)。しばらく、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 4 51.00 7 16.0 1.473 2.039 109 14.6 4:26 (356, 62) Oct. 3 4 53.64 6 2.4 1.446 2.081 115 14.8 4:09 ( 0, 61) マクノート-ハートレー彗星 (318P/2014 M6) 1994年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は15.4等(8月27日、津村光則氏)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 22 35.67 -33 26.6 1.612 2.460 139 14.9 22:16 ( 0, 22) Oct. 3 22 33.38 -32 15.5 1.651 2.455 134 14.9 21:46 ( 0, 23) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は14.9等(8月26日、D. Buczynski)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 1 57.82 43 21.8 3.513 4.240 131 15.0 1:42 (180, 82) Oct. 3 1 49.66 44 26.8 3.488 4.264 135 15.0 1:06 (180, 81) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は観測できない。日本からは10月半ばから、南半球では12月から、観測できるようになる。冬から春にかけて、13等まで明るくなると期待されている。南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 11 7.13 7 35.0 3.249 2.313 17 15.2 4:26 (260, -1) Oct. 3 11 20.50 6 6.7 3.206 2.298 20 15.1 4:31 (264, 3) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は14.6等(9月18日、吉本勝己氏)。しばらく15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 2 34.19 8 10.2 1.225 2.114 143 15.3 2:18 ( 0, 63) Oct. 3 2 33.76 7 30.9 1.187 2.114 149 15.2 1:50 ( 0, 63) リニア彗星 (230P) 現在は17.1等(8月27日、A. Maury, J.-G. Bosch, J.-F. Soulier, T. Noel)。急激に増光し、秋に14.5等で条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 4 16.71 -7 16.1 0.849 1.586 117 15.6 3:59 ( 0, 48) Oct. 3 4 29.15 -7 56.1 0.797 1.562 120 15.4 3:44 ( 0, 47) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 現在は14.9等(9月13日、Sandor Szabo)。2016年まで、長期に渡って15〜16等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 5 36.23 60 35.6 5.005 5.186 94 15.6 4:26 (195, 63) Oct. 3 5 37.68 62 8.5 4.921 5.185 99 15.6 4:31 (186, 63) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 2014年の秋に6.9等まで明るくなった(10月17日、Marco Goiato)。現在は減光中だが、まだ14.7等と明るい(9月14日、Thomas Lehmann)。南半球では、暗くなるまで条件良く観測できる。日本からも、冬まで観測できるが、やや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 23 18.11 -28 59.4 4.195 5.071 147 16.0 22:58 ( 0, 26) Oct. 3 23 9.84 -29 8.5 4.318 5.139 141 16.1 22:22 ( 0, 26) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 2014年に13等まで明るくなった。現在は15.2等(9月12日、Sandor Szabo)。今後はゆっくりと減光していく。2015年は、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 1 28.68 0 49.7 2.948 3.906 160 16.0 1:13 ( 0, 56) Oct. 3 1 24.37 0 28.7 2.940 3.921 167 16.0 0:41 ( 0, 56) ラインムート第２彗星 (44P) 2014年には16.4等まで明るくなった(11月14日、J. F. Hernandez)。現在は17.2等(8月27日、D. Buczynski)。2015年には、夏から秋にかけて、再び16等で条件良く観測できるはずだが、最近はこの予報より暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 4 24.61 28 14.8 1.958 2.527 113 16.1 4:08 ( 0, 83) Oct. 3 4 26.11 28 24.9 1.906 2.554 119 16.1 3:42 ( 0, 83) ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P) 現在は15.1等(9月13日、Sandor Szabo)。しばらく条件良く観測できるが、今後は減光し、11月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 0 15.25 2 13.2 1.064 2.066 177 16.1 23:55 ( 0, 57) Oct. 3 0 10.52 1 26.1 1.101 2.099 173 16.3 23:23 ( 0, 56) レモン-パンスターズ彗星 (C/2014 W5) 2014年11月以降は、観測されていない。現在の明るさは不明。2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って16等の明るさを保つはず。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 2 27.38 -26 40.9 2.155 2.966 136 16.4 2:11 ( 0, 29) Oct. 3 2 8.51 -30 28.5 2.100 2.931 139 16.3 1:25 ( 0, 25) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は15.1等(7月13日、大島雄二氏)。秋まで15〜16等で条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 17 34.54 -26 29.9 8.412 8.331 81 16.4 19:16 ( 29, 22) Oct. 3 17 34.52 -26 43.5 8.565 8.363 75 16.5 19:06 ( 33, 20) ヴィルト第２彗星 (81P) 現在は18.0等(9月24日、Jean-Gabriel Bosch)。2016年の春から夏にかけて、11等まで明るくなる。日本からは、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 5 49.98 20 8.2 2.740 2.994 94 16.8 4:26 (311, 69) Oct. 3 5 55.00 20 3.4 2.605 2.955 100 16.5 4:31 (327, 73) リニア-カタリナ彗星 (P/2003 WC7) まだ検出されていないが、既に17等まで明るくなっているはず。秋から冬にかけて地球に接近し、15等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 4 30.97 -7 1.3 1.169 1.825 114 17.0 4:14 ( 0, 48) Oct. 3 4 39.68 -6 51.3 1.095 1.795 117 16.7 3:55 ( 0, 48) ヘリン彗星 (151P) 現在は17.2等(9月17日、Jean-Francois Soulier)。夏から秋にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 23 33.01 -7 30.1 1.487 2.476 167 16.9 23:13 ( 0, 48) Oct. 3 23 30.43 -7 58.8 1.509 2.474 160 16.8 22:43 ( 0, 47) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は15.5等(9月6日、Sandor Szabo)。減光中だが、この予報より少し明るい。B核とC核は、既に20等以下(6月12日、織部隆明氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 22 55.49 1 54.5 5.531 6.490 161 17.0 22:35 ( 0, 57) Oct. 3 22 51.11 0 55.2 5.621 6.536 154 17.1 22:03 ( 0, 56) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は16.5等(9月8日、Jean-Francois Soulier)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。現在は近日点にいる。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 23 11.02 -4 52.3 4.893 5.865 164 17.1 22:51 ( 0, 50) Oct. 3 23 8.82 -5 9.7 4.936 5.870 156 17.2 22:21 ( 0, 50) 池谷-村上彗星 (P/2010 V1) 2010年に大バーストを起こし、8等まで明るくなった周期彗星の、初回帰。冬から春にかけて、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 7 21.39 31 13.6 2.116 2.095 75 17.7 4:26 (265, 57) Oct. 3 7 37.28 31 6.7 2.009 2.058 78 17.2 4:31 (267, 60) サイディング・スプリング彗星 (162P) 現在は16.3等(8月22日、E. Bryssinck)。日本からは条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 8 41.34 39 11.3 1.701 1.517 62 17.2 4:26 (246, 43) Oct. 3 9 3.87 39 33.4 1.700 1.562 64 17.3 4:31 (247, 45) シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P) 現在は17.7等(9月24日、Jean-Gabriel Bosch)。2016年の夏に14等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。3月に15〜16等になるまで、次第に明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 0 44.26 -3 30.8 1.779 2.772 170 17.4 0:28 ( 0, 52) Oct. 3 0 39.21 -4 25.7 1.747 2.741 171 17.3 23:51 ( 0, 51) ファン・ネス彗星 (327P/2015 P2) 現在は18.8等(8月10日、A. Sodor, K. Sarneczky)。秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できると予想されていたが、少し暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 18 41.18 7 56.3 1.295 1.747 98 17.5 19:16 ( 27, 60) Oct. 3 18 52.28 4 39.0 1.313 1.717 94 17.4 19:06 ( 28, 57) マスター彗星 (C/2015 K1) 現在は16.0等(8月20日、Catalina Sky Survey)。今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。2014年には14等で、南半球で条件良く見えていたはず。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 0 22.41 2 29.4 3.329 4.330 176 17.5 0:07 ( 0, 58) Oct. 3 0 17.46 2 31.4 3.383 4.382 175 17.6 23:29 ( 0, 58) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 現在は18.9等(8月25日、S. Shurpakov)。現在は遠日点に近い。秋から冬にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 3 55.15 16 35.2 3.725 4.342 122 17.6 3:39 ( 0, 72) Oct. 3 3 54.15 16 32.3 3.631 4.334 129 17.5 3:10 ( 0, 72) アラン彗星 (50P) 現在は17.1等(8月23日、E. Bryssinck)。急激に増光し、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できると期待されていたが、予報よりかなり暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 22 48.94 -11 19.6 1.300 2.256 156 17.6 22:29 ( 0, 44) Oct. 3 22 42.38 -10 29.6 1.309 2.226 148 17.6 21:55 ( 0, 45) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は17.8等(8月19日、A. Diepvens)。2014年の夏に17等で観測された。日本からは、2015年も17.5等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 21 47.80 48 45.7 4.082 4.709 123 17.8 21:28 (180, 76) Oct. 3 21 46.86 47 17.9 4.117 4.743 123 17.8 20:59 (180, 78) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 2019年に近日点を通過するが、2010年の発見以来、ほとんど増光していない。現在は18.3等(8月23日、S. Shurpakov)。秋から来年の春にかけて、日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 3 51.87 45 49.6 10.658 11.101 113 17.9 3:35 (180, 79) Oct. 3 3 50.36 46 11.9 10.543 11.076 119 17.8 3:06 (180, 79) カタリナ-マクノート彗星 (319P/2015 G1) 2008年に発見された周期彗星の、初回帰。春から夏にかけて地球に接近し、16等まで明るくなった(6月2日、WISE)。現在は減光中。既に17.9等まで暗くなった(8月13日、W. Hasubick)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 3 55.19 -10 57.5 0.817 1.598 122 17.9 3:38 ( 0, 44) Oct. 3 3 51.55 -11 37.9 0.830 1.651 128 18.1 3:07 ( 0, 43) マクノート彗星 (320P/2015 HC10) 8月から9月にかけて、地球に0.2天文単位まで接近し、15等まで明るくなると期待されていた。だが、実際には19.7等と、予報よりはるかに暗い(8月15日、Slooh.com Canary Islands Observatory)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 20 55.34 2 9.1 0.270 1.199 131 19.5 20:39 ( 0, 57) Oct. 3 21 33.69 3 29.3 0.328 1.255 135 20.1 20:49 ( 0, 59) ハリントン彗星 (51P) 予報通り、6月に15.9等まで増光した(6月23日、門田健一氏)。夏から秋にかけて、13等で条件良く観測できると期待されていた。だが、7月になって、彗星が崩壊した様子が、Jean-Gabriel Bosch氏によって捉えられた。現在は19.3等と、極めて暗い(8月26日、W. Hasubick)。D核が19.0等(9月20日、Michael Jager)、B核が20.9等(8月21日、Pan-STARRS 1, Haleakala)で観測されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.26 2 25.54 3 16.1 0.831 1.753 145 22.5 2:09 ( 0, 58) Oct. 3 2 24.24 3 14.9 0.821 1.770 152 23.2 1:40 ( 0, 58)