今週の明るい彗星 (2015年10月31日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

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カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は6.5等(10月13日、Marco Goiato)。秋から冬にかけて、4〜5等級まで明るくなると期待されていた。だが、9月に入ってから、増光が止まってしまった。現在は観測できない。日本からは、11月末に明け方の空に現れ、その後は非常に条件良く観測できる。南半球では、今後はほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 14 26.51 -25 41.7 1.822 0.875 11 6.3 20:00 ( 50, -9) Nov. 7 14 24.41 -22 50.8 1.807 0.839 8 6.2 3:18 (307,-10) パンスターズ彗星 (C/2014 S2) 急激に増光した。現在は9.2等と、たいへん明るい(11月1日、Juan Jose Gonzalez)。来年の春にかけて、9〜10等の明るさで、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 16 19.99 76 34.1 1.872 2.152 92 9.5 20:00 (163,-35) Nov. 7 16 24.45 73 21.3 1.878 2.136 90 9.4 20:10 (159,-37) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は10.5等と、かなり明るい(11月1日、Juan Jose Gonzalez)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。日本からは、冬まで非常に条件良く観測できる。南半球では、冬までずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 4 21.18 45 16.2 1.879 2.710 139 11.2 1:48 (180, 10) Nov. 7 3 50.16 45 32.1 1.745 2.636 147 10.9 0:50 (180, 9) コプフ彗星 (22P) 現在は9.5等と、かなり明るい(10月14日、Marco Goiato)。日本からは、12月半ばまで、ずっと夕空の低空が続く。南半球でも、今後は次第に低くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 17 21.86 -22 20.2 2.110 1.559 44 11.0 20:00 ( 77, 22) Nov. 7 17 45.00 -22 51.2 2.144 1.564 42 11.0 20:10 ( 75, 19) テンペル第２彗星 (10P) 急激に増光した。現在は11.1等と、かなり明るい(10月9日、Chris Wyatt)。2月まで11〜13等の明るさを保つが、日本からはずっと低空。南半球でも、今後は次第に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 17 57.55 -24 18.4 1.794 1.426 52 11.3 20:00 ( 80, 30) Nov. 7 18 22.09 -25 0.6 1.817 1.420 50 11.2 20:10 ( 77, 28) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 2015年1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中だが、まだ11.4等と明るい(10月5日、吉本勝己氏)。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 16 48.50 26 34.3 4.255 3.764 54 12.2 20:00 (114,-13) Nov. 7 16 56.04 25 18.9 4.364 3.835 52 12.3 20:10 (109,-18) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は11.7等と明るい(10月15日、Juan Jose Gonzalez)。今後は次第に減光していく。日本からは条件良く観測できる。南半球では、11月までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 10 46.05 14 8.3 1.806 1.560 59 12.5 3:27 (247, 7) Nov. 7 11 1.24 12 56.4 1.799 1.608 62 12.7 3:18 (248, 8) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 現在は12.8等と明るい(10月15日、Juan Jose Gonzalez)。2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って13等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球ではずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 8 28.57 76 39.3 2.618 3.001 102 13.6 3:27 (189,-24) Nov. 7 9 5.21 79 59.5 2.554 2.969 104 13.5 3:18 (188,-27) リニア彗星 (249P) 近日点の前後で急激に増光する傾向がある。11月から12月にかけて、11等まで明るくなる。12月上旬に夕空に現れ、その後は急激に減光する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 14 39.71 -16 10.0 1.731 0.749 5 14.7 20:00 ( 59,-13) Nov. 7 15 17.15 -17 56.4 1.622 0.653 7 13.6 20:10 ( 58,-11) ハウエル彗星 (88P) 減光中だが、まだ13.2等と明るい(10月13日、吉本勝己氏)。3月に18等以下になるまで、ずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 2 12.38 10 28.3 1.435 2.427 176 13.7 23:34 (180, 44) Nov. 7 2 5.05 10 5.9 1.493 2.472 168 13.9 22:59 (180, 45) ジャック彗星 (C/2015 F4) 急激に増光し、7月から8月にかけて、10.4等まで明るくなった(7月18日、Maik Meyer)。現在は減光中だが、まだ13.2等と明るい(10月11日、吉田誠一)。日本からは条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 19 46.90 46 13.3 1.610 1.958 94 13.8 20:00 (152, 0) Nov. 7 20 2.69 46 21.6 1.673 2.007 94 14.1 20:10 (149, -2) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 9月22日にバーストを起こした。現在もまだ、12.5等と明るい(10月4日、Thomas Lehmann)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 17 45.49 -28 43.1 6.584 5.994 49 13.9 20:00 ( 74, 29) Nov. 7 17 50.72 -28 37.3 6.663 5.992 44 14.0 20:10 ( 70, 23) パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 7月6日に太陽に0.3天文単位まで接近し、3.9等まで明るくなった(7月6日、Thomas Lehmann)。現在は減光中。既に12.9等まで暗くなった(10月3日、Chris Wyatt)。南半球では、これから暗くなるまで、ずっと観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 15 40.64 -51 59.9 2.999 2.349 41 13.9 20:00 ( 39, 19) Nov. 7 16 0.04 -52 51.0 3.133 2.452 39 14.2 20:10 ( 37, 18) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は14.2等(10月15日、Taras Prystavski)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 21 14.60 -7 16.9 4.818 5.112 101 14.5 20:00 (141, 56) Nov. 7 21 17.30 -7 31.1 4.910 5.098 95 14.5 20:10 (129, 52) ボレリー彗星 (19P) 現在は14.2等(10月11日、佐藤英貴氏)。日本からは、今後は暗くなっていく様子を観測できる。南半球では、1月に16等になるまで、観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 12 24.47 22 52.4 2.709 2.144 46 14.5 3:27 (254,-17) Nov. 7 12 38.22 22 10.6 2.706 2.195 49 14.7 3:18 (254,-16) ヴィルト第４彗星 (116P) 日本では、明け方の空に現れてきた。南半球では12月から、観測できるようになる。冬から春にかけて、13等まで明るくなると期待されている。南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 12 13.96 0 3.2 3.001 2.246 33 14.7 3:27 (272, -2) Nov. 7 12 27.31 -1 28.2 2.943 2.236 37 14.6 3:18 (272, -1) 池谷-村上彗星 (P/2010 V1) 2010年に大バーストを起こし、8等まで明るくなった周期彗星の、初回帰。冬から春にかけて、非常に条件良く観測できる。現在は20等以下で、写らない(10月2日、Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 8 40.24 30 1.8 1.598 1.915 92 15.1 3:27 (215, 15) Nov. 7 8 55.55 29 37.9 1.500 1.882 95 14.6 3:18 (214, 16) マスター彗星 (C/2015 G2) 5月半ばに、6.0等まで明るくなった(5月14日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に14.5等まで暗くなった(10月11日、吉田誠一)。今後は、日本からは暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 8 22.24 26 53.5 2.398 2.681 95 14.7 3:27 (213, 20) Nov. 7 8 13.10 28 31.4 2.346 2.768 104 14.8 3:18 (207, 21) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は14.5等(10月15日、Taras Prystavski)。今後はゆっくりと減光していく。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では、今後は低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 1 17.54 15 3.8 3.239 4.206 165 15.1 22:39 (180, 40) Nov. 7 1 5.13 15 3.9 3.290 4.213 155 15.2 21:59 (180, 40) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は14.1等(10月7日、Taras Prystavski)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 1 11.96 46 56.1 3.525 4.368 144 15.1 22:33 (180, 8) Nov. 7 1 2.92 47 5.7 3.569 4.395 142 15.2 21:57 (180, 8) マクノート-ハートレー彗星 (318P/2014 M6) 1994年に発見された周期彗星の、初回帰。夏から秋にかけて、13.8等まで明るくなった(9月7日、Taras Prystavski)。現在は減光中だが、まだ15.3等と明るい(10月16日、Taras Prystavski)。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 22 36.84 -26 4.7 1.886 2.449 112 15.2 20:00 (179, 81) Nov. 7 22 40.72 -24 18.9 1.961 2.452 107 15.3 20:10 (144, 77) パンスターズ彗星 (C/2014 Y1) 冬から夏にかけて、14等で観測できる。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 12 24.75 3 12.1 3.187 2.415 33 15.3 3:27 (271, -6) Nov. 7 12 37.90 1 22.1 3.114 2.387 36 15.2 3:18 (271, -4) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は14.7等(10月13日、津村光則氏)。しばらく15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 2 21.64 4 37.8 1.140 2.126 170 15.3 23:43 (180, 50) Nov. 7 2 17.71 4 4.8 1.156 2.132 166 15.3 23:12 (180, 51) ヴィルト第２彗星 (81P) 現在は16.6等(10月16日、D. Buczynski)。2016年の春から夏にかけて、11等まで明るくなる。日本からは、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 6 5.80 19 38.3 2.099 2.796 125 15.6 3:27 (181, 35) Nov. 7 6 5.60 19 32.1 1.986 2.756 132 15.4 3:04 (180, 35) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 現在は14.3等(10月13日、Taras Prystavski)。2016年まで、長期に渡って15〜16等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 5 28.19 68 20.8 4.651 5.188 117 15.5 2:55 (180,-13) Nov. 7 5 20.65 69 46.7 4.606 5.190 121 15.5 2:20 (180,-15) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は15.0等(10月2日、Taras Prystavski)。南半球では12月上旬、日本からは1月初めには、観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 19 46.55 -14 43.5 4.012 3.943 78 15.6 20:00 (107, 47) Nov. 7 19 53.38 -14 45.1 4.139 3.974 73 15.7 20:10 (101, 41) リニア彗星 (230P) 現在は15.8等(10月20日、K. Hills)。急激に増光し、秋に14.5等で条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 5 5.36 -9 30.0 0.635 1.498 132 15.8 2:31 (180, 64) Nov. 7 5 10.08 -9 13.9 0.606 1.490 136 15.6 2:08 (180, 64) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 2014年に13等まで明るくなった。現在は15.1等(10月15日、Taras Prystavski)。今後はゆっくりと減光していく。2015年は、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 1 6.55 -0 36.3 3.050 3.983 157 16.2 22:28 (180, 56) Nov. 7 1 2.85 -0 43.3 3.113 3.999 149 16.3 21:57 (180, 56) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。既に16.5等まで暗くなった(7月9日、Taras Prystavski)。明け方の空に現れてきた。冬から春にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 11 16.52 -6 18.1 11.050 10.377 45 16.3 3:27 (269, 13) Nov. 7 11 17.11 -6 29.7 10.995 10.414 52 16.3 3:18 (266, 17) マックホルツ第２彗星 (141P) 8月半ばに急激に増光し、10.8等まで明るくなった(9月13日、Sandor Szabo)。分裂核（H核）も14.8等まで明るくなった(9月13日、Thomas Lehmann)。現在は急激に減光中。既に16.5等まで暗くなった(10月15日、Taras Prystavski)。日本からは、明け方の空で条件良く観測できる。南半球では、夏から秋にかけて、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 10 41.45 -1 15.7 1.576 1.297 55 16.5 3:27 (259, 17) Nov. 7 10 53.41 -3 23.6 1.601 1.375 58 17.1 3:18 (260, 20) パンスターズ彗星 (C/2015 GX) 現在は16.7等(10月11日、A. Diepvens)。10月から12月にかけて、日本からは16〜17等で条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 3 11.27 84 1.4 1.555 2.108 109 16.6 0:46 (180,-29) Nov. 7 1 54.78 79 29.1 1.505 2.137 116 16.6 22:47 (180,-24) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 2014年の秋に6.9等まで明るくなった(10月17日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に15.3等まで暗くなった(10月3日、Taras Prystavski)。南半球では、暗くなるまで条件良く観測できる。日本からも、冬まで観測できるが、やや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 22 45.27 -28 35.2 4.935 5.404 113 16.6 20:08 (180, 83) Nov. 7 22 41.44 -28 14.2 5.112 5.470 106 16.7 20:10 (132, 80) マスター彗星 (C/2015 K1) 現在は16.1等(10月14日、井狩康一氏)。今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。2014年には14等で、南半球で条件良く見えていたはず。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 0 1.43 2 46.7 3.748 4.591 144 16.8 21:24 (180, 52) Nov. 7 23 58.90 2 55.0 3.871 4.643 136 16.9 20:54 (180, 52) シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P) 現在は16.7等(10月4日、Taras Prystavski)。2016年の夏に14等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。3月に15〜16等になるまで、次第に明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 0 20.12 -7 17.3 1.752 2.620 143 16.9 21:42 (180, 62) Nov. 7 0 17.13 -7 38.2 1.782 2.590 136 16.9 21:12 (180, 63) スコッティ彗星 (P/2015 Q1) 現在は16.8等(10月17日、K. Hills)。秋に17等で、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 6 18.56 -2 57.3 1.119 1.813 118 16.9 3:27 (188, 58) Nov. 7 6 21.54 -5 32.3 1.095 1.830 122 16.9 3:18 (181, 60) ヘリン彗星 (151P) 現在は16.9等(10月10日、Taras Prystavski)。今後は減光し、年末には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 23 28.31 -8 34.3 1.703 2.481 132 16.9 20:51 (180, 63) Nov. 7 23 30.41 -8 21.0 1.773 2.486 125 17.0 20:26 (180, 63) ジャコビニ彗星 (205P) 8月には20.0等と、たいへん暗かった(8月17日、佐藤英貴氏)。だが、9月半ばにバーストを起こし、6等ほど増光して、13.7等まで明るくなった(9月21日、吉田誠一)。現在は急激に減光中。既に16.1等まで暗くなった(10月19日、Taras Prystavski)。しばらく、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 4 46.73 1 8.9 1.392 2.253 141 17.1 2:12 (180, 54) Nov. 7 4 41.29 0 7.8 1.399 2.297 147 17.5 1:40 (180, 55) ラインムート第２彗星 (44P) 2014年には16.4等まで明るくなった(11月14日、J. F. Hernandez)。現在は17.0等(10月20日、Purple Mountain Observatory)。しばらく条件良く観測できるが、1月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 4 17.16 28 17.0 1.763 2.663 148 17.1 1:43 (180, 27) Nov. 7 4 11.78 28 0.7 1.751 2.692 156 17.1 1:10 (180, 27) パンスターズ彗星 (C/2015 B2) 現在は16.8等(10月19日、佐藤英貴氏)。2016年に長期に渡って16.5等を保ち、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 8 59.62 -44 15.0 3.964 3.796 73 17.3 3:27 (299, 55) Nov. 7 8 55.96 -46 45.6 3.869 3.768 76 17.2 3:18 (304, 59) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 現在は18.2等(10月18日、H. Nohara)。現在は遠日点に近い。秋から冬にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 3 42.80 16 4.0 3.357 4.301 159 17.3 1:09 (180, 39) Nov. 7 3 38.53 15 54.0 3.320 4.293 167 17.3 0:37 (180, 39) リニア-カタリナ彗星 (329P/2015 T1) 2003年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は18.1等(10月11日、J.-F. Soulier)。秋から冬にかけて地球に接近し、15等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されていたが、実際は1.5等ほど暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 4 58.47 -4 52.4 0.844 1.705 136 17.4 2:24 (180, 60) Nov. 7 4 59.58 -3 31.6 0.796 1.689 141 17.3 1:57 (180, 59) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は16.5等(10月4日、Taras Prystavski)。減光中だが、この予報より少し明るい。B核とC核は、既に20等以下(6月12日、織部隆明氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 22 38.12 -2 31.3 6.128 6.720 122 17.3 20:01 (180, 57) Nov. 7 22 36.18 -3 12.9 6.283 6.766 115 17.4 20:10 (162, 57) ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P) 現在は15.3等(10月10日、Taras Prystavski)。しばらく条件良く観測できるが、今後は減光し、11月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 0 0.40 -0 32.6 1.363 2.236 142 17.4 21:23 (180, 55) Nov. 7 0 0.87 -0 38.9 1.452 2.272 135 17.6 20:56 (180, 56) ロングモア彗星 (77P) これから急激に増光し、冬から夏にかけて、14〜15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 11 53.07 14 37.4 3.251 2.658 45 17.5 3:27 (257, -7) Nov. 7 12 3.37 13 15.5 3.166 2.638 49 17.4 3:18 (257, -4) サイディング・スプリング彗星 (162P) 現在は17.1等(10月22日、C. Bell)。日本からは条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 10 20.73 40 28.1 1.680 1.754 77 17.4 3:27 (224, -6) Nov. 7 10 36.32 40 45.8 1.670 1.804 81 17.5 3:18 (223, -6) ロニオス-タッカー彗星 (328P/2015 S1) 1998年に発見された周期彗星の初回帰。現在は17.9等(10月3日、J. V. Scotti)。秋から冬にかけて、17.5等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 21 14.29 -13 44.8 1.521 1.952 99 17.5 20:00 (134, 62) Nov. 7 21 22.33 -12 0.5 1.577 1.936 95 17.5 20:10 (126, 56) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は16.5等(9月8日、Jean-Francois Soulier)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。現在は近日点にいる。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 23 3.49 -5 57.0 5.230 5.889 127 17.5 20:26 (180, 61) Nov. 7 23 3.28 -6 1.6 5.328 5.894 120 17.6 20:10 (174, 61) アラン彗星 (50P) 現在は17.3等(10月10日、Taras Prystavski)。夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できると期待されていたが、当初の予報より暗く、17.5等止まり。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 22 30.71 -6 7.1 1.436 2.116 120 17.5 20:00 (176, 61) Nov. 7 22 31.99 -4 48.9 1.484 2.091 113 17.6 20:10 (160, 58) シュワルツ彗星 (C/2014 B1) 現在は17.3等(10月21日、A. Maury, J.-F. Soulier, J.-G. Bosch, T. Noel)。2016年から2019年にかけて、長期に渡って17.5等を保つ。ずっと赤道の近くにいる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 8 15.01 -0 22.4 10.210 10.272 90 17.7 3:27 (229, 44) Nov. 7 8 15.73 -0 32.2 10.087 10.258 97 17.6 3:18 (224, 46) 小惑星ファエトン (3200) 現在は18.0等(10月10日、Jean-Francois Soulier)。現在は遠日点の近くにいる。秋に17.5等で、日本からは条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 2 55.74 41 33.1 1.460 2.379 151 17.7 0:23 (180, 13) Nov. 7 2 36.99 40 17.5 1.450 2.388 155 17.6 23:30 (180, 15) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 2019年に近日点を通過するが、2010年の発見以来、ほとんど増光していない。現在は18.0等(10月6日、井狩康一氏)。秋から来年の春にかけて、日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 3 40.61 47 22.0 10.173 10.977 142 17.7 1:07 (180, 8) Nov. 7 3 37.47 47 33.5 10.109 10.952 146 17.7 0:36 (180, 7) ヒル彗星 (211P) 現在は18.6等(10月11日、佐藤英貴氏)。冬に17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 7 59.91 11 58.0 2.083 2.419 97 17.9 3:27 (216, 35) Nov. 7 8 6.66 12 2.1 1.989 2.409 102 17.8 3:18 (213, 37) パンスターズ彗星 (C/2015 T4) 現在は18.1等(10月15日、A. Maury, J.-F. Soulier, J.-G. Bosch, T. Noel)。2016年の夏に16等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、来年3月までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 5 46.53 -2 27.4 2.714 3.394 125 18.0 3:12 (180, 57) Nov. 7 5 41.01 -5 3.9 2.597 3.342 131 17.8 2:39 (180, 60) ハリントン彗星 (51P) 予報通り、6月に15.9等まで増光した(6月23日、門田健一氏)。夏から秋にかけて、13等で条件良く観測できると期待されていた。だが、7月になって、彗星が崩壊した様子が、Jean-Gabriel Bosch氏によって捉えられた。現在は20.1等と、極めて暗い(10月15日、Pan-STARRS 1, Haleakala)。D核が19.0等(9月20日、Michael Jager)、B核が20.9等(8月21日、Pan-STARRS 1, Haleakala)で観測されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 31 2 8.17 3 37.1 0.876 1.861 169 19.4 23:30 (180, 51) Nov. 7 2 4.03 3 57.7 0.916 1.889 164 19.6 22:58 (180, 51)