今週の明るい彗星 (2016年3月12日：北半球版)

English version Home page	Updated on March 15, 2016
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

リニア彗星 (252P) 現在は6.6等と、極めて明るい(3月14日、Marco Goiato)。3月21〜22日に、地球に0.036天文単位まで大接近する。今回帰は、明るくなっていく様子も、暗くなっていく様子も、非常に条件良く観測できる。日本からは、3月半ばに、一時的に観測できなくなる。P/2016 BA14 ( PanSTARRS ) と軌道が良く似ている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 5 49.92 -48 2.5 0.068 0.997 90 7.6 19:28 ( 10, 5) Mar. 19 7 6.21 -82 35.8 0.039 0.997 91 6.5 20:49 ( 0,-31) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は8.7等とかなり明るい(2月14日、Thomas Lehmann)。1月初めにバーストを起こし、一時的に増光したが、現在は元に戻っている。春から夏にかけて地球に接近し、5〜6等まで明るくなると期待されている。現在は観測できない。日本からは、4月末には再び明け方の空に現れるが、最盛期は南に低い。南半球では、4月中旬に明け方の空に現れた後は、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 23 34.77 5 32.4 2.415 1.441 8 7.9 19:28 (106,-12) Mar. 19 23 34.73 4 42.8 2.384 1.402 7 7.7 4:40 (256,-11) パンスターズ彗星 (C/2014 S2) 現在は9.2等と、たいへん明るい(3月11日、Carlos Labordena)。春にかけて、9〜10等の明るさで、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 13 43.53 70 59.7 1.847 2.365 109 9.2 2:26 (180, 54) Mar. 19 12 59.24 69 36.7 1.872 2.403 110 9.3 1:15 (180, 55) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は9.9等(3月11日、Carlos Labordena)。秋から冬にかけて、4〜5等級まで明るくなると期待されていたが、実際には6等止まりだった。現在は急激に減光中。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 4 11.08 54 11.9 2.022 2.117 81 9.8 19:28 (137, 57) Mar. 19 4 14.71 52 20.1 2.236 2.208 75 10.2 19:35 (132, 53) リニア彗星 (333P) 2007年に小惑星2007 VA85として発見された天体の、初回帰。2月半ばから急激に増光して、現在は11.5等と、たいへん明るくなっている(3月10日、Marco Goiato)。今後は次第に低くなる。南半球では3月半ば、日本からは4月下旬には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 3 54.86 21 38.9 1.040 1.160 69 11.7 19:28 ( 83, 50) Mar. 19 3 42.73 26 0.5 1.215 1.137 60 11.4 19:35 ( 95, 42) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 現在は13.1等(3月10日、Thomas Lehmann)。2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って12〜13等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球ではずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 20 34.62 65 33.4 2.735 2.670 75 12.2 4:51 (210, 41) Mar. 19 20 33.03 66 15.4 2.738 2.672 75 12.2 4:40 (209, 43) ヴィルト第２彗星 (81P) 現在は12.6等(3月9日、Thomas Lehmann)。春から夏にかけて、11等まで明るくなる。日本からは、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 5 23.50 21 35.3 1.765 2.024 89 12.6 19:28 ( 60, 67) Mar. 19 5 32.62 21 55.5 1.806 1.986 85 12.5 19:35 ( 69, 63) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は13.4等(2月11日、井狩康一氏)。冬から春にかけて、13等まで明るくなる。南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 15 50.61 -21 21.9 1.663 2.228 111 13.3 4:31 ( 0, 34) Mar. 19 15 55.24 -21 51.6 1.599 2.238 117 13.3 4:08 ( 0, 33) パンスターズ彗星 (P/2016 BA14) 現在は16.4等(3月11日、Mike Olason)。3月23日に、地球に0.024天文単位まで大接近する。急激に増光し、12等まで明るくなると期待されている。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、3月半ばまで非常に条件良く観測できるが、その後は低くなる。252P/LINEAR と軌道が良く似ている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 6 13.49 -29 42.2 0.089 1.010 97 15.3 19:28 ( 8, 25) Mar. 19 7 21.58 -12 36.3 0.038 1.010 111 13.4 19:42 ( 0, 45) コワル第２彗星 (104P) 現在は13.8等と明るい(2月27日、Michael Jager)。1月には19.0等と暗かった(1月10日、B. Lutkenhoner)が、急増光した。春にかけて14等で観測できるが、南半球では超低空。回帰のたびに明るさが異なる。前回2010年には観測されなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 1 50.75 10 46.7 1.813 1.197 37 13.8 19:28 ( 90, 19) Mar. 19 2 17.01 12 17.0 1.807 1.185 37 13.6 19:35 ( 93, 18) テンペル第１彗星 (9P) 現在は15.0等(3月7日、吉本勝己氏)。この予報よりやや暗いが、急激に増光中。春から夏にかけて、11等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 12 19.15 19 11.8 1.078 2.040 159 13.9 1:01 ( 0, 74) Mar. 19 12 13.11 20 0.6 1.036 2.001 160 13.6 0:27 ( 0, 75) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 明け方の空に現れてきた。3月14日にバーストを起こし、14.8等まで明るくなっている(Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 19 35.57 -25 59.8 6.385 5.955 60 13.8 4:51 (314, 12) Mar. 19 19 39.73 -25 50.7 6.283 5.953 66 13.8 4:40 (316, 14) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 2015年1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中。既に14.6等まで暗くなった(1月26日、門田健一氏)。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 18 30.89 22 36.2 5.184 5.056 77 14.0 4:51 (282, 57) Mar. 19 18 31.82 23 9.2 5.169 5.121 81 14.1 4:40 (285, 61) テンペル第２彗星 (10P) 現在は観測できない。夏には明け方の空に現れるが、17等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 0 59.69 -2 25.6 2.732 1.854 22 14.2 19:28 ( 87, 1) Mar. 19 1 16.07 -0 43.5 2.798 1.896 20 14.4 19:35 ( 91, -2) コプフ彗星 (22P) 現在は観測できない。6月に明け方の空に現れるが、16〜17等まで暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 23 42.70 -4 42.6 3.049 2.058 3 14.3 19:28 ( 96,-16) Mar. 19 23 57.35 -3 13.6 3.092 2.099 2 14.5 19:35 (100,-19) ロングモア彗星 (77P) 現在は14.9等(3月7日、吉本勝己氏)。冬から夏にかけて、14〜15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 13 37.30 -7 50.7 1.481 2.372 146 14.9 2:19 ( 0, 47) Mar. 19 13 31.96 -8 51.1 1.429 2.364 154 14.7 1:46 ( 0, 46) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は15.1等(1月2日、門田健一氏)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。南半球では1〜3月、日本からは2〜4月は、いったん観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 23 5.24 -3 16.1 5.902 4.914 5 14.8 4:51 (265,-13) Mar. 19 23 12.42 -2 45.5 5.883 4.909 10 14.8 4:40 (266,-11) ファン・ビースブルック彗星 (53P) 現在は16.2等(2月17日、La Silla--TRAPPIST)。春から夏にかけて、14等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 19 17.84 -16 58.9 2.747 2.462 63 15.1 4:51 (311, 22) Mar. 19 19 30.45 -16 31.2 2.666 2.454 66 15.0 4:40 (312, 23) ソーホー彗星 (P/2003 T12) 2月21〜22日に、ステレオ探査機で8〜9等で観測された。3月9日に太陽に0.58天文単位まで接近したが、近日点の頃は観測できなかった。3月末に17等で夕空に現れるが、急激に減光する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 0 39.30 0 41.3 1.437 0.579 17 15.4 19:28 ( 92, -1) Mar. 19 1 25.38 4 4.2 1.381 0.607 23 15.8 19:35 ( 93, 3) ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P) 夏から秋にかけて、11等まで明るくなる。夏に明け方の空に現れるが、しばらくは低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 23 14.41 6 43.3 3.121 2.153 10 15.6 4:51 (255, -9) Mar. 19 23 28.69 8 4.0 3.074 2.104 10 15.4 4:40 (254, -8) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 2015年の秋に11.1等まで明るくなった(9月21日、吉田誠一)。現在は14.6等(3月9日、Thomas Lehmann)。今後は次第に減光していく様子を、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 11 44.51 12 22.7 1.573 2.558 170 15.4 0:26 ( 0, 67) Mar. 19 11 36.92 12 51.4 1.630 2.609 166 15.7 23:46 ( 0, 68) シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P) 現在は16.2等(2月7日、安部裕史氏)。夏に14等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。3月に15〜16等になるまで、次第に明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 2 22.30 7 10.7 2.715 2.123 44 15.8 19:28 ( 82, 23) Mar. 19 2 36.03 8 26.4 2.749 2.104 41 15.6 19:35 ( 87, 20) パンスターズ彗星 (C/2014 W11) 2015年の春に急増光し、13.8等まで明るくなった(5月11日、Sandor Szabo)。現在も14.3等と明るい(2月11日、井狩康一氏)。春にかけて、しばらく15等の明るさを保つ。南半球では非常に条件が良いが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 14 15.13 -29 55.4 3.261 3.954 128 15.6 2:56 ( 0, 25) Mar. 19 14 13.43 -30 7.4 3.212 3.979 134 15.6 2:27 ( 0, 25) ソーホー彗星 (321P) 4月10日に、太陽の表面をかすめるほどに接近する。3月13日に地球に0.16天文単位まで大接近し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 18 42.17 8 55.9 0.164 0.957 72 15.9 4:51 (300, 47) Mar. 19 22 31.86 14 36.8 0.225 0.798 25 15.8 4:40 (258, 8) ジョンソン彗星 (C/2015 V2) 現在は15.9等(2月11日、Catalina Sky Survey)。2017年の夏に7等まで明るくなると期待されている。日本からは、最盛期まで明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、2017年初めまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 6 43.25 62 41.7 5.088 5.372 101 15.8 19:28 (178, 62) Mar. 19 6 42.08 62 12.1 5.114 5.311 95 15.8 19:35 (170, 62) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 現在は15.6等(2月11日、井狩康一氏)。2016年まで、長期に渡って15〜16等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 3 4.34 72 11.6 5.350 5.318 82 15.9 19:28 (160, 43) Mar. 19 3 13.50 72 13.7 5.427 5.330 79 15.9 19:35 (159, 41) ガン彗星 (65P) 現在は16.3等(2月11日、井狩康一氏)。2017年に14等まで明るくなる。2016年には、冬から春にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 11 48.65 14 8.1 2.883 3.861 168 16.1 0:30 ( 0, 69) Mar. 19 11 43.91 14 34.5 2.872 3.845 165 16.1 23:53 ( 0, 70) リニア彗星 (C/2015 Y1) 現在は15.5等(2月11日、井狩康一氏)。急激に増光して、当初の予想より明るくなっている。5月にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 8 8.19 24 0.5 1.882 2.607 127 16.3 20:46 ( 0, 79) Mar. 19 8 4.96 26 55.7 1.956 2.588 118 16.3 20:16 ( 0, 82) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。既に17.1等まで暗くなった(2月8日、Catalina Sky Survey)。冬から春にかけて、16〜17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 10 42.90 -5 15.0 10.125 11.090 165 16.4 23:20 ( 0, 50) Mar. 19 10 39.71 -4 55.0 10.184 11.127 160 16.4 22:50 ( 0, 50) シュワルツ彗星 (C/2014 B1) 現在は16.1等(2月3日、井狩康一氏)。2016年から2019年にかけて、長期に渡って16〜17等を保つ。ずっと赤道の近くにいる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 7 57.36 1 38.1 9.397 10.028 127 16.4 20:35 ( 0, 57) Mar. 19 7 57.02 1 57.6 9.473 10.016 120 16.4 20:08 ( 0, 57) パンスターズ彗星 (C/2015 T4) 現在は16.3等(2月2日、井狩康一氏)。2016年の秋まで、長期に渡って16〜17等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、3月までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 3 42.29 -28 49.2 2.799 2.545 65 16.5 19:28 ( 41, 12) Mar. 19 3 45.73 -29 0.1 2.825 2.513 61 16.5 19:35 ( 46, 8) ボレリー彗星 (19P) 現在は17.2等(2月18日、D. Buczynski)。日本からは、今後は暗くなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 14 12.09 28 47.7 2.299 3.071 133 16.5 2:53 ( 0, 84) Mar. 19 14 6.03 29 34.6 2.309 3.116 137 16.6 2:20 ( 0, 84) パンスターズ彗星 (C/2015 B2) 現在は17.7等(2月5日、La Silla--TRAPPIST)。2016年に長期に渡って16.5等を保ち、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 3 35.72 -49 24.8 3.631 3.410 69 16.6 19:28 ( 29, -5) Mar. 19 3 32.54 -47 31.1 3.674 3.400 66 16.6 19:35 ( 35, -7) ハートレー第１彗星 (100P) 現在は17.6等(2月6日、M. Jaeger, E. Prosperi, S. Prosperi, W. Vollmann)。3月から6月にかけて、16等まで明るくなる。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 15 49.36 -15 46.8 1.410 2.017 112 16.9 4:30 ( 0, 39) Mar. 19 15 53.24 -17 39.4 1.337 2.014 118 16.8 4:06 ( 0, 37) ニート彗星 (180P) 現在は16.6等(2月19日、D. Buczynski)。冬から春にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 15 14.43 2 42.5 1.867 2.557 123 17.0 3:55 ( 0, 58) Mar. 19 15 14.87 2 58.1 1.812 2.567 129 17.0 3:28 ( 0, 58) アトラス彗星 (C/2015 X7) 現在は16.8等(2月11日、井狩康一氏)。2017年の春にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 6 35.31 -12 14.3 3.507 3.891 105 17.1 19:28 ( 5, 43) Mar. 19 6 37.29 -10 18.6 3.567 3.871 100 17.1 19:35 ( 16, 43) エレーニン彗星 (C/2015 X4) 現在は16.9等(2月5日、安部裕史氏)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 5 45.59 11 35.6 3.343 3.564 94 17.1 19:28 ( 36, 62) Mar. 19 5 50.30 11 19.1 3.458 3.582 88 17.2 19:35 ( 47, 58) リニア彗星 (230P) 近日点を通過した後も増光を続けて、13.0等まで明るくなった(12月21日、Juan Jose Gonzalez)。現在は急激に減光中。既に15.4等まで暗くなった(2月7日、安部裕史氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 6 27.77 28 24.3 1.377 1.889 104 17.2 19:28 ( 36, 82) Mar. 19 6 41.12 28 52.9 1.483 1.930 100 17.4 19:35 ( 58, 79) ネオワイズ彗星 (C/2015 YG1) 現在は16.8等(2月7日、Catalina Sky Survey)。夏から秋にかけて、北半球からは16〜17等で条件良く観測できたはずだが、発見されなかった。今後は減光し、4月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 11 4.75 28 8.5 1.810 2.740 154 17.2 23:41 ( 0, 83) Mar. 19 10 52.21 26 24.4 1.880 2.788 150 17.3 23:01 ( 0, 81) リニア彗星 (C/2010 S1) 2011年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等で観測された。現在は減光中。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 18 13.95 -32 34.5 9.260 9.119 78 17.2 4:51 (333, 16) Mar. 19 18 13.66 -32 55.7 9.172 9.152 85 17.2 4:40 (337, 18) パンスターズ彗星 (C/2014 R3) 現在は17.1等(1月17日、K. Sarneczky, P. Szekely, T. Szalai)。急激に増光して、当初の予想より明るくなっている。2017年にかけて、17等を保つ。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 17 9.98 69 55.5 7.187 7.337 94 17.2 4:51 (189, 54) Mar. 19 17 2.99 71 0.1 7.182 7.331 94 17.2 4:40 (185, 54) スペースウォッチ彗星 (P/2013 YG46) 2013年12月に、遠日点で発見された彗星。2016年から2017年にかけて、17等で条件良く観測できる。2014年3月以降は観測されていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 12 52.28 3 14.1 2.048 2.998 159 17.4 1:34 ( 0, 58) Mar. 19 12 47.10 3 45.3 1.988 2.965 166 17.2 1:01 ( 0, 59) ギブス彗星 (C/2015 W1) 現在は17.2等(2月11日、大島雄二氏)。日本からは、夏まで17〜18等で観測できる。南半球では、3月以降は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 5 52.72 48 30.2 2.030 2.358 96 17.3 19:28 (146, 73) Mar. 19 5 46.98 49 60.0 2.125 2.333 89 17.3 19:35 (138, 67) 池谷-村上彗星 (332P/2015 Y2) 2010年に大バーストを起こし、8等まで明るくなった周期彗星の、初回帰。冬から春にかけて、非常に条件良く観測できる。だが、現在はA核が17.8等(2月24日、Michael Jager)、C核が17.8等(2月24日、Michael Jager)、H核が18.5等(2月24日、Michael Jager)と暗い。今回は17等止まり。2月初めには、B〜I核も観測されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 8 49.20 28 50.4 0.710 1.574 134 17.4 21:28 ( 0, 84) Mar. 19 8 53.76 26 42.7 0.741 1.573 129 17.5 21:05 ( 0, 81) ヒル彗星 (211P) 冬に15.7等まで明るくなった(1月14日、高橋俊幸氏)。現在は減光中。既に17.2等まで暗くなった(2月15日、H. Boussier)。4月には18等以下になる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 7 49.93 29 28.2 1.687 2.369 121 17.4 20:28 ( 0, 84) Mar. 19 7 53.44 29 52.9 1.767 2.375 115 17.5 20:05 ( 0, 85) リニア-ニート彗星 (204P) 1月に16.0等まで明るくなった(1月18日、Catalina Sky Survey)。今後は減光し、4月には18等以下になる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 8 18.59 25 38.7 1.301 2.076 129 17.4 20:57 ( 0, 81) Mar. 19 8 23.15 25 30.4 1.380 2.098 123 17.6 20:34 ( 0, 80) パンスターズ彗星 (C/2015 ER61) 現在は17.5等(2月16日、H. Nohara)。最近になって、彗星活動が捉えられた。2017年の春に、7等まで明るくなると期待されているが、最盛期はやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 11 37.38 -4 51.9 4.365 5.350 171 17.5 0:19 ( 0, 50) Mar. 19 11 33.08 -4 24.1 4.295 5.284 172 17.4 23:43 ( 0, 51) パンスターズ彗星 (C/2014 Y1) 現在は17.4等(2月11日、井狩康一氏)。冬から夏にかけて14等まで明るくなると期待されていたが、実際にはかなり暗い。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 16 17.97 -29 1.4 1.880 2.327 103 17.4 4:51 (358, 26) Mar. 19 16 24.98 -30 23.4 1.830 2.350 108 17.4 4:38 ( 0, 25) リニア彗星 (194P) 現在は18.7等(1月14日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。近日点を過ぎた後に最大光度になる傾向がある。日本からは、3月にかけて17等で非常に条件良く観測できる。南半球では低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 6 15.71 34 22.8 1.196 1.700 101 17.5 19:28 ( 86, 83) Mar. 19 6 32.28 33 0.4 1.251 1.706 98 17.6 19:35 ( 82, 79) パンスターズ彗星 (C/2014 OE4) 現在は17.4等(2月11日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。2016年から2017年にかけて、17.5等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では、2016年は低空で、2017年は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 17 28.18 19 2.0 6.421 6.520 91 17.8 4:51 (308, 66) Mar. 19 17 29.13 20 18.8 6.323 6.507 96 17.7 4:40 (313, 70) テナグラ彗星 (C/2013 C2) 遠方の彗星。2015年2月20日にバーストを起こし、15等まで明るくなったが、現在は18.5等と暗い(2月5日、La Silla--TRAPPIST)。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 13 30.07 -26 19.6 8.393 9.160 138 17.7 2:11 ( 0, 29) Mar. 19 13 28.53 -26 13.5 8.329 9.162 144 17.7 1:42 ( 0, 29) テナグラ彗星 (C/2013 G9) 2015年の初めに、16等まで明るくなった。現在は17.7等(2月9日、La Silla--TRAPPIST)。冬から春にかけて、18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 9 6.75 -21 24.9 5.408 6.174 137 17.8 21:44 ( 0, 34) Mar. 19 9 0.10 -20 33.6 5.485 6.200 132 17.8 21:10 ( 0, 34) 小惑星1998 HO121 (347449) 特異小惑星1998 HO121の初回帰。2015年の初めに、16.5等まで明るくなった(1月4日、M. Jaeger, E. Prosperi, S. Prosperi, W. Vollmann)。2016年の春に、再び17.5等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 14 0.58 -6 34.6 2.709 3.537 140 17.9 2:42 ( 0, 48) Mar. 19 13 58.68 -5 57.8 2.676 3.563 148 17.8 2:12 ( 0, 49) ジェディキ彗星 (269P/2012 R2) 2015年の初めに、15.2等まで明るくなった(2月24日、高橋俊幸氏)。現在は17.5等(12月6日、Catalina Sky Survey)。4月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 12 11 25.80 -5 2.1 3.873 4.858 171 17.9 0:07 ( 0, 50) Mar. 19 11 22.55 -4 38.7 3.893 4.877 170 17.9 23:32 ( 0, 50)