今週の明るい彗星 (2017年7月1日：北半球版)

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先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ジョンソン彗星 (C/2015 V2) 現在は7.7等(6月28日、Marco Goiato)。4月から7月にかけて、6〜7等まで明るくなると期待されていたが、最近は予報より暗い。日本からは、今後は低くなり、8月には観測できなくなる。南半球では、今後は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 14 13.13 -9 26.1 0.945 1.656 115 7.1 21:04 ( 29, 40) July 8 14 12.71 -15 39.0 1.020 1.673 110 7.3 21:01 ( 33, 32) パンスターズ彗星 (C/2015 ER61) 4月4日にバーストを起こし、2等ほど増光して、6.2等まで明るくなった(4月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在もまだ8.9等と、かなり明るい(6月24日、Marco Goiato)。これから長い間観測できるが、日本からは低い。6月半ばには、15等の明るさで分裂核が捉えられた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 2 27.15 19 16.6 1.562 1.348 58 8.8 3:03 (263, 25) July 8 2 43.55 20 21.3 1.595 1.419 61 9.0 3:08 (264, 29) クラーク彗星 (71P) 現在は10.3等と明るい(6月28日、Marco Goiato)。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 16 28.23 -33 43.3 0.625 1.586 149 10.3 21:50 ( 0, 21) July 8 16 30.96 -34 49.5 0.651 1.588 143 10.4 21:25 ( 0, 20) リニア彗星 (217P) 現在は13.0等と明るい(6月30日、Chris Wyatt)。急激に増光し、7月から9月にかけて、12等まで明るくなると期待されている。南半球では、明け方の空でずっと同じ高度を保つ。日本からは、ゆっくりと高くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 2 47.19 6 53.6 1.444 1.251 58 12.5 3:03 (272, 15) July 8 3 14.55 8 10.9 1.434 1.240 57 12.3 3:08 (271, 16) ハートレー第２彗星 (103P) 今回帰はまだ観測されていない。今回帰の条件は最悪で、春に10等まで明るくなったはずだが、まったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 6 58.87 15 17.1 2.423 1.428 9 12.7 21:04 (128,-21) July 8 7 20.94 14 19.1 2.483 1.486 8 13.1 21:01 (128,-22) レモン-ヨン-パンスターズ彗星 (C/2015 VL62) 現在は14.6等(6月30日、Chris Wyatt)。夏に12〜13等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 23 55.90 15 45.8 2.534 2.788 93 13.4 3:03 (293, 54) July 8 23 45.29 15 24.7 2.371 2.773 102 13.2 3:08 (307, 61) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は12.4等と明るい(6月30日、Chris Wyatt)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 21 39.35 -13 20.2 5.056 5.835 136 13.3 3:03 ( 0, 42) July 8 21 37.40 -13 23.4 4.984 5.833 143 13.2 2:34 ( 0, 42) パンスターズ彗星 (C/2016 R2) 南半球では、今後は明け方の空で次第に高くなり、2017年の秋から2018年の冬にかけて、長期に渡って11等で観測できる。日本からは、8月に明け方の空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 4 33.52 -7 6.8 4.781 4.100 43 13.5 3:03 (268,-15) July 8 4 40.05 -6 31.2 4.681 4.049 46 13.4 3:08 (271,-10) タットル-ジャコビニ-クレサーク彗星 (41P) 3月下旬から4月上旬にかけて、地球に0.14天文単位まで大接近して、6.0等まで明るくなった(4月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。だが、まだ11.2等と明るい(6月30日、Chris Wyatt)。今後は暗くなるまで条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 18 12.75 -3 5.1 0.471 1.466 158 13.8 23:34 ( 0, 52) July 8 18 10.54 -6 14.6 0.532 1.524 158 14.7 23:04 ( 0, 49) ガン彗星 (65P) 現在は14.1等(6月30日、Chris Wyatt)。春から夏にかけて、14等を保つ。日本からはやや低い。今回から、近日点距離が2.4天文単位から2.9天文単位まで遠くなり、これまでほどは明るくならない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 15 44.92 -22 4.7 2.110 2.960 139 14.1 21:06 ( 0, 33) July 8 15 43.25 -22 15.3 2.167 2.954 132 14.1 21:01 ( 7, 32) ファン・ネス彗星 (213P) 現在は13.6等と明るい(6月30日、Chris Wyatt)。夏に12等まで明るくなると期待されていたが、実際にはやや暗い。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 19 16.21 -32 2.0 1.085 2.090 167 14.4 0:42 ( 0, 23) July 8 19 10.21 -31 28.1 1.063 2.074 171 14.1 0:08 ( 0, 24) マスター彗星 (C/2016 N4) 現在は15.6等(6月4日、T. Ikemura, H. Sato)。日本からは、夏から冬にかけて14等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。南半球では、5月から6月に、かろうじて低空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 0 41.82 41 50.5 3.408 3.285 74 14.3 3:03 (245, 54) July 8 0 42.77 44 41.0 3.313 3.270 78 14.2 3:08 (240, 60) パンスターズ彗星 (C/2015 O1) 現在は14.7等(6月30日、Chris Wyatt)。2017年から2018にかけて、長期に渡って14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 17 29.97 22 52.7 3.520 4.256 130 14.5 22:50 ( 0, 78) July 8 17 17.93 23 21.2 3.539 4.228 126 14.4 22:11 ( 0, 78) パンスターズ彗星 (C/2016 M1) 現在は15.9等(6月9日、嶋邦博氏)。2018年の夏に、9等まで明るくなると期待されている。日本からは、2018年の夏まで、明るくなっていく様子を観測できる。南半球では、2017年はほとんど観測できないが、2018年には条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 17 59.37 52 57.3 4.447 4.786 103 15.0 23:19 (180, 72) July 8 17 49.52 52 4.7 4.388 4.729 103 15.0 22:42 (180, 73) ボリソフ彗星 (C/2017 E1) 3月から4月にかけて、11等まで明るくなった。現在は減光中。だが、まだ12.7等と明るい(5月26日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。南半球ではずっと観測できるが、ずっと低空。日本からも、次第に高くなってくるが、しばらくは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 3 14.11 7 59.2 2.080 1.651 51 15.4 3:03 (267, 10) July 8 3 26.94 8 5.0 2.111 1.741 55 15.7 3:08 (270, 14) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は15.6等(3月6日、嶋邦博氏)。明け方の空に現れてきた。2017年末まで15.5等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 3 8.46 4 50.7 6.199 5.662 54 15.5 3:03 (270, 9) July 8 3 13.30 4 51.3 6.137 5.687 59 15.5 3:08 (274, 15) バロス彗星 (C/2017 D2) 現在は17.5等(6月16日、嶋邦博氏)。夏に15.5等まで明るくなる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からも、明け方の空で次第に高くなってくる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 22 7.50 -36 12.1 1.677 2.489 133 15.6 3:03 (354, 19) July 8 22 4.92 -35 15.0 1.621 2.485 139 15.5 3:02 ( 0, 20) パンスターズ彗星 (C/2016 N6) 現在は15.9等(6月11日、嶋邦博氏)。2018年から2019年にかけて、11〜12等まで明るくなると期待されている。日本からは、次第に明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、2018年10月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 16 17.16 61 40.0 4.503 4.626 90 15.7 21:37 (180, 63) July 8 16 1.55 61 19.8 4.493 4.574 88 15.7 21:01 (178, 64) スキッフ彗星 (352P/2017 L1) 2000年に発見された新周期彗星の初回帰。現在は17.8等(6月16日、嶋邦博氏)。急激に増光し、7月から9月にかけて、15.5等で条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 0 52.11 -13 9.7 2.283 2.537 92 15.9 3:03 (307, 24) July 8 0 58.87 -12 24.8 2.208 2.540 96 15.9 3:08 (312, 28) パンスターズ彗星 (C/2015 V1) 現在は16.0等(6月16日、嶋邦博氏)。2017年から2018年にかけて、長期に渡って16等で観測できる。明け方の空で次第に高くなってくる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 2 44.00 31 33.7 5.040 4.493 52 16.0 3:03 (249, 28) July 8 2 44.82 31 21.8 4.920 4.475 58 16.0 3:08 (253, 34) アトラス彗星 (C/2017 K4) 現在は15.8等(5月28日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2018年の夏まで、長期に渡って16等を保つ。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 16 49.56 -36 41.5 2.361 3.298 152 16.0 22:11 ( 0, 18) July 8 16 46.25 -35 55.7 2.358 3.254 146 16.0 21:40 ( 0, 19) アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P) 現在は16.7等(6月4日、T. Ikemura, H. Sato)。2016年には17等で観測された。2017年は、夏から秋にかけて、15.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 1 13.93 8 27.9 2.835 2.821 78 16.1 3:03 (285, 34) July 8 1 20.42 9 33.0 2.748 2.823 83 16.0 3:08 (289, 40) シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P) 3月末から4月初めにかけて、11.5等まで明るくなった(3月24日、Andrew Pearce)。現在は減光中。既に15.6等まで暗くなった(5月6日、CAO, San Pedro de Atacama)。2月10日に12等の明るい分裂核(BT核)が発見されたが、現在は16.7等と暗い(4月18日、F.-J. Hambsch, E. Bryssinck)。南半球では、今後は長期に渡って観測できる。日本からも、再び明け方の空で観測できるようになってくる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 2 24.91 4 25.9 1.871 1.696 64 16.2 3:03 (277, 18) July 8 2 35.39 5 8.5 1.867 1.760 67 16.4 3:08 (280, 23) パンスターズ彗星 (C/2014 OE4) 現在は16.2等(6月9日、嶋邦博氏)。2016年から2017年にかけて、16等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 18 27.59 65 31.4 6.292 6.397 91 16.4 23:47 (180, 59) July 8 18 20.65 65 51.8 6.306 6.407 91 16.4 23:13 (180, 59) ヴィルト第２彗星 (81P) 2016年の春から夏にかけて、11等まで明るくなった。現在は16.3等(6月1日、Alexander Baransky)。今後は長期に渡って観測できるが、10月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 20 15.94 -18 4.8 2.290 3.250 156 16.4 1:41 ( 0, 37) July 8 20 10.00 -18 27.5 2.294 3.287 165 16.5 1:08 ( 0, 37) ジャック彗星 (C/2017 K6) 現在は17.0等(5月29日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。冬に14.5等まで明るくなる。南半球では、2018年の春まで非常に条件良く観測できる。日本からは、2018年になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 0 14.46 -65 32.9 2.395 2.952 113 16.6 3:03 (344,-15) July 8 0 33.54 -67 28.4 2.329 2.896 114 16.5 3:08 (347,-16) 小惑星2008 GO98 (457175) ヒルダ族の小惑星だが、7月3日に彗星活動が捉えられた。現在は16.5等と明るい(7月3日、G. J. Leonard)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 21 29.09 3 54.4 2.516 3.270 130 16.6 2:54 ( 0, 59) July 8 21 26.86 3 56.8 2.468 3.287 137 16.6 2:24 ( 0, 59) リニア-ニート彗星 (P/2017 M2) 現在は19.1等(6月22日、Erwin Schwab, Pablo Ruiz)。2004年に13等まで明るくなった新周期彗星の回帰。秋に非常に条件良く観測できる。発見時と同じ明るさを保っていれば、14等まで明るくなると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 0 52.87 -7 53.4 1.673 1.959 90 17.1 3:03 (303, 27) July 8 1 5.77 -6 51.4 1.584 1.931 93 16.8 3:08 (307, 31) ネオワイズ彗星 (C/2016 B1) 現在は15.8等(6月14日、嶋邦博氏)。今後は減光し、8月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 17 59.17 26 58.0 3.037 3.760 128 16.9 23:20 ( 0, 82) July 8 17 55.01 27 22.4 3.094 3.794 127 17.0 22:48 ( 0, 82) エンケ彗星 (2P) 現在は急激に減光中。既に16.9等まで暗くなった(6月2日、T. Ikemura, H. Sato)。南半球では、今後は暗くなっていく様子を条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 22 17.88 -21 24.2 1.135 1.949 129 17.0 3:03 (349, 33) July 8 22 3.91 -22 33.0 1.140 2.025 139 17.0 3:01 ( 0, 33) シューメーカー-レヴィ第５彗星 (145P) 現在は18.4等(5月31日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。急激に増光し、秋には15等で、日本からは条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 2 20.90 10 50.9 2.236 1.986 62 17.5 3:03 (272, 22) July 8 2 35.48 12 30.6 2.162 1.969 65 17.3 3:08 (273, 27) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って12等の明るさを保った。現在は減光中。既に16.8等まで暗くなった(6月14日、嶋邦博氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 16 7.49 -14 52.8 4.481 5.330 143 17.4 21:29 ( 0, 40) July 8 16 2.98 -15 25.8 4.608 5.382 135 17.6 21:01 ( 1, 39) パンスターズ彗星 (C/2017 E3) 現在は17.2等(6月5日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。南半球では条件良く観測できる。日本からは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 12 43.11 -29 59.8 5.623 5.919 102 17.5 21:04 ( 39, 13) July 8 12 45.62 -29 2.6 5.727 5.921 96 17.5 21:01 ( 43, 10) ニート彗星 (189P) 現在は18.4等(5月26日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。8月に16.5〜17等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 14 44.69 -35 24.1 0.380 1.286 128 17.8 21:04 ( 12, 19) July 8 15 0.98 -29 25.5 0.367 1.261 124 17.5 21:01 ( 16, 24) リニア彗星 (C/2017 B3) 現在は17.4等(6月16日、嶋邦博氏)。2018年から2019年にかけて15等を保ち、南半球では、長期に渡って観測できる。日本からは、まもなく西空に沈み、その後は二度と観測できない。南半球でも、9月から10月にかけて、いったん観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 11 57.14 -26 27.9 6.101 6.208 91 17.6 21:04 ( 49, 9) July 8 11 58.28 -26 32.5 6.162 6.166 85 17.5 21:01 ( 53, 5) アトラス彗星 (C/2017 M4) 現在は17.2等(6月26日、D. Briggs)。2018年から2019年にかけて、13〜14等まで明るくなると期待されている。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球では、2018年の夏まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 21 24.19 69 50.3 6.037 5.991 82 17.7 2:48 (180, 55) July 8 21 8.87 70 20.2 5.949 5.943 84 17.6 2:06 (180, 55) マクノート-ヒューズ彗星 (130P) 現在は17.9等(5月27日、T. Ikemura, H. Sato)。秋に16.5〜17等になるまで、ゆっくりと増光していく。日本からは、次第に低くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 14 12.32 -11 16.8 1.844 2.460 115 17.7 21:04 ( 29, 39) July 8 14 13.76 -11 44.8 1.892 2.427 109 17.6 21:01 ( 35, 36) マックホルツ第１彗星 (96P) 現在は19.7等(4月27日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。10月27日に近日点を通過する。南半球では、10月上旬に9等になるまで、明るくなっていく様子を観測できる。日本からは、今回帰はまったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 22 32.43 -61 35.3 1.557 2.299 125 18.0 3:03 (354, -7) July 8 22 28.11 -65 42.4 1.452 2.213 126 17.6 3:08 (358,-11) 小惑星イダルゴ (944) 2018年の秋から冬にかけて、14等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できる。2017年は、17等の明るさで、南半球で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 0 26.48 -40 25.1 4.049 4.456 107 17.8 3:03 (329, 5) July 8 0 27.86 -40 57.8 3.933 4.416 111 17.7 3:08 (335, 8) パンスターズ彗星 (C/2015 H2) 春から夏にかけて、18等で観測できる。南半球では非常に条件が良い。日本からは、しばらく低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 22 31.02 -34 2.0 4.750 5.444 128 17.7 3:03 (348, 20) July 8 22 29.35 -34 6.9 4.702 5.466 134 17.7 3:08 (356, 21) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 2016年6月に6.2等まで明るくなった(6月24日、Marco Goiato)。現在は16.8等(6月16日、嶋邦博氏)。南半球では、今後は非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 12 24.27 -20 56.5 5.145 5.326 94 17.8 21:04 ( 48, 17) July 8 12 23.89 -20 26.2 5.328 5.390 88 17.9 21:01 ( 53, 13) パンスターズ彗星 (C/2015 LC2) 2016年から2017年にかけて17等と、近日点を過ぎた後も明るい状態を保っている。現在も17.9等と明るい(6月9日、嶋邦博氏)。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 1 15 2.53 31 19.9 7.700 8.019 104 17.9 21:04 ( 69, 81) July 8 15 0.73 31 14.8 7.812 8.050 99 17.9 21:01 ( 79, 75)