今週の明るい彗星 (2018年12月15日：北半球版)

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 Updated on December 21, 2018
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* ウィルタネン彗星 (46P)

現在は3.6等と、かなり明るい(12月16日、Marco Goiato)。肉眼でも見えている。地球に0.08天文単位まで接近して、満月の3倍の大きさで見えている。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は急激に低くなり、12月下旬には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   3 47.37   16 29.0   0.078   1.056   155    3.2  22:16 (  0, 74)  
Dec. 22   4 59.09   40 49.9   0.084   1.063   158    3.3  23:03 (180, 83)

* ステファン-オテルマ彗星 (38P)

現在は9.5等と明るい(12月14日、Marco Goiato)。1月まで、9〜10等の明るさを保つ。日本からは、暗くなるまでずっと条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   8 26.18   34 14.6   0.766   1.645   139    9.3   2:53 (  0, 89)  
Dec. 22   8 31.50   37  3.9   0.768   1.670   144    9.5   2:31 (180, 88)

* スイフト-ゲーレルス彗星 (64P)

現在は9.0等と、かなり明るい(12月14日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   2 15.84   32 22.7   0.597   1.478   136   10.5  20:41 (  0, 87)  
Dec. 22   2 33.03   31 18.3   0.648   1.507   133   10.9  20:31 (  0, 86)

* アトラス彗星 (C/2018 L2)

現在は11.3等(11月30日、吉田誠一)。2月にかけて、11等を保つ。日本からは、暗くなるまでずっと観測できるが、ずっと超低空が続く。南半球では、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  18  5.91   13 10.3   2.392   1.719    37   10.8  18:20 ( 99, 10)  
Dec. 22  18 25.57   15 24.4   2.374   1.731    39   10.8  18:23 (103,  9)

* パンスターズ彗星 (C/2016 M1)

6月に7.7等まで明るくなった(6月19日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ10.6等と明るい(12月7日、Chris Wyatt)。南半球では、今後は暗くなるまで、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2019年秋に16等になるまで、ずっと観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  16 38.97  -81 50.5   3.011   2.640    58   11.2   5:29 (350,-34)  
Dec. 22  17 37.39  -84  9.7   3.022   2.683    60   11.3   5:33 (353,-35)

* マックホルツ-藤川-岩本彗星 (C/2018 V1)

3人のアマチュア彗星捜索家が発見した明るい新彗星。発見直後に10等から8等まで急増光したが、その後は停滞した。現在は9.5等(12月9日、Alan Hale)。日本からは、今後は観測できない。南半球では、2月に明け方の空に現れるが、18等以下かもしれない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  19  1.70  -14 33.3   1.200   0.496    23   11.4  18:20 ( 68,  5)  
Dec. 22  19 20.82  -18 14.6   1.450   0.621    19   13.0  18:23 ( 67,  0)

* パンスターズ彗星 (C/2016 N6)

現在は11.5等(12月14日、Juan Jose Gonzalez)。春にかけて、長期に渡って12等の明るさを保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   7 58.37  -13 22.2   2.383   3.089   128   12.2   2:26 (  0, 42)  
Dec. 22   7 43.60  -15 36.2   2.367   3.125   133   12.3   1:44 (  0, 39)

* パンスターズ彗星 (C/2016 R2)

現在は12.8等(11月14日、Sandor Szabo)。今後はゆっくりと減光していく。日本からは条件良く観測できる。南半球では、2019年の夏になるまで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  14 59.81   40 35.5   3.619   3.454    72   12.8   5:29 (245, 44)  
Dec. 22  15 10.32   40 30.9   3.622   3.500    75   12.8   5:33 (246, 48)

* ゲーレルス第２彗星 (78P)

現在は13.3等(12月5日、Sandor Szabo)。2019年の秋にかけて、長期に渡って12〜13等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  22 24.17   -6 45.2   2.280   2.198    72   13.0  18:20 ( 32, 43)  
Dec. 22  22 35.57   -5 58.7   2.336   2.176    68   13.0  18:23 ( 38, 42)

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

9月に6.8等まで明るくなった(9月17日、吉田誠一)。現在は急激に減光中。既に13.8等まで暗くなった(12月15日、R. Ramlow)。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、今後は低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   6 47.61  -39 36.6   0.954   1.630   114   13.5   1:15 (  0, 15)  
Dec. 22   6 37.37  -39  1.5   1.005   1.695   116   14.0   0:37 (  0, 16)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は12.9等と明るい(12月5日、Sandor Szabo)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  22 51.59   -0 36.6   5.833   5.768    81   13.5  18:20 ( 26, 52)  
Dec. 22  22 54.40   -0 22.7   5.943   5.768    75   13.6  18:23 ( 36, 49)

* アサシン彗星 (C/2018 N2)

現在は14.0等(11月26日、Chris Wyatt)。2019年秋に10〜11等まで明るくなる。南半球では、しばらく条件良く観測できる。日本からは、しばらくは超低空が続く。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   1 11.25  -38 30.3   4.232   4.409    93   13.6  19:35 (  0, 17)  
Dec. 22   1  7.47  -36 44.7   4.275   4.366    88   13.6  19:04 (  0, 18)

* 紫金山第２彗星 (60P)

現在は13.7等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。3月にかけて、14等で非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  10 52.59    3 40.7   1.137   1.623    99   14.1   5:19 (  0, 59)  
Dec. 22  11  4.77    1 56.0   1.089   1.626   103   14.0   5:04 (  0, 57)

* アトラス彗星 (C/2017 M4)

現在は14.0等(11月14日、嶋邦博氏)。2019年の夏まで、13〜14等を保つ。現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  16 58.94   -7 23.2   4.195   3.268    17   14.3   5:29 (277, -3)  
Dec. 22  17  3.50   -8 39.5   4.170   3.262    19   14.2   5:33 (281,  1)

* 小惑星イダルゴ (944)

現在は14.3等(11月30日、吉田誠一)。冬まで14等を保つ。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、2019年夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  12 43.00   77 33.6   1.463   2.009   108   14.4   5:29 (188, 46)  
Dec. 22  13  6.50   78  1.7   1.474   2.027   109   14.4   5:33 (187, 46)

* パンスターズ彗星 (C/2015 O1)

現在は14.4等(12月12日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後はゆっくりと減光していく。日本からは、春まで非常に条件良く観測できる。南半球では、今後はほとんど観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 50.48   37 26.8   4.283   4.554    99   14.4   5:29 (253, 80)  
Dec. 22  11 45.28   38 17.4   4.205   4.588   106   14.4   5:33 (215, 86)

* ウェスト-ハートレー彗星 (123P)

現在は14.8等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。冬に13〜14等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。南半球では低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11  5.14   27 20.6   1.688   2.166   105   14.7   5:29 (356, 82)  
Dec. 22  11 14.34   27 28.6   1.612   2.156   109   14.5   5:13 (  0, 82)

* リニア彗星 (C/2017 B3)

現在は14.5等(8月16日、P. Camilleri, H. Williams)。2018年から2019年にかけて15等を保ち、南半球では、長期に渡って観測できる。日本からは、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  18 48.07  -67 19.9   4.567   3.945    45   15.0  18:20 ( 25,-27)  
Dec. 22  19 13.56  -66 38.1   4.576   3.939    44   15.0  18:23 ( 26,-27)

* ギブス彗星 (C/2018 A6)

現在は15.1等と明るい(11月21日、Artyom Novichonok)。2019年には、長期に渡って14等を保つ。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは、1月初めまで低空に見えるが、その後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 30.39  -34 52.1   3.633   3.536    76   15.4   5:29 (354, 20)  
Dec. 22  11 30.08  -37 22.8   3.514   3.505    81   15.3   5:29 (  0, 18)

* アトラス彗星 (C/2018 A3)

現在は15.2等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。3月まで15等を保つ。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、まったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11  3.98   61  2.0   2.775   3.288   113   15.4   5:29 (180, 64)  
Dec. 22  10 50.15   64 51.8   2.699   3.283   118   15.3   4:50 (180, 60)

* パンスターズ彗星 (C/2017 T2)

現在は15.0等(12月5日、Sandor Szabo)。2020年に7〜8等まで明るくなると期待されている。2018年は、秋から冬にかけて、15〜16等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   3 15.71   -5 18.0   5.048   5.805   136   15.7  21:39 (  0, 50)  
Dec. 22   3 11.68   -4 54.9   5.060   5.745   130   15.6  21:08 (  0, 50)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は14.6等(12月5日、Sandor Szabo)。今後は減光していく。南半球では、しばらく非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  23 36.78  -16 43.8   2.078   2.226    85   15.8  18:20 (  5, 38)  
Dec. 22  23 46.94  -15  9.9   2.177   2.249    81   16.0  18:23 ( 12, 39)

* ネオワイズ彗星 (C/2018 N1)

7月に地球に0.3天文単位まで接近し、8.3等まで明るくなった(7月22日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。9月には13.2等まで暗くなった(9月24日、Thomas Lehmann)。日本からは、明け方の空に現れてきた。南半球でも、1月には明け方の空に現れる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  15 27.71   -3 18.7   3.038   2.305    35   16.0   5:29 (287, 17)  
Dec. 22  15 28.53   -2 37.4   3.018   2.379    41   16.2   5:33 (292, 24)

* カーンズ-クェー彗星 (59P)

現在は17.4等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。秋から冬にかけて、16.5等で条件良く観測できると予想されていたが、最近はやや暗い。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   8 36.44   24 21.6   1.641   2.456   137   16.4   3:04 (  0, 79)  
Dec. 22   8 34.23   24  9.5   1.602   2.471   144   16.4   2:34 (  0, 79)

* スパール彗星 (171P)

現在は16.7等(11月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。冬に16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   4 33.27    0 14.3   0.858   1.793   153   16.5  22:57 (  0, 55)  
Dec. 22   4 27.84    2 54.8   0.864   1.784   149   16.5  22:24 (  0, 58)

* パンスターズ彗星 (C/2016 A1)

2018年の初めに、14.7等まで明るくなった(1月25日、Catalina Sky Survey)。現在はゆっくりと減光中。現在は16.4等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   7 19.54   70 50.2   5.366   6.043   129   16.6   1:49 (180, 54)  
Dec. 22   6 59.55   71 49.2   5.378   6.067   130   16.6   1:02 (180, 53)

* ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3)

現在は16.1等(12月12日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2020年まで、長期に渡って16〜17等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球ではずっと観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 51.52   70 17.0   8.071   8.457   109   16.7   5:29 (187, 54)  
Dec. 22  11 55.01   70 46.7   8.031   8.455   112   16.7   5:33 (183, 54)

* カタリナ彗星 (300P)

現在は16.3等(12月8日、門田健一氏)。今後は次第に高くなるが、減光し、1月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  21 54.32  -18 31.4   1.068   1.057    61   16.7  18:20 ( 33, 30)  
Dec. 22  22 32.14  -14 58.4   1.108   1.120    64   17.4  18:23 ( 33, 34)

* クリステンセン彗星 (164P)

現在は17.3等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、冬に17等で条件良く観測できる。南半球では低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 11.94   21 12.9   2.054   2.451   101   17.0   5:29 (351, 76)  
Dec. 22  11 16.35   21 52.5   2.008   2.492   107   17.0   5:15 (  0, 77)

* ジョンソン彗星 (C/2015 V2)

2017年の5月から6月にかけて、7等まで明るくなった。現在は減光中。既に16.0等まで暗くなった(9月30日、J. Drummond)。南半球では、今後はずっと観測できる。日本からは二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   0 50.29  -48 34.4   6.176   6.173    85   17.1  19:15 (  0,  7)  
Dec. 22   0 50.37  -47 32.5   6.309   6.232    81   17.2  18:47 (  0,  8)

* スペースウォッチ彗星 (361P/2017 S4)

現在は16.0等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。昨年の冬には18等で観測された。今年の冬も、16〜17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   7 21.84    2 33.5   2.131   2.995   145   17.2   1:49 (  0, 58)  
Dec. 22   7 17.96    2 17.4   2.111   3.012   151   17.2   1:18 (  0, 57)

* シュワルツ彗星 (C/2014 B1)

現在は17.2等(12月12日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと減光中。2019年の夏まで、17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 40.95    5 44.2   9.855   9.892    89   17.2   5:29 (341, 59)  
Dec. 22  11 42.10    5 49.1   9.748   9.903    96   17.2   5:33 (356, 61)

* ヒル彗星 (369P/2018 P1)

2010年に17.5等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.0等(11月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は減光し、1月下旬には18等以下になる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   6  2.83   36  4.6   1.067   2.034   165   17.2   0:31 (180, 89)  
Dec. 22   5 57.33   36 45.7   1.082   2.052   166   17.3  23:53 (180, 88)

* リニア彗星 (247P)

現在は17.9等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。冬に17等で、日本からは条件良く観測できる。南半球ではかなり低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  10 30.11   32 51.6   0.795   1.496   114   17.4   4:57 (  0, 88)  
Dec. 22  10 46.20   33 33.2   0.774   1.505   117   17.3   4:45 (  0, 88)

* パンスターズ彗星 (C/2014 OE4)

現在は17.2等(11月30日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は次第に減光し、冬には18等以下になる。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  22 59.00   67 32.6   7.590   7.960   108   17.4  18:20 (170, 56)  
Dec. 22  23  5.14   66 38.7   7.656   7.988   106   17.4  18:23 (166, 56)

* レモン彗星 (C/2015 XY1)

現在は17.2等(11月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。昨年の冬には17等で観測された。今年の冬も、17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   4 57.59    5 16.2   7.116   8.051   160   17.4  23:21 (  0, 60)  
Dec. 22   4 52.16    4 57.8   7.153   8.058   155   17.4  22:48 (  0, 60)

* アトラス彗星 (C/2018 E1)

現在は18.7等(12月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2018年の春に、16等まで明るくなった。2019年の春に18等以下になるまで、条件良く観測できる。最近はこの予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  10 56.28    7 16.1   3.305   3.611   100   17.5   5:23 (  0, 62)  
Dec. 22  10 57.06    8 36.3   3.235   3.654   107   17.5   4:56 (  0, 63)

* ロニオス彗星 (159P)

現在は17.2等(11月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。1月にかけて17.5等で、日本からは条件良く観測できる。南半球ではかなり低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   6 20.04   42 26.3   2.869   3.800   157   17.6   0:48 (180, 83)  
Dec. 22   6 14.21   42 59.1   2.871   3.811   160   17.6   0:15 (180, 82)

* リニア彗星 (239P)

現在は17.8等(12月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。1月に17.5等で、非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   8 11.27    9 49.6   0.801   1.673   138   17.8   2:38 (  0, 65)  
Dec. 22   8 13.98    7 35.9   0.762   1.662   144   17.6   2:14 (  0, 63)

* ヒル彗星 (232P)

冬に17.5等で、日本からは条件良く観測できると期待されていた。だが、実際は21.0等と、かなり暗い(10月5日、K. Sarneczky, et. al)。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   5 36.65   33 42.8   2.081   3.053   169   17.7   0:05 (  0, 89)  
Dec. 22   5 30.52   34  7.7   2.077   3.045   167   17.7  23:26 (  0, 89)

* トータス彗星 (P/2014 C1)

2014年に発見された新周期彗星の初回帰。まだ検出されていない。現在は20.0等以下で写らない(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今回帰は非常に条件が良い。急激に増光し、3月には15.5等で、非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  10 56.73    4 42.0   1.559   1.970    99   17.9   5:23 (  0, 60)  
Dec. 22  11  7.09    3 40.6   1.461   1.941   103   17.7   5:06 (  0, 59)

* リネ彗星 (373P/2018 R2)

現在は17.7等(12月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2011年に16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。冬に17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   2 35.96   13 31.8   1.627   2.450   138   17.7  21:00 (  0, 69)  
Dec. 22   2 35.79   12 49.5   1.675   2.434   130   17.7  20:32 (  0, 68)

* 小惑星ドン・キホーテ (3552)

現在は17.0等(11月27日、MASTER-II Observatory, Tunka)。今後は減光し、12月には18等以下になる。日本からは条件良く観測できる。南半球では観測できない。3月26日に彗星活動が捉えられた(M. Mommert, D. Polishook, N. Moskovitz)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   0 55.73   47 36.3   2.104   2.749   121   17.7  19:20 (180, 77)  
Dec. 22   0 58.30   46 38.9   2.221   2.805   116   17.9  18:55 (180, 78)

* ニート彗星 (240P)

2017年8月に急増光して、13.8等まで明るくなった(8月22日、嶋邦博氏)。11月には16〜17等と暗かったが、12月に14.7等まで増光している(12月12日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、今後は非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  11 14.00   31 50.7   2.239   2.667   104   17.8   5:29 (324, 86)  
Dec. 22  11 19.16   32 47.0   2.190   2.696   110   17.8   5:18 (  0, 88)

* アフリカーノ彗星 (C/2018 W2)

2019年の秋に、10等まで明るくなると期待されている。現在は17.4等(12月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、明るくなっていく様子をずっと観測できる。南半球では、2019年9月下旬まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15  13 19.60   48 26.4   3.564   3.707    90   18.0   5:29 (232, 62)  
Dec. 22  13 27.81   50 33.4   3.420   3.640    95   17.8   5:33 (224, 64)

* ニート彗星 (368P/2018 L3)

2005年に16.5等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.8等(12月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は減光し、12月には18等以下になる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   1 58.02   22 28.5   1.459   2.239   131   17.8  20:23 (  0, 77)  
Dec. 22   2  3.36   21 30.2   1.543   2.264   125   18.0  20:00 (  0, 77)

* ニート彗星 (243P)

急激に増光した。現在は17.5等(11月30日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は減光し、12月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   1 41.50    2 50.7   1.902   2.559   121   17.9  20:06 (  0, 58)  
Dec. 22   1 43.67    3 37.5   1.992   2.572   115   18.1  19:41 (  0, 59)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第２彗星 (31P)

現在は18.8等(11月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。冬に18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 15   7  2.89   20 59.6   2.590   3.522   157   18.0   1:31 (  0, 76)  
Dec. 22   6 58.44   21 12.0   2.553   3.516   166   17.9   0:59 (  0, 76)

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