今週の明るい彗星 (2021年6月5日：北半球版)

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 Updated on June 5, 2021
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* パロマー彗星 (C/2020 T2)

急激に増光した。現在は10.5等と、かなり明るい(5月31日、Chris Wyatt)。春から夏にかけて11等の明るさで、長期に渡って条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  13 36.75   21 32.9   1.456   2.100   115   11.0  20:55 ( 14, 76)  
June 12  13 38.77   18 35.6   1.484   2.084   111   11.0  21:00 ( 34, 70)

* ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P)

現在は9.7等と、かなり明るい(6月4日、Michael Jager)。8月にかけて、10〜12等の明るさを保つ。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、しばらく条件良く観測できるが、7月以降は超低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  21 48.08  -14  7.6   0.446   1.239   109   11.5   3:01 (326, 34)  
June 12  22 15.07  -19  1.7   0.442   1.250   111   11.4   2:59 (328, 30)

* フィンレー彗星 (15P)

現在は12.5等と、かなり明るい(5月18日、Thomas Lehmann)。急激に増光して、7月から8月にかけて、10等まで明るくなる。明け方の空で、長期に渡って観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   0 45.53   -1 32.1   1.108   1.136    64   13.0   3:01 (281, 13)  
June 12   1 17.37    2 29.2   1.091   1.092    62   12.4   2:59 (277, 14)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

現在は12.5等(5月23日、Thomas Lehmann)。2022年の冬に、10等まで明るくなる。日本からは、5月から6月にかけては一時的に超低空になるが、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、11月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   4 24.71   50  8.8   4.931   4.065    28   12.5   3:01 (211,  7)  
June 12   4 38.33   49 57.6   4.903   4.035    28   12.4   2:59 (212,  8)

* テンペル第２彗星 (10P)

現在は11等(5月12日、Giuseppe Pappa)。南半球では、明け方の空に見えている。日本からは6月に、ようやく明け方の空に現れる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   1 58.40    3 26.1   2.129   1.602    46   12.5   3:01 (267,  1)  
June 12   2 15.68    4 31.6   2.125   1.636    48   12.7   2:59 (267,  3)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

現在は13.5等(5月24日、Thomas Lehmann)。2022年から2023年にかけて、長期に渡って5〜6等で観測できると期待されている。日本からは、2022年の夏から2023年の夏まで、最盛期は観測できない。南半球では、しばらく超低空が続くが、最盛期は条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  17 57.26   43 34.4   5.743   6.199   112   12.7   1:04 (180, 81)  
June 12  17 50.95   43 30.9   5.673   6.141   112   12.7   0:31 (180, 81)

* フェイ彗星 (4P)

現在は14.4等(5月18日、Thomas Lehmann)。夏から秋にかけて、10等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。明け方の空に現れてきた。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   0 52.49    8 47.0   2.198   1.885    58   13.0   3:01 (272, 18)  
June 12   1  9.44   10 12.4   2.114   1.851    61   12.7   2:59 (271, 20)

* ソニア彗星 (C/2020 J1)

現在は12.5等と明るい(5月30日、Michael Jager)。初夏まで13等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  14 37.26  -22  0.2   2.475   3.385   148   13.1  21:40 (  0, 33)  
June 12  14 23.88  -19 25.2   2.563   3.394   138   13.2  21:00 (  0, 36)

* アトラス彗星 (C/2020 R4)

4月に8.9等まで明るくなった(4月12日、Carlos Labordena)。現在は減光中。だが、まだ12.4等と明るい(5月17日、Chris Wyatt)。今後は急激に暗く低くなり、7月には17等で観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  11  0.83   20 54.3   1.618   1.819    84   13.4  20:55 ( 81, 50)  
June 12  10 56.57   19 29.3   1.850   1.902    77   14.0  21:00 ( 85, 42)

* ニート彗星 (246P)

現在は13.9等(5月13日、Taras Prystavski)。2020年から2021年にかけて、13〜14等を保つ。今後は、南半球では条件良く観測できる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  19 27.83  -29 36.5   2.031   2.917   144   13.6   2:35 (  0, 25)  
June 12  19 24.86  -30 28.8   1.992   2.924   151   13.6   2:05 (  0, 25)

* タットル彗星 (8P)

現在は16.8等(5月28日、Jean-Francois Soulier)。急激に増光中。9月から10月にかけて、8.5等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。日本からは、7月まで超低空にしか見えない。南半球では、8月下旬から観測できるようになるが、しばらく低空が続く。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   3 43.22   44 38.6   2.436   1.590    26   14.3   3:01 (220,  8)  
June 12   4 10.85   43 42.8   2.377   1.520    25   13.9   2:59 (220,  7)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は観測できない。7月に、明け方の空に現れる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   3 50.14   27 57.9   6.860   5.885    14   14.0   3:01 (231, -5)  
June 12   3 56.23   28 16.0   6.833   5.887    19   13.9   2:59 (233, -1)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

現在は14.3等(5月31日、Chris Wyatt)。2022年に11.5等まで明るくなると期待されている。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、11月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   8 36.04  -25  0.2   5.426   5.207    72   14.1  20:55 ( 63, -6)  
June 12   8 42.31  -24 23.3   5.466   5.175    68   14.0  21:00 ( 67,-10)

* アトラス-アフリカーノ彗星 (C/2019 F1)

現在は14.8等(5月31日、Chris Wyatt)。春から夏にかけて、13等まで明るくなると期待されていた。だが実際は、当初の予報より暗い。初秋まで14〜15等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2022年7月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  22 10.39  -81 12.1   3.068   3.599   113   14.5   3:01 (354,-27)  
June 12  22 35.27  -82 22.5   3.056   3.597   114   14.5   2:59 (355,-28)

* レモン彗星 (C/2018 U1)

現在は14.8等(6月3日、Michael Jager)。2021年から2022年にかけて、長期に渡って14〜15等の明るさを保つ。今後は明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  17 34.53   -2  4.5   4.177   5.126   157   14.7   0:42 (  0, 53)  
June 12  17 26.48   -2 52.1   4.150   5.114   159   14.7   0:07 (  0, 52)

* レモン彗星 (C/2019 T2)

春から夏にかけて、14.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   3 31.09  -66 58.7   2.474   2.686    90   14.7   3:01 (331,-41)  
June 12   4 22.71  -68 14.5   2.466   2.700    91   14.7   2:59 (334,-43)

* マスター彗星 (C/2020 F5)

現在は14.8等(5月22日、Thomas Lehmann)。2021年末まで14〜15等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、6月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  23 40.92  -35  7.6   4.188   4.368    93   14.8   3:01 (317,  2)  
June 12  23 42.68  -34 51.0   4.105   4.376    98   14.8   2:59 (320,  6)

* アトラス彗星 (C/2019 N1)

冬に11.6等まで明るくなった(2月18日、Thomas Lehmann)。現在は減光中。既に14.2等まで暗くなった(5月11日、Thomas Lehmann)。南半球では、今後は条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   4 56.93  -52 48.7   2.948   2.865    75   14.8  20:55 ( 47,-53)  
June 12   5  3.21  -52 33.4   3.008   2.929    75   14.9   2:59 (313,-51)

* ニオワイズ彗星 (C/2021 A7)

現在は14.5等(5月21日、Thomas Lehmann)。夏にかけて15等を保つ。南半球では、6月まで条件良く観測できる。日本からは、3月から5月にかけて、低空に見える。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   8  9.74    0 39.8   2.474   2.029    52   15.0  20:55 ( 88,  4)  
June 12   8 22.72    3  9.7   2.537   2.010    48   15.1  21:00 ( 93,  2)

* スワン彗星 (C/2021 D1)

3月初めに、10.5等まで明るくなった(3月8日、Bob King)。現在は減光中。既に18.1等まで暗くなった(5月11日、Slooh.com Canary Islands Observatory)。日本からは6月初めまで、夕方の低空で暗くなっていく様子を観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   6 55.22   28 40.0   2.669   1.841    28   15.3  20:55 (121,  6)  
June 12   7 13.66   27 18.5   2.793   1.930    25   15.6  21:00 (122,  3)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は15.2等(5月31日、Chris Wyatt)。2022年に13等まで明るくなる。2021年は、14〜15等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  12 58.77   -0 25.6   2.957   3.565   119   15.3  20:55 ( 22, 52)  
June 12  12 58.75   -0 46.1   3.031   3.550   112   15.3  21:00 ( 34, 49)

* パンスターズ彗星 (C/2020 PV6)

現在は15.4等(5月30日、佐藤裕久氏)。夏に14等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  21 42.88   15 34.4   2.242   2.605    99   15.6   3:01 (302, 59)  
June 12  21 30.41   18 26.0   2.095   2.571   106   15.3   2:59 (312, 67)

* アトラス彗星 (C/2020 M5)

現在は15.7等(5月29日、Michael Jager)。日本からは、春から2022年の初めにかけて、長期に渡って15〜16等で観測できる。南半球では、2021年末まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  13 51.26   77 18.6   3.169   3.097    76   15.4  20:55 (180, 48)  
June 12  13 13.24   74 20.1   3.186   3.081    74   15.3  21:00 (172, 50)

* ロニオス彗星 (201P)

今回帰はまだ観測されていない。今回帰は条件が悪く、春に15.5等まで明るくなるが、秋に19等以下になるまで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   4 40.02   24 36.0   2.234   1.223     3   15.6   3:01 (225,-15)  
June 12   5  8.68   25 33.4   2.246   1.234     3   15.6   2:59 (224,-14)

* アサシン彗星 (C/2018 N2)

現在は15.4等(4月19日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、ゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。南半球では、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  13 47.21   64 38.4   6.007   6.019    85   15.7  20:55 (179, 61)  
June 12  13 41.03   63 22.2   6.099   6.068    83   15.8  21:00 (170, 61)

* アトラス彗星 (C/2020 H6)

現在は16.0等(5月10日、Michael Jager)。2021年から2022年にかけて、16等で観測できる。池村俊彦氏と佐藤裕久氏は、4月19日に14.2等と、かなり明るく報告している。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  13 41.13   -5  0.1   4.070   4.795   130   15.8  20:55 (  4, 50)  
June 12  13 39.26   -3 49.0   4.152   4.785   123   15.8  21:00 ( 17, 50)

* アトラス彗星 (C/2020 Y2)

現在は15.8等(5月29日、安部裕史氏)。池村俊彦氏と佐藤裕久氏の観測では、4月18日に14.7等と明るい。2022年に13等まで明るくなると期待されている。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、6月まで観測できるが、最盛期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  12 16.11  -20 25.4   4.166   4.706   116   15.8  20:55 ( 26, 30)  
June 12  12 11.44  -20 23.3   4.230   4.661   109   15.8  21:00 ( 35, 26)

* スミス彗星 (C/2019 K7)

現在は16.2等(5月24日、Thomas Lehmann)。7月まで15〜16等を保つ。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  18 20.73   55 45.0   5.030   5.293    99   16.0   1:28 (180, 69)  
June 12  18  7.94   56 39.5   5.058   5.322    99   16.0   0:48 (180, 68)

* パンスターズ彗星 (C/2017 T2)

2020年に長期に渡って8〜9等で観測された。現在は減光中。既に17.0等まで暗くなった(5月25日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は、南半球では条件良く観測できる。日本からは、今後は超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  16 54.28  -46  9.9   3.882   4.829   156   16.0   0:03 (  0,  9)  
June 12  16 46.13  -46 26.2   3.949   4.892   155   16.1  23:22 (  0,  9)

* チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P)

現在は16.6等(5月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。冬に9等まで明るくなり、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  23 41.23   -6 14.6   1.992   2.091    81   16.3   3:01 (296, 23)  
June 12  23 53.96   -4 58.4   1.867   2.035    84   16.0   2:59 (297, 26)

* ホームズ彗星 (17P)

現在は15.1等(5月24日、Mike Olason)。明け方の空に現れてきた。日本からは、今後は減光していく様子を条件良く観測できる。南半球では、今後は超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   2 26.43   27 43.6   3.011   2.232    33   16.1   3:01 (243, 10)  
June 12   2 41.04   29 17.2   2.990   2.252    36   16.2   2:59 (243, 12)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.2等(5月9日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2023年に11等まで明るくなると期待されている。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  17 38.44   50 49.2   6.305   6.656   105   16.3   0:46 (180, 74)  
June 12  17 28.88   50 57.8   6.261   6.611   105   16.3   0:09 (180, 74)

* パロマー彗星 (C/2019 O3)

現在は16.3等(5月30日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2020年から2021年にかけて、16〜17等を保つ。日本では、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  19 30.97   48 30.0   8.592   8.835   100   16.3   2:38 (180, 76)  
June 12  19 26.48   49 14.9   8.563   8.837   102   16.3   2:06 (180, 76)

* アマラウ彗星 (C/2020 O2)

現在は15.7等(5月30日、W. Hasubick)。10月まで16〜17等で、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  17  3.84  -23 34.5   3.893   4.907   177   16.4   0:12 (  0, 31)  
June 12  16 58.29  -22 22.1   3.888   4.900   174   16.4  23:34 (  0, 33)

* アトラス彗星 (C/2019 T3)

現在は16.6等(5月24日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2020年から2021年にかけて、16等で観測できる。南半球では、夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  23 18.75   44 30.2   6.258   5.983    69   16.4   3:01 (240, 50)  
June 12  23 17.30   44 45.6   6.180   5.989    74   16.4   2:59 (240, 55)

* シュスター彗星 (106P)

現在は16.4等(5月23日、Slooh.com Chile Observatory, La Dehesa)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って観測できる。日本からは、6月下旬まで観測できないが、その後は条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   1 53.46   -1  2.0   2.198   1.719    49   16.7   3:01 (271,  0)  
June 12   2 11.08    1  8.9   2.132   1.688    50   16.4   2:59 (270,  2)

* アトラス彗星 (C/2021 K1)

現在は16.2等(5月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。8月まで16.5等を保ち、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  23 59.89   -4 24.5   2.560   2.517    76   16.5   3:01 (291, 20)  
June 12   0 10.46   -4  5.3   2.491   2.526    80   16.4   2:59 (293, 23)

* パンスターズ彗星 (C/2017 Y2)

現在は15.9等(5月31日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2020年の春から2021年の夏にかけて、16.5等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  16 22.02  -17 53.0   3.924   4.930   171   16.5  23:25 (  0, 37)  
June 12  16 11.68  -18 19.9   3.969   4.950   163   16.5  22:47 (  0, 37)

* レナード彗星 (C/2021 A1)

現在は17.4等(5月29日、Michael Jager)。12月に地球に0.2天文単位まで接近して、4等まで明るくなると期待されている。日本からは12月まで、明るくなっていく様子を、ずっと条件良く観測できる。南半球では、12月半ばまで観測できない。最近はこの予報よりやや暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  10 37.85   56 26.8   3.627   3.407    69   16.6  20:55 (138, 51)  
June 12  10 33.18   55  9.2   3.631   3.323    64   16.5  21:00 (136, 46)

* エラスムス彗星 (C/2020 S3)

12月に、SOHO探査機の画像で、3等まで明るくなった(12月18日、佐藤裕久氏)。現在は15等(5月20日、Mike Olason)。今後は暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   0 15.36   17  8.0   3.372   3.078    64   16.5   3:01 (269, 30)  
June 12   0 18.19   17 48.2   3.362   3.167    70   16.6   2:59 (272, 35)

* マクノート彗星 (284P)

現在は18.6等(5月14日、Mt. Lemmon Survey)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。だが、最近はこの予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  22 41.53   -5 49.0   2.092   2.396    94   16.7   3:01 (307, 33)  
June 12  22 49.62   -5 27.5   1.999   2.383    99   16.5   2:59 (311, 36)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

現在は16.8等(5月29日、Michael Jager)。2023年に10等まで明るくなると期待されている。日本からは、2023年の秋まで条件良く観測できる。南半球では、7月半ばまで超低空に見えた後は、しばらく観測できなくなる。だが、2023年の夏からは条件良く観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  12  5.87   38 40.8   7.069   7.132    89   16.8  20:55 (107, 69)  
June 12  12  3.75   38 26.4   7.118   7.079    83   16.8  21:00 (107, 62)

* ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P)

現在は18.1等(6月2日、Michael Jager)。夏から秋にかけて、15.5等まで明るくなる。長期に渡って観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  15 14.49  -13 40.2   1.133   2.098   155   17.0  22:18 (  0, 41)  
June 12  15 10.14  -13 18.7   1.135   2.065   147   16.8  21:46 (  0, 42)

* ダレスト彗星 (6P)

現在は17.3等(5月18日、Ager)。急激に増光して、10月から12月にかけて、10等で条件良く観測できる。日本からは、最盛期はやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  16 33.36   17 50.3   0.886   1.783   139   17.0  23:36 (  0, 73)  
June 12  16 27.12   17 47.0   0.850   1.737   137   16.8  23:03 (  0, 73)

* アトラス彗星 (C/2020 R7)

2022年の夏に、12.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、2022年8月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   3 27.36  -43 19.1   5.569   5.285    68   17.0   3:01 (301,-39)  
June 12   3 31.93  -43 59.9   5.466   5.235    71   16.9   2:59 (303,-36)

* レモン彗星 (C/2020 S8)

急激に増光して、4月に15.5等まで明るくなった(4月5日、Sandor Szabo)。現在は減光中。既に17.3等まで暗くなった(5月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。7月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  11 58.92   -1  6.6   1.960   2.442   105   16.9  20:55 ( 42, 45)  
June 12  11 49.53   -3  1.2   2.109   2.462    97   17.2  21:00 ( 52, 37)

* パンスターズ彗星 (C/2017 U7)

現在は16.8等(5月24日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと減光していく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  17 46.58  -13 42.2   6.697   7.678   164   17.0   0:54 (  0, 41)  
June 12  17 40.89  -13 21.3   6.704   7.703   169   17.1   0:21 (  0, 42)

* ラーソン彗星 (413P/2020 W4)

2014年に16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は16.7等(5月28日、ATLAS-HKO, Haleakala)。7月まで16〜17等で、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  12 14.11    2 45.4   1.630   2.168   107   17.1  20:55 ( 40, 51)  
June 12  12 18.52    1  7.8   1.694   2.160   102   17.2  21:00 ( 47, 45)

* ＺＴＦ彗星 (C/2021 D2)

現在は17.3等(5月30日、ATLAS-HKO, Haleakala)。冬に15.5等まで明るくなる。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球ではまったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  21  5.21   59 27.5   3.778   3.793    83   17.4   3:01 (200, 63)  
June 12  20 58.79   62  7.9   3.712   3.752    84   17.3   2:59 (190, 62)

* ギブス彗星 (P/2014 W12)

2014年に17等で観測された新周期彗星の初回帰。今回帰はまだ観測されていない。夏から秋にかけて17等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   0  4.22    4 52.2   1.701   1.680    71   17.4   3:01 (282, 25)  
June 12   0 19.93    7 14.5   1.651   1.676    73   17.3   2:59 (282, 29)

* コプフ彗星 (22P)

現在は18.6等(5月30日、W. Hasubick)。2022年の冬から春にかけて、11等で観測できる。2021年は、7月〜8月に16〜17等になるまで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  10 31.36   13 24.3   2.931   2.935    80   17.5  20:55 ( 77, 40)  
June 12  10 36.50   12 50.2   2.987   2.895    74   17.4  21:00 ( 81, 34)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

現在は17.2等(5月26日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2023年に12等まで明るくなると期待されている。日本からは、2021年は条件良く観測できるが、2022年11月までしか観測できない。南半球では、2021年は超低空だが、最盛期は条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  18 24.57   46 32.9   6.547   6.925   107   17.5   1:32 (180, 78)  
June 12  18 18.93   46 30.9   6.477   6.877   109   17.4   0:58 (180, 78)

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は17.3等(5月3日、Michael Jager)。2024年まで、長期に渡って17〜18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  14 42.37   -7  9.2   8.273   9.125   145   17.5  21:46 (  0, 48)  
June 12  14 38.47   -6 48.9   8.338   9.115   137   17.5  21:15 (  0, 48)

* リニア-ニート彗星 (193P)

現在は18.8等(5月18日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。秋に15〜16等まで明るくなり、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  22 58.66  -11 14.5   1.958   2.247    92   17.8   3:01 (308, 27)  
June 12  23  6.93  -10  2.6   1.870   2.235    97   17.6   2:59 (311, 30)

* レモン彗星 (C/2020 F7)

現在は17.7等(5月12日、ATLAS-HKO, Haleakala)。急激に増光した。2021年から2022年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、5月までしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   8 19.22   -8 38.9   5.909   5.465    59   17.6  20:55 ( 79,  1)  
June 12   8 21.17   -9  2.5   5.979   5.454    54   17.6  21:00 ( 83, -6)

* シフレオ彗星 (108P)

今回帰はまだ観測されていない。急激に増光して、秋に15等まで明るくなる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   1 27.06    0 43.0   2.316   1.910    54   17.8   3:01 (273,  6)  
June 12   1 43.00    2 27.4   2.236   1.878    56   17.6   2:59 (273,  9)

* パンスターズ彗星 (C/2020 T4)

日本からは、春から秋にかけて、17〜18等で観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   3 27.02   67 26.1   2.787   2.220    46   17.7   3:01 (203, 24)  
June 12   3 54.27   70 35.7   2.735   2.209    49   17.6   2:59 (200, 26)

* ＺＴＦ彗星 (C/2021 E3)

現在は17.5等(5月29日、R. Naves, M. Campas)。2022年の春から夏にかけて、11等まで明るくなると期待されている。南半球では、2021年はやや低いが、最盛期には長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2021年は条件良く観測できるが、最盛期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  20 50.25   37 26.1   4.319   4.571    97   17.8   3:01 (253, 78)  
June 12  20 44.91   37 50.3   4.179   4.508   102   17.6   2:59 (239, 84)

* ヘリン-ローレンス彗星 (152P)

現在は17.5等(5月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2022年に16等まで明るくなる。2021年は、9月まで18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  13 19.28    3  9.4   2.661   3.314   122   17.7  20:55 ( 15, 57)  
June 12  13 19.22    2 40.6   2.730   3.302   115   17.7  21:00 ( 28, 54)

* リニア彗星 (C/2017 B3)

2019年の秋に、13.8等まで明るくなった(2019年9月3日、Chris Wyatt)。現在はゆっくりと減光中。秋まで18等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   0 46.04   17 12.2   8.358   7.861    57   17.8   3:01 (265, 24)  
June 12   0 47.57   17 46.2   8.303   7.904    63   17.8   2:59 (267, 29)

* コワル第１彗星 (99P)

現在は17.3等(5月24日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2021年から2023年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  10 44.18   10 53.0   4.847   4.850    84   17.8  20:55 ( 72, 41)  
June 12  10 47.31   10 27.8   4.946   4.843    78   17.9  21:00 ( 77, 35)

* アトラス彗星 (C/2019 C1)

現在は17.7等(5月10日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと減光中。2021年は、初夏まで17〜18等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  12 54.68  -12 41.0   6.481   7.084   122   17.9  20:55 ( 18, 40)  
June 12  12 55.07  -12 17.1   6.593   7.102   116   17.9  21:00 ( 28, 38)

* パンスターズ彗星 (C/2016 Q2)

現在は18.6等(5月14日、Michael Jager)。日本からは、2021年から2022年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  17 11.43   56  6.2   6.815   7.084   101   17.9   0:19 (180, 69)  
June 12  17  0.81   56 21.4   6.831   7.085   100   17.9  23:35 (180, 69)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は18.6等(4月4日、Michael Jager)。遠日点の近くにいるが、予報よりかなり明るい。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5  10 45.53    9 37.8   5.423   5.428    84   18.8  20:55 ( 70, 41)  
June 12  10 47.57    9 16.9   5.534   5.430    78   18.9  21:00 ( 76, 34)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K5)

春から夏にかけて、13等まで明るくなると期待されていた。だが実際は、19.0等と極端に暗い(3月22日、A. C. Gilmore, P. M. Kilmartin)。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、8月下旬まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  5   3 12.71  -41 34.1   1.593   1.536    68   18.8   3:01 (300,-36)  
June 12   3 44.09  -39 19.6   1.631   1.538    66   18.9   2:59 (297,-36)

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