今週の明るい彗星 (2023年5月13日：北半球版)

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 Updated on May 14, 2023
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は10.2等(4月23日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   4 59.31  -21 27.7   3.116   2.536    46    9.5  20:32 ( 79,-23)  
May  20   5  9.31  -19 26.8   3.218   2.594    44    9.6  20:40 ( 85,-27)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

現在は10.6等(4月9日、門田健一氏)。しばらく10等を保つ。現在は観測できない。6月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   2 42.77   24 14.9   3.217   2.229    10   10.0   3:21 (233, -8)  
May  20   2 47.61   23  5.1   3.202   2.232    13   10.0   3:13 (236, -6)

* アトラス彗星 (C/2023 E1)

たいへん淡いコマが広がっている。7月に9〜10等まで明るくなりそう。現在は11.7等(5月9日、Michael Jager)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  12 10.49   60 50.2   0.769   1.297    92   11.8  20:47 (180, 64)  
May  20  12 10.70   64  3.2   0.768   1.233    86   11.3  20:40 (176, 61)

* レモン彗星 (C/2021 T4)

7月に8等まで明るくなると期待されている。現在は14.6等(4月24日、N. Paul, E. Cortes)。今後は急激に増光する。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からはかなり低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   0 42.73  -11 33.0   2.358   1.847    48   12.0   3:21 (279, -7)  
May  20   0 43.64  -12  9.8   2.173   1.793    54   11.7   3:13 (282, -3)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は11.7等(5月11日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。だが、南半球では9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  10 41.68   -3 36.7   3.157   3.646   111   11.7  20:32 ( 28, 48)  
May  20  10 35.27   -4  2.5   3.286   3.654   103   11.8  20:40 ( 41, 42)

* パンスターズ彗星 (C/2022 A2)

現在は11.1等(4月28日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   0 42.83   38 26.1   2.724   2.042    39   11.8   3:21 (237, 21)  
May  20   0 48.19   37 47.7   2.726   2.090    42   11.9   3:13 (239, 23)

* パンスターズ彗星 (364P)

現在は12.0等(4月27日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   0 27.61   -9  8.3   0.439   0.801    49   11.9   3:21 (279, -2)  
May  20   0 46.53   -8 51.9   0.522   0.807    52   12.2   3:13 (279, -2)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

現在は12.2等(4月30日、Marco Goiato)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。春から夏にかけて、10等まで明るくなると期待されていたが、当初の予想より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  20 53.73  -62 22.3   2.596   3.074   108   12.3   3:21 (345,-11)  
May  20  20 59.88  -66  6.8   2.541   3.075   112   12.3   3:13 (348,-13)

* ＺＴＦ彗星 (C/2022 E3)

2月初めに地球に0.29天文単位まで接近して、4.5等まで明るくなった(2月1日、Juan Jose Gonzalez)。現在は11.6等(4月23日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。次第に暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   5 24.35  -13  0.3   2.732   2.128    44   12.5  20:32 ( 83,-14)  
May  20   5 30.21  -13 55.2   2.846   2.209    42   12.7  20:40 ( 87,-20)

* リニア彗星 (237P)

予報通りに急激に増光した。現在は12.7等(4月24日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  19 49.05  -12 22.1   1.343   1.987   114   12.6   3:21 (338, 40)  
May  20  19 54.35  -10 41.5   1.284   1.988   119   12.5   3:13 (342, 43)

* ヴィルト第２彗星 (81P)

現在は13.3等(4月24日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  17 46.23  -18 16.5   1.219   2.125   144   12.7   2:26 (  0, 37)  
May  20  17 41.17  -18 14.2   1.217   2.165   152   12.8   1:54 (  0, 37)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

昨年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は11.9等(5月2日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   9  6.86  -30 57.0   5.326   5.543    97   12.9  20:32 ( 36, 13)  
May  20   9  9.62  -30 37.6   5.444   5.586    92   13.0  20:40 ( 42,  9)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は13.0等(4月28日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  15 28.86   19 38.1   4.231   5.066   142   13.3   0:09 (  0, 75)  
May  20  15 25.67   20 20.9   4.284   5.097   139   13.3  23:34 (  0, 75)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の初めに、7等まで明るくなると期待されている。現在は14.3等(5月5日、ATLAS Chile)。次第に明るくなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、7月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   5 55.49  -25 16.6   4.234   3.798    58   13.9  20:32 ( 69,-14)  
May  20   6  3.31  -24 45.0   4.200   3.728    55   13.8  20:40 ( 73,-19)

* クラーク彗星 (71P)

現在は13.0等(4月25日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  23 51.95   -9 35.8   2.225   1.889    57   13.8   3:21 (285,  5)  
May  20   0  5.21   -8 25.7   2.198   1.923    60   14.0   3:13 (285,  7)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は13.7等(4月19日、W. Pei)。しばらく14等を保つ。6月には観測できなくなる。だが、日本では8月には、南半球では9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   6 44.26   26 43.7   6.723   6.098    48   14.0  20:32 (106, 25)  
May  20   6 49.15   26 32.2   6.805   6.100    42   14.1  20:40 (110, 19)

* アトラス彗星 (C/2021 Y1)

当初の予報より、増光が鈍い。現在は14.8等(5月7日、ATLAS South Africa)。しばらく14等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   5  7.15  -26 28.2   2.497   2.038    52   14.0  20:32 ( 73,-24)  
May  20   5 22.45  -27 52.1   2.484   2.046    53   14.0  20:40 ( 74,-29)

* ニオワイズ彗星 (P/2018 HT3)

Rob Matson氏が、4月5日から15日のSWAN画像から新彗星として発見した。2012年と2018年にも出現していた短周期小惑星と判明した。3月29日に太陽に0.5天文単位まで近づいた。現在は13.6等(4月20日、Michael Jager)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   3 14.38  -60 53.8   0.396   1.013    79   14.0   3:21 (324,-48)  
May  20   3 10.62  -74 56.8   0.388   1.114    94   14.4   3:13 (342,-42)

* ロングモア彗星 (77P)

現在は13.9等(4月27日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。日本では、9月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  13 38.41  -31 28.4   1.413   2.364   154   14.1  22:15 (  0, 23)  
May  20  13 31.88  -31 50.8   1.450   2.369   147   14.2  21:41 (  0, 23)

* アイラス彗星 (126P)

夏に13.5等まで明るくなる。現在は15.4等(5月1日、iTelescope Deep Sky Chile, Rio Hurtado)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   0 35.38  -16 15.5   2.232   1.807    52   14.8   3:21 (284, -8)  
May  20   0 47.16  -13 13.5   2.164   1.784    54   14.6   3:13 (283, -5)

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

現在は14.9等(3月19日、吉見政義氏)。しばらく14等を保つ。現在は観測できない。南半球ではまもなく、日本では6月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   2 40.20    0 59.6   4.172   3.237    19   14.7   3:21 (251,-23)  
May  20   2 41.34    1 46.0   4.134   3.234    23   14.7   3:13 (253,-19)

* ペトリュー彗星 (185P)

7月に11等まで明るくなると期待されている。現在は19.0等(5月8日、iTelescope Deep Sky Chile, Rio Hurtado)。急激に増光中。日本では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。南半球ではやや低い。最近はこの予報よりかなり暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  23 59.02   10 28.3   1.694   1.272    48   15.2   3:21 (267, 15)  
May  20   0 27.36   12 54.4   1.633   1.211    47   14.7   3:13 (264, 14)

* シューメーカー第４彗星 (199P)

現在は16.1等(5月1日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy, G. Houdin)。しばらく15等を保つ。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  18 35.84  -18  2.4   2.194   2.975   132   15.0   3:16 (  0, 37)  
May  20  18 35.07  -18 50.8   2.119   2.965   139   14.9   2:47 (  0, 36)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は15.5等(5月10日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。2024年の春に12.5等まで明るくなると期待されている。最盛期は、南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からは低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  17 54.57   22 29.3   3.421   4.073   123   15.2   2:35 (  0, 77)  
May  20  17 43.35   22 51.8   3.316   4.024   128   15.1   1:56 (  0, 78)

* レナード彗星 (C/2022 W3)

夏に13等まで明るくなる。現在は16.3等(4月9日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   2  4.05   63  9.1   2.019   1.516    46   15.3   3:21 (207, 22)  
May  20   2  0.51   63  9.2   1.975   1.480    46   15.2   3:13 (209, 25)

* パンスターズ彗星 (C/2020 S4)

現在は14.8等(4月19日、W. Pei)。ゆっくりと暗くなっていく。南半球では8月には、日本では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   9 49.14   27 59.9   3.359   3.480    88   15.2  20:32 ( 84, 62)  
May  20   9 55.81   27 28.7   3.466   3.496    83   15.3  20:40 ( 88, 56)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は15.4等(5月3日、ATLAS South Africa)。しばらく15等を保つ。今後は次第に低くなり、日本では6月には、南半球では7月には観測できなくなる。だが、南半球では9月には再び観測できるようになる。2024年から2025年にかけて、12等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   8 55.05   -3 26.0   5.566   5.585    85   15.3  20:32 ( 57, 33)  
May  20   8 54.62   -2 33.1   5.644   5.543    79   15.3  20:40 ( 65, 27)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

2024年から2025年にかけて、14等まで明るくなる。現在は15.2等(4月17日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   8 53.67  -30 46.4   6.025   6.185    94   15.3  20:32 ( 39, 12)  
May  20   8 57.22  -30  5.4   6.069   6.155    90   15.3  20:40 ( 44,  8)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は16.0等(5月1日、iTelescope Deep Sky Chile, Rio Hurtado)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  23 57.87   -8 22.1   3.844   3.382    55   15.4   3:21 (283,  4)  
May  20   0  5.20   -7 42.8   3.776   3.395    60   15.4   3:13 (284,  7)

* アトラス彗星 (C/2023 B2)

急激に増光した。現在は15.3等(5月2日、杉山行浩氏)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  12 40.42  -13 16.8   1.026   1.926   142   15.5  21:18 (  0, 42)  
May  20  12 48.56   -9 21.4   1.106   1.965   136   15.7  20:58 (  0, 46)

* アトラス彗星 (C/2020 R7)

昨年の夏に、13.4等まで明るくなった(7月7日、Giuseppe Pappa)。現在は15.4等(5月2日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  17 14.73   26 37.6   3.073   3.766   126   15.5   1:55 (  0, 82)  
May  20  17  2.95   28 37.0   3.100   3.807   128   15.5   1:16 (  0, 83)

* シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P)

冬に12.4等まで明るくなった(2月10日、Taras Prystavski)。現在は15.8等(4月20日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   9 34.80   19 10.0   2.091   2.292    88   16.3  20:32 ( 72, 55)  
May  20   9 45.25   18 30.5   2.202   2.324    83   16.5  20:40 ( 76, 50)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

2024年9月末に太陽に0.4天文単位まで接近し、0等まで明るくなると期待されている。現在は16.6等(5月9日、Michael Jager)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。最盛期は、日本からは近日点通過後に条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前後に低空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  14 42.62    2 42.3   5.654   6.599   157   16.5  23:19 (  0, 58)  
May  20  14 37.40    2 56.9   5.624   6.534   151   16.4  22:46 (  0, 58)

* レモン-アトラス彗星 (C/2022 A3)

現在は16.5等(4月29日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、8月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   8 18.92   -9 24.4   3.961   3.903    79   16.4  20:32 ( 60, 22)  
May  20   8 19.40   -9 51.3   4.043   3.884    73   16.4  20:40 ( 65, 16)

* ニオワイズ彗星 (C/2022 P1)

秋に9.7等まで明るくなった(10月23日、Marco Goiato)。現在は16.7等(5月2日、ATLAS South Africa)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  15  8.07  -39 27.5   1.616   2.584   158   16.4  23:42 (  0, 16)  
May  20  14 38.09  -36  3.2   1.679   2.645   158   16.8  22:45 (  0, 19)

* パーカー-ハートレー彗星 (119P)

近日点を通過した後も増光が続いて、冬に13.9等まで明るくなった(1月20日、野原秀憲氏)。現在は17.1等(5月7日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   8 25.44   23 38.6   3.110   2.947    71   16.7  20:32 ( 90, 44)  
May  20   8 34.49   23  8.6   3.222   2.972    66   16.9  20:40 ( 93, 38)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.0等(5月2日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   5  6.23  -67 49.1  10.342  10.361    88   16.8  20:32 ( 27,-37)  
May  20   5  9.48  -67 33.3  10.330  10.357    88   16.8  20:40 ( 28,-40)

* ラッセル第４彗星 (94P)

現在は17.2等(5月3日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。8月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   9 12.38   22 55.3   2.131   2.228    81   16.8  20:32 ( 82, 53)  
May  20   9 23.32   21 52.8   2.205   2.227    78   16.9  20:40 ( 85, 47)

* ボク彗星 (C/2022 U4)

現在は17.0等(4月15日、J. Linder)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  12 59.63   55 53.2   2.664   3.016   100   16.9  21:36 (180, 69)  
May  20  13  0.24   55 15.8   2.697   2.997    97   16.9  21:09 (180, 70)

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は17.0等(4月11日、Michael Jager)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  12 32.88   13 50.3   8.326   8.989   128   16.9  21:09 (  0, 69)  
May  20  12 29.38   14  4.0   8.431   8.997   121   17.0  20:40 (  1, 69)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年の春に4.5等まで明るくなる。現在は16.9等(5月9日、Jean-Claude Merlin)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  19 34.70   45  3.8   4.379   4.562    93   17.1   3:21 (221, 76)  
May  20  19 32.18   46 42.1   4.273   4.495    96   17.0   3:13 (204, 77)

* パンスターズ彗星 (C/2022 JK5)

4月にアトラスによって彗星活動が捉えられた。現在は16.5等(5月9日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  22 44.77  -25 12.1   2.691   2.691    79   17.0   3:21 (307,  7)  
May  20  22 55.87  -24 51.0   2.621   2.696    83   17.0   3:13 (308,  8)

* レモン彗星 (C/2018 U1)

2021年に13.6等まで明るくなった(2021年6月17日、R. Carstens)。現在は16.9等(5月2日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  11 40.57  -71 12.2   5.967   6.508   118   17.0  20:32 (  1,-16)  
May  20  11 28.27  -70  9.5   6.014   6.540   117   17.1  20:40 (  5,-16)

* ピーターズ-ハートレー彗星 (80P)

現在は16.4等(5月10日、Michael Jager)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。拡散状だが、淡いコマが広がっている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  22  3.92   13  7.9   2.265   2.228    74   17.0   3:21 (283, 40)  
May  20  22 10.15   15 23.9   2.236   2.272    79   17.2   3:13 (283, 44)

* ハートレー第２彗星 (103P)

10月に7.5等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。現在は19.0等(4月28日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy, G. Houdin)。今後は急激に増光する。条件良く観測できる。南半球では、最盛期には一時的に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  21 36.04    1  0.8   1.969   2.136    85   17.4   3:21 (300, 37)  
May  20  21 46.92    2 45.0   1.838   2.075    88   17.1   3:13 (301, 40)

* ヴィルト第４彗星 (116P)

昨年の冬に、12.7等まで明るくなった(2022年2月27日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は17.7等(5月2日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。8月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  20  7.18  -24 40.6   2.389   2.934   112   17.1   3:21 (338, 27)  
May  20  20  8.21  -24 48.2   2.328   2.960   119   17.1   3:13 (343, 28)

* デニング-藤川彗星 (72P)

6月に16等まで明るくなる。現在は18.3等(5月10日、佐藤英貴氏)。ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。7月には18等以下になる。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では、7月には観測できなくなる。前回2014年に、36年ぶりに再観測された。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   0 35.35   -4  8.3   1.357   0.973    45   17.9   3:21 (274, -1)  
May  20   1 10.39    0 36.1   1.348   0.908    42   17.2   3:13 (268, -1)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に14等まで明るくなると期待されている。現在は16.7等(4月14日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に高くなる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   3  0.05  -57 19.0  17.900  17.675    75   17.2   3:21 (319,-47)  
May  20   3  3.23  -57 24.3  17.838  17.650    77   17.2   3:13 (319,-45)

* ニート彗星 (180P)

現在は17.3等(4月17日、吉見政義氏)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   9 41.67   32 12.8   2.403   2.531    85   17.2  20:32 ( 93, 62)  
May  20   9 50.22   31  3.9   2.475   2.524    81   17.3  20:40 ( 94, 57)

* ＺＴＦ彗星 (C/2021 E3)

2022年の初夏に9.3等まで明るくなった(6月5日、Chris Wyatt)。現在は17.4等(4月28日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。6月には18等以下になる。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   6 54.58   -3 25.6   4.693   4.240    57   17.3  20:32 ( 78, 10)  
May  20   6 58.27   -2 29.4   4.845   4.303    52   17.5  20:40 ( 84,  4)

* マックホルツ第１彗星 (96P)

1月31日に、太陽に0.1天文単位まで近づいた。2月初めには7.0〜7.5等と明るかった(2月5日、Michael Jager)。現在は16.7等(5月2日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  19 44.92  -12  6.8   1.448   2.091   115   17.3   3:21 (339, 41)  
May  20  19 31.76  -13  6.4   1.433   2.181   125   17.5   3:13 (350, 41)

* クリステンセン彗星 (287P)

しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  22 29.71   -8 51.1   3.132   3.047    75   17.5   3:21 (298, 21)  
May  20  22 37.07   -8 33.1   3.037   3.044    80   17.4   3:13 (300, 23)

* リニア彗星 (219P)

今回帰はまだ観測されていない。現在は等(月日、)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  18 29.48  -14 47.8   2.132   2.924   133   17.6   3:09 (  0, 40)  
May  20  18 28.10  -14 10.8   2.047   2.901   140   17.4   2:40 (  0, 41)

* コワル第１彗星 (99P)

2022年の春に、15.9等まで明るくなった(5月5日、高橋俊幸氏)。現在は16.9等(4月27日、井狩康一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  16 18.63  -24 37.2   3.951   4.932   164   17.5   0:59 (  0, 30)  
May  20  16 14.92  -24 32.6   3.936   4.939   171   17.5   0:28 (  0, 30)

* パロマー彗星 (C/2019 O3)

現在は17.4等(4月22日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  17 42.82   79  0.0  10.044   9.932    80   17.7   2:21 (180, 46)  
May  20  17 26.41   79 33.0  10.081   9.950    79   17.7   1:37 (180, 45)

* アトラス彗星 (C/2020 H6)

現在は17.9等(4月8日、Mt. Lemmon Survey)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  18 52.10   61 17.7   6.449   6.524    89   17.7   3:21 (183, 64)  
May  20  18 49.66   62 13.0   6.477   6.559    90   17.8   3:01 (180, 63)

* アトラス彗星 (C/2022 U2)

1月下旬に9.6等まで明るくなった(1月25日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は16.8等(5月8日、Giuseppe Pappa)。急激に減光中。まもなく18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   8  0.83  -11 19.3   2.141   2.134    75   17.9  20:32 ( 61, 18)  
May  20   8 11.89  -12 30.6   2.273   2.205    73   18.4  20:40 ( 64, 13)

* パンスターズ彗星 (P/2023 B1)

円に近い軌道を動いている。アウトバーストで、一時的に16.2等まで明るくなった(1月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は17.5等(5月3日、Kuban State University Astrophysical Observatory)。次第に暗くなっていく。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  10 35.61   25  6.9   5.901   6.141    99   18.1  20:32 ( 65, 70)  
May  20  10 36.61   24 44.7   6.007   6.141    92   18.2  20:40 ( 75, 63)

* パンスターズ彗星 (C/2021 C5)

2023年に16等まで明るくなると予想されていた。だが実際は、18.6等とかなり暗い(5月3日、iTelescope Deep Sky Chile, Rio Hurtado)。しばらく19等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  21  6.44  -76 48.2   2.898   3.355   108   18.1   3:21 (351,-24)  
May  20  21  6.94  -77  9.6   2.870   3.373   111   18.1   3:13 (353,-24)

* シェパード-ジューイット彗星 (452P/2022 B5)

現在は19.2等(4月13日、A. Diepvens)。しばらく19等を保つ。日本では、次第に低くなる。Francois Kugel氏によって分裂核と覚しき像が捉えられた。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  10 11.01   15 51.7   3.928   4.179    97   18.8  20:32 ( 57, 60)  
May  20  10 14.19   15 32.7   4.030   4.180    91   18.9  20:40 ( 66, 54)

* アトラス彗星 (C/2022 Q2)

2022年の秋に、17等で観測された。2023年の春も、17等で観測できると予想されていた。だが実際は、19.5等と極めて暗い(5月3日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。今後は急激に減光する。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  18  7.96   22 15.2   1.375   2.092   121   19.7   2:49 (  0, 77)  
May  20  17 29.28   24 11.6   1.358   2.146   129   19.8   1:43 (  0, 79)

* ラーセン彗星 (280P)

前回帰は、近日点通過の前に減光した。前回と同じであれば、17等まで明るくなると期待されていた。だが実際は、22等と極めて暗い(4月8日、Giuseppe Pappa)。しばらく22等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  13 50.28    7 33.7   1.800   2.701   146   21.6  22:27 (  0, 62)  
May  20  13 47.59    7 28.3   1.834   2.691   140   21.6  21:56 (  0, 62)

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