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Updated on August 3, 2005 |
Comet for Windowsを使うと、彗星の明るさだけでなく、大きさの変化についても調べることができます。
Comet for Windows を起動して、メニューから「メニュー」−「光度グラフ」を選びます。 そして、メニューの「設定」−「天体の選択」を選び、彗星を選ぶと、光度グラフが表示されます。
ここで、メニューの「表示」−「フォーマット」を選び、縦軸を「視直径」とすると、明るさではなく、視直径の変化をグラフに描くことができます。
例えば、1996年3月下旬に地球に接近した百武彗星の視直径のグラフは、次のようになります。
地球に近づくにつれて急激に大きく見えるようになり、遠ざかるにつれて急激に小さくなっていったことが分かります。
次に、百武彗星の実際の大きさの変化について調べてみましょう。
メニューの「表示」−「フォーマット」を選び、縦軸を「実直径(×地球)」とします。 すると、彗星の実際の大きさの変化をグラフに描くことができます。
彗星の大きさの単位は、地球の直径です。 つまり、彗星が、地球の何倍の大きさであるかを表しています。
見た目の大きさは、地球に接近した時にとても大きくなりましたが、実際の大きさは、地球の20倍から40倍で、変わっていなかったことが分かります。
また、近日点を通過する頃には、太陽から遠かった頃よりも、彗星のコマは小さくなっていたことが分かります。