今週の明るい彗星 (2024年4月13日:南半球版)

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Updated on April 13, 2024
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月3日にバーストを起こして、1等ほど明るくなった。現在は4.1等(4月12日、Virgilio Gonano)。ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   2 58.26   15 27.3   1.609   0.796    23    4.7  19:02 (107, -3)  
Apr. 20   3 24.11   10 37.8   1.606   0.781    22    4.6  18:54 (104,  1)  

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は10.7等(4月12日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では、5月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  19 51.82   31 16.4   1.404   1.575    79   10.2   4:58 (200, 21)  
Apr. 20  20  3.64   36 11.5   1.454   1.631    80   10.4   5:03 (194, 17)  

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

9月末に太陽に0.4天文単位まで接近し、0等まで明るくなると期待されている。現在は10.7等(4月11日、Marco Goiato)。今後は急激に増光する。日本では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、日本からは近日点通過後に条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前後に低空で観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  14  8.65   -3 28.8   2.016   3.005   168   10.8   0:45 (180, 59)  
Apr. 20  13 51.97   -2 28.8   1.916   2.912   170   10.6   0:01 (180, 58)  

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。夏に7.5等まで明るくなる。現在は9.8等(4月11日、Chris Wyatt)。急激に増光中。日本では超低空。南半球では、まもなく観測できなくなる。最盛期は、日本からは低空。南半球では観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   4  1.14   19 50.3   2.299   1.646    38   11.1  19:02 (120,  6)  
Apr. 20   4 14.63   22 26.7   2.281   1.579    35   10.7  18:54 (121,  3)  

* エレーニン彗星 (479P/2023 WM26)

2011年に、近日点通過の半年後に発見された新周期彗星の初回帰。急激に増光した。現在は11.3等(4月10日、Chris Wyatt)。ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   8  5.54   -9 19.3   0.625   1.280   101   11.2  19:02 (167, 64)  
Apr. 20   8 19.14  -11 26.5   0.623   1.261    98   11.0  18:54 (163, 66)  

* ウィルタネン彗星 (46P)

今回帰は条件が悪い。初夏に10等まで明るくなるが、まったく観測できない。10等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。今後は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   2  4.96    8  2.5   2.137   1.161     9   12.1  19:02 ( 94, -9)  
Apr. 20   2 30.01   10 53.2   2.105   1.126     9   11.7  18:54 ( 97,-10)  

* 串田彗星 (144P)

1月から3月にかけて、8.9等まで明るくなった(2月13日、Chris Wyatt)。現在は11.5等(4月11日、Chris Wyatt)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   7 43.51   16 10.6   1.288   1.655    91   12.3  19:02 (166, 38)  
Apr. 20   8  2.75   15 29.9   1.376   1.696    89   12.7  18:54 (166, 38)  

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.5等(4月2日、宮崎修氏)。しばらく13等を保つ。6月には観測できなくなる。だが、日本では7月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   6 53.36   31 10.5   3.993   3.917    78   12.6  19:02 (158, 20)  
Apr. 20   6 51.10   31 44.0   4.102   3.895    71   12.6  18:54 (154, 18)  

* 紫金山第1彗星 (62P)

12月から1月にかけて、7.4等まで明るくなった(12月24日、宮崎修氏)。現在は12.2等(4月9日、宮崎修氏)。急激に減光中。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  12  5.26    8 46.6   0.827   1.781   153   13.1  22:37 (180, 46)  
Apr. 20  12  3.92    8  1.8   0.907   1.832   146   13.7  22:08 (180, 47)  

* カマラーサ-ドゥサノヴィッツ彗星 (C/2023 V4)

初夏に12等まで明るくなると期待されている。現在は13.0等(3月27日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   3  3.20   18 27.8   2.189   1.353    25   13.4  19:02 (110, -4)  
Apr. 20   3 14.53   22 32.5   2.164   1.295    22   13.1  18:54 (113, -8)  

* ブルーイントン彗星 (154P)

今回帰はまだ観測されていない。次第に明るくなっていく。日本では、現在は観測できないが、5月に姿を現す。南半球では超低空。初夏に11.5等まで明るくなるが、最盛期はかなり低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   0 10.54    3 13.6   2.611   1.700    19   13.6   4:58 (265,  1)  
Apr. 20   0 27.89    5 55.3   2.564   1.670    21   13.2   5:03 (261,  2)  

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は13.7等(4月7日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  11 56.51  -38  4.9   1.833   2.713   144   13.5  22:26 (  0, 87)  
Apr. 20  11 26.94  -36 36.7   1.885   2.723   138   13.6  21:29 (  0, 88)  

* ZTF彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は13.1等(3月5日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   0 13.93  -41 21.2   4.789   4.262    53   13.7   4:58 (305, 24)  
Apr. 20   0 18.36  -42  3.1   4.771   4.319    57   13.7   5:03 (303, 29)  

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.7等(4月7日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。日本では、8月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  11 55.84  -34  1.5   4.238   5.113   147   13.7  22:28 (180, 89)  
Apr. 20  11 54.09  -32 54.5   4.241   5.101   145   13.7  21:58 (180, 88)  

* シュヴァスマン-ヴァハマン第1彗星 (29P)

現在は14.0等(4月7日、Chris Wyatt)。今後は次第に低くなり、日本では6月には、南半球では7月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   8  5.29   21  2.1   6.011   6.193    95   13.8  19:02 (173, 34)  
Apr. 20   8  6.77   20 52.5   6.125   6.195    89   13.9  18:54 (168, 33)  

* ニート彗星 (473P/2023 W1)

2001年に10等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。2月から3月にかけて、12.5等まで明るくなった(2月29日、Thomas Lehmann)。現在は13.6等(3月14日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、今後は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   2 25.79   55 52.4   2.004   1.532    48   13.9  19:02 (141,-29)  
Apr. 20   3  0.26   59 12.4   2.026   1.570    49   14.2  18:54 (145,-28)  

* コマス・ソラ彗星 (32P)

現在は14.1等(3月12日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   5 17.12   29 41.0   2.377   2.026    57   14.2  19:02 (139, 11)  
Apr. 20   5 34.65   30  0.9   2.432   2.025    54   14.2  18:54 (139, 11)  

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は14.1等(4月10日、Chris Wyatt)。しばらく15等を保つ。日本では5月には、南半球では6月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   5 15.35   10 38.6   5.998   5.508    56   14.4  19:02 (126, 25)  
Apr. 20   5 18.36   11 15.9   6.152   5.567    50   14.4  18:54 (123, 22)  

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

夏に12.5等まで明るくなると期待されている。現在は15.2等(3月16日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では条件良く観測できるが、日本からはかなり低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  16 58.50  -75 50.2   2.899   3.337   107   14.5   3:35 (  0, 49)  
Apr. 20  16 59.58  -76 36.9   2.799   3.287   110   14.4   3:09 (  0, 48)  

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は14.4等(4月7日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   7 25.82  -37 38.8   4.727   4.925    95   14.6  19:02 ( 74, 77)  
Apr. 20   7 23.29  -36 37.3   4.841   4.964    91   14.7  18:54 ( 78, 73)  

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は13.7等(3月7日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  10 40.89  -52 36.6   7.074   7.694   125   14.7  21:13 (  0, 72)  
Apr. 20  10 38.65  -52  5.4   7.134   7.740   123   14.8  20:43 (  0, 73)  

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

現在は15.2等(3月18日、E. Cortes)。しばらく15等を保つ。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  22 46.02  -12 22.1   2.386   1.823    45   15.3   4:58 (266, 27)  
Apr. 20  23  3.05  -10 50.6   2.345   1.824    47   15.3   5:03 (263, 29)  

* カタリナ-リニア彗星 (227P)

2月から3月にかけて、14.5等まで明るくなった(3月11日、W. Pei)。現在は15.4等(3月23日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   8 48.97   27 14.6   1.105   1.661   103   15.4  19:22 (180, 28)  
Apr. 20   9  3.76   25 23.0   1.167   1.676   100   15.6  19:10 (180, 30)  

* アトラス彗星 (C/2024 C4)

現在は15.3等(3月17日、J. E. Rogers, B. Haeusler, D. Parrott)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  16 29.51    0 28.1   0.946   1.789   133   15.4   3:05 (180, 55)  
Apr. 20  16 14.95    8 48.7   0.963   1.844   139   15.6   2:23 (180, 47)  

* スペースウォッチ彗星 (125P)

現在は16.1等(3月14日、ATLAS Chile)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  20 12.65   -9  7.5   1.393   1.569    80   15.5   4:58 (231, 54)  
Apr. 20  20 28.60   -8  8.8   1.362   1.587    82   15.6   5:03 (224, 56)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に11.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  22 26.67   -9  2.2   6.172   5.553    48   15.6   4:58 (260, 29)  
Apr. 20  22 31.60   -8 29.4   6.049   5.513    53   15.5   5:03 (255, 34)  

* レモン彗星 (C/2022 S4)

現在は16.1等(2月22日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。当初の予報より増光が鈍い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   2 33.97  -32 33.4   3.563   2.936    44   15.7  19:02 ( 63, 19)  
Apr. 20   2 42.88  -33 12.1   3.514   2.912    46   15.7  18:54 ( 61, 17)  

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は15.6等(3月15日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  17 47.84   28  6.7   6.457   6.814   106   15.7   4:22 (180, 27)  
Apr. 20  17 47.28   28 58.2   6.440   6.854   110   15.8   3:54 (180, 26)  

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は15.1等(4月10日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、6月からは再び高くなっていく。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   4 52.67  -48 57.9   4.624   4.444    73   15.7  19:02 ( 53, 48)  
Apr. 20   5  0.36  -47  9.7   4.695   4.489    72   15.8  18:54 ( 56, 46)  

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は15.8等(3月22日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本では5月には、南半球では6月には観測できなくなる。だが、南半球では6月には、日本では8月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   4 48.50   -2  6.2   7.203   6.628    51   15.8  19:02 (110, 29)  
Apr. 20   4 52.56   -1 29.5   7.248   6.600    46   15.8  18:54 (108, 26)  

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.3等(3月4日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できない。日本からは、2030年まで観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   3 14.11  -61 34.2  16.743  16.490    73   15.8  19:02 ( 35, 35)  
Apr. 20   3 17.75  -61 27.6  16.698  16.465    74   15.8  18:54 ( 35, 33)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 R2)

現在は16.9等(3月23日、門田健一氏)。今後は急激に増光する。日本では超低空。南半球では、6月には観測できなくなる。8月に11等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   3 28.90   -0 13.0   2.935   2.151    31   16.2  19:02 ( 99, 12)  
Apr. 20   3 41.10    0 35.5   2.880   2.063    29   15.9  18:54 ( 98, 10)  

* ニート彗星 (207P)

3月に地球に0.2天文単位まで接近し、13.1等まで明るくなった(3月13日、W. Pei)。Vladimir Bezugly氏は、1月下旬にSWANの画像で約12等で見えたと報告している。現在は14.6等(3月27日、門田健一氏)。急激に減光中。5月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  10 31.84    4  2.4   0.512   1.410   134   16.0  21:05 (180, 51)  
Apr. 20  10 51.55    4 35.9   0.604   1.480   132   16.6  20:57 (180, 51)  

* レモン彗星 (C/2022 T1)

現在は16.9等(3月17日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  14 11.48  -26 15.7   2.525   3.483   159   16.1   0:47 (180, 81)  
Apr. 20  14  9.31  -25 24.1   2.511   3.493   165   16.1   0:17 (180, 81)  

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は17.1等(3月19日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本では、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  16  9.26  -51 43.2   5.000   5.646   125   16.5   2:45 (  0, 73)  
Apr. 20  15 57.35  -52 10.3   4.902   5.626   132   16.5   2:06 (  0, 73)  

* アトラス彗星 (C/2021 Y1)

2023年の初めに、13等まで明るくなった。ゆっくりと暗くなっていく。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  16 15.67  -45 56.7   3.634   4.328   128   16.5   2:51 (  0, 79)  
Apr. 20  16  8.51  -45 17.4   3.615   4.388   135   16.5   2:17 (  0, 80)  

* ガン彗星 (65P)

現在は16.5等(3月18日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  12 51.31    4 49.8   2.562   3.536   163   16.5  23:23 (180, 50)  
Apr. 20  12 46.67    5  3.5   2.575   3.520   156   16.5  22:50 (180, 50)  

* アトラス彗星 (C/2024 A2)

現在は16.9等(3月15日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では5月には、南半球では6月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   5 35.88  -31  2.5   1.945   1.892    71   16.7  19:02 ( 84, 54)  
Apr. 20   5 39.09  -25 31.0   2.045   1.885    66   16.8  18:54 ( 90, 48)  

* フォーブズ彗星 (37P)

夏から秋にかけて、14等まで明るくなる。現在は18.2等(3月17日、ATLAS Chile)。次第に明るくなっていく。条件良く観測できる。最盛期は、南半球では条件良く観測できるが、日本からは超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  12 53.75  -21 28.1   1.335   2.319   165   17.0  23:25 (180, 77)  
Apr. 20  12 46.53  -21  4.2   1.303   2.278   161   16.7  22:50 (180, 76)  

* ハートレー第2彗星 (103P)

昨年の秋に地球に0.38天文単位まで接近し、8.0等まで明るくなった(9月29日、Virgilio Gonano)。現在は16.6等(3月14日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   8 26.45    3  8.0   1.944   2.399   104   16.7  19:02 (179, 52)  
Apr. 20   8 33.59    3 34.9   2.083   2.457    99   17.0  18:54 (174, 51)  

* カタリナ-パンスターズ彗星 (299P)

現在は16.6等(3月9日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  16  2.30  -29 53.3   2.341   3.158   137   16.8   2:38 (180, 85)  
Apr. 20  16  0.15  -29 45.3   2.280   3.157   145   16.8   2:08 (180, 85)  

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

2023年の初めと秋に、14等まで明るくなった。現在は16.4等(1月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  22 49.04   13 11.3   5.139   4.401    38   16.8   4:58 (245, 11)  
Apr. 20  22 49.30   14  2.5   5.103   4.443    44   16.8   5:03 (239, 16)  

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.1等(2月28日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   2 29.41  -64 14.9  10.571  10.344    74   16.8  19:02 ( 31, 31)  
Apr. 20   2 32.78  -63 52.9  10.548  10.347    75   16.8  18:54 ( 30, 29)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.7等(3月16日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、6月からは再び高くなっていく。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   5  6.85  -29  0.5   7.725   7.364    65   16.9  19:02 ( 83, 47)  
Apr. 20   5 11.13  -28 17.0   7.753   7.343    62   16.9  18:54 ( 83, 44)  

* ボク彗星 (C/2022 U3)

現在は17.2等(3月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。5月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   5 11.49   25 22.7   5.390   4.898    55   17.0  19:02 (135, 14)  
Apr. 20   5 17.80   25  0.5   5.468   4.889    50   17.0  18:54 (133, 12)  

* 西村彗星 (C/2023 P1)

2023年9月半ばに太陽に0.23天文単位まで接近し、2.5等まで明るくなった(2023年9月18日、Juan Jose Gonzalez)。現在は16.6等(3月15日、Thomas Lehmann)。次第に暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   8  8.65  -37  4.6   3.254   3.628   103   17.2  19:02 ( 63, 85)  
Apr. 20   8  8.39  -35  9.0   3.406   3.713    99   17.4  18:54 ( 86, 82)  

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は18.0等(3月13日、Jean-Claude Merlin)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  15 32.63   -7 10.6   2.010   2.914   148   17.3   2:08 (180, 62)  
Apr. 20  15 30.05   -6 12.2   1.964   2.907   155   17.2   1:38 (180, 61)  

* レモン彗星 (C/2021 T4)

2023年の7月下旬に7.8等まで明るくなった(2023年7月20日、Thomas Lehmann)。現在は16.5等(3月18日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。5月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  12 55.69   20 36.7   2.647   3.547   149   17.2  23:26 (180, 34)  
Apr. 20  12 41.72   21 37.1   2.765   3.616   142   17.4  22:45 (180, 33)  

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は17.0等(4月1日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  10 16.50   13 58.0   4.936   5.605   127   17.2  20:48 (180, 41)  
Apr. 20  10 13.80   14 55.3   5.002   5.571   119   17.2  20:18 (180, 40)  

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は17.1等(3月19日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。今後は次第に低くなり、日本では6月には、南半球では8月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   7 47.74   -6 30.9   4.153   4.379    96   17.2  19:02 (159, 60)  
Apr. 20   7 50.83   -6 12.2   4.209   4.344    90   17.2  18:54 (152, 58)  

* ロニオス彗星 (150P)

現在は16.7等(3月27日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   9  2.39  -15 25.0   1.091   1.772   115   17.3  19:35 (180, 70)  
Apr. 20   9 12.47  -15  6.1   1.143   1.784   112   17.4  19:18 (180, 70)  

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は17.0等(3月2日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。南半球ではまもなく、日本では6月には観測できなくなる。だが、日本では7月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   5  3.57   38 55.3   7.216   6.722    56   17.3  19:02 (143,  2)  
Apr. 20   5  9.14   38 51.6   7.306   6.726    51   17.4  18:54 (141,  0)  

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は17.8等(3月16日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。2024年の暮れから2026年の初めにかけて、長期に渡って15等を保つ。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   6  8.78  -44 30.3   5.330   5.301    82   17.4  19:02 ( 60, 62)  
Apr. 20   6 12.32  -42 44.3   5.337   5.263    80   17.3  18:54 ( 64, 59)  

* ラッセル第2彗星 (89P)

夏に16等まで明るくなる。しばらく17等を保つ。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  21 50.12  -24  8.9   2.508   2.225    62   17.5   4:58 (271, 44)  
Apr. 20  22  4.10  -23 22.5   2.445   2.229    65   17.4   5:03 (267, 48)  

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.7等(1月9日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  22 51.13   39 38.6   4.838   4.205    46   17.7   4:58 (225, -7)  
Apr. 20  22 51.10   40 22.9   4.796   4.207    49   17.6   5:03 (221, -3)  

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は17.9等(4月1日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  11 39.01   21 35.3   8.766   9.552   139   17.7  22:11 (180, 34)  
Apr. 20  11 35.09   21 50.7   8.858   9.568   132   17.8  21:39 (180, 33)  

* アトラス彗星 (478P/2023 Y3)

現在は17.4等(3月6日、A. Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   7 26.50   23 40.0   2.239   2.397    86   17.7  19:02 (164, 30)  
Apr. 20   7 36.45   23 43.9   2.320   2.395    81   17.8  18:54 (161, 29)  

* レモン彗星 (C/2023 S3)

冬に11等まで明るくなったはずだが、最盛期は太陽に近すぎて観測できなかった。現在は16.6等(3月19日、ATLAS South Africa)。今後は急激に減光する。まもなく18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13  16 46.83   -6 16.8   0.826   1.660   130   17.8   3:23 (180, 62)  
Apr. 20  15 58.40    1  2.8   0.825   1.751   146   18.0   2:08 (180, 54)  

* レモン-アトラス彗星 (C/2022 A3)

現在は17.9等(3月16日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 13   4 16.91  -60 21.1   4.198   4.093    77   17.9  19:02 ( 37, 43)  
Apr. 20   4 18.68  -59 33.7   4.229   4.119    76   17.9  18:54 ( 38, 41)  

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