今週の明るい彗星 (2024年4月20日:南半球版)

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Updated on April 22, 2024
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月3日にバーストを起こして、1等ほど明るくなった。現在は4.3等(4月20日、Marco Goiato)。今後は急激に減光する。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   3 24.11   10 37.8   1.606   0.781    22    4.6  18:54 (104,  1)  
Apr. 27   3 48.40    5 40.2   1.600   0.789    23    4.6  18:46 (100,  5)  

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。夏に7.5等まで明るくなる。現在は9.8等(4月17日、宮崎修氏)。急激に増光中。日本では超低空。南半球では、まもなく観測できなくなる。最盛期は、日本からは低空。南半球では観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   4 14.63   22 26.7   2.281   1.579    35   10.7  18:54 (121,  3)  
Apr. 27   4 29.56   25  3.0   2.259   1.514    32   10.2  18:46 (122,  1)  

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

9月末に太陽に0.4天文単位まで接近し、0等まで明るくなると期待されている。現在は10.7等(4月18日、Chris Wyatt)。今後は急激に増光する。日本では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、日本からは近日点通過後に条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前後に低空で観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  13 51.97   -2 28.8   1.916   2.912   170   10.6   0:01 (180, 58)  
Apr. 27  13 33.72   -1 26.1   1.839   2.819   163   10.3  23:09 (180, 56)  

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は10.9等(4月17日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では、5月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  20  3.64   36 11.5   1.454   1.631    80   10.4   5:03 (194, 17)  
Apr. 27  20 13.88   40 39.1   1.509   1.691    81   10.7   5:08 (189, 14)  

* エレーニン彗星 (479P/2023 WM26)

2011年に、近日点通過の半年後に発見された新周期彗星の初回帰。急激に増光した。現在は11.3等(4月10日、Chris Wyatt)。ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   8 19.14  -11 26.5   0.623   1.261    98   11.0  18:54 (163, 66)  
Apr. 27   8 35.65  -13 38.3   0.621   1.249    97   10.9  18:46 (159, 68)  

* ウィルタネン彗星 (46P)

今回帰は条件が悪い。初夏に10等まで明るくなるが、まったく観測できない。10等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。今後は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   2 30.01   10 53.2   2.105   1.126     9   11.7  18:54 ( 97,-10)  
Apr. 27   2 56.34   13 40.4   2.078   1.096     9   11.2  18:46 (100,-10)  

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.5等(4月2日、宮崎修氏)。しばらく13等を保つ。6月には観測できなくなる。だが、日本では7月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   6 51.10   31 44.0   4.102   3.895    71   12.6  18:54 (154, 18)  
Apr. 27   6 49.80   32 15.3   4.207   3.875    64   12.7  18:46 (150, 15)  

* 串田彗星 (144P)

1月から3月にかけて、8.9等まで明るくなった(2月13日、Chris Wyatt)。現在は11.5等(4月11日、Chris Wyatt)。急激に減光中。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   8  2.75   15 29.9   1.376   1.696    89   12.7  18:54 (166, 38)  
Apr. 27   8 21.30   14 43.2   1.468   1.739    87   13.2  18:46 (165, 39)  

* ブルーイントン彗星 (154P)

今回帰はまだ観測されていない。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、現在は観測できないが、5月に姿を現す。南半球では超低空。初夏に11.5等まで明るくなるが、最盛期はかなり低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   0 27.89    5 55.3   2.564   1.670    21   13.2   5:03 (261,  2)  
Apr. 27   0 45.68    8 39.1   2.519   1.643    23   12.8   5:08 (257,  4)  

* カマラーサ-ドゥサノヴィッツ彗星 (C/2023 V4)

現在は13.0等(3月27日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   3 14.53   22 32.5   2.164   1.295    22   13.1  18:54 (113, -8)  
Apr. 27   3 27.18   26 42.1   2.134   1.244    20   12.9  18:46 (115,-12)  

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は13.7等(4月7日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  11 26.94  -36 36.7   1.885   2.723   138   13.6  21:29 (  0, 88)  
Apr. 27  11  1.67  -34 44.3   1.965   2.735   131   13.7  20:37 (180, 90)  

* 紫金山第1彗星 (62P)

12月から1月にかけて、7.4等まで明るくなった(12月24日、宮崎修氏)。現在は12.2等(4月9日、宮崎修氏)。急激に減光中。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  12  3.92    8  1.8   0.907   1.832   146   13.7  22:08 (180, 47)  
Apr. 27  12  4.05    7 11.2   0.994   1.883   140   14.2  21:41 (180, 48)  

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.7等(4月7日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。日本では、8月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  11 54.09  -32 54.5   4.241   5.101   145   13.7  21:58 (180, 88)  
Apr. 27  11 52.83  -31 44.3   4.257   5.090   142   13.7  21:30 (180, 87)  

* ZTF彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は13.1等(3月5日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   0 18.36  -42  3.1   4.771   4.319    57   13.7   5:03 (303, 29)  
Apr. 27   0 22.58  -42 52.5   4.747   4.376    62   13.8   5:08 (302, 34)  

* シュヴァスマン-ヴァハマン第1彗星 (29P)

現在は14.1等(4月10日、Chris Wyatt)。今後は次第に低くなり、日本では6月には、南半球では7月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   8  6.77   20 52.5   6.125   6.195    89   13.9  18:54 (168, 33)  
Apr. 27   8  8.75   20 41.4   6.239   6.197    82   13.9  18:46 (163, 33)  

* ニート彗星 (473P/2023 W1)

2001年に10等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。2月から3月にかけて、12.5等まで明るくなった(2月29日、Thomas Lehmann)。現在は14.4等(4月1日、安部裕史氏)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、今後は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   3  0.26   59 12.4   2.026   1.570    49   14.2  18:54 (145,-28)  
Apr. 27   3 41.21   61 59.5   2.054   1.612    50   14.6  18:46 (149,-27)  

* コマス・ソラ彗星 (32P)

現在は14.3等(4月1日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   5 34.65   30  0.9   2.432   2.025    54   14.2  18:54 (139, 11)  
Apr. 27   5 52.58   30 13.0   2.487   2.025    51   14.3  18:46 (139, 10)  

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

夏に12.5等まで明るくなると期待されている。現在は15.3等(4月20日、ATLAS Chile)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では条件良く観測できるが、日本からはかなり低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  16 59.58  -76 36.9   2.799   3.287   110   14.4   3:09 (  0, 48)  
Apr. 27  16 57.05  -77 16.2   2.703   3.238   113   14.3   2:39 (  0, 48)  

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は14.1等(4月10日、Chris Wyatt)。しばらく15等を保つ。日本では5月には、南半球では6月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   5 18.36   11 15.9   6.152   5.567    50   14.4  18:54 (123, 22)  
Apr. 27   5 21.65   11 50.8   6.298   5.627    44   14.5  18:46 (120, 19)  

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は14.9等(4月19日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   7 23.29  -36 37.3   4.841   4.964    91   14.7  18:54 ( 78, 73)  
Apr. 27   7 21.72  -35 40.7   4.956   5.004    86   14.8  18:46 ( 80, 68)  

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は15.9等(4月17日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  10 38.65  -52  5.4   7.134   7.740   123   14.8  20:43 (  0, 73)  
Apr. 27  10 37.05  -51 32.0   7.203   7.785   122   14.9  20:14 (  0, 73)  

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

現在は15.4等(4月9日、E. Cortes, N. Paul)。しばらく15等を保つ。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  23  3.05  -10 50.6   2.345   1.824    47   15.3   5:03 (263, 29)  
Apr. 27  23 19.72   -9 18.1   2.303   1.826    49   15.3   5:08 (258, 31)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に11.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  22 31.60   -8 29.4   6.049   5.513    53   15.5   5:03 (255, 34)  
Apr. 27  22 36.30   -7 57.3   5.919   5.473    59   15.4   5:08 (249, 39)  

* カタリナ-リニア彗星 (227P)

2月から3月にかけて、14.5等まで明るくなった(3月11日、W. Pei)。現在は14.9等(4月11日、W. Pei)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   9  3.76   25 23.0   1.167   1.676   100   15.6  19:10 (180, 30)  
Apr. 27   9 18.74   23 27.7   1.232   1.694    97   15.8  18:57 (180, 32)  

* スペースウォッチ彗星 (125P)

現在は15.7等(4月13日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  20 28.60   -8  8.8   1.362   1.587    82   15.6   5:03 (224, 56)  
Apr. 27  20 43.43   -7 11.2   1.331   1.607    85   15.7   5:08 (216, 57)  

* アトラス彗星 (C/2024 C4)

現在は15.6等(4月1日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  16 14.95    8 48.7   0.963   1.844   139   15.6   2:23 (180, 47)  
Apr. 27  15 59.14   16 21.5   1.011   1.901   140   15.8   1:40 (180, 39)  

* レモン彗星 (C/2022 S4)

現在は16.1等(2月22日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。当初の予報より増光が鈍い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   2 42.88  -33 12.1   3.514   2.912    46   15.7  18:54 ( 61, 17)  
Apr. 27   2 52.45  -33 58.7   3.458   2.890    48   15.6  18:46 ( 59, 16)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 R2)

現在は16.9等(3月23日、門田健一氏)。今後は急激に増光する。日本では、現在は観測できない。南半球では、6月には観測できなくなる。8月に11等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   3 41.10    0 35.5   2.880   2.063    29   15.9  18:54 ( 98, 10)  
Apr. 27   3 54.25    1 23.0   2.819   1.974    26   15.7  18:46 ( 98,  9)  

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は15.9等(3月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  17 47.28   28 58.2   6.440   6.854   110   15.8   3:54 (180, 26)  
Apr. 27  17 46.21   29 46.6   6.429   6.894   113   15.8   3:26 (180, 25)  

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は15.9等(3月26日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本では5月には、南半球では6月には観測できなくなる。だが、南半球では6月には、日本では8月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   4 52.56   -1 29.5   7.248   6.600    46   15.8  18:54 (108, 26)  
Apr. 27   4 56.88   -0 54.7   7.287   6.573    41   15.8  18:46 (106, 22)  

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.3等(3月4日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できない。日本からは、2030年まで観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   3 17.75  -61 27.6  16.698  16.465    74   15.8  18:54 ( 35, 33)  
Apr. 27   3 21.53  -61 23.3  16.651  16.441    76   15.8  18:46 ( 34, 32)  

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は15.1等(4月10日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、6月からは再び高くなっていく。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   5  0.36  -47  9.7   4.695   4.489    72   15.8  18:54 ( 56, 46)  
Apr. 27   5  8.04  -45 29.3   4.768   4.535    70   15.9  18:46 ( 58, 44)  

* レモン彗星 (C/2022 T1)

現在は16.9等(4月19日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  14  9.31  -25 24.1   2.511   3.493   165   16.1   0:17 (180, 81)  
Apr. 27  14  7.07  -24 27.5   2.511   3.504   169   16.1  23:43 (180, 79)  

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.3等(4月17日、G. Duszanowicz)。しばらく16等を保つ。日本では、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  15 57.35  -52 10.3   4.902   5.626   132   16.5   2:06 (  0, 73)  
Apr. 27  15 44.22  -52 28.0   4.820   5.606   137   16.4   1:26 (  0, 72)  

* フォーブズ彗星 (37P)

夏から秋にかけて、14等まで明るくなる。現在は16.9等(4月19日、ATLAS South Africa)。次第に明るくなっていく。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では条件良く観測できるが、日本からは超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  12 46.53  -21  4.2   1.303   2.278   161   16.7  22:50 (180, 76)  
Apr. 27  12 39.76  -20 32.9   1.283   2.238   155   16.5  22:16 (180, 76)  

* アトラス彗星 (C/2021 Y1)

2023年の初めに、13等まで明るくなった。ゆっくりと暗くなっていく。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  16  8.51  -45 17.4   3.615   4.388   135   16.5   2:17 (  0, 80)  
Apr. 27  16  0.79  -44 30.1   3.607   4.447   142   16.5   1:42 (  0, 80)  

* ガン彗星 (65P)

現在は16.5等(4月13日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  12 46.67    5  3.5   2.575   3.520   156   16.5  22:50 (180, 50)  
Apr. 27  12 42.44    5 11.8   2.600   3.505   149   16.5  22:19 (180, 50)  

* ニート彗星 (207P)

3月に地球に0.2天文単位まで接近し、13.1等まで明るくなった(3月13日、W. Pei)。Vladimir Bezugly氏は、1月下旬にSWANの画像で約12等で見えたと報告している。現在は17.0等(4月16日、ATLAS South Africa)。急激に減光中。5月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  10 51.55    4 35.9   0.604   1.480   132   16.6  20:57 (180, 51)  
Apr. 27  11  8.14    4 46.6   0.704   1.551   129   17.1  20:46 (180, 50)  

* カタリナ-パンスターズ彗星 (299P)

現在は16.8等(4月19日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  16  0.15  -29 45.3   2.280   3.157   145   16.8   2:08 (180, 85)  
Apr. 27  15 57.06  -29 31.7   2.230   3.156   152   16.7   1:38 (180, 85)  

* アトラス彗星 (C/2024 A2)

現在は17.0等(4月11日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では5月には、南半球では6月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   5 39.09  -25 31.0   2.045   1.885    66   16.8  18:54 ( 90, 48)  
Apr. 27   5 42.87  -20 39.3   2.152   1.882    60   16.9  18:46 ( 94, 43)  

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

2023年の初めと秋に、14等まで明るくなった。現在は16.4等(1月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  22 49.30   14  2.5   5.103   4.443    44   16.8   5:03 (239, 16)  
Apr. 27  22 49.09   14 54.2   5.058   4.486    50   16.8   5:08 (233, 21)  

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.1等(4月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   2 32.78  -63 52.9  10.548  10.347    75   16.8  18:54 ( 30, 29)  
Apr. 27   2 36.22  -63 34.9  10.522  10.350    77   16.8  18:46 ( 30, 27)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.6等(4月17日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、6月からは再び高くなっていく。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   5 11.13  -28 17.0   7.753   7.343    62   16.9  18:54 ( 83, 44)  
Apr. 27   5 15.68  -27 36.3   7.779   7.323    59   16.9  18:46 ( 82, 40)  

* ハートレー第2彗星 (103P)

昨年の秋に地球に0.38天文単位まで接近し、8.0等まで明るくなった(9月29日、Virgilio Gonano)。現在は16.9等(4月12日、A. Nagy Melykuti)。次第に暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   8 33.59    3 34.9   2.083   2.457    99   17.0  18:54 (174, 51)  
Apr. 27   8 41.17    3 53.8   2.224   2.514    94   17.2  18:46 (169, 51)  

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は18.0等(3月13日、Jean-Claude Merlin)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  15 30.05   -6 12.2   1.964   2.907   155   17.2   1:38 (180, 61)  
Apr. 27  15 26.72   -5 13.9   1.931   2.901   161   17.1   1:07 (180, 60)  

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は17.0等(4月1日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  10 13.80   14 55.3   5.002   5.571   119   17.2  20:18 (180, 40)  
Apr. 27  10 11.69   15 47.6   5.076   5.536   112   17.2  19:49 (180, 39)  

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は17.1等(4月20日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。今後は次第に低くなり、日本では6月には、南半球では8月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   7 50.83   -6 12.2   4.209   4.344    90   17.2  18:54 (152, 58)  
Apr. 27   7 54.59   -5 56.1   4.266   4.309    85   17.2  18:46 (145, 56)  

* ラッセル第2彗星 (89P)

夏に16等まで明るくなる。現在は17.1等(4月18日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  22  4.10  -23 22.5   2.445   2.229    65   17.4   5:03 (267, 48)  
Apr. 27  22 17.54  -22 36.5   2.382   2.234    69   17.2   5:08 (263, 51)  

* レモン彗星 (C/2023 H2)

11月上旬に地球に0.2天文単位まで接近して、6.2等まで明るくなった(11月11日、Marco Goiato)。次第に暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   1 40.55  -49 20.1   3.144   2.797    60   17.3   5:03 (317, 19)  
Apr. 27   1 51.97  -50 32.0   3.165   2.880    64   17.4   5:08 (316, 23)  

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は17.5等(4月17日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、7月からは再び高くなっていく。2024年の暮れから2026年の初めにかけて、長期に渡って15等を保つ。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   6 12.32  -42 44.3   5.337   5.263    80   17.3  18:54 ( 64, 59)  
Apr. 27   6 16.36  -41  2.1   5.347   5.225    77   17.3  18:46 ( 67, 56)  

* 西村彗星 (C/2023 P1)

2023年9月半ばに太陽に0.23天文単位まで接近し、2.5等まで明るくなった(2023年9月18日、Juan Jose Gonzalez)。現在は17.1等(4月19日、ATLAS South Africa)。次第に暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   8  8.39  -35  9.0   3.406   3.713    99   17.4  18:54 ( 86, 82)  
Apr. 27   8  9.22  -33 25.1   3.562   3.797    95   17.6  18:46 ( 93, 77)  

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は17.2等(3月30日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は次第に低くなり、6月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   5  9.14   38 51.6   7.306   6.726    51   17.4  18:54 (141,  0)  
Apr. 27   5 15.00   38 48.5   7.389   6.731    46   17.4  18:46 (138, -1)  

* レモン彗星 (C/2021 T4)

2023年の7月下旬に7.8等まで明るくなった(2023年7月20日、Thomas Lehmann)。現在は16.8等(4月4日、Catalina Sky Survey)。今後は急激に減光する。5月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  12 41.72   21 37.1   2.765   3.616   142   17.4  22:45 (180, 33)  
Apr. 27  12 29.19   22 19.5   2.903   3.685   135   17.6  22:05 (180, 33)  

* ロニオス彗星 (150P)

現在は16.7等(3月27日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   9 12.47  -15  6.1   1.143   1.784   112   17.4  19:18 (180, 70)  
Apr. 27   9 23.76  -14 50.6   1.199   1.799   109   17.5  19:02 (180, 70)  

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.8等(4月10日、D. Buczynski)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  22 51.10   40 22.9   4.796   4.207    49   17.6   5:03 (221, -3)  
Apr. 27  22 50.44   41 11.0   4.746   4.211    52   17.6   5:08 (215,  1)  

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は17.9等(4月1日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  11 35.09   21 50.7   8.858   9.568   132   17.8  21:39 (180, 33)  
Apr. 27  11 31.46   22  2.8   8.962   9.583   125   17.8  21:08 (180, 33)  

* アトラス彗星 (478P/2023 Y3)

現在は17.4等(3月6日、A. Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。5月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   7 36.45   23 43.9   2.320   2.395    81   17.8  18:54 (161, 29)  
Apr. 27   7 47.09   23 42.1   2.401   2.394    77   17.9  18:46 (159, 28)  

* レモン彗星 (349P)

現在は17.9等(4月11日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。5月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  14 25.46  -23  5.4   1.533   2.520   165   18.0   0:34 (180, 78)  
Apr. 27  14 20.23  -22 53.3   1.518   2.516   170   17.9   0:01 (180, 78)  

* レモン-アトラス彗星 (C/2022 A3)

現在は17.4等(4月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20   4 18.68  -59 33.7   4.229   4.119    76   17.9  18:54 ( 38, 41)  
Apr. 27   4 21.22  -58 55.6   4.256   4.146    76   18.0  18:46 ( 39, 38)  

* レモン彗星 (C/2023 S3)

冬に11等まで明るくなったはずだが、最盛期は太陽に近すぎて観測できなかった。現在は16.6等(4月13日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。条件良く観測できる。最近はこの予報より明るい。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 20  15 58.40    1  2.8   0.825   1.751   146   18.0   2:08 (180, 54)  
Apr. 27  15 11.34    7 42.1   0.881   1.842   154   18.4   0:54 (180, 48)  

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