今週の明るい彗星 (2024年9月14日:北半球版)

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Updated on September 16, 2024
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

9月末に太陽に0.4天文単位まで接近し、2等まで明るくなると期待されている。5月以降は増光が鈍ったが、8月半ばには8.2等まで明るくなった(8月12日、Thomas Lehmann)。現在は4.6等(9月15日、Michael Mattiazzo)。2等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、現在は観測できないが、10月に姿を現す。南半球では、10月初めには観測できなくなる。だが、10月半ばには再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  10 36.57   -5  9.3   1.433   0.536    15    4.8   4:47 (272, -7)  
Sept.21  10 35.45   -5 55.5   1.191   0.432    20    3.6   4:52 (277,  0)  

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は8.8等(9月11日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。南半球では10月には、日本では11月には観測できなくなる。だが、日本では1月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  13 56.52   12 19.5   2.299   1.625    37    9.2  19:33 ( 93, 17)  
Sept.21  14 15.09    9  6.6   2.395   1.693    36    9.5  19:22 ( 90, 16)  

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は10.4等(9月5日、Thomas Lehmann)。次第に暗くなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  13  0.77  -47 31.9   2.871   2.435    54   11.1  19:33 ( 48,-26)  
Sept.21  13 20.33  -47 32.7   3.013   2.521    51   11.3  19:22 ( 48,-26)  

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.9等(9月4日、門田健一氏)。しばらく12等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   7 37.50   46 40.1   3.962   3.666    65   12.2   4:16 (237, 46)  
Sept.21   7 37.60   48 15.4   3.843   3.667    72   12.2   4:22 (234, 52)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 R2)

今後は急激に減光する。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  12 51.85    1 41.8   1.955   1.078    20   12.3  19:33 ( 93, -2)  
Sept.21  13 22.08    0 54.5   2.012   1.147    22   12.6  19:22 ( 91,  0)  

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

現在は13.1等(8月29日、Chris Wyatt)。しばらく13等を保つ。日本では超低空。だが、春には高く見えるようになる。南半球では、今後は次第に低くなり、12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  16 54.74  -43 17.8   2.325   2.473    86   12.8  19:33 ( 24,  6)  
Sept.21  17  7.19  -40 59.7   2.384   2.452    81   12.8  19:22 ( 25,  8)  

* レモン彗星 (C/2024 B1)

予想以上に明るくなっている。現在は13.8等(9月8日、Michael Jager)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  10  2.48   49 24.3   2.133   1.664    49   13.7   4:16 (225, 24)  
Sept.21  10 41.94   49 51.9   2.076   1.649    51   13.6   4:22 (225, 23)  

* フォーブズ彗星 (37P)

現在は13.8等(8月31日、Chris Wyatt)。次第に暗くなっていく。日本では超低空。南半球では、今後は次第に低くなり、1月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  15 25.58  -24 43.6   1.808   1.640    64   13.9  19:33 ( 49, 11)  
Sept.21  15 46.09  -25 17.3   1.841   1.630    61   13.8  19:22 ( 48, 11)  

* シュヴァスマン-ヴァハマン第1彗星 (29P)

現在は16.3等(9月8日、Jean-Francois Soulier)。日本では、次第に高くなる。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   9 37.69   13 19.6   7.091   6.230    29   14.2   4:16 (261, 10)  
Sept.21   9 42.24   12 52.3   7.032   6.232    34   14.2   4:22 (265, 15)  

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は14.1等(8月29日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。日本では、現在は観測できないが、11月に姿を現す。南半球では、10月には観測できなくなる。だが、12月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  13 12.40  -18 49.5   5.785   4.983    33   14.3  19:33 ( 74,-10)  
Sept.21  13 19.49  -18 49.4   5.839   4.983    28   14.3  19:22 ( 75,-12)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は14.5等(9月5日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  22 46.49   -4 45.5   3.731   4.723   169   14.6  23:11 (  0, 50)  
Sept.21  22 43.68   -4 57.4   3.724   4.689   162   14.6  22:41 (  0, 50)  

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は13.3等(9月5日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、11月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  19 23.65   50 52.2   2.711   3.126   104   14.6  19:48 (180, 74)  
Sept.21  19 27.36   48 56.2   2.794   3.199   104   14.8  19:25 (180, 76)  

* カマラーサ-ドゥサノヴィッツ彗星 (C/2023 V4)

急激に増光して、6月に10.0等まで明るくなった(6月11日、Virgilio Gonano)。現在は14.1等(9月4日、門田健一氏)。急激に減光中。11月には18等以下になる。南半球では10月には、日本では11月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  14 10.71   19 53.1   2.588   1.974    42   14.7  19:33 ( 98, 24)  
Sept.21  14 23.61   16 48.2   2.713   2.054    40   15.1  19:22 ( 96, 21)  

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は15.7等(9月1日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   6 34.45    3 17.2   6.293   6.080    73   15.0   4:16 (300, 40)  
Sept.21   6 37.60    3 12.9   6.172   6.059    78   14.9   4:22 (308, 45)  

* ZTF彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は14.0等(8月31日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  22 14.27  -70 51.2   5.061   5.510   111   14.9  22:38 (  0,-16)  
Sept.21  21 55.97  -70 44.0   5.182   5.566   107   15.0  21:53 (  0,-16)  

* ブルーイントン彗星 (154P)

現在は14.2等(9月1日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   7 55.58   35 46.1   2.175   1.861    58   15.2   4:16 (250, 41)  
Sept.21   8 12.37   35 16.7   2.160   1.903    61   15.6   4:22 (252, 44)  

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

現在は14.2等(9月1日、安部裕史氏)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   2 42.68    8 15.0   1.431   2.217   130   15.2   3:11 (  0, 63)  
Sept.21   2 40.83    8  7.2   1.405   2.248   137   15.3   2:41 (  0, 63)  

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

2025年1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づく。計算上は-1等まで明るくなるが、消滅する可能性が高い。最盛期は、南半球でのみ、近日点通過後に観測できる可能性がある。現在は15.7等(8月31日、ATLAS South Africa)。今後は急激に増光する。日本では、今後は観測できない。南半球では、今後は次第に低くなり、12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  13 38.99  -50 50.7   2.942   2.608    61   15.5  19:33 ( 42,-22)  
Sept.21  13 48.23  -49 39.9   2.921   2.503    56   15.3  19:22 ( 44,-22)  

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は15.1等(9月4日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   6 26.19   17 39.4   6.967   6.780    75   15.4   4:16 (286, 51)  
Sept.21   6 26.75   17 49.9   6.906   6.836    81   15.4   4:22 (294, 57)  

* シューメーカー-リニア彗星 (146P)

現在は15.3等(9月8日、Thomas Lehmann)。今後は急激に減光する。12月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   5 30.41   15 52.7   1.127   1.491    88   15.5   4:16 (304, 60)  
Sept.21   5 43.20   18 10.7   1.101   1.517    92   15.7   4:22 (308, 65)  

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.0等(9月10日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   4 22.18  -67 26.2  15.763  15.959    99   15.5   4:16 (357,-13)  
Sept.21   4 21.95  -67 55.3  15.745  15.935    99   15.5   4:21 (  0,-13)  

* ラインムート第1彗星 (30P)

現在は16.5等(4月3日、Taras Prystavski)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できないが、11月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  10 16.17   13  0.4   2.741   1.830    20   15.6   4:16 (256,  2)  
Sept.21  10 33.80   11 39.6   2.727   1.840    22   15.6   4:22 (259,  4)  

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は15.6等(7月24日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できないが、10月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   9 55.05  -26 44.1   4.041   3.302    37   15.6   4:16 (292,-16)  
Sept.21   9 55.66  -27 42.4   4.048   3.343    40   15.7   4:22 (297,-11)  

* サイディング・スプリング彗星 (P/2024 N5)

2012年に16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。急激に増光して、秋に14.5等まで明るくなると期待されている。現在は16.6等(9月6日、E. Cortes)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   4 33.96    6 16.2   1.346   1.854   103   16.0   4:16 (337, 59)  
Sept.21   4 39.72    8 47.2   1.262   1.840   108   15.7   4:22 (350, 63)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

現在は16.7等(9月6日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   5 34.27   55 46.9   2.580   2.708    86   15.9   4:16 (213, 62)  
Sept.21   5 51.05   57 36.6   2.497   2.686    89   15.8   4:22 (207, 63)  

* アトラス彗星 (C/2024 M1)

冬に13.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は16.8等(9月9日、ATLAS Chile)。次第に明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   6 42.18  -27 25.4   1.891   1.903    75   16.2   4:16 (321, 15)  
Sept.21   6 47.28  -26 32.4   1.790   1.866    78   16.0   4:22 (326, 20)  

* ニート-リニア彗星 (472P/2023 RL75)

現在は16.1等(9月4日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   6 13.37   15 10.0   3.477   3.416    78   16.2   4:16 (292, 52)  
Sept.21   6 19.75   14 43.8   3.389   3.423    83   16.1   4:22 (300, 57)  

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は15.5等(9月5日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   7 55.98  -38 25.7   6.209   5.844    64   16.3   4:16 (316, -3)  
Sept.21   7 56.11  -39 28.3   6.202   5.887    67   16.3   4:22 (322,  1)  

* レモン彗星 (C/2023 TD22)

急激に増光した。現在は16.1等(9月5日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。11月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  21 27.65   -6 19.9   1.432   2.357   149   16.3  21:50 (  0, 49)  
Sept.21  20 57.78   -8 37.2   1.533   2.357   135   16.5  20:53 (  0, 46)  

* P/2023 S1彗星 (P/2023 S1)

現在は16.8等(9月3日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   7 47.63   26 29.6   3.199   2.791    57   16.4   4:16 (262, 39)  
Sept.21   7 58.63   25 58.1   3.108   2.777    61   16.3   4:22 (266, 43)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.9等(9月9日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   6 56.82  -26  3.1   7.211   6.963    71   16.4   4:16 (317, 14)  
Sept.21   7  0.10  -26 29.9   7.132   6.948    75   16.4   4:22 (323, 18)  

* カタリナ-パンスターズ彗星 (299P)

5月下旬にバーストを起こして急増光した。現在は17.0等(9月4日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。11月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  16 10.12  -22 43.6   3.371   3.232    73   16.4  19:33 ( 43, 19)  
Sept.21  16 18.44  -22 48.2   3.469   3.240    68   16.5  19:22 ( 44, 17)  

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は16.2等(9月10日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   6 59.42  -37 18.3   5.664   5.477    74   16.5   4:16 (324,  5)  
Sept.21   7  0.63  -37 47.9   5.660   5.525    77   16.5   4:22 (329,  8)  

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は17.3等(9月5日、ATLAS Chile)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   8  4.00  -25 54.7   4.995   4.533    57   16.6   4:16 (306,  4)  
Sept.21   8  7.57  -25 58.5   4.911   4.503    60   16.5   4:22 (311,  9)  

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.9等(8月23日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できないが、12月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  13 25.34  -39 26.5   5.881   5.300    50   16.6  19:33 ( 54,-18)  
Sept.21  13 26.71  -39 18.0   5.946   5.290    45   16.6  19:22 ( 56,-21)  

* ラッセル第2彗星 (89P)

現在は16.2等(9月8日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。11月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  23 31.00  -20 39.9   1.559   2.537   162   16.7  23:55 (  0, 34)  
Sept.21  23 25.21  -20 34.2   1.598   2.560   159   16.8  23:22 (  0, 35)  

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.0等(9月1日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   2 33.31  -69  1.3  10.091  10.440   107   16.7   3:01 (  0,-14)  
Sept.21   2 25.43  -69 19.6  10.110  10.446   106   16.7   2:25 (  0,-14)  

* パンスターズ彗星 (253P)

現在は16.9等(9月4日、吉見政義氏)。ゆっくりと暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   0 57.18    0  9.6   1.081   2.047   157   16.8   1:25 (  0, 55)  
Sept.21   0 55.00   -0 36.2   1.055   2.040   164   16.8   0:56 (  0, 55)  

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は16.8等(9月3日、S. Shurpakov)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、11月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  19 26.47   36 49.6   3.980   4.441   111   16.8  19:51 (180, 88)  
Sept.21  19 19.72   34 36.8   4.058   4.460   107   16.8  19:22 ( 68, 89)  

* ボク彗星 (C/2022 U3)

しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   7 44.67   13 29.5   5.330   4.841    56   16.9   4:16 (277, 33)  
Sept.21   7 49.73   12 40.0   5.244   4.845    61   16.9   4:22 (282, 38)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は17.0等(9月1日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  23 18.79   31  2.3   5.245   6.101   145   17.0  23:43 (  0, 86)  
Sept.21  23 10.52   30 26.3   5.188   6.056   147   16.9  23:07 (  0, 86)  

* シューメーカー-レヴィ第1彗星 (192P)

現在は17.1等(9月3日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は急激に減光する。10月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   6 41.55   31  3.4   2.047   1.992    72   16.9   4:16 (264, 54)  
Sept.21   6 53.22   32 15.2   2.023   2.045    76   17.1   4:22 (264, 59)  

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は16.1等(9月2日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、11月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  17 15.96   28 17.0   7.716   7.706    85   16.9  19:33 ( 82, 65)  
Sept.21  17 17.92   27 43.0   7.826   7.747    81   17.0  19:22 ( 84, 62)  

* アラン-リゴー彗星 (49P)

2025年の春に、14等まで明るくなる。現在は17.5等(9月4日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   0 13.81  -26 12.1   1.564   2.510   154   17.1   0:42 (  0, 29)  
Sept.21   0  7.89  -27 37.5   1.527   2.463   152   17.1   0:09 (  0, 28)  

* 小惑星2020 TS2

8月4日に太陽に0.12天文単位まで接近した。急激に減光中。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   3 17.59  -62 34.6   0.266   1.115   107   17.1   3:52 (  0, -7)  
Sept.21   0 35.24  -57 13.9   0.368   1.243   122   18.3   0:40 (  0, -3)  

* ロニオス-タッカー彗星 (328P)

現在は17.0等(9月4日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は急激に減光する。11月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   3 51.67   40 19.1   1.391   1.926   105   17.1   4:16 (187, 85)  
Sept.21   3 59.20   42 17.7   1.352   1.942   110   17.2   4:00 (180, 83)  

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は17.5等(9月5日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   2 23.43   21 55.6   2.543   3.283   130   17.3   2:51 (  0, 77)  
Sept.21   2 22.27   21 50.8   2.447   3.256   137   17.1   2:23 (  0, 77)  

* ミュラー彗星 (190P)

現在は17.3等(9月6日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  22 48.02   -6 52.6   1.203   2.200   169   17.2  23:12 (  0, 48)  
Sept.21  22 43.81   -7  7.5   1.201   2.177   161   17.2  22:41 (  0, 48)  

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

現在は17.4等(9月6日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、今後は次第に低くなり、1月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  18 54.39  -22 28.1   2.886   3.383   111   17.2  19:33 (  4, 32)  
Sept.21  18 57.07  -22 34.0   2.974   3.376   104   17.2  19:22 (  7, 32)  

* レモン彗星 (C/2022 S4)

近日点通過の前から減光している。現在は17.0等(8月11日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。11月には18等以下になる。日本では、今後は観測できない。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  10 52.04  -64 46.7   3.033   2.824    68   17.3   4:16 (329,-38)  
Sept.21  11 24.71  -64 28.3   3.107   2.840    65   17.4   4:22 (329,-38)  

* マクノート彗星 (338P)

現在は17.5等(9月9日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。11月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   2 49.63   28  9.3   1.609   2.308   122   17.4   3:18 (  0, 83)  
Sept.21   2 48.19   30  0.6   1.555   2.315   128   17.4   2:49 (  0, 85)  

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は16.1等(6月5日、高橋俊幸氏)。しばらく18等を保つ。南半球では11月には、日本では12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  15 57.08   -6 59.1   3.105   2.882    67   17.4  19:33 ( 56, 29)  
Sept.21  16  6.14   -7 37.8   3.189   2.886    63   17.4  19:22 ( 58, 27)  

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

2023年の初めと秋に、14等まで明るくなった。現在は17.2等(8月27日、A. Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。10月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  20 38.55   19 17.6   4.650   5.382   132   17.4  21:03 (  0, 74)  
Sept.21  20 32.10   18 27.4   4.764   5.428   127   17.5  20:29 (  0, 73)  

* アトラス彗星 (C/2024 L5)

現在は17.1等(9月4日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本ではまもなく、南半球では11月には観測できなくなる。だが、12月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  15  4.45  -29 32.6   4.193   3.814    61   17.4  19:33 ( 50,  4)  
Sept.21  15  3.53  -29 12.8   4.282   3.786    54   17.4  19:22 ( 52,  1)  

* スパール彗星 (242P)

現在は18.5等(9月6日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   4 18.93   -6 43.3   3.578   3.998   107   17.5   4:16 (349, 48)  
Sept.21   4 20.80   -7 46.4   3.494   3.994   112   17.5   4:21 (  0, 47)  

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は17.6等(4月11日、Mt. Lemmon Survey)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   7 21.56   38 52.5   7.239   6.891    66   17.6   4:16 (248, 48)  
Sept.21   7 25.96   38 58.7   7.152   6.903    71   17.6   4:22 (250, 53)  

* アラン彗星 (50P)

現在は17.3等(8月29日、B. Kumar)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、10月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   8 20.19   35 32.0   2.650   2.212    53   17.6   4:16 (248, 36)  
Sept.21   8 35.21   35  1.5   2.617   2.242    57   17.6   4:22 (251, 39)  

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

現在は17.1等(9月3日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。12月には観測できなくなる。2026年に13等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。最盛期は、南半球では低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  18 22.64  -37 55.4   7.256   7.543   102   17.6  19:33 (  9, 16)  
Sept.21  18 22.07  -37 21.9   7.326   7.500    96   17.6  19:22 ( 13, 16)  

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は17.1等(9月5日、ATLAS Chile)。次第に明るくなっていく。12月には観測できなくなる。2025年春に14.5等まで明るくなるが、観測条件は悪い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  16  2.37  -15 40.8   2.529   2.388    70   17.7  19:33 ( 49, 23)  
Sept.21  16 12.39  -16 40.3   2.581   2.361    66   17.6  19:22 ( 50, 21)  

* スキッフ彗星 (305P)

冬に16等まで明るくなり、条件良く観測できる。現在は18.4等(9月10日、Michael Jager)。ゆっくりと明るくなっていく。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14  21 26.66   14 28.2   0.678   1.609   144   17.9  21:51 (  0, 70)  
Sept.21  21 26.04   13 51.9   0.661   1.572   140   17.7  21:23 (  0, 69)  

* リニア彗星 (P/2024 O3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.8等(9月4日、M. Zhang, X. Gao)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   7 30.82   31 21.8   2.122   1.877    62   17.8   4:16 (258, 44)  
Sept.21   7 48.48   31 11.2   2.089   1.902    65   17.7   4:22 (260, 47)  

* ヘリン-ローマン-アルー第1彗星 (117P)

現在は18.6等(8月29日、D. Buczynski)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   3 39.41   17  1.2   3.911   4.427   114   17.8   4:07 (  0, 72)  
Sept.21   3 38.77   17  2.6   3.830   4.441   121   17.7   3:39 (  0, 72)  

* ヴォロビヨフ彗星 (276P)

現在は17.4等(9月7日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.14   3 14.43   15 56.4   3.307   3.919   120   18.0   3:42 (  0, 71)  
Sept.21   3 14.58   15 34.5   3.220   3.916   127   17.9   3:15 (  0, 71)  

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