はじめに

先月8月、第5回花立山星まつりにおいてこの「美スター」は落成式を迎え、いよ いよ一般に公開され始めた。

この「美スター」には、主砲の83cm望遠鏡やドーム、ロッジ等の宿泊施設だけで なく、最新のCCDやコンピュータ環境までもが整っている。 これらの設備を充分に使いこなすことができれば、我々がいままで想像もしてい なかったような、或は夢にしか思えなかったようなことすら実現できる可能性が ある。 しかし、「美スター」はようやく天文活動を始めたばかりで、我々はまだその力 を充分に発揮させているとは言えない。

ここでは、我々がこの施設を使ってどれほどのことができる可能性があるのかを、 特にインターネットを使って世界に向けてどれほどの活動成果をアピールをして いけるのかを探る。 既に実際に動いているいくつかのホームページでのノウハウと、この施設内のコ ンピュータ環境とをうまく組み合わせれば、我々の観測結果を世界に向けて情報 発信することは難しくない。 また、この「美スター」が「アマチュアが自由に使える」ことを唱っていること から、たくさんの人がさまざまな観測をすることができ、結果としてこの花立山 天文台が観測量的に世界有数の天文台となることも可能だと思われる。

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Mon Nov 11 15:52:55 JST 1996