今週の明るい彗星 (2005年9月17日:北半球版)

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Updated on September 17, 2005
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

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* 169P/NEAT

2002年に発見された当時は小惑星と思われていたが、回帰した今回は尾が観測され、彗星だと判明した。8月上旬に地球に大接近し、15等から12等へと急激に明るくなった。太陽に近づいていったん見えなくなっていたが、再び明け方の空に現れてきた。大きく拡散しているが、眼視では10.3等(9月14日、Juan Jose Gonzalez)、CCDでは11.5等(9月7日、Michael Jager)と、かなり明るい。今後はゆっくりと高くなる。近日点通過が9月17日なので、9月中は11〜12等を保ちそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   9 19.82    9  6.2   0.642   0.606    35   11.0   4:19 (268, 14)  
Sept.24   9 34.20    6 39.5   0.771   0.617    37   11.6   4:24 (273, 16)  

* C/2004 B1 ( LINEAR )

2006年春に9等に達する。南半球ではずっと観測可能。日本では、2006年3月までずっと見えないが、その後は暗くなっていく様子をずっと観測できるようになる。8月1日に13.9等まで明るくなってきていた(Michael Mattiazzo)。現在は11等台になっているはずで、南半球では高く見えているのだが、最近の観測が無いので、予報より暗いのかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   6  8.42  -47  4.1   2.310   2.464    86   11.2   4:19 (339,  3)  
Sept.24   6 12.32  -52  8.9   2.209   2.400    88   11.0   4:24 (345,  0)  

* C/2005 P3 ( SWAN )

8月下旬に公開されたSWANの画像から多数の人によって発見された新彗星。眼視では9.5等と明るかった(8月25日、Alan Hale)。8月9日に近日点を通過しており、現在は減光中だが、まだ11.6等と明るい(9月14日、Juan Jose Gonzalez)。拡散状で大きい。日本からは、9月上旬まで夕方の空に低く見える。9月中旬からは明け方の空で次第に高くなっていくが、10月には13等になる。南半球では、発見前に夕空で条件良く見えていたはずだが、今後はもう見えない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  11 20.45   51 44.7   1.277   0.988    49   11.5   4:19 (218, 16)  
Sept.24  11 14.21   55 20.9   1.270   1.104    56   11.9   4:24 (218, 23)  

* C/2005 E2 ( McNaught )

3月に発見された頃は16.4等だった(3月12日、R. H. McNaught)が、順調に増光し、現在は11.4等(9月8日、Juan Jose Gonzalez)。視直径は1分角とかなり小さく、たいへん強く集光している。南半球では、11月までずっと高い位置で、明るくなっていく様子を観測できる。日本からは、ずっと高度が15度ほどと低い状態が続いたが、今後は少しずつ高くなる。それでも、10月から12月にかけて25度程度にしかならない。2006年の初めに10等に達する。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  19 26.47  -36  0.3   2.026   2.590   113   12.1  19:40 (  0, 19)  
Sept.24  19 27.14  -34 57.6   2.042   2.522   106   12.0  19:18 (  1, 20)  

* C/2005 N1 ( Juels-Holvorcem )

8月初めから11.5等を保ち、まだ11.5等と明るい(9月3日、Reinder J. Bouma)が、今後は次第に暗くなっていく。日本からは、10月中旬までずっと明け方の空に、高度10〜15度と、かなり低くなってしまう。その後は高くなるが暗くなり、高度が30度を越える11月末には、14.5等以下になってしまう。南半球では12月まで見えない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  11  1.42   37 16.9   1.859   1.201    35   12.1   4:19 (231, 11)  
Sept.24  11 23.94   33 23.2   1.924   1.244    35   12.4   4:24 (236, 10)  

* 9P/Tempel 1

5月から8月までずっと10等を保ち、8月5日にもまだ10.9等(吉田誠一)と明るかった。だが、すでに減光を始めており、9月3日には11.7等まで暗くなってきている(Jose Carvajal)。日本からはすでに夕空にかなり低くなってしまっており、最近の観測は少ない。ただ、12月まで高度17度と、ずっと夕空の低空ながらも見え続ける。南半球では11月まで高く見える。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  16 53.12  -30 45.2   1.495   1.673    81   12.5  19:29 ( 31, 16)  
Sept.24  17 14.68  -31 26.7   1.574   1.704    79   12.8  19:18 ( 30, 16)  

* C/2005 A1 ( LINEAR )

日本から見えていた1月は11等台で小さい姿だったが、急激に増光し、南天に去った後の3月から4月にかけて8.0等に達した(3月4日及び4月7日、Alexandre Amorim)。4月10日に近日点を通過した後は、一転してゆっくりと減光している。現在もまだ12.3等と明るい(9月3日、Reinder J. Bouma)。日本からは今後は、暗くなっていく様子をずっと条件良く観測できる。6月25日には、核が分裂しているのが見つかった。CCDでも2つの核が写る。分裂しても、彗星の明るさに影響はないようだ。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  23 29.30   29 47.0   1.724   2.630   147   12.8  23:41 (  0, 85)  
Sept.24  23 12.14   29 34.3   1.809   2.714   148   13.0  22:57 (  0, 85)  

* 21P/Giacobini-Zinner

前回1998年には近日点通過の2週間ほど前に最大光度となったが、今回は近日点まで増光が続き、7月2日に9.2等に達した(Carlos Labordena)。その後、8月5日には10.4等まで暗くなってきた(吉田誠一)。すでに12等まで暗くなっていると思われるが、最近の観測は無い。今後、日本からはずっと高度が30度あたりのまま暗くなっていく。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   7 39.72   -3 31.1   1.677   1.461    59   12.9   4:19 (295, 26)  
Sept.24   7 53.70   -5 53.2   1.696   1.522    62   13.2   4:24 (301, 28)  

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

5月からずっと15等前後と暗い状態が続き、眼視では見えない状態が続いていた。9月3日にも13.5等以下で見えなかった(Reinder J. Bouma)。だが、9月9日にバーストを起こし、13等まで明るくなっている(Stephane Garro)。現在は非常に集光が強い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   2 18.29   25  4.3   5.032   5.760   132   13.2   2:35 (  0, 80)  
Sept.24   2 16.20   25  5.2   4.961   5.761   139   13.2   2:06 (  0, 80)  

* C/2004 Q2 ( Machholz )

1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなってきており、9月3日には12.5等まで暗くなってきた(Edwin van Dijk)。視直径は約2分角とだいぶ小さくなり、かなり拡散してきた。日本からは発見以来、1年間ずっと観測できたが、次第に高度が低くなってきた。10月には西空に沈むが、12月には再び明け方の空に15等で現れる。その後、CCDでは来年夏までずっと観測できるだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  14 41.17   10 49.4   4.009   3.390    46   13.3  19:29 ( 87, 24)  
Sept.24  14 49.00    9 31.4   4.139   3.464    42   13.5  19:18 ( 87, 21)  

* C/2003 T4 ( LINEAR )

発見以来、4月初めに近日点を通過するまで、ずっと、ふつうの彗星より鈍い増光が続いてしまった。日本からは3月までしか見えなかったが、南半球で観測が続き、3月中旬から5月中旬まで8等を保った。南半球でも、7月上旬までは高度が低くなっていたが、その間に、彗星は急激に暗くなってしまった。しばらく観測が無かったが、8月1日には13.0等と、ほぼ予報通りの明るさを保っていた(Michael Mattiazzo)。日本からも、ようやく明け方の空に現れて来るが、年末までずっと高度は10度前後と低いまま。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   7 35.82  -38  7.2   2.924   2.729    68   13.4   4:19 (321,  2)  
Sept.24   7 36.72  -39  8.5   2.959   2.814    71   13.5   4:24 (326,  5)  

* C/2003 K4 ( LINEAR )

1月初めには7.5等と、双眼鏡で楽に見える明るさだったが、その後は夕空で急激に拡散、減光した。眼視では3月15日に10.7等(Alexandre Amorim)、CCDでは4月4日に11.5等(津村光則氏)まで暗くなり、西空に沈んだ。近日点通過後の減光は遅く、現在もまだ12.3等と、眼視で明るく見えている(9月3日、Juan Jose Gonzalez)。太陽から遠いので、しばらく12〜13等で見られそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   4 17.64   -8 37.9   4.091   4.539   110   13.4   4:19 (354, 46)  
Sept.24   4 12.28   -9 18.5   4.061   4.609   117   13.4   4:01 (  0, 46)  

* 37P/Forbes

6月から8月にかけて12等を保ち、8月2日にもまだ12.2等と明るかった(Juan Jose Gonzalez)が、9月8日には13.0等まで暗くなってきた(吉田誠一)。日本からはずっと南に低かった。今後は少しずつ高くなっていくが、暗くなっていく。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  18 23.31  -23 58.9   1.115   1.639   101   13.5  19:29 ( 13, 30)  
Sept.24  18 41.28  -22 51.4   1.182   1.660    98   13.8  19:18 ( 13, 31)  

* 161P/2004 V2 ( Hartley-IRAS )

前回1984年の回帰では、近日点を過ぎてから予想外の増光をし、近日点通過の45日後に最大光度となった。今回も、近日点の頃は11.3等だった(6月16日、Juan Jose Gonzalez)が、近日点を過ぎた後も明るくなり、7月2日には10.2等に達した(Juan Jose Gonzalez)。だが今回は、近日点通過の20日後から減光に転じた。発見時の増光は、例外的なアウトバーストだったようだ。9月3日には12.6等(Reinder J. Bouma)と、だいぶ暗くなってきた。次第に夕空に低くなり、10月から11月にかけては超低空になってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  13 31.51   38 29.6   2.308   1.739    44   13.6  19:29 (121, 24)  
Sept.24  13 38.67   35 24.9   2.413   1.799    42   14.0  19:18 (119, 21)  

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

2003年末から2005年までの1年間に、18等から15等まで増光した。これは、ふつうの彗星と比べて、かなり増光のペースが速い。その後は5月まで、15〜15.5等を保った。しばらく観測できなかったが、再び明け方の空で高くなって来た。冬には13等に達し、眼視でも見えるかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   8 56.99   44 48.7   5.926   5.418    55   14.4   4:19 (236, 35)  
Sept.24   9  5.35   44 51.4   5.835   5.403    59   14.4   4:24 (237, 39)  

* P/2005 K3 ( McNaught )

5月に発見された頃は16.8等だった(5月20日、R. H. McNaught)が、急激に増光し、14等に達している(8月2日、Michael Jager)。眼視でも13.7等で見えている(9月3日、Edwin van Dijk)。北天を移動するため、日本からはずっと高く観測できる。11月まで眼視でも14等で見えそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   4 21.25   37 42.3   0.978   1.559   103   14.5   4:19 (234, 85)  
Sept.24   4 33.29   40 12.2   0.958   1.580   107   14.6   4:22 (180, 85)  

* C/2005 K1 ( Skiff )

CCDによる核光度は16.5〜17等とたいへん暗く報告されているが、実際には15.7等と明るい(6月26日、Giovanni Sostero)。鋭く集光しており、細く長い尾も見えている。2005年の夏と2006年の夏に15等に達する。南下していくため、日本からは2005年の方が条件が良い。眼視で13.8等でも見えている(7月28日、吉田誠一)。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  16 42.04   32  7.4   3.837   3.739    76   15.1  19:29 ( 96, 58)  
Sept.24  16 47.09   29 35.1   3.886   3.730    73   15.2  19:18 ( 93, 55)  

* 117P/Helin-Roman-Alu 1

1月には16.4等だったが、衝となった5月には14.6等まで明るくなった(1月26日と5月31日、門田健一氏)。眼視でも14.3等で見えた(5月7日、Juan Jose Gonzalez)。その後は少し暗くなるはずだったが、眼視では7月10日に13.8等と、さらに明るくなった(Reinder J. Bouma)。但し、CCDによる核光度は、7月には15.5等と、逆に暗く報告されるようになった。すでに夕空に低く、まもなく観測できなくなる。2006年夏にも再び15等で観測できるが、その後は暗くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  16  5.41  -24  6.5   3.269   3.073    69   15.3  19:29 ( 44, 16)  
Sept.24  16 14.16  -24 34.8   3.351   3.068    65   15.4  19:18 ( 45, 14)  

* C/2005 B1 ( Christensen )

2004年春に発見された小惑星2004 FS101の再発見。1月中旬には18等だったが、5月中旬には16〜16.5等まで増光した。これは、ふつうの彗星と比べて、やや増光のペースが速い。2006年1月頃には、日本からは低いが、14.5等になりそう。2005年春から2006年暮れにかけて、長い間15〜16等で見える。北天を移動するため、日本からはずっと観測できる。8月5日には14.0等以下で、眼視では見えなかった(吉田誠一)。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  14  3.23   46 46.6   4.036   3.547    54   15.5  19:29 (127, 32)  
Sept.24  14 13.30   46 42.6   3.998   3.520    54   15.4  19:18 (128, 31)  

* 101P/Chernykh

7月10日に17.0等と、予報通りの明るさで観測された。9月9日には15.1等と、この予報より明るく報告されている(大島雄二氏)。9月から12月にかけて15等を保つ。眼視でも14等台で見えると思われる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   0 27.35   -4  5.9   1.509   2.500   167   15.7   0:45 (  0, 51)  
Sept.24   0 24.26   -4 43.4   1.482   2.480   172   15.6   0:14 (  0, 50)  

* 10P/Tempel 2

5月12日には13.6等と、ほぼ予報通りの明るさだった(Michael Mattiazzo)。すでにかなり高く見えるようになっているが、ほとんど観測が無い。9月9日には17.8等と、かなり暗く報告されている(大島雄二氏)。実際にはこの予報よりかなり暗いのかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   5 19.00   10 52.7   2.152   2.443    94   15.8   4:19 (319, 60)  
Sept.24   5 22.42   10 37.6   2.103   2.485   100   15.9   4:24 (334, 63)  

* P/2005 R2 ( Van Ness )

新彗星。9月12日には16.5等と、かなり明るく観測されている(大島雄二氏)。冬まで条件良く観測できるが、次第に暗くなっていく。2004年春から夏にかけても16等で見えていたはずだが、発見されなかった。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   2 25.05   29  4.1   1.854   2.609   129   16.2   2:42 (  0, 84)  
Sept.24   2 22.03   29 24.7   1.819   2.635   136   16.2   2:11 (  0, 84)  

* 168P/2005 N2 ( Hergenrother )

10月から11月にかけて16等で高く見えるが、年末には18等以下になる。8月1日には17.0等と、予報どおりの明るさで観測されている(Michael Mattiazzo)。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17  21 23.48  -33 12.9   0.624   1.517   135   16.3  21:37 (  0, 22)  
Sept.24  21 19.57  -28 50.5   0.627   1.492   131   16.2  21:06 (  0, 27)  

* P/2005 JQ5 ( Catalina )

5月上旬には17.5等とたいへん暗かったが、6月に地球に0.1AUまで大接近して急激に明るくなり、6月25日には10.3等と眼視でも明るく見えた(Juan Jose Gonzalez)。地球に接近したため、コマは4〜8分角と非常に淡く大きく拡散していた。驚くべきことに、6月24日のサーベイ画像では、8〜9等、視直径20分角という明るく大きな姿で写った(Terry Lovejoy)。再び明け方の空に現れて来た8月5日には、10.5等で眼視でも見えたが、非常に拡散していた(吉田誠一)。その後は予報通り、急激に減光しており、8月14日には12.5等、9月1日には14等になっている(Michael Jager)。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   6  4.44   14 11.8   0.644   1.127    83   16.2   4:19 (299, 56)  
Sept.24   6  7.67   14 24.1   0.664   1.195    89   16.9   4:24 (309, 61)  

* C/2005 N5 ( Catalina )

8月5日には16.4等と、この予報より明るい(大島雄二氏)。10月まで16.5等で高く見えそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   3 38.38   -8 59.7   0.912   1.661   120   16.5   3:55 (  0, 46)  
Sept.24   3 48.34  -11 13.9   0.909   1.681   122   16.5   3:37 (  0, 44)  

* C/2004 D1 ( NEAT )

2004年夏から冬までの半年間に、19等から17等まで増光した。これは、ふつうの彗星と比べて、やや増光のペースが速かった。しばらく低かったが、再び高くなってきた。来年春にかけて、長期に渡って16等で条件良く見られる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   8 59.62   52 22.1   5.531   5.101    59   16.6   4:19 (227, 36)  
Sept.24   9 10.40   52 41.2   5.446   5.090    64   16.6   4:24 (227, 40)  

* P/2005 R1 ( NEAT )

新彗星。9月9日に16.8等(大島雄二氏)。11月まで16.5等で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   0 37.15   32 46.1   1.161   2.050   142   16.7   0:54 (  0, 88)  
Sept.24   0 35.81   32 46.5   1.129   2.043   146   16.7   0:25 (  0, 88)  

* 171P/2005 R3 ( Spahr )

9月7日に17.3等(Filip Fratev)と、予報どおりの明るさで検出された。12月まで17.5等を保つ。これまで低かったが、今後は高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   8 20.49   17 44.8   2.183   1.734    50   17.3   4:19 (269, 31)  
Sept.24   8 39.00   17 45.6   2.140   1.740    53   17.3   4:24 (271, 34)  

* C/2001 Q4 ( NEAT )

ゆっくりと減光中。12月には18等以下になるが、それまでずっと高く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   1 27.89   64 20.2   5.594   6.018   110   17.3   1:45 (180, 61)  
Sept.24   1 18.55   64  9.0   5.593   6.082   114   17.4   1:08 (180, 61)  

* 119P/Parker-Hartley

2004年の秋に17等に達した。再び明け方の空に高く見えるようになってきた。冬に再び17等で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   7 11.99   20 19.7   3.352   3.105    67   17.5   4:19 (277, 46)  
Sept.24   7 19.97   19 54.9   3.269   3.113    72   17.5   4:24 (282, 51)  

* 65P/Gunn

秋から冬にかけて再び衝となり、17.5等で高く見える。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Sept.17   4 17.99   18 19.1   4.007   4.426   108   17.6   4:19 (347, 73)  
Sept.24   4 17.86   18 21.7   3.917   4.437   115   17.5   4:07 (  0, 73)  

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