今週の明るい彗星 (2006年5月13日:北半球版)

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Updated on May 21, 2006
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

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* 73P-B/Schwassmann-Wachmann 3

1930年の発見以来76年ぶりに地球に大接近し、最盛期を迎えている。4月上旬以来、核分裂とバーストを繰り返し続けて、5月上旬は5等まで明るくなっている。現在は、本体であるC核よりも明るい。C核よりも集光が弱く星雲状で、大きく広がっている。現在、B核とC核の2つが6等の明るさになり、明るく見えているが、その他の核はいずれも13等以下でたいへん暗い。これまでずっと非常に条件が良かったが、5月中旬を過ぎると急激に明け方の空に低くなっていってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  20 20.46   36 37.3   0.068   1.013    90    5.5   3:21 (257, 72)  
May  20  23 15.49   13 36.3   0.083   0.979    64    5.9   3:13 (274, 31)  

* 73P-C/Schwassmann-Wachmann 3

1930年の発見以来76年ぶりに地球に大接近し、最盛期を迎えている。5月上旬は6等まで明るくなっている。非常に集光が強く、1〜2度の幅広く長い尾が伸びている様子が眼視でもはっきり分かり、大彗星のような立派な姿で見ごたえがある。これまでずっと非常に条件が良かったが、5月中旬を過ぎると急激に明け方の空に低くなっていってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  21  2.08   25  5.5   0.079   1.008    85    5.7   3:21 (279, 60)  
May  20  23 15.96    7 20.1   0.102   0.976    66    6.2   3:13 (280, 27)  

* 73P/Schwassmann-Wachmann 3 (fainter fragments)

1930年の発見以来76年ぶりに地球に大接近し、最盛期を迎えている。明るく見えているB核、C核の他に、数十個の分裂核が見つかっているが、いずれも期待されたほどは増光せず、13等以下でたいへん暗い。すべての核はたいへん不安定で、突然に12〜15等まで明るくなるが、数日のうちに減光してしまう。今後も、眼視で見える核が突然に現れる可能性が高いので、注意が必要。だが、これまでずっと非常に条件が良かったが、5月中旬を過ぎると急激に明け方の空に低くなっていってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  20  2.21   40 14.3   0.066   1.015    91   11.2   3:21 (243, 75)  
May  20  23 14.05   16  3.9   0.077   0.981    64   11.3   3:13 (271, 32)  

* C/2005 E2 ( McNaught )

冬から春にかけて、夕空で10等で見え続けたが、現在は観測不可能。8月下旬に再び13.5等で明け方の空に現れる。10月には高度も高くなり、眼視でも再び14等で見られそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   4 21.12   32 57.4   2.775   1.861    20   11.3  20:32 (130,  2)  
May  20   4 43.49   33 41.3   2.846   1.916    18   11.5  20:40 (132,  1)  

* 41P/Tuttle-Giacobini-Kresak

1995年、2001年と、連続して6等以上の大バーストを起こしている。今回も、4月中旬から急激に明るくなり、現在は11.4等に達している(5月18日、Juan Jose Gonzalez)。今回は地球にあまり近づかないが、6月に最大光度となり、秋に暗くなるまで、ずっと夕空で観測できる。今後は、高度30度と、同じような位置に見え続ける。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   7 53.29   25 23.3   1.116   1.123    63   12.0  20:32 ( 97, 38)  
May  20   8 18.77   25 10.8   1.090   1.093    62   11.4  20:40 ( 98, 36)  

* C/2004 B1 ( LINEAR )

現在は12.6等(5月4日、吉田誠一)。眼視では拡散状。最大で9等になると期待されていたが、かなり増光が鈍く、当初の予想より遥かに暗い。だが、大口径では明るく楽しめる。今後は秋まで条件良く観測できる。しばらく12等と明るく見えそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  19  8.04    9 22.7   1.364   2.033   116   12.1   3:21 (345, 64)  
May  20  18 44.10   14 50.4   1.345   2.089   124   12.2   2:56 (  0, 70)  

* 71P/Clark

5月4日に12.4等(吉田誠一)と、すでに眼視で明るく見えている。今後、7月まで12等を保つ。近日点通過の頃に衝となり、最良の条件。だが、6月から9月までは、日本からの高度は13〜20度とたいへん低くなってしまう。再び高くなる頃には14等以下となり、眼視では見えないだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  18 57.05  -27 34.7   0.734   1.581   129   12.4   3:21 (356, 27)  
May  20  19  8.12  -29  7.0   0.693   1.572   133   12.2   3:13 (359, 26)  

* C/2006 A1 ( Pojmanski )

2月末から3月初めにかけて、最大で5.2等に達した。3月中は、減光のペースは緩やかだったが、4月に入ってからは減光が速くなった。現在は11.9等(5月4日、吉田誠一)。4月初めまでは良く集光していたが、現在はかなり拡散している。日本からは、今後は暗くなるまでずっと条件良く観測できる。明け方の空で次第に暗くなっていく。5月末には13等以下となりそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   1 15.67   64 58.3   2.099   1.660    50   12.3   3:21 (208, 28)  
May  20   1 35.57   66  9.3   2.222   1.767    50   12.8   3:13 (207, 29)  

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

ふつうの彗星より速いペースで増光して、10月には13.5等で眼視でも見えるようになった(10月24日、吉田誠一)。現在も13.6等と明るい(4月17日、Maciej Reszelski)。小さく集光が強い。長期に渡って13.5等で条件良く見られたが、今後は夕空に低くなり、7月には見えなくなる。だが、来年の冬には再び14.5等で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   9 49.57   46 12.5   5.238   5.197    82   13.8  20:32 (125, 64)  
May  20   9 53.75   45 14.1   5.327   5.200    77   13.9  20:40 (121, 59)  

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

2005年中はあまり増光しなかったが、2006年の初めには12〜13等と明るいことが多かった。現在は観測不可能。7月に再び明け方の空に現れ、秋から冬にかけて条件良く観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   3  4.43   25 36.1   6.806   5.808     8   13.9   3:21 (228,-10)  
May  20   3 10.53   25 59.4   6.802   5.809    10   13.9   3:13 (230, -8)  

* 73P-G/Schwassmann-Wachmann 3

4月上旬に急増光を起こした後は、4月中は12等で明るく見えた。だが、4月末に急激に衰退した。5月前半にも13等で見えているが、極めて拡散しており、見ることは難しかった。地球に大接近し、最盛期を迎えているが、5月11日にはすでに16.5等まで暗くなっている(Quanzhi)。今後は消滅する可能性もある。だが逆に、再びバーストを起こして明るくなる可能性もある。これまでずっと非常に条件が良かったが、5月中旬を過ぎると急激に明け方の空に低くなっていってしまう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  20 10.29   38 56.0   0.066   1.014    91   14.6   3:21 (248, 74)  
May  20  23 15.40   15  4.1   0.079   0.980    64   16.4   3:13 (272, 32)  

* 102P/Shoemaker 1

前回の1999年は条件が悪く観測されなかったが、今回は近日点通過後に条件が良くなる。6月から8月にかけて14.5等に達するだろう。そろそろ明け方の空に昇って来る。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   0 24.15    5 26.9   2.577   1.985    44   15.0   3:21 (268,  7)  
May  20   0 36.91    7 58.9   2.522   1.980    47   14.9   3:13 (267, 10)  

* 4P/Faye

4月21日に16.6等と、予想通りに明るくなっている。現在はまだ明け方の空に低いが、今後は明け方の空に高くなりながら、急激に明るくなっていく。6月には14等となり、眼視で見え始めるだろう。秋から冬にかけて8.5等に達し、最高の条件で観測できる。2007年4月まで14等を保ち、長期に渡って眼視で見え続ける。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  22 57.38    0 47.1   2.632   2.411    66   15.5   3:21 (285, 22)  
May  20  23  8.54    1 59.4   2.516   2.369    69   15.2   3:13 (286, 24)  

* 117P/Helin-Roman-Alu 1

2005年の春には14等に達し、眼視でも13.8等で見えた(7月8日、Reinder J. Bouma)。2006年は、夏に再び同じような条件になる。やや低空だが、14等に達しそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  22 20.25  -19 20.0   3.091   3.119    82   15.3   3:21 (307, 15)  
May  20  22 26.76  -19  4.6   3.006   3.127    87   15.3   3:13 (310, 17)  

* 98P/Takamizawa

4月2日に15.5等(門田健一氏)と、意外に明るい。ただ、6月まではかなり高度が低い。暗くなり始めてから、ようやく高くなってくる。だが、過去にはバーストして肉眼彗星となったこともあるので、注意が必要。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  22 55.50   -9 39.8   1.853   1.792    70   15.9   3:21 (294, 16)  
May  20  23  9.88   -8 55.5   1.819   1.818    73   16.0   3:13 (294, 17)  

* C/2004 Q2 ( Machholz )

2004年1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなり、すでに眼視では見えなくなったが、CCDではまだ15.8等と明るい(3月30日、吉本勝己氏)。10月に18等以下になるまで、ずっと追跡できるだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  16 39.74    3 19.5   4.813   5.715   150   16.0   1:19 (  0, 58)  
May  20  16 35.36    3 21.2   4.853   5.778   153   16.0   0:47 (  0, 58)  

* C/2005 L3 ( McNaught )

木星よりも遠くにあるため、長期に渡って観測できる。2006年はまだ暗く、やや高度も低い。だが、2007年から2008年にかけて、14.5〜15等まで明るくなると予想されている。高度も高くなるので、眼視でも見えるようになるかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  20 23.42  -24 45.6   6.687   7.091   109   16.2   3:21 (334, 26)  
May  20  20 20.01  -24 42.6   6.543   7.062   117   16.2   3:13 (340, 28)  

* C/2004 D1 ( NEAT )

ふつうの彗星より速いペースで増光して、2月9日には15.8等に達している(門田健一氏)。来年春にかけて、長期に渡って16等で条件良く見られる。眼視では13.9等以下で見えなかった(3月31日、吉田誠一)。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  10 26.08   59 21.4   5.053   5.024    82   16.3  20:32 (156, 62)  
May  20  10 30.59   58 10.3   5.129   5.032    78   16.4  20:40 (148, 59)  

* 174P/(60558) 2000 EC98 ( Echeclus )

2004年までは21等以下と極めて暗いセントール型の小惑星だった。だが、2005年12月30日に17.5等まで増光し、コマが観測され、彗星であることが判明した。1月7日には14.8等と、更に明るくなった(門田健一氏)。眼視でも14.4等で見えた(1月8日、吉田誠一)。4月16日にもまだ15.7等の明るさを保っている(津村光則氏)。現在は、バーストで放出された物質が核から離れて見える。一時的なバーストなので、近いうちに元通り、21等まで暗くなるだろう。近日点通過は2015年で、太陽に5.9AUまで近づくが、17等止まりだろう。だが、再びバーストを起こすかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  13  0.71   -4 21.0  12.007  12.834   143   16.5  21:36 (  0, 51)  
May  20  12 59.55   -4 14.0  12.068  12.822   136   16.6  21:07 (  0, 51)  

* C/2005 K1 ( Skiff )

2005年春から夏にかけて、CCDで16等、眼視でも14等で見えた彗星。再び明け方の空に現れて来た。2006年も春から夏にかけて16.5等で観測できる。ただ、2005年よりはやや高度は低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  19 45.40   -6 29.4   3.480   4.000   114   16.7   3:21 (337, 46)  
May  20  19 42.93   -7 32.7   3.403   4.024   121   16.6   3:13 (345, 46)  

* C/2005 B1 ( Christensen )

3月13日に16.0等(門田健一氏)。2005年の初めから約1年間16〜16.5等を保った。しばらく低かったが、今後は高くなっていく。秋に条件が良くなるまでは、17等を保つ。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13   0 15.97   53 53.8   3.851   3.292    49   16.7   3:21 (223, 31)  
May  20   0 25.90   53 58.3   3.851   3.308    50   16.8   3:13 (224, 33)  

* C/2002 VQ94 ( LINEAR )

木星よりも遠くにあるため、長期に渡って16.5〜17等を保つ。北天を移動するため、2006年夏まで高い位置で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  13 46.75   67 24.5   6.703   6.825    92   16.7  22:21 (180, 58)  
May  20  13 38.75   66 29.0   6.747   6.829    90   16.8  21:46 (180, 59)  

* P/2004 VR8 ( LONEOS )

2004年11月に発見された時には18等と暗かったが、2005年初めにかけて、かなり急激に明るくなり、5月7日には16.0等に達した(門田健一氏)。明け方の空に再び現れて来た後もさらに増光し、11月22日には14.7等まで明るくなった(門田健一氏)。眼視でも14.4等と明るく見えた(3月29日、Maciej Reszelski)。だが、CCDではすでに16.6等まで暗くなっている(4月20日、津村光則氏)。日本からは、夏に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  13 22.06   13  9.4   2.229   3.051   137   17.1  21:57 (  0, 68)  
May  20  13 19.26   12 18.8   2.315   3.082   131   17.2  21:27 (  0, 67)  

* C/2004 K1 ( Catalina )

2005年春には、眼視でも14.3等で見えた(7月10日、Edwin van Dijk)。現在は16.6等(2月5日、門田健一氏)。12月から4月始めまでずっと16.5等を保ったが、今後は急に暗くなり、7月には18等以下になる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  10 50.23   19 55.1   4.072   4.426   103   17.3  20:32 ( 48, 69)  
May  20  10 44.90   19 37.4   4.238   4.465    96   17.4  20:40 ( 64, 62)  

* (944) Hidalgo

2004年秋には好条件となり、13等で眼視でも見えた。8月にいったん観測できなくなっていたが、再び明け方の空に現れて来た。4月末まで17等を保つが、その後はすぐに18等以下になり、去って行く。次回帰は2018年で、14.3等止まりである。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  12 29.73    5 15.2   3.676   4.419   132   17.5  21:05 (  0, 60)  
May  20  12 26.79    4 49.6   3.799   4.459   125   17.6  20:40 (  3, 60)  

* 99P/Kowal 1

現在は17等と、この予報より少し明るく報告されている。2007年春にも同じような明るさで観測できるが、やや高度が低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  11  5.14    8 43.7   4.339   4.809   111   17.5  20:32 ( 27, 61)  
May  20  11  5.87    8 32.1   4.434   4.804   105   17.6  20:40 ( 42, 57)  

* P/2005 XA54 ( LONEOS-Hill )

12月初めに発見された当時は18.5等と暗かったが、1月中旬には17等まで増光した。その後、1月中旬からは極端に急激に明るくなり、2月下旬には眼視でも14.0等と、かなり明るく見えていた(2月27日、吉田誠一)。たいへん集光が強く、恒星状に近い。現在は急激に減光中と思われる。だが、4月20日もまだ16.4等(津村光則氏)と、この予報より明るい。もうしばらく明るさを保つかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  13  11 23.93   24  6.0   1.333   1.915   108   17.9  20:32 ( 34, 77)  
May  20  11 34.79   22 58.1   1.415   1.944   105   18.1  20:40 ( 49, 73)  

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