今週の明るい彗星 (2007年4月21日:北半球版)

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Updated on April 25, 2007
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

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* 2P/Encke

4月19日に近日点を通過するまで、夕空の超低空にて、急激に増光していく様子が観測された。4月17日には6.7等に達した(Juan Jose Gonzalez)。だが、現在は観測不可能となっている。南半球では、5月半ばに8等で明け方の空に現れた後、しばらく明るく見えるだろう。日本では、6月には12等で明け方の空に姿を現す。但し、高度は20度までしか上がらず、急激に暗くなっていく。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   2 57.91   15 13.7   0.767   0.342    16    6.5  20:06 (112, -4)  
Apr. 28   2 41.42    8 39.3   0.609   0.411     7    6.5  20:14 (115,-19)  

* C/2007 E2 ( Lovejoy )

3月に南半球で眼視で発見された新彗星だが、急激に北上中。4月初めには日本からも明け方の空に姿を現し、現在は非常に条件良く観測できるようになっている。現在は地球に接近しており、7.5等に達している。(4月22日、Juan Jose Gonzalez)。5月半ばまで、7〜8等で条件良く観測できる。その後、日本からは暗くなるまでずっと観測できる。7月までは眼視で見えそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  19 16.98    1 44.1   0.458   1.164    98    7.6   3:51 (322, 50)  
Apr. 28  18 38.37   25 59.8   0.450   1.208   105    7.7   3:41 (318, 77)  

* C/2006 P1 ( McNaught )

南半球では、一生に一度あるかないかの大彗星となった。1月14日から15日にかけてマイナス5.5等に達し、金星よりも明るく輝き、白昼にも目撃された。その後、南半球では夕方の空に現れ、無数の縞が重なり合って優雅な曲線を描く、50度以上にも及ぶ尾を持った、素晴らしい姿が見られた。現在は朝と晩のどちらも観測できる。すでに9.6等まで暗くなってきた(4月19日、Stuart Rae)。南半球では、彗星が去るまでずっと、ほぼ一晩中観測できる状態が続く。日本からは二度と見られない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   0 45.37  -77  3.5   1.953   2.184    89    9.5   3:51 (344,-37)  
Apr. 28   1 21.21  -79 24.4   1.997   2.293    93    9.9   3:41 (347,-38)  

* 96P/Machholz 1

近日点を通過するまでは条件が悪く、地上からは観測できなかったが、3月中旬にはSWANの画像で、4月初めにはLASCOの画像で捉えられた。4月4日に近日点を通過した後、明け方の空に姿を現した。4月10日には5.5等と明るく(Michael Jager and Gerald Rhemann)、4月22日にもまだ8.8等と明るい(Juan Jose Gonzalez)。今後は急激に条件が良くなっていく。だが、彗星も急激に暗くなり、5月中旬には14等以下となって、眼視では見えなくなるだろう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  23 29.02   22 10.9   0.789   0.591    35    9.7   3:51 (253, 15)  
Apr. 28  22 55.26   22  1.2   0.744   0.765    49   11.1   3:41 (260, 26)  

* C/2007 E1 ( Garradd )

3月には13.8等とたいへん暗かった(3月17日、Alan Hale)が、4月上旬に急増光し、4月10日には8.7等に達した(Werner hasubick)。現在もまだ9.5等と明るい(4月17日、Juan Jose Gonzalez)。だが、彗星は極めて拡散して、淡く大きく広がっており、空の条件が良くないと観測は困難。まだ夕空に高く見えているが、今後は暗くなりながら、急激に低くなる。5月下旬には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   8 47.33   13 57.0   0.782   1.376   100    9.9  20:06 ( 45, 63)  
Apr. 28   8 15.70   17 31.2   0.982   1.343    84   10.2  20:14 ( 71, 54)  

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

今シーズンは、7月初めに明け方の空に現れて来て以来、ずっと12〜13等と明るく、眼視で見え続けている。現在も12.5等で眼視でも見えている(4月12日、Vitali Nevski)。だが、すでに夕空に傾いており、まもなく見えなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   4 23.64   28 44.7   6.650   5.902    38   13.9  20:06 (112, 20)  
Apr. 28   4 29.35   28 50.3   6.717   5.905    33   13.9  20:14 (115, 14)  

* C/2006 XA1 ( LINEAR )

予想より明るくなり、現在は13.4等で眼視でも見えている(4月12日、Vitali Nevski)。だが、次第に夕空に低くなっていき、6月上旬には低すぎて観測できなくなる。7月の近日点通過の頃は、太陽と合になって見えない。その後は南に去ってしまうため、日本からは見えなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   5 14.96   38 30.9   2.606   2.142    52   14.0  20:06 (116, 34)  
Apr. 28   5 32.86   37 21.9   2.619   2.097    48   13.9  20:14 (117, 30)  

* C/2006 L2 ( McNaught )

現在は12.6等(3月9日、Edwin van Dijk)。昨年の6月から、半年に渡って12等を保った。だが、今後は暗くなり始める。まもなく眼視では見えなくなりそう。だが、減光はゆっくりで、彗星が18等以下となるのは、2008年だろう。日本からは、それまでずっと観測できる。日本からは、今後しばらく周極星となり、一晩中見える。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   1 34.29   71 18.1   3.046   2.684    59   14.2   3:51 (198, 25)  
Apr. 28   2  9.44   70 45.0   3.155   2.737    56   14.4   3:41 (198, 24)  

* 185P/2007 A3 ( Petriew )

2001年に9等と明るく観測された周期彗星の初回帰。今回も急激に明るくなった。1月11日には16.1等だった(Filip Fratev)が、3月11日には11.1等まで明るくなった(Reinder J. Bouma)。意外にも、発見時とほぼ同じ明るさで、眼視で見えるほどになった。但し、今回は条件が悪く、5月初めまで、ずっと夕空の低空にしか見えない。最近の観測がほとんど無い。すでにかなり暗くなっていると思われる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   4 33.60   13 18.5   1.830   1.227    39   14.4  20:06 ( 97, 14)  
Apr. 28   5  2.15   13 44.4   1.897   1.289    39   15.1  20:14 ( 98, 13)  

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

2005年の秋から2006年の春まで、ずっと13.5等の明るさで見え続けていた。現在は1年前より1等ほど暗いが、まだ14.2等で眼視でも見えている(12月22日、吉田誠一)。5月まで非常に条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  12 47.09   23 38.8   5.083   5.899   141   14.7  22:50 (  0, 79)  
Apr. 28  12 44.34   23 18.1   5.157   5.924   136   14.8  22:19 (  0, 78)  

* C/2005 YW ( LINEAR )

日本からは見えなくなったが、南半球では条件良く観測できる。昨年秋から長期に渡って13〜14等を保っている。眼視では12.5等と、この予報よりかなり明るく観測されている(4月17日、Michael Mattiazzo)。だが、今後は次第に暗くなっていく。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  16 34.07  -74 26.3   1.978   2.548   113   14.8   2:41 (  0,-19)  
Apr. 28  16 25.72  -74 31.7   1.983   2.598   116   14.9   2:05 (  0,-20)  

* C/2005 L3 ( McNaught )

現在は15.2等(2月24日、門田健一氏)。昨年の秋以来、しばらく観測できなかったが、再び明け方の空に現れて来た。2007年と2008年に、それぞれ春から夏にかけて、14.5等で観測できる。位置の条件も良く、眼視でも見えるかもしれない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  18 51.42   -9 20.2   5.554   5.924   106   15.0   3:51 (337, 43)  
Apr. 28  18 47.36   -8 40.3   5.422   5.908   114   15.0   3:41 (344, 45)  

* C/2006 VZ13 ( LINEAR )

明け方の空で高く見えるようになってきた。現在は16等(3月23日、Maciej Reszelski)。今後は急激に増光し、7月には9.5等に達する。だが、8月には急激に南下する。日本からは、8月中旬には見えなくなる。一方、南半球では、7月中旬までは低すぎて観測は困難。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  23 13.70   30 39.7   2.668   2.028    41   15.4   3:51 (248, 23)  
Apr. 28  23 16.34   31 50.2   2.513   1.943    45   15.1   3:41 (248, 26)  

* C/2006 M4 ( SWAN )

2006年秋に4等まで明るくなったが、1月11日には10.5等まで暗くなった。それ以来、しばらく観測できなかったが、再び明け方の空に現れて来た。今後は、秋に18等以下になるまで観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  22 54.68   -9 52.9   3.778   3.215    49   15.2   3:51 (285,  5)  
Apr. 28  22 58.03  -10 20.9   3.760   3.297    55   15.3   3:41 (288,  7)  

* 4P/Faye

10月から11月にかけて、9.3等に達した(10月27日、Juan Jose Gonzalez)。しばらく眼視で明るく見えたが、3月11日には13.0等まで減光した(Reinder J. Bouma)。すでに眼視では見えない。5月末には低すぎて観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   6 13.15   15 25.0   2.502   2.235    63   15.4  20:06 ( 84, 35)  
Apr. 28   6 27.27   15 32.2   2.611   2.275    59   15.7  20:14 ( 88, 31)  

* C/2006 K4 ( NEAT )

2006年の秋に17.5等まで増光した後、観測できなくなっていたが、再び明け方の空に姿を現して来た。2007年夏に14.5等に達する。但し、南の空を移動するため、日本からは5月に高度が20度になるだけで、7月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  20 54.40  -22 48.2   3.850   3.821    80   15.7   3:51 (315, 17)  
Apr. 28  20 55.80  -24  5.3   3.691   3.786    87   15.6   3:41 (319, 18)  

* C/2006 V1 ( Catalina )

現在は15.8等まで明るくなってきた(3月11日、門田健一氏)。今後は2008年夏にかけて、1年半に渡って15.5〜16等を保つ。しかし、彗星は南下するため、日本からは2007年6月までしか見えない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  10 14.03    0 24.6   2.821   3.487   124   15.9  20:17 (  0, 55)  
Apr. 28  10 12.59   -0  1.5   2.863   3.444   117   15.9  20:14 ( 11, 54)  

* P/2006 HR30 ( Siding Spring )

結局、ほぼ小惑星状のまま近日点を通過してしまった。9月初めからまったく増光せず、結局、14等止まりだった。日本からはずっと条件が良く、ずっと14等で観測できた。だが、3月からは急激に減光している。今後は高度も低くなり、6月には17等で西空に沈む。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   7 25.74   13 36.7   1.794   1.910    80   15.9  20:06 ( 68, 49)  
Apr. 28   7 39.91   11 54.5   1.929   1.976    77   16.1  20:14 ( 71, 44)  

* C/2002 VQ94 ( LINEAR )

現在は16.8等(3月25日、門田健一氏)。木星よりも遠くにあるため、2007年夏まで、長期に渡って17等を保つ。北天を移動するため、今後はずっと高い位置で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  14 14.62   40 32.9   6.703   7.359   127   16.7   0:21 (180, 84)  
Apr. 28  14  9.56   40 15.6   6.742   7.376   125   16.7  23:44 (180, 85)  

* 99P/Kowal 1

現在は17.7等(3月12日、門田健一氏)。7月に西空に傾くまで、ずっと17等を保つ。2008年にも、再び18等で観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  13 57.35  -12 17.7   3.727   4.732   178   17.1   0:04 (  0, 43)  
Apr. 28  13 53.80  -12  2.9   3.733   4.734   173   17.1  23:29 (  0, 43)  

* C/2005 S4 ( McNaught )

2006年夏には17等で観測された。再び明け方の空に高くなってきた。2007年の夏に、16.5〜17等で条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  21  6.97    5  5.3   6.135   5.884    70   17.1   3:51 (291, 35)  
Apr. 28  21  6.39    6  7.0   6.019   5.879    77   17.1   3:41 (293, 39)  

* 87P/Bus

現在は17.3等(3月11日、門田健一氏)。5月まで17等を保ち、6月には暗くなりながら西に傾く。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  10 40.04    8 12.3   1.478   2.242   128   17.1  20:43 (  0, 63)  
Apr. 28  10 42.05    8 10.9   1.530   2.230   121   17.1  20:18 (  0, 63)  

* C/2007 G1 ( LINEAR )

2008年夏に12等に達する。日本からは、それまで増光していく様子をほぼずっと観測できる。だが、その後は南に去り、日本からは二度と見えなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  18  1.81   34 39.5   5.834   6.174   105   17.2   3:51 (275, 87)  
Apr. 28  17 58.67   35  6.5   5.725   6.122   108   17.2   3:37 (180, 90)  

* C/2004 B1 ( LINEAR )

予想より減光が遅く、4月にもまだ17等で観測されている。もうしばらく17〜18等で観測できそう。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  16 10.20   58  1.3   4.855   5.206   104   17.5   2:17 (180, 67)  
Apr. 28  15 58.70   59  3.2   4.928   5.268   104   17.6   1:38 (180, 66)  

* C/2004 D1 ( NEAT )

2006年の初めに16等に達した。現在は17.7等(2月3日、門田健一氏)。これから夏にかけて、17等から18等へと、ゆっくりと暗くなっていく。日本からは、ずっと高い位置で観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  13 58.91   34 11.2   5.222   5.966   134   17.5   0:06 (  0, 89)  
Apr. 28  13 54.94   33 52.5   5.276   5.995   131   17.6  23:30 (  0, 89)  

* C/2007 B2 ( Skiff )

2008年の春に14等で条件良く観測できる。現在はまだ18等と暗く、今後は次第に西空に傾いていく。だが、10月には16.5等で明け方の空に姿を現し、その後は2008年夏までずっと条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   9 14.11   41 25.9   5.202   5.416    96   17.6  20:06 (127, 78)  
Apr. 28   9 14.79   40 42.8   5.253   5.367    91   17.6  20:14 (115, 73)  

* C/2007 F1 ( LONEOS )

現在は18等。10月下旬に太陽に0.4天文単位まで接近し、6等に達しそう。但し、日本からの条件はたいへん悪い。今後は夕空で次第に低くなり、7月初めには高度が20度以下、7月下旬には10度以下となる。その時点ではまだ15.5等と暗い。いったん太陽と合になった後、9月下旬には11等より明るくなり、10月中旬には8等になるが、明け方の地平線すれすれにしか見えない。10月下旬には南天に去り、その後は二度と見えなくなる。南半球では、いったん7月に見えなくなった後、11月中旬に7.5等で夕空に姿を現し、その後は高度は低いながらも、暗くなっていく様子をずっと観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  10 35.88   26 17.0   2.686   3.291   118   17.8  20:39 (  0, 81)  
Apr. 28  10 27.64   27  5.5   2.710   3.203   110   17.7  20:14 ( 18, 82)  

* 125P/Spacewatch

現在は18.2等(3月14日、門田健一氏)。5月からは次第に高度が下がっていくが、秋に18等以下になるまで、ずっと夕空で17.5等で観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21  10 16.36   17 56.3   1.158   1.864   118   17.8  20:20 (  0, 73)  
Apr. 28  10 19.58   18  7.7   1.186   1.828   112   17.8  20:14 ( 15, 73)  

* C/2005 E2 ( McNaught )

すでに16.9等まで暗くなっている(3月7日、門田健一氏)。まもなく18等以下になる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   9  4.74   24 55.2   4.810   5.095   100   17.9  20:06 ( 55, 74)  
Apr. 28   9  5.99   24 31.0   4.982   5.159    94   18.0  20:14 ( 68, 67)  

* 2006 WD4

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。4月下旬に太陽に0.6天文単位まで接近する。その後、5月には地球にかなり接近する。観測条件がかなり悪く、日本からは、5月下旬までまったく見られない。南半球では、4月下旬から5月中旬にかけて、明け方の低空で観測できる。小惑星のままであれば、18.5等止まり。だが、もし彗星活動を見せれば、南半球では12〜14等で捉えられる可能性がある。その後、5月下旬には日本からも夕空に11等で見られる可能性がある。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 21   0 41.41   -9 12.1   1.296   0.615    27   18.3   3:51 (270,-17)  
Apr. 28   0 46.08  -10 14.9   1.046   0.593    33   18.4   3:41 (272,-15)  

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