今週の明るい彗星 (2014年10月25日：南半球版)

English version Home page	Updated on October 30, 2014
先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 現在は7.2等と、かなり明るい(10月28日、Marco Goiato)。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、11月は超低空でほとんど観測できない。12月から1月には、夕空低く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 7 4.42 -39 53.7 0.976 1.419 92 6.7 3:35 (292, 74) Nov. 1 6 3.04 -49 17.5 0.953 1.493 100 6.9 3:25 ( 0, 76) ウカイメデン彗星 (C/2013 V5) 近日点の直前になって増光が鈍ったが、9月には6.5等まで明るくなった(9月21日、Marco Goiato)。現在は減光中だが、まだ9.5等と明るい(10月18日、Con Stoitsis)。南半球でも、まもなく観測できなくなる。今後、日本からは12月下旬に、南半球では1月中旬に、再び観測できるようになるが、彗星は13等まで暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 15 35.56 -15 50.6 1.643 0.843 24 9.7 19:53 ( 73, 3) Nov. 1 15 40.56 -14 3.7 1.826 0.941 18 10.2 20:02 ( 69, -4) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 増光のペースが遅かったが、更に、近日点の直前になって増光が鈍った。9月には9.4等まで明るくなった(9月18日、Chris Wyatt)が、既に減光を始めている。既に11.6等まで暗くなった(10月22日、Chris Wyatt)。南半球では11月上旬に、日本からは11月下旬には見えなくなる。日本からは、1月からは、暗くなっていく様子を、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 17 37.40 -21 59.3 1.740 1.399 53 11.1 19:53 ( 83, 30) Nov. 1 17 38.04 -18 41.7 1.883 1.402 46 11.3 20:02 ( 82, 21) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 現在は11.3等と明るい(10月26日、Todd Augustyniak)。12月から1月にかけて地球に接近し、7〜8等まで明るくなると期待されている。南半球では、1月下旬まで非常に条件良く観測できる。日本からは、12月半ばまで超低空だが、その後は非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 8 3.18 -43 21.8 1.801 1.911 80 12.1 3:35 (298, 63) Nov. 1 8 4.73 -43 47.7 1.667 1.842 83 11.8 3:25 (300, 65) リニア彗星 (C/2012 X1) 2013年10月半ばにバーストを起こし、急激に増光した。現在は減光中。既に13.0等まで暗くなった(10月18日、Con Stoitsis)。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、今後はずっと超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 21 42.67 -49 8.2 3.136 3.411 97 12.4 19:53 ( 16, 75) Nov. 1 21 46.79 -48 23.8 3.289 3.478 92 12.6 20:02 ( 34, 73) ジャック彗星 (C/2014 E2) 7月から8月にかけて、6.0等まで明るくなった(7月24日、Maik Meyer)。現在は減光中。既に12.0等まで暗くなった(10月25日、吉田誠一)。南半球では11月まで、日本からは12月まで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 19 11.84 1 55.8 2.069 2.125 79 12.5 19:53 (122, 35) Nov. 1 19 14.74 0 30.3 2.290 2.221 73 13.0 20:02 (114, 30) コマス・ソラ彗星 (32P) 現在は14.0等(10月26日、Todd Augustyniak)。日本からは、2014年の夏から2015年の春にかけて、12〜13等の明るさで、非常に条件良く観測できると期待されている。だが、実際には、この予報より暗い。南半球では、最盛期には低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 9 48.32 21 34.7 2.121 2.002 69 12.9 3:35 (235, 10) Nov. 1 10 3.44 20 50.5 2.059 2.005 72 12.9 3:25 (235, 11) ボリソフ彗星 (C/2014 R1) 現在は11.2等とかなり明るい(10月28日、Sandor Szabo)。しばらく同じ明るさで、明け方の低空に見え続ける。南半球では、12月までは超低空で観測困難。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 11 19.17 8 43.2 1.928 1.399 44 13.4 3:35 (259, 1) Nov. 1 11 44.67 6 39.2 1.892 1.376 44 13.3 3:25 (262, 0) ボリソフ彗星 (C/2014 Q3) 急激に増光中。現在は10.7等と、かなり明るい(10月24日、Maik Meyer)。日本からは、来年春に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 7 58.92 69 45.3 1.177 1.679 100 13.7 3:35 (191,-17) Nov. 1 9 9.77 78 28.1 1.150 1.664 101 13.6 3:25 (189,-26) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は14.3等(10月25日、吉田誠一)。当初の予報より明るくなって、既に眼視でも見えている。2015年の秋から冬にかけて、4等級まで明るくなると期待されている。最盛期までは、南半球で条件が良い。最盛期の後は、日本から条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 22 41.40 -25 7.3 4.579 5.145 119 14.0 20:26 (180, 80) Nov. 1 22 36.42 -25 23.9 4.621 5.076 111 13.9 20:02 (169, 80) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 9月30日にバーストを起こし、13等まで明るくなっている(9月30日、Jean-Francois Soulier)。日本からは既に観測できない。南半球でも、まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 16 3.53 -28 16.3 6.901 6.100 33 14.1 19:53 ( 66, 15) Nov. 1 16 9.27 -28 25.6 6.954 6.098 28 14.1 20:02 ( 62, 10) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 4 54.35 19 57.6 2.615 3.407 136 14.4 2:43 (180, 35) Nov. 1 4 50.62 20 7.8 2.551 3.408 144 14.2 2:11 (180, 35) フェイ彗星 (4P) 現在は14.3等で、眼視でも見えている(10月25日、吉田誠一)。今後はゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 9 21.65 6 27.5 2.298 2.183 70 14.4 3:35 (242, 25) Nov. 1 9 30.50 5 26.3 2.257 2.223 75 14.6 3:25 (241, 27) シフレオ彗星 (108P) 現在は13.8等(10月28日、Sandor Szabo)。10月から12月にかけて、14.5等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 5 25.37 23 55.6 0.898 1.710 129 14.6 3:13 (180, 31) Nov. 1 5 29.59 25 44.3 0.861 1.714 135 14.5 2:50 (180, 29) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は13.5等(10月25日、吉田誠一)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 20 42.05 -27 54.3 2.996 3.225 94 14.5 19:53 (106, 70) Nov. 1 20 47.55 -27 16.8 3.103 3.236 88 14.6 20:02 ( 99, 64) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は14.8等(9月16日、Taras Prystavski)。2015年に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。10月から1月までは、いったん観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 15 19.07 -9 25.5 4.686 3.770 20 14.6 19:53 ( 75, -4) Nov. 1 15 28.62 -10 2.0 4.687 3.745 16 14.6 20:02 ( 71, -9) ハウエル彗星 (88P) 2015年の春に8〜9等まで明るくなるが、現在は観測できない。南半球では、1月から観測できるようになり、その後はずっと条件良く観測できる。日本からは、12月から2015年6月までは超低空で観測困難。6月からは、次第に暗くなっていく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 13 35.52 -8 7.7 3.119 2.134 6 14.9 3:35 (293,-17) Nov. 1 13 49.77 -9 35.5 3.060 2.087 9 14.6 3:25 (294,-15) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は14.4等(10月27日、Sandor Szabo)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。南半球では2014年に、日本からは2015年に、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 0 40.23 -32 36.6 3.335 4.067 131 14.7 22:24 (180, 87) Nov. 1 0 33.03 -31 21.1 3.371 4.049 127 14.7 21:50 (180, 86) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は14.2等(10月4日、Jakub Cerny)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等を保ち、日本からは条件良く観測できる。南半球では低空。B核も17.0等で見えている(9月29日、F. Garcia)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 22 46.72 35 15.3 3.687 4.407 131 14.9 20:31 (180, 20) Nov. 1 22 42.04 32 49.3 3.781 4.445 126 14.9 20:02 (179, 22) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は13.3等(9月22日、吉田誠一)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 18 20.69 -11 6.0 7.308 6.939 64 14.9 19:53 (100, 33) Nov. 1 18 21.75 -11 38.2 7.440 6.964 57 15.0 20:02 ( 94, 27) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。既に14.9等まで暗くなった(8月12日、Taras Prystavski)。再び明け方の空に現れてきた。2015年には再び、15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 12 6.43 -8 58.6 9.268 8.396 27 15.1 3:35 (280, 1) Nov. 1 12 7.57 -9 13.2 9.241 8.432 33 15.1 3:25 (278, 5) カタリナ彗星 (C/2014 AA52) 現在は16.5等(9月28日、Taras Prystavski)。2014年の秋から2015年の秋にかけて、長期に渡って14〜15等を保つ。南半球では、ずっと非常に良い条件で観測できる。日本からは、9月から10月に低空に見えた後は、2015年6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 9 22.74 -37 24.2 2.738 2.500 65 15.4 3:35 (290, 47) Nov. 1 9 22.68 -41 23.7 2.615 2.452 69 15.2 3:25 (295, 51) ネオワイズ彗星 (P/2014 L2) 現在は14.7等(10月27日、Sandor Szabo)。11月まで、14等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 23 46.42 -7 1.8 1.554 2.420 142 15.2 21:31 (180, 62) Nov. 1 23 47.41 -6 57.7 1.633 2.445 135 15.4 21:05 (180, 62) ギブス彗星 (C/2014 R4) 現在は15.5等(10月28日、Sandor Szabo)。秋から冬にかけて15等を保つ。冬には急激に南下する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 9 3.08 14 46.3 1.754 1.818 77 15.3 3:35 (232, 22) Nov. 1 9 12.56 10 58.3 1.689 1.822 81 15.2 3:25 (233, 26) フィンレー彗星 (15P) 現在は17.5等(10月8日、Taras Prystavski)。急激に増光し、1月には10等まで明るくなる。日本からは、次第に高く見えるようになる。南半球では次第に低くなり、1月からは超低空になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 17 11.09 -28 0.8 1.761 1.323 48 16.1 19:53 ( 74, 28) Nov. 1 17 33.44 -28 5.6 1.729 1.262 46 15.5 20:02 ( 72, 25) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は15.4等(10月28日、Sandor Szabo)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなると期待されている。南半球では条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 5 1.91 -24 51.8 4.337 4.933 121 15.6 2:50 (180, 80) Nov. 1 4 53.21 -25 15.9 4.251 4.903 126 15.5 2:14 (180, 80) ハートレー第３彗星 (110P) 現在は17.0等(10月2日、Taras Prystavski)。11月から2月にかけて15等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 6 58.25 29 34.7 1.998 2.497 108 15.7 3:35 (197, 23) Nov. 1 7 2.80 29 17.2 1.913 2.492 114 15.6 3:25 (194, 24) ロニオス彗星 (201P) 現在は15.6等(9月13日、津村光則氏)。冬から春にかけて15等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 22 20.91 -17 41.8 0.890 1.626 119 15.9 20:06 (180, 73) Nov. 1 22 23.50 -16 22.4 0.903 1.584 113 15.8 20:02 (165, 71) ホームズ彗星 (17P) 2007年に大バーストを起こし、2等級まで明るくなった。今回帰は12.6等まで明るくなった(6月25日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に16.7等まで暗くなった(10月2日、Taras Prystavski)。今後は2015年に暗くなるまで、日本からはずっと条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 5 12.59 49 34.1 1.891 2.593 125 15.9 3:01 (180, 5) Nov. 1 5 8.90 50 10.8 1.861 2.621 130 16.0 2:30 (180, 5) ボリソフ彗星 (C/2013 V2) 現在は16.1等(9月30日、Taras Prystavski)。日本からは、2015年の初夏まで長期に渡って15〜16等を保ち、非常に条件良く観測できる。南半球では、1月半ばまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 11 55.04 36 34.2 3.962 3.509 56 15.9 3:35 (240,-21) Nov. 1 12 6.21 35 50.6 3.906 3.512 59 15.9 3:25 (240,-20) マクノート彗星 (284P/2013 J1) 現在は14.1等(10月25日、吉田誠一)。2007年に13等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。今度は減光していくが、2月に18等以下になるまで、ずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 23 27.32 -16 16.2 1.518 2.318 133 16.0 21:12 (180, 71) Nov. 1 23 28.70 -16 10.1 1.588 2.327 127 16.1 20:46 (180, 71) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 現在は16.2等(10月27日、Sandor Szabo)。2015年から2016年にかけて、長期に渡って15〜16等で観測できる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 3 55.11 23 2.3 4.922 5.802 149 16.1 1:44 (180, 32) Nov. 1 3 50.31 23 34.7 4.850 5.779 157 16.0 1:11 (180, 31) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は16.7等(9月23日、Taras Prystavski)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 19 3.12 -6 43.1 6.547 6.373 75 16.1 19:53 (113, 39) Nov. 1 19 6.45 -6 57.7 6.619 6.342 69 16.1 20:02 (106, 33) パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 2015年7月に太陽に0.3天文単位まで接近し、明るくなると期待されている。現在は16.0等(10月8日、Taras Prystavski)。まずは1月に15等になるまで、次第に増光していく様子を観測できる。その後は条件が悪く、ほとんど観測できないが、南半球では、2015年7月半ばから、暗くなっていく様子を観測できるようになる。日本からは、2015年からはほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 23 5.59 -29 49.1 3.520 4.126 121 16.4 20:50 (180, 85) Nov. 1 23 0.16 -29 29.2 3.534 4.045 114 16.3 20:17 (180, 84) スキッフ彗星 (305P/2014 N1) 2004年に発見された新周期彗星の初回帰。現在は17.0等(10月8日、Taras Prystavski)。秋から冬にかけて、非常に条件良く観測できる。急激に増光し、11月から12月にかけて、16等に達すると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 21 40.35 7 22.2 0.682 1.437 116 16.7 19:53 (170, 47) Nov. 1 21 55.40 6 42.2 0.693 1.421 113 16.5 20:02 (163, 47) ボレリー彗星 (19P) 現在は18.6等(10月4日、D. Herald)。2015年春に9等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。南半球では、冬に13等になるまで観測できるが、最盛期には観測できない。日本からは、ずっと超低空のため、観測は困難。2015年の秋からは、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 20 25.85 -49 57.8 2.462 2.582 85 16.8 19:53 ( 43, 66) Nov. 1 20 32.53 -48 52.6 2.495 2.533 80 16.6 20:02 ( 50, 62) ブルックス第２彗星 (16P) 夏に14.6等まで明るくなった(7月8日、佐藤英貴氏)。現在は減光中。既に17.8等まで暗くなった(9月26日、Taras Prystavski)。予報より急激に減光している。日本からは条件が良く、来年2月に18等以下になるまで、ずっと観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 8 24.98 14 55.1 1.829 2.026 86 16.7 3:35 (224, 28) Nov. 1 8 32.11 14 24.0 1.790 2.070 91 16.8 3:25 (222, 30) ジェディキ彗星 (269P/2012 R2) 現在は17.0等(10月2日、Taras Prystavski)。冬に16等に達し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 8 17.29 15 12.8 3.989 4.081 88 16.8 3:35 (222, 28) Nov. 1 8 20.91 14 47.7 3.885 4.080 94 16.7 3:25 (219, 31) 小島彗星 (70P) 現在は17.3等(9月23日、門田健一氏)。冬に16等に達し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 10 5.15 12 10.4 2.266 2.007 62 16.9 3:35 (245, 13) Nov. 1 10 19.51 11 10.7 2.203 2.009 65 16.8 3:25 (245, 14) ニート彗星 (246P/2010 V2) 2012年から2013年にかけて、12〜13等まで明るくなった。現在は減光中だが、まだ15.6等と明るい(9月16日、Taras Prystavski)。秋まで16〜17等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 0 22.92 -18 38.8 3.274 4.101 141 17.0 22:08 (180, 74) Nov. 1 0 19.65 -18 28.9 3.353 4.118 135 17.0 21:37 (180, 73) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は15.8等(9月3日、Taras Prystavski)〜18.5等(9月2日、M. Jaeger, E. Prosperi, S. Prosperi, W. Vollmann)の間。2011年から2012年にかけて、13等まで明るくなった。今後は減光していくが、2015年春までは18等より明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 3 41.36 -4 53.9 8.136 9.003 148 17.0 1:30 (180, 60) Nov. 1 3 38.13 -4 52.5 8.140 9.039 153 17.0 0:59 (180, 60) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 近日点を通過する2019年には、14等まで明るくなる。2014年は、日本からは夏から冬にかけて、17等で非常に条件良く観測できる。南半球では超低空。だが、現在は18.8等と、この予報よりかなり暗い(9月24日、W. Hasubick)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 3 17.11 36 6.7 11.493 12.362 149 17.2 1:06 (180, 19) Nov. 1 3 14.69 36 12.5 11.427 12.335 155 17.2 0:36 (180, 19) 小惑星ファエトン (3200) 現在は19.1等(9月2日、Jean-Francois Soulier)。3月15日に近日点を通過する。日本からは2月下旬まで、条件良く観測できる。南半球では2月中旬まで観測できるが、低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 5 29.06 38 28.4 1.307 2.056 126 17.5 3:18 (180, 17) Nov. 1 5 19.28 39 0.6 1.190 2.012 134 17.2 2:40 (180, 16) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は17.6等(10月4日、L. Arnold)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。日本からは、まずは2015年春に15.5等になるまで、条件良く観測できる。南半球では、2016年の春までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 6 56.74 34 0.6 5.888 6.282 108 17.3 3:35 (195, 19) Nov. 1 6 53.53 34 22.6 5.715 6.222 116 17.2 3:25 (191, 20) マクノート彗星 (191P) 現在は18.6等(10月24日、門田健一氏)。夏から冬にかけて、17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 7 7.00 18 6.2 1.956 2.417 105 17.3 3:35 (203, 34) Nov. 1 7 10.37 18 11.1 1.899 2.443 111 17.3 3:25 (199, 35) シュスター彗星 (106P) 現在は16.7等(9月24日、Catalina Sky Survey)。日本からは、今後は次第に減光していく様子を、条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 9 25.10 32 22.4 1.761 1.841 78 17.3 3:35 (224, 6) Nov. 1 9 39.83 32 43.9 1.732 1.879 82 17.5 3:25 (223, 6) オリー彗星 (304P/2014 L4) 現在は17.0等(9月20日、門田健一氏)。8月から11月にかけて、17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 7 43.56 22 14.7 1.048 1.535 97 17.3 3:35 (210, 26) Nov. 1 7 54.47 22 7.3 1.027 1.569 101 17.5 3:25 (209, 27) パーカー-ハートレー彗星 (119P) 現在は18.1等(10月1日、Catalina Sky Survey)。2013年から2014年の初めにかけて、17等で観測された。2014年の秋から冬にかけて、17.5等で再び条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 8 26.84 15 23.9 3.125 3.213 86 17.6 3:35 (224, 27) Nov. 1 8 31.64 14 53.6 3.038 3.225 91 17.5 3:25 (221, 29) パンスターズ彗星 (P/2014 M4) 現在は18.6等(9月22日、高橋俊幸氏)。秋から冬にかけて、17.5等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 1 33.44 14 49.7 1.424 2.415 173 17.6 23:18 (180, 40) Nov. 1 1 30.01 14 19.9 1.424 2.402 167 17.6 22:47 (180, 41) オルボルセン彗星 (C/2013 U2) 現在は17.6等(10月24日、門田健一氏)。2014年の初めに、17〜18等で観測された。2014年の秋から2015年の春にかけて、再び17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球からは見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 10 21.64 53 47.0 5.197 5.117 79 17.7 3:35 (215,-17) Nov. 1 10 28.97 53 46.0 5.120 5.117 84 17.6 3:25 (214,-15) テンペル-スイフト-リニア彗星 (11P) 秋から冬にかけて17.5等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、実際は19.7等と、予報よりかなり暗い(9月3日、Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 7 49.87 14 50.9 1.251 1.660 94 17.7 3:35 (216, 32) Nov. 1 7 59.50 12 56.4 1.218 1.686 98 17.7 3:25 (215, 35) 小惑星2013 NS11 周期45年の、彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.3等(10月4日、M. Jaeger, et al.)。11月から12月にかけて17等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 6 7.57 27 9.5 2.082 2.714 119 17.9 3:35 (185, 28) Nov. 1 5 50.67 25 12.8 1.971 2.721 130 17.7 3:12 (180, 30) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は17.6等(9月14日、津村光則氏)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。2015年に近日点を通過する。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 20 53.67 -14 57.9 5.620 5.881 100 17.7 19:53 (136, 64) Nov. 1 20 55.57 -14 55.4 5.726 5.876 93 17.8 20:02 (123, 58) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は18.3等(10月19日、A. Diepvens)。2016年に13等まで明るくなる。日本からは、この冬は16等で非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 6 41.69 26 51.2 2.956 3.453 111 17.9 3:35 (194, 27) Nov. 1 6 42.74 26 59.8 2.840 3.429 118 17.7 3:25 (190, 27) コワルスキー彗星 (P/2013 G1) 現在は17.5等(9月15日、W. Hasubick)。近日点通過後に増光している。11月まで17〜18等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 21 1.50 -10 57.9 3.595 3.943 103 17.8 19:53 (144, 62) Nov. 1 21 4.93 -10 54.7 3.719 3.966 97 17.9 20:02 (131, 57) ニート彗星 (303P/2014 L1) 現在は17.7等(9月28日、高橋俊幸氏)。7月から10月にかけて、17〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 21 58.87 -12 14.4 1.884 2.489 116 17.8 19:53 (175, 67) Nov. 1 22 3.10 -11 30.5 1.964 2.492 110 17.9 20:02 (156, 65) ブランパン彗星 (289P) 1819年に発見され、2003年に再発見された。予報では26等と極めて暗いはずだったが、2013年7月にバーストを起こし、17.5等まで明るくなった(7月6日、佐藤英貴氏)。だが、7月中旬以降は、観測されていない。2014年8月に近日点を通過し、太陽に0.96天文単位まで近づく。予報では23等止まりだが、彗星活動が続いていれば、もう少し明るく観測されるかもしれない。門田健一氏によれば、5月21日には16.3等以下で写らなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 25 11 40.84 6 13.5 1.873 1.255 38 23.6 3:35 (264, -2) Nov. 1 11 59.90 4 22.7 1.906 1.315 40 23.8 3:25 (266, -1)