今週の明るい彗星 (2014年11月8日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 現在は7.6等と、かなり明るい(10月30日、Chris Wyatt)。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、11月は超低空でほとんど観測できない。12月から1月には、夕空低く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 4 37.13 -55 17.3 0.989 1.570 104 7.5 1:34 ( 0, 70) Nov. 15 3 6.38 -56 9.1 1.081 1.648 105 7.9 23:21 ( 0, 69) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 現在は10.2等と明るい(10月30日、Chris Wyatt)。12月から1月にかけて地球に接近し、7等まで明るくなると期待されている。南半球では、1月下旬まで非常に条件良く観測できる。日本からは、12月半ばまで超低空だが、その後は非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 8 4.08 -44 11.7 1.528 1.774 86 10.9 3:16 (303, 69) Nov. 15 8 0.65 -44 30.1 1.385 1.708 90 10.5 3:08 (309, 72) ウカイメデン彗星 (C/2013 V5) 近日点の直前になって増光が鈍ったが、9月には6.5等まで明るくなった(9月21日、Marco Goiato)。現在は減光中。10月には10.6等まで暗くなった(10月21日、Chris Wyatt)。現在は観測できない。日本からは12月下旬に、南半球では1月中旬に、再び観測できるようになるが、彗星は13等まで暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 15 44.52 -12 34.7 1.983 1.045 13 10.6 20:11 ( 65,-12) Nov. 15 15 47.96 -11 17.4 2.113 1.151 9 10.9 20:21 ( 61,-19) ボリソフ彗星 (C/2014 Q3) 急激に増光した。現在は10.7等と、かなり明るい(10月30日、Neil Norman)。日本からは、来年春に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 13 4.48 83 25.7 1.155 1.654 100 11.2 3:16 (188,-36) Nov. 15 16 43.95 78 40.7 1.192 1.648 97 11.2 20:21 (166,-38) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 増光のペースが遅かったが、更に、近日点の直前になって増光が鈍った。9月には9.4等まで明るくなった(9月18日、Chris Wyatt)が、既に減光を始めている。既に11.6等まで暗くなった(10月26日、Todd Augustyniak)。南半球では11月上旬に、日本からは11月下旬には見えなくなる。日本からは、1月からは、暗くなっていく様子を、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 17 39.39 -15 50.7 2.015 1.413 40 11.5 20:11 ( 80, 13) Nov. 15 17 41.23 -13 18.5 2.134 1.431 34 11.7 20:21 ( 77, 4) ボリソフ彗星 (C/2014 R1) 現在は10.8等とかなり明るい(10月28日、Mike Wolle)。しばらく同じ明るさで、明け方の低空に見え続ける。南半球では、12月までは超低空で観測困難。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 12 10.17 4 31.2 1.861 1.356 44 11.8 3:16 (264, 0) Nov. 15 12 35.41 2 22.6 1.842 1.347 45 11.8 3:08 (267, 0) リニア彗星 (C/2012 X1) 2013年10月半ばにバーストを起こし、急激に増光した。現在は減光中。既に13.0等まで暗くなった(10月18日、Con Stoitsis)。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、今後はずっと超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 21 51.72 -47 36.8 3.443 3.544 87 12.8 20:11 ( 46, 69) Nov. 15 21 57.32 -46 47.7 3.596 3.610 82 13.0 20:21 ( 53, 65) ジャック彗星 (C/2014 E2) 7月から8月にかけて、6.0等まで明るくなった(7月24日、Maik Meyer)。現在は減光中。既に12.0等まで暗くなった(10月25日、吉田誠一)。南半球では11月まで、日本からは12月まで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 19 18.26 -0 35.6 2.506 2.316 67 13.5 20:11 (107, 24) Nov. 15 19 22.24 -1 26.5 2.715 2.410 61 13.9 20:21 (101, 18) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は14.3等(10月25日、吉田誠一)。当初の予報より明るくなって、既に眼視でも見えている。2015年の秋から冬にかけて、4等級まで明るくなると期待されている。最盛期までは、南半球で条件が良い。最盛期の後は、日本から条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 22 32.17 -25 34.8 4.670 5.007 104 13.8 20:11 (129, 76) Nov. 15 22 28.68 -25 40.6 4.722 4.937 96 13.8 20:21 (110, 69) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 4 45.90 20 17.4 2.498 3.408 152 14.1 1:39 (180, 35) Nov. 15 4 40.34 20 26.3 2.459 3.409 160 14.0 1:06 (180, 35) コマス・ソラ彗星 (32P) 現在は14.0等(10月26日、Todd Augustyniak)。当初の予報より2等ほど暗い。日本からは、2014年の夏から2015年の春にかけて、14等の明るさで、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 10 17.94 20 7.1 1.998 2.011 76 14.1 3:16 (235, 12) Nov. 15 10 31.77 19 25.4 1.937 2.018 80 14.1 3:08 (234, 13) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 9月30日にバーストを起こし、13等まで明るくなっている(9月30日、Jean-Francois Soulier)。日本からは既に観測できない。南半球でも、まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 16 15.18 -28 35.2 6.998 6.097 22 14.1 20:11 ( 58, 4) Nov. 15 16 21.24 -28 45.1 7.031 6.095 17 14.1 20:21 ( 53, -1) ハウエル彗星 (88P) 2015年の春に8〜9等まで明るくなるが、現在は観測できない。南半球では、1月から観測できるようになり、その後はずっと条件良く観測できる。日本からは、12月から2015年6月までは超低空で観測困難。6月からは、次第に暗くなっていく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 14 4.59 -11 3.3 2.997 2.041 12 14.4 3:16 (294,-13) Nov. 15 14 20.02 -12 30.7 2.930 1.994 15 14.1 3:08 (295,-12) フィンレー彗星 (15P) 現在は17.5等(10月8日、Taras Prystavski)。急激に増光し、1月には10等まで明るくなる。日本からは、次第に高く見えるようになる。南半球では次第に低くなり、1月からは超低空になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 17 57.48 -27 57.0 1.694 1.204 44 14.8 20:11 ( 71, 23) Nov. 15 18 23.17 -27 31.8 1.655 1.150 42 14.2 20:21 ( 70, 20) シフレオ彗星 (108P) 現在は13.8等(10月28日、Sandor Szabo)。10月から12月にかけて、14.5等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 5 31.73 27 38.0 0.831 1.720 141 14.5 2:25 (180, 27) Nov. 15 5 31.69 29 34.5 0.809 1.730 147 14.5 1:57 (180, 25) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は14.8等(9月16日、Taras Prystavski)。2015年に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。10月から1月までは、いったん観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 15 38.40 -10 36.6 4.681 3.721 12 14.6 20:11 ( 66,-14) Nov. 15 15 48.41 -11 9.0 4.668 3.698 9 14.5 20:21 ( 61,-19) フェイ彗星 (4P) 現在は14.3等で、眼視でも見えている(10月25日、吉田誠一)。今後はゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 9 38.35 4 28.0 2.214 2.264 80 14.7 3:16 (239, 30) Nov. 15 9 45.18 3 33.4 2.169 2.305 85 14.8 3:08 (238, 33) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は14.4等(10月27日、Sandor Szabo)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。南半球では2014年に、日本からは2015年に、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 0 26.71 -29 56.5 3.419 4.032 122 14.7 21:16 (180, 85) Nov. 15 0 21.38 -28 24.6 3.477 4.016 116 14.7 20:43 (180, 83) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は13.5等(10月25日、吉田誠一)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 20 53.72 -26 36.9 3.211 3.247 83 14.7 20:11 ( 95, 58) Nov. 15 21 0.47 -25 54.7 3.318 3.258 77 14.8 20:21 ( 91, 51) カタリナ彗星 (C/2014 AA52) 現在は16.8等(10月27日、K. Hills)。2014年の秋から2015年の秋にかけて、長期に渡って14〜15等を保つと期待されていたが、最近はこの予報より暗い。南半球では、ずっと非常に良い条件で観測できる。日本からは、9月から10月に低空に見えた後は、2015年6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 9 20.92 -45 45.7 2.498 2.407 73 15.0 3:16 (302, 55) Nov. 15 9 16.70 -50 30.0 2.391 2.362 76 14.8 3:08 (311, 58) ロニオス彗星 (201P) 現在は14.4等(10月20日、J. Gonzalez)。冬に14等の明るさで、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 22 28.38 -14 49.7 0.918 1.545 107 15.1 20:11 (147, 66) Nov. 15 22 35.40 -13 4.6 0.934 1.508 103 15.0 20:21 (135, 61) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は14.2等(10月4日、Jakub Cerny)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等を保ち、日本からは条件良く観測できる。南半球では低空。B核も19〜20等で見えている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 22 38.64 30 29.4 3.891 4.483 121 15.0 20:11 (170, 24) Nov. 15 22 36.38 28 17.6 4.013 4.522 115 15.1 20:21 (160, 24) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は13.3等(9月22日、吉田誠一)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 18 23.15 -12 8.3 7.565 6.989 51 15.1 20:11 ( 89, 20) Nov. 15 18 24.86 -12 36.4 7.681 7.015 44 15.1 20:21 ( 83, 13) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。既に14.9等まで暗くなった(8月12日、Taras Prystavski)。再び明け方の空に現れてきた。2015年には再び、15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 12 8.52 -9 27.3 9.202 8.469 40 15.1 3:16 (276, 8) Nov. 15 12 9.24 -9 40.7 9.152 8.506 46 15.1 3:08 (273, 12) ギブス彗星 (C/2014 R4) 現在は15.5等(10月28日、Sandor Szabo)。秋から冬にかけて15等を保つ。冬には急激に南下する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 9 20.84 6 59.3 1.630 1.832 84 15.2 3:16 (234, 31) Nov. 15 9 27.87 2 50.2 1.575 1.845 88 15.1 3:08 (234, 36) ハートレー第３彗星 (110P) 現在は16.0等(10月24日、C. Bell)。11月から2月にかけて15等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 7 5.95 28 58.9 1.832 2.487 120 15.4 3:16 (190, 25) Nov. 15 7 7.59 28 39.9 1.757 2.484 127 15.2 3:08 (186, 26) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は15.4等(10月28日、Sandor Szabo)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなる。南半球では条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 4 43.62 -25 32.1 4.178 4.874 129 15.5 1:37 (180, 80) Nov. 15 4 33.29 -25 38.8 4.121 4.845 132 15.4 0:59 (180, 81) マクノート彗星 (284P/2013 J1) 現在もまだ14.1等と明るい(10月25日、吉田誠一)。今度は減光していくが、3月に18等以下になるまで、ずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 23 31.25 -15 52.3 1.665 2.336 121 15.5 20:21 (180, 71) Nov. 15 23 34.93 -15 24.3 1.747 2.346 115 15.6 20:21 (164, 70) ネオワイズ彗星 (P/2014 L2) 現在は14.7等(10月27日、Sandor Szabo)。今後は減光していくが、2月に18等以下になるまで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 23 49.43 -6 44.7 1.720 2.471 129 15.6 20:40 (180, 62) Nov. 15 23 52.44 -6 23.6 1.815 2.498 123 15.8 20:21 (177, 61) ボリソフ彗星 (C/2013 V2) 現在は16.1等(9月30日、Taras Prystavski)。日本からは、2015年の初夏まで長期に渡って15〜16等を保ち、非常に条件良く観測できる。南半球では、1月半ばまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 12 16.94 35 10.5 3.848 3.515 63 15.9 3:16 (239,-18) Nov. 15 12 27.19 34 34.4 3.788 3.520 66 15.9 3:08 (239,-16) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 現在は16.2等(10月27日、Sandor Szabo)。2015年から2016年にかけて、長期に渡って15〜16等で観測できる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 3 45.05 24 6.1 4.793 5.756 165 16.0 0:39 (180, 31) Nov. 15 3 39.48 24 36.0 4.753 5.734 172 16.0 0:06 (180, 30) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は16.7等(9月23日、Taras Prystavski)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 19 10.17 -7 10.5 6.687 6.313 63 16.1 20:11 (100, 26) Nov. 15 19 14.26 -7 21.1 6.751 6.283 57 16.1 20:21 ( 95, 20) ホームズ彗星 (17P) 2007年に大バーストを起こし、2等級まで明るくなった。今回帰は12.6等まで明るくなった(6月25日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に16.7等まで暗くなった(10月2日、Taras Prystavski)。今後は2015年に暗くなるまで、日本からはずっと条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 5 3.29 50 37.4 1.840 2.651 136 16.1 1:57 (180, 4) Nov. 15 4 56.04 50 51.5 1.828 2.680 142 16.3 1:22 (180, 4) パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 2015年7月に太陽に0.3天文単位まで接近し、明るくなると期待されている。現在は16.0等(10月8日、Taras Prystavski)。まずは1月に15等になるまで、次第に増光していく様子を観測できる。その後は条件が悪く、ほとんど観測できないが、南半球では、2015年7月半ばから、暗くなっていく様子を観測できるようになる。日本からは、2015年からはほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 22 55.63 -29 1.6 3.556 3.963 107 16.2 20:11 (136, 82) Nov. 15 22 52.07 -28 27.1 3.581 3.881 100 16.2 20:21 (111, 74) ボレリー彗星 (19P) 現在は18.6等(10月4日、D. Herald)。2015年春に9等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。南半球では、冬に13等になるまで観測できるが、最盛期には観測できない。日本からは、ずっと超低空のため、観測は困難。2015年の秋からは、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 20 40.55 -47 43.7 2.526 2.483 76 16.4 20:11 ( 55, 58) Nov. 15 20 49.77 -46 31.1 2.554 2.433 71 16.2 20:21 ( 57, 53) スキッフ彗星 (305P/2014 N1) 2004年に発見された新周期彗星の初回帰。現在は16.4等(10月28日、Catalina Sky Survey)。秋から冬にかけて、非常に条件良く観測できる。急激に増光し、11月から12月にかけて、16等に達する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 22 12.69 6 11.2 0.707 1.410 111 16.3 20:11 (156, 46) Nov. 15 22 31.90 5 50.4 0.726 1.404 108 16.2 20:21 (150, 44) 小惑星ファエトン (3200) 現在は17.5等(10月18日、 M. Morales)。3月15日に近日点を通過する。日本からは2月下旬まで、条件良く観測できる。南半球では2月中旬まで観測できるが、低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 5 4.94 39 24.3 1.081 1.965 142 16.9 1:59 (180, 16) Nov. 15 4 45.44 39 29.8 0.985 1.915 151 16.5 1:12 (180, 15) ジェディキ彗星 (269P/2012 R2) 現在は17.0等(10月2日、Taras Prystavski)。冬に16等に達し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 8 23.84 14 24.1 3.782 4.079 100 16.7 3:16 (215, 33) Nov. 15 8 26.03 14 2.5 3.681 4.079 106 16.6 3:08 (211, 35) 小島彗星 (70P) 現在は17.3等(9月23日、門田健一氏)。冬に16等に達し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 10 33.41 10 11.9 2.140 2.012 69 16.7 3:16 (245, 16) Nov. 15 10 46.82 9 14.8 2.076 2.017 72 16.7 3:08 (245, 18) ブルックス第２彗星 (16P) 夏に14.6等まで明るくなった(7月8日、佐藤英貴氏)。現在は減光中。既に17.8等まで暗くなった(9月26日、Taras Prystavski)。予報より急激に減光している。日本からは条件が良く、来年2月に18等以下になるまで、ずっと観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 8 37.83 13 57.1 1.749 2.114 97 16.8 3:16 (219, 32) Nov. 15 8 42.06 13 35.5 1.709 2.158 102 16.9 3:08 (215, 34) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は17.6等(10月4日、L. Arnold)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。日本からは、まずは2015年春に15.5等になるまで、条件良く観測できる。南半球では、2016年の春までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 6 49.44 34 45.4 5.550 6.161 124 17.1 3:16 (186, 20) Nov. 15 6 44.43 35 8.6 5.395 6.100 131 17.0 3:08 (180, 20) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は15.8等(9月3日、Taras Prystavski)〜18.5等(9月2日、M. Jaeger, E. Prosperi, S. Prosperi, W. Vollmann)の間。2011年から2012年にかけて、13等まで明るくなった。今後は減光していくが、2015年春までは18等より明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 3 34.80 -4 49.0 8.159 9.075 156 17.0 0:28 (180, 60) Nov. 15 3 31.40 -4 43.3 8.193 9.110 156 17.1 23:53 (180, 60) ニート彗星 (246P/2010 V2) 2012年から2013年にかけて、12〜13等まで明るくなった。現在は減光中だが、まだ16.5等と明るい(10月17日、Y. Sugiyama)。秋まで16〜17等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 0 17.06 -18 12.1 3.443 4.134 128 17.1 21:07 (180, 73) Nov. 15 0 15.20 -17 49.0 3.541 4.151 122 17.2 20:37 (180, 73) マクノート彗星 (191P) 現在は18.6等(10月24日、門田健一氏)。夏から冬にかけて、17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 7 12.31 18 19.8 1.844 2.470 118 17.3 3:16 (194, 35) Nov. 15 7 12.75 18 32.6 1.795 2.497 124 17.3 3:08 (189, 36) 小惑星2013 NS11 周期45年の、彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.3等(10月4日、M. Jaeger, et al.)。11月から12月にかけて17等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 5 31.18 22 53.9 1.880 2.729 141 17.5 2:25 (180, 32) Nov. 15 5 9.63 20 12.1 1.816 2.740 154 17.3 1:36 (180, 35) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は18.3等(10月19日、A. Diepvens)。2016年に13等まで明るくなる。日本からは、この冬は16等で非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 6 42.69 27 9.7 2.730 3.404 125 17.6 3:16 (185, 28) Nov. 15 6 41.50 27 20.8 2.627 3.379 132 17.4 3:07 (180, 28) パーカー-ハートレー彗星 (119P) 現在は18.1等(10月1日、Catalina Sky Survey)。2013年から2014年の初めにかけて、17等で観測された。2014年の秋から冬にかけて、17.5等で再び条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 8 35.59 14 25.3 2.952 3.237 97 17.5 3:16 (218, 32) Nov. 15 8 38.64 13 59.6 2.867 3.250 103 17.5 3:08 (214, 34) オルボルセン彗星 (C/2013 U2) 現在は17.6等(10月24日、門田健一氏)。2014年の初めに、17〜18等で観測された。2014年の秋から2015年の春にかけて、再び17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球からは見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 10 35.63 53 48.6 5.042 5.118 88 17.6 3:16 (213,-14) Nov. 15 10 41.51 53 55.4 4.964 5.119 93 17.6 3:08 (211,-13) オリー彗星 (304P/2014 L4) 現在は17.0等(9月20日、門田健一氏)。8月から11月にかけて、17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 8 3.23 22 4.1 1.006 1.605 106 17.7 3:16 (206, 28) Nov. 15 8 9.71 22 6.7 0.986 1.642 112 17.9 3:08 (203, 29) シュスター彗星 (106P) 夏に15.5等まで明るくなった(7月28日、門田健一)氏。現在は減光中。既に17.6等まで暗くなった(10月22日、Catalina Sky Survey)。日本からは、暗くなるまでずっと条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 9 53.35 33 9.7 1.703 1.918 86 17.7 3:16 (222, 6) Nov. 15 10 5.58 33 41.1 1.673 1.958 91 17.9 3:08 (220, 7) ブランパン彗星 (289P) 1819年に発見され、2003年に再発見された。予報では26等と極めて暗いはずだったが、2013年7月にバーストを起こし、17.5等まで明るくなった(7月6日、佐藤英貴氏)。だが、7月中旬以降は、観測されていない。2014年8月に近日点を通過し、太陽に0.96天文単位まで近づく。予報では23等止まりだが、彗星活動が続いていれば、もう少し明るく観測されるかもしれない。門田健一氏によれば、5月21日には16.3等以下で写らなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 8 12 17.69 2 38.3 1.934 1.377 42 23.9 3:16 (267, 0) Nov. 15 12 34.33 1 0.9 1.958 1.440 45 24.0 3:08 (268, 1)