今週の明るい彗星 (2015年5月16日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

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マスター彗星 (C/2015 G2) 現在は6.0等と、かなり明るい(5月14日、Chris Wyatt)。南半球では、6月下旬まで条件良く観測できる。日本からは、9月に13等以下になるまで、ずっと観測できない。2014年の秋には16等で条件良く見えていたはずだが、発見されなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 4 33.10 -29 3.9 0.489 0.794 50 5.9 18:32 ( 70, 22) May 23 6 18.36 -16 6.2 0.639 0.780 50 6.4 18:28 ( 93, 31) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中だが、まだ7.7等と明るい(5月15日、Maik Meyer)。日本からは、7月に10等になるまで、一晩中観測できる状態が続く。その後も、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 1 21.76 83 22.7 2.196 2.000 65 7.7 5:20 (187,-32) May 23 0 56.11 86 31.3 2.244 2.073 67 8.0 5:24 (183,-33) ハウエル彗星 (88P) 現在は9.8等と明るい(5月14日、Chris Wyatt)。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、6月までは超低空で観測困難。6月からは、次第に暗くなっていく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 0 0.71 -3 52.8 1.719 1.427 56 8.9 5:20 (245, 37) May 23 0 19.26 -1 57.9 1.712 1.452 57 9.1 5:24 (241, 38) パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 現在は12.5等(4月30日、Michael Mattiazzo)。7月に太陽に0.3天文単位まで接近し、3等まで明るくなると期待されている。南半球では、6月初めまで超低空で観測できる。その後、いったん観測できなくなった後、7月半ばからは、暗くなっていく様子を観測できるようになる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 1 46.61 10 44.9 2.111 1.282 26 10.2 5:20 (252, 7) May 23 2 7.25 14 12.5 1.957 1.149 26 9.6 5:24 (247, 7) ボレリー彗星 (19P) 3月までに、12.8等まで明るくなった(3月21日、Michael Mattiazzo)。5月から6月にかけて10.5等まで明るくなるが、観測できない。日本からは、秋からは、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 3 47.85 15 0.7 2.359 1.357 5 10.7 18:32 (100,-12) May 23 4 9.66 17 42.7 2.359 1.351 4 10.6 18:28 (102,-14) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は12.3等(5月14日、Chris Wyatt)。秋から冬にかけて、5等級まで明るくなると期待されている。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは、12月まで、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 23 42.70 -23 26.2 3.148 2.951 69 11.8 5:20 (264, 51) May 23 23 46.68 -24 18.5 2.947 2.867 75 11.5 5:24 (260, 57) ダレスト彗星 (6P) 4月から5月にかけて11等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。南半球では、明け方の空で次第に高くなってくる。日本からは、7月下旬まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 1 51.19 0 49.0 2.392 1.599 30 11.6 5:20 (260, 12) May 23 2 9.76 1 45.5 2.406 1.639 32 11.8 5:24 (258, 14) スワン彗星 (C/2015 F3) 3月から4月にかけて、9.5等まで明るくなった(4月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在は急激に拡散・減光している。既に12.5等まで暗くなった(5月7日、Danil Sidorko)。リラー彗星(C/1988 A1)、タイバー彗星(C/1996 Q1)の分裂核と思われる。今後は減光していくが、日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 11 25.37 63 55.7 1.142 1.456 84 12.4 19:51 (180, -8) May 23 11 36.73 54 31.2 1.228 1.548 86 12.8 19:35 (180, 1) コプフ彗星 (22P) 現在は12.9等で、眼視でも見えている(5月11日、Sandor Szabo)。2015年の秋に11等まで明るくなる。今回帰は、最盛期まで明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 12 22.15 5 31.1 1.423 2.194 127 13.2 20:47 (180, 50) May 23 12 20.97 5 23.4 1.448 2.153 121 13.1 20:18 (180, 50) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は14.6等(4月25日、大島雄二氏)。2015年は、長期に渡って13〜14等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 19 26.59 -8 55.5 2.836 3.476 121 13.2 3:54 (180, 64) May 23 19 27.90 -8 40.8 2.769 3.483 127 13.1 3:28 (180, 64) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 5月6日にバーストを起こした。現在は12.1等と明るい(5月14日、Chris Wyatt)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 17 52.00 -31 46.7 5.184 6.043 145 13.4 2:20 (180, 87) May 23 17 49.18 -31 48.2 5.125 6.041 152 13.4 1:50 (180, 87) ジャック彗星 (C/2015 F4) 現在は14.3等(5月9日、井狩康一氏)。7月から8月にかけて、12等まで明るくなると期待されている。南半球では、夏まで条件良く観測できる。日本からは、5月から次第に高くなり、夏からはずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 20 50.08 -32 32.1 1.439 1.998 108 14.3 5:17 (180, 88) May 23 20 54.19 -29 34.4 1.315 1.949 113 14.0 4:54 (180, 85) パンスターズ彗星 (C/2014 W11) 急激に増光した。現在は13.8等とかなり明るく、眼視でも見えている(5月11日、Sandor Szabo)。今後はしばらく14〜15等を保つ。日本からは、5月からは次第に低くなり、6月半ばには見えなくなる。南半球では、6月から次第に低くなり、8月初めには見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 9 9.15 7 58.6 3.413 3.435 82 14.3 18:32 (160, 45) May 23 9 15.26 7 29.0 3.503 3.432 77 14.3 18:28 (154, 44) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は15.9等(5月11日、A. Maury, J.-G. Bosch, J.-F. Soulier, T. Noel)。8月から10月にかけて、11等まで明るくなる。日本からは、7月からは次第に高くなり、その後は条件良く観測できる。南半球では、11月までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 1 12.62 3 22.6 2.324 1.630 36 14.7 5:20 (252, 18) May 23 1 32.17 5 32.7 2.249 1.581 38 14.4 5:24 (248, 19) スワン-星明彗星 (C/2015 F5) 4月には8.2等まで明るくなった(4月8日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。既に13.2等まで暗くなった(5月11日、Sandor Szabo)。日本からは、5月中は夕空に高く見えるが、今後は急激に暗くなると思われる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 7 27.47 41 11.7 1.452 1.202 54 14.6 18:32 (151, 6) May 23 7 45.60 38 37.4 1.684 1.328 52 15.4 18:28 (149, 7) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 2014年の秋に6.9等まで明るくなった(10月17日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に15.5等まで暗くなった(4月30日、K. Hills)。南半球では、暗くなるまで条件良く観測できる。日本からも、6月半ばには再び観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 0 53.40 -16 41.1 4.258 3.726 52 14.7 5:20 (267, 34) May 23 0 54.65 -16 48.3 4.235 3.801 58 14.7 5:24 (263, 40) スワン彗星 (C/2015 C2) 3月には9.2等まで明るくなった(3月9日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ11.0等と明るい(5月1日、吉田誠一)。日本からは、今後は次第に高く見えるようになる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 1 48.60 56 20.1 2.112 1.518 41 14.7 5:20 (215,-21) May 23 1 54.86 60 56.8 2.152 1.618 45 15.2 5:24 (209,-21) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は14.9等(4月17日、Taras Prystavski)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 21 25.66 -1 30.2 5.467 5.582 91 15.2 5:20 (195, 56) May 23 21 27.89 -1 13.6 5.340 5.559 97 15.1 5:24 (182, 56) テナグラ彗星 (C/2013 C2) 遠方の彗星だが、2月20日にバーストを起こし、15等まで明るくなった。眼視では11.8等と、極めて明るく報告された(3月11日、Marco Goiato)。だが、既に17.4等まで暗くなった(4月22日、K. Hills)。南半球では好条件だが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 12 1.25 -20 55.7 8.440 9.140 131 15.2 20:26 (180, 76) May 23 12 0.86 -20 36.3 8.520 9.139 125 15.3 19:58 (180, 76) ジャコビニ彗星 (205P) 現在は17.1等(4月27日、佐藤英貴氏)。2008年に112年ぶりに再発見された彗星の、初回帰。2008年には、12等まで明るくなった。今回は、春から夏にかけて、15等まで明るくなると期待されていたが、予報より暗い。しばらくは、明け方の低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 0 13.63 6 43.5 1.997 1.537 48 15.3 5:20 (239, 27) May 23 0 33.84 8 1.8 1.970 1.540 50 15.3 5:24 (236, 28) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は15.3等(1月7日、Taras Prystavski)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。南半球では2014年に、日本からは2015年に、非常に条件良く観測できる。3月から5月にかけては、一時的に観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 1 41.77 14 28.6 4.805 3.922 26 15.3 5:20 (248, 6) May 23 1 47.11 15 59.0 4.763 3.931 31 15.3 5:24 (243, 10) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は15.8等(2月22日、Taras Prystavski)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなる。南半球では、4月から5月にかけていったん観測できなくなるが、6月からは再び条件良く観測できる。日本からも、7月からは条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 3 3.03 1 54.7 5.235 4.286 18 15.4 5:20 (270, -3) May 23 3 5.25 2 46.8 5.198 4.274 21 15.4 5:24 (265, 2) ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P) 現在は17.2等(4月24日、Taras Prystavski)。夏に15等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 22 25.97 -6 46.0 1.612 1.730 78 15.5 5:20 (223, 54) May 23 22 41.32 -5 13.9 1.559 1.729 81 15.4 5:24 (215, 55) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 1月から2月にかけて、11等まで明るくなったはずだが、観測されなかった。現在は15.6等(4月24日、Taras Prystavski)。南半球では、今後は暗くなっていく様子を明け方の空で観測できる。日本からは，7月からは高くなってくるが、17等以下。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 0 50.74 -12 2.3 2.218 1.745 49 15.5 5:20 (262, 32) May 23 1 5.93 -11 18.6 2.221 1.798 52 15.7 5:24 (259, 35) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。既に15.5等まで暗くなった(5月11日、Sandor Szabo)。夏まで15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 11 0.84 -4 55.2 9.029 9.474 113 15.5 19:26 (180, 60) May 23 10 59.15 -4 38.8 9.180 9.512 106 15.6 18:57 (180, 60) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は15.1等(4月17日、Taras Prystavski)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。南半球では、既に観測できない。日本からも、まもなく観測できなくなるが、7月下旬に再び明け方の空に現れ、その後は冬まで、非常に条件良く観測できる。南半球では、8月半ばから観測できるようになるが、冬までずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 4 56.72 33 22.3 5.328 4.426 24 15.6 18:32 (124,-10) May 23 4 59.99 33 25.1 5.302 4.358 19 15.5 18:28 (122,-13) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は14.7等(4月1日、Taras Prystavski)。2015年には、15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 18 45.14 -20 16.7 7.006 7.742 133 15.6 3:13 (180, 75) May 23 18 41.02 -20 40.7 6.952 7.772 141 15.6 2:41 (180, 76) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 2014年の秋から冬にかけて、9等まで明るくなった。現在は急激に減光中。既に15.0等まで暗くなった(5月9日、井狩康一氏)。日本からは、今後は暗くなっていく様子を非常に条件良く観測できる。南半球では、今後はほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 14 12.28 56 37.8 2.629 3.017 102 15.7 22:34 (180, -2) May 23 13 48.57 55 44.0 2.762 3.089 99 16.0 21:44 (180, -1) リニア彗星 (218P) 現在は13.9等と明るく、眼視でも見えている(5月14日、Chris Wyatt)。今回帰から太陽に1.17天文単位まで近づくようになり、3月から5月にかけて13等まで明るくなると期待されていたが、実際には14〜15等止まりだった。今後は減光していく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 20 55.04 -10 26.5 0.488 1.206 101 15.8 5:20 (181, 65) May 23 21 11.31 -9 9.2 0.496 1.229 103 15.9 5:11 (180, 64) ポローニア彗星 (C/2015 F2) 地球に接近し、4月から5月にかけて、12.0等まで明るくなった(4月24日、Taras Prystavski)。だが、今後は減光し、7月下旬には18等以下になる。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からも、5月からは非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 21 42.20 -5 37.3 0.738 1.238 88 15.8 5:20 (204, 59) May 23 21 52.98 1 11.3 0.750 1.265 90 15.9 5:24 (192, 53) コマス・ソラ彗星 (32P) 冬に13等まで明るくなった。現在は減光中。既に16.0等まで暗くなった(5月5日、井狩康一氏)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 11 18.43 15 9.1 2.182 2.695 109 15.9 19:44 (180, 40) May 23 11 22.28 14 6.1 2.300 2.731 104 16.0 19:20 (180, 41) ハリントン彗星 (51P) 今回帰はまだ観測されていないが、既に16等まで明るくなっているはず。夏から秋にかけて、13等で条件良く観測できる。4月24日には17.5等以下だった(Taras Prystavski)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 22 47.24 -11 50.0 1.870 1.898 75 16.2 5:20 (235, 55) May 23 23 3.18 -10 35.0 1.785 1.870 78 15.9 5:24 (229, 57) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 2014年に13等まで明るくなった。現在は15.5等(1月3日、門田健一氏)。今後はゆっくりと減光していく。2015年は、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 0 44.86 -2 12.9 4.246 3.611 45 16.2 5:20 (252, 27) May 23 0 52.03 -1 30.6 4.188 3.626 50 16.2 5:24 (247, 31) ボリソフ彗星 (C/2013 V2) 現在は15.8等(5月11日、Catalina Sky Survey)。日本からは、初夏まで15〜16等を保ち、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 12 42.54 28 14.3 3.435 4.010 118 16.2 21:07 (180, 27) May 23 12 40.97 26 53.7 3.536 4.040 112 16.3 20:38 (180, 28) ボリソフ彗星 (C/2014 R1) 秋から冬にかけて、10.6等まで明るくなった(11月29日、吉田誠一)。現在は減光中。既に15.4等まで暗くなった(4月20日、Taras Prystavski)。暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 17 23.30 -15 0.2 1.816 2.753 152 16.4 1:52 (180, 70) May 23 17 16.70 -15 9.8 1.852 2.825 160 16.7 1:17 (180, 70) リニア彗星 (221P) 現在は17.8等(4月25日、井狩康一氏)。急激に増光し、5月から7月にかけて、16.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 16 31.66 -16 52.3 0.836 1.831 164 16.7 1:00 (180, 72) May 23 16 29.64 -15 11.5 0.808 1.815 170 16.6 0:30 (180, 70) マクノート-ハートレー彗星 (318P/2014 M6) 1994年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は17.5等(3月23日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 22 9.37 -32 7.3 2.607 2.826 91 16.8 5:20 (265, 74) May 23 22 18.82 -32 3.7 2.498 2.797 96 16.7 5:24 (259, 78) カタリナ-パンスターズ彗星 (299P/2014 D2) 現在は17.7等(2月17日、K. Hills)。春から夏にかけて17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 17 12.66 -28 8.5 2.225 3.168 154 16.7 1:41 (180, 83) May 23 17 8.48 -27 47.9 2.194 3.173 162 16.7 1:09 (180, 83) テンペル第２彗星 (10P) 現在は16.3等(5月12日、J. Lozano)。今後は次第に明るくなっていく様子を観測できる。秋から冬にかけて11等まで明るくなるが、その頃は低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 14 16.10 7 47.9 1.325 2.246 147 16.8 22:40 (180, 47) May 23 14 9.51 7 53.0 1.320 2.202 141 16.8 22:06 (180, 47) リニア彗星 (C/2011 J2) 明け方の空で、再び観測できるようになってきた。減光中だが、晩秋にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 23 46.25 13 10.9 6.168 5.627 53 16.8 5:20 (228, 27) May 23 23 47.60 13 6.5 6.113 5.672 59 16.8 5:24 (222, 31) リニア彗星 (C/2012 X1) 2013年10月半ばにバーストを起こし、2014年夏にかけて、長期に渡って8〜10等の明るさを保った。現在は減光中。既に15.8等まで暗くなった(2月9日、Taras Prystavski)。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 1 12.44 -31 54.4 5.697 5.272 60 16.8 5:20 (286, 37) May 23 1 18.16 -32 4.9 5.685 5.334 64 16.9 5:24 (284, 42) カタリナ-マクノート彗星 (319P/2015 G1) 2008年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は19等(4月5日、WISE)。春から夏にかけて地球に接近し、急激に増光する。16等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 21 31.11 -6 46.3 0.842 1.335 91 17.2 5:20 (199, 60) May 23 22 1.59 -6 17.6 0.794 1.299 91 16.9 5:24 (199, 60) テナグラ彗星 (C/2013 G9) 現在は16.3等(4月19日、Catalina Sky Survey)。2014年から2016年にかけて、長期に渡って17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 10 54.31 -17 25.4 4.905 5.413 115 17.0 19:19 (180, 72) May 23 10 49.61 -16 45.4 5.027 5.422 107 17.0 18:47 (180, 72) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は17.5等(4月27日、佐藤英貴氏)。秋に15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 23 47.27 -0 38.7 2.738 2.360 57 17.1 5:20 (240, 37) May 23 23 59.42 0 28.2 2.649 2.338 61 17.0 5:24 (234, 39) パンスターズ彗星 (P/2015 F1) 現在は16.4等(4月22日、M. Jaeger, W. Vollmann, E. Prosperi, S. Prosperi)。7月まで17等を保つ。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 16 35.71 -23 54.4 1.580 2.566 163 17.1 1:04 (180, 79) May 23 16 30.52 -23 53.3 1.566 2.572 171 17.1 0:31 (180, 79) ブレッシ彗星 (C/2015 H1) 現在は16.5等(5月1日、R. A. Mastaler, A. F. Tubbiolo)。夏にかけて、17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 20 53.84 16 43.5 1.699 2.016 92 17.2 5:20 (181, 38) May 23 20 32.98 20 40.9 1.590 2.041 101 17.1 4:33 (180, 34) ファン・ビースブルック彗星 (53P) 現在は17.4等(5月8日、M. Morales)。2016年に14等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 12 30.68 3 32.9 2.851 3.593 130 17.2 20:55 (180, 52) May 23 12 29.29 3 37.9 2.896 3.559 123 17.2 20:26 (180, 51) カタリナ彗星 (C/2014 AA52) 冬に15.3等まで明るくなった(1月17日、Taras Prystavski)。現在は減光中。南半球では、良い条件で観測できる。日本からも、6月からは条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 0 57.72 -21 42.8 2.628 2.209 54 17.3 5:20 (273, 35) May 23 0 56.29 -20 38.0 2.567 2.245 60 17.4 5:24 (267, 41) レモン彗星 (C/2012 K8) 現在は17.4等(4月14日、A. Klotz, F. Kugel, J. Nicolas, C. Rinner)。2013年から2016年にかけて、長期に渡って17〜18等で観測できる。日本からはずっと高く見える。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 15 53.26 65 41.7 6.546 6.714 95 17.3 0:22 (180,-11) May 23 15 38.18 65 53.8 6.587 6.727 93 17.4 23:33 (180,-11) エレーニン彗星 (P/2014 X1) 急激に増光し、近日点を通過した後も増光が続いた。3月には15.8等まで明るくなり、眼視でも見えた(3月18日、Sandor Szabo)。だが、現在は減光中。既に17.6等まで暗くなった(5月9日、井狩康一氏)。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 9 6.62 42 50.9 2.329 2.256 73 17.4 18:32 (169, 11) May 23 9 22.51 41 4.9 2.429 2.298 70 17.6 18:28 (167, 13) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は17.9等(3月21日、W. Hasubick)。2014年の夏に17等で観測された。日本からは、2015年も17.5等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 21 59.65 48 2.2 4.382 4.165 71 17.4 5:20 (191, 6) May 23 22 5.33 49 4.6 4.364 4.188 73 17.4 5:24 (187, 5) 小島彗星 (70P) 3月には15.2等まで明るくなり、眼視でも見えた(3月18日、Sandor Szabo)。現在は減光中。既に16.6等まで暗くなった(4月27日、津村光則氏)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 11 49.55 10 23.3 1.928 2.569 118 17.5 20:15 (180, 45) May 23 11 52.51 9 45.5 2.034 2.600 112 17.7 19:50 (180, 45) ヴァイサラ第１彗星 (40P) 秋から冬にかけて、15.5等まで明るくなった(11月25日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に17.7等まで暗くなった(4月28日、A. Diepvens)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 17 52.80 -8 7.1 1.632 2.518 143 17.6 2:21 (180, 63) May 23 17 48.28 -8 8.0 1.630 2.560 150 17.7 1:49 (180, 63) 楊-高彗星 (P/2009 L2) 2009年に12等まで明るくなった新周期彗星の、初回帰。夏に17等まで明るくなると思われる。南半球では条件良く観測できる。日本からは、6月以降はずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 9 28.04 -6 35.7 1.375 1.733 91 17.8 18:32 (161, 60) May 23 9 39.10 -6 22.1 1.393 1.694 88 17.7 18:28 (155, 59) パンスターズ彗星 (C/2014 W9) 急激に増光し、15.7等まで明るくなった(1月31日、佐藤英貴氏)。だが、現在は減光中。既に17.3等まで暗くなった(4月15日、A. Maury, J.-G. Bosch, J.-F. Soulier, T. Noel)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 16 12.54 -35 21.9 0.950 1.934 160 17.7 0:41 ( 0, 90) May 23 16 7.10 -35 50.0 0.989 1.983 164 18.1 0:08 ( 0, 89) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は17.7等(5月10日、A. Maury, J.-F. Soulier)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。2015年に近日点を通過する。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 23 12.37 -3 57.0 6.136 5.818 67 17.9 5:20 (234, 45) May 23 23 15.92 -3 36.0 6.035 5.819 72 17.9 5:24 (226, 49) オルボルセン彗星 (C/2013 U2) 現在は17.7等(4月30日、Catalina Sky Survey)。2014年の初めに、17〜18等で観測された。2014年の秋から2015年の春にかけて、再び17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球からは見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 9 56.17 45 25.5 5.400 5.340 81 17.9 18:32 (178, 10) May 23 9 59.09 44 10.9 5.504 5.355 76 18.0 18:28 (174, 11) パンスターズ彗星 (P/2012 B1) 2013年から2014年にかけて、長期に渡って15等で観測された。現在は減光中。春から夏にかけて、18等で条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 16 19 36.13 -29 36.3 4.526 5.151 123 17.9 4:04 (180, 85) May 23 19 35.08 -29 50.0 4.461 5.172 130 17.9 3:35 (180, 85)