今週の明るい彗星 (2015年7月25日：北半球版)

English version Home page	Updated on July 25, 2015
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 7月6日に太陽に0.3天文単位まで接近し、3.9等まで明るくなった(7月6日、Thomas Lehmann)。現在は5.6等(7月21日、Chris Wyatt)。南半球では、これから暗くなるまで、ずっと観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 9 58.15 2 15.5 1.197 0.610 30 7.1 20:48 (100,-11) Aug. 1 10 32.99 -7 39.0 1.249 0.761 37 8.0 20:40 ( 89,-14) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は9.0等と明るい(7月16日、John Drummond)。秋から冬にかけて、5等級まで明るくなると期待されている。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは、11月末まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 23 22.68 -55 39.4 1.266 2.070 129 8.3 3:15 ( 0, 0) Aug. 1 22 45.45 -63 32.4 1.166 1.978 130 7.9 2:12 ( 0, -8) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中だが、まだ9.6等と明るい(7月22日、Maik Meyer)。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 15 6.01 61 20.9 2.755 2.741 78 9.7 20:48 (154, 58) Aug. 1 15 12.40 57 52.9 2.837 2.816 78 9.9 20:40 (147, 59) ジャック彗星 (C/2015 F4) 急激に増光した。現在は10.4等と、かなり明るい(7月18日、Maik Meyer)。8月まで、10〜11等の明るさを保つ。日本からは条件良く観測できるが、南半球では次第に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 19 51.86 23 46.0 0.771 1.659 136 10.9 23:39 ( 0, 79) Aug. 1 19 36.41 29 27.3 0.804 1.649 129 10.9 22:56 ( 0, 85) マスター彗星 (C/2015 G2) 5月半ばに、6.0等まで明るくなった(5月14日、Chris Wyatt)。現在は減光中。6月下旬には9.0等まで暗くなった(6月21日、Marco Goiato)。現在は観測できない。南半球では、9月からは再び観測できるようになるが、13等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 8 22.63 13 5.4 2.380 1.378 6 11.8 20:48 (125,-22) Aug. 1 8 26.42 14 1.7 2.480 1.473 5 12.2 3:31 (237,-18) コプフ彗星 (22P) 現在は11.8等(7月10日、Gabor Santa)。秋に11等まで明るくなる。今回帰は、最盛期まで明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 13 14.09 -2 53.2 1.747 1.808 76 11.9 20:48 ( 66, 25) Aug. 1 13 25.89 -4 21.6 1.777 1.775 73 11.8 20:40 ( 67, 23) ハウエル彗星 (88P) 現在は10.9等と明るい(7月19日、Sandor Szabo)。今後は減光していく。冬に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 2 25.99 10 14.0 1.576 1.784 84 11.8 3:23 (291, 43) Aug. 1 2 34.83 10 57.3 1.549 1.828 88 12.0 3:31 (296, 49) ボレリー彗星 (19P) 3月までに、12.8等まで明るくなった(3月21日、Michael Mattiazzo)。5月から6月にかけて10.5等まで明るくなったはずだが、観測できなかった。日本からは、秋からは、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 7 48.81 31 39.7 2.472 1.501 13 11.9 3:23 (225, -5) Aug. 1 8 13.50 31 51.3 2.494 1.537 15 12.2 3:31 (227, -4) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は13.6等(7月18日、Alan Hale)。8月から10月にかけて、12等まで明るくなる。日本からは、7月からは次第に高くなり、その後は条件良く観測できる。南半球では、11月までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 5 11.43 22 35.5 1.807 1.265 42 13.0 3:23 (254, 17) Aug. 1 5 39.95 23 30.9 1.789 1.252 42 12.8 3:31 (254, 19) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は12.9等(7月11日、Gabor Santa)。2015年は、長期に渡って13〜14等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 19 13.60 -9 48.1 2.621 3.601 162 13.2 23:02 ( 0, 45) Aug. 1 19 11.62 -10 14.9 2.666 3.620 156 13.2 22:32 ( 0, 45) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 7月11日にバーストを起こし、13.4等まで明るくなった(John Drummond)。7月23日に再びバーストを起こし、12.3等まで明るくなっている(Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 17 19.62 -30 48.4 5.218 6.023 139 13.4 21:08 ( 0, 24) Aug. 1 17 17.82 -30 36.3 5.292 6.021 132 13.5 20:40 ( 0, 24) テンペル第２彗星 (10P) 現在は16.7等(7月10日、J. Gonzalez)。今後は次第に明るくなっていく様子を観測できる。秋から冬にかけて11等まで明るくなるが、その頃は低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 14 12.38 -1 7.9 1.510 1.816 89 14.6 20:48 ( 56, 37) Aug. 1 14 20.29 -2 50.3 1.537 1.776 85 14.3 20:40 ( 57, 34) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は15.1等(4月17日、Taras Prystavski)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。日本からは、明け方の空で次第に高くなり、冬まで非常に条件良く観測できる。南半球では、8月半ばから観測できるようになるが、冬までずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 5 33.77 35 0.3 4.471 3.731 38 14.5 3:23 (240, 19) Aug. 1 5 37.01 35 20.1 4.316 3.660 44 14.3 3:31 (243, 25) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は14.1等で、眼視でも見えている(7月10日、Jakub Cerny)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 21 26.64 -1 9.0 4.427 5.361 154 14.5 1:19 ( 0, 54) Aug. 1 21 24.53 -1 28.1 4.374 5.341 160 14.5 0:49 ( 0, 54) パンスターズ彗星 (C/2014 W11) 急激に増光し、13.8等まで明るくなった(5月11日、Sandor Szabo)。日本からは、既に観測できない。南半球でも、8月初めには見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 10 26.65 0 49.3 4.190 3.438 37 14.7 20:48 ( 95, -6) Aug. 1 10 35.65 -0 7.9 4.246 3.443 33 14.8 20:40 ( 96, -9) パンスターズ彗星 (C/2014 S2) 現在は15.3等と明るい(7月17日、S. Shurpakov)。秋から来年の春にかけて、13等まで明るくなり、日本からは、非常に条件良く観測できると期待されている。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 2 24.18 45 33.7 2.718 2.635 74 15.1 3:23 (239, 56) Aug. 1 2 31.32 48 56.2 2.598 2.589 78 14.9 3:31 (231, 60) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は16.5等(7月10日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなる。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 3 13.89 9 20.7 4.376 4.196 73 14.9 3:23 (283, 33) Aug. 1 3 12.26 9 58.1 4.247 4.191 79 14.9 3:31 (289, 41) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は14.8等(6月24日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 2 21.93 29 50.8 4.124 4.053 78 15.2 3:23 (266, 54) Aug. 1 2 23.23 31 26.6 4.039 4.070 84 15.1 3:31 (267, 61) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 2014年の秋に6.9等まで明るくなった(10月17日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に15.9等まで暗くなった(6月3日、K. Hills)。南半球では、暗くなるまで条件良く観測できる。日本からも、冬まで観測できるが、やや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 0 35.40 -22 18.6 3.860 4.452 119 15.2 3:23 (343, 31) Aug. 1 0 28.94 -23 17.3 3.836 4.522 127 15.3 3:31 (354, 32) マクノート-ハートレー彗星 (318P/2014 M6) 1994年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は16.0等(6月27日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 23 6.74 -34 35.7 1.718 2.576 139 15.3 2:59 ( 0, 21) Aug. 1 23 6.26 -35 4.5 1.666 2.558 144 15.2 2:31 ( 0, 20) ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P) 現在は14.6等で、眼視でも見えている(7月12日、Jakub Cerny)。夏に14〜15等で、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 0 22.45 5 2.4 1.153 1.825 114 15.2 3:23 (336, 58) Aug. 1 0 27.66 5 27.4 1.118 1.846 119 15.3 3:31 (350, 60) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って13等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球ではずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 5 31.96 43 54.0 4.250 3.555 41 15.4 3:23 (232, 23) Aug. 1 5 40.67 45 20.5 4.133 3.510 46 15.2 3:31 (232, 28) ダレスト彗星 (6P) 現在は13.6等(6月27日、Chris Wyatt)。明け方の空で次第に高くなってくる。だが、急激に減光し、8月末には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 4 27.52 5 14.7 2.425 2.059 57 15.3 3:23 (275, 16) Aug. 1 4 39.21 5 5.4 2.409 2.108 60 15.8 3:31 (279, 21) マックホルツ第２彗星 (141P) 眼視では14.6等と明るく報告されている(7月11日、Jakub Cerny)。だが、CCDでは16.4等と暗い(7月18日、門田健一氏)。急激に増光し、夏から秋にかけて、11等まで明るくなると期待されていたが、15等止まりかもしれない。日本からは、明け方の空で条件良く観測できる。南半球では、夏から秋にかけて、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 3 40.32 36 46.1 0.704 0.920 61 15.8 3:23 (249, 41) Aug. 1 4 38.88 36 35.9 0.741 0.861 56 15.6 3:31 (247, 36) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は16.0等(5月26日、井狩康一氏)。秋まで15〜16等で条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 17 56.11 -24 7.9 7.172 8.047 147 15.9 21:45 ( 0, 31) Aug. 1 17 51.83 -24 26.7 7.276 8.078 139 15.9 21:13 ( 0, 31) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 2016年まで、長期に渡って15〜16等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 4 52.14 48 33.9 5.816 5.216 49 16.0 3:23 (230, 32) Aug. 1 4 58.51 49 43.3 5.735 5.210 54 16.0 3:31 (230, 36) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は16.7等(7月18日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。秋に15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 1 41.46 8 25.8 1.842 2.180 94 16.1 3:23 (304, 50) Aug. 1 1 51.08 8 54.8 1.758 2.167 99 16.0 3:31 (311, 55) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 2014年に13等まで明るくなった。現在は16.7等(6月3日、Taras Prystavski)。今後はゆっくりと減光していく。2015年は、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 1 37.67 2 17.8 3.487 3.765 98 16.1 3:23 (311, 46) Aug. 1 1 39.81 2 23.2 3.403 3.781 104 16.1 3:31 (321, 51) マクノート彗星 (320P/2015 HC10) 現在は19等(6月13日、WISE)。急激に増光し、8月には15等まで明るくなると期待されている。南半球では条件が良いが、日本からは8月まではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 12 58.82 -10 10.9 0.389 0.996 75 16.4 20:48 ( 63, 18) Aug. 1 13 21.50 -10 33.9 0.346 0.981 74 16.1 20:40 ( 62, 18) ラインムート第２彗星 (44P) 2014年には16.4等まで明るくなった(11月14日、J. F. Hernandez)。現在は17.5等(6月28日、B. Lutkenhoner, M. Kumrucu-Lohmiller, P. Cox)。2015年には、夏から秋にかけて、再び16等で条件良く観測できるはずだが、最近はこの予報より暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 3 17.23 23 44.8 2.485 2.314 68 16.2 3:23 (267, 40) Aug. 1 3 28.20 24 31.6 2.430 2.335 72 16.2 3:31 (269, 46) カタリナ-マクノート彗星 (319P/2015 G1) 2008年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は16.8等(6月21日、J. Nicolas, C. Rinner, F. Kugel, A. Klotz)。春から夏にかけて地球に接近し、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 2 28.50 -4 51.3 0.726 1.233 88 16.5 3:23 (305, 33) Aug. 1 2 48.74 -5 12.3 0.739 1.257 90 16.6 3:31 (308, 35) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は16.4等(6月12日、織部隆明氏)。減光中だが、晩秋にかけて、17等で条件良く観測できる。B核とC核は、既に20等以下(6月12日、織部隆明氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 23 37.61 10 7.1 5.481 6.079 121 16.8 3:23 (356, 65) Aug. 1 23 33.88 9 25.8 5.428 6.124 129 16.8 2:58 ( 0, 65) サイディング・スプリング彗星 (162P) 現在は16.5等(6月3日、Taras Prystavski)。日本からは、明け方の空で次第に高くなってくる。南半球では超低空で、8月には見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 4 52.87 25 19.5 1.699 1.247 46 16.8 3:23 (254, 22) Aug. 1 5 17.86 28 0.3 1.694 1.260 47 16.8 3:31 (252, 25) 楊-高彗星 (325P/2015 J4) 2009年に12等まで明るくなった新周期彗星の、初回帰。現在は18.3等(6月10日、佐藤英貴氏)。この予報より1等ほど暗い。今回帰は17〜18等止まり。南半球では条件良く観測できる。日本からは、6月以降はずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 12 12.37 -10 16.2 1.535 1.450 65 16.9 20:48 ( 71, 9) Aug. 1 12 34.06 -11 8.1 1.555 1.440 64 16.8 20:40 ( 70, 9) リニア彗星 (221P) 現在は16.7等(6月12日、津村光則氏)。今後は減光し、9月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 16 35.18 -6 37.7 0.970 1.763 125 16.9 20:48 ( 9, 48) Aug. 1 16 42.51 -6 46.8 1.021 1.768 120 17.0 20:40 ( 13, 47) マスター彗星 (C/2015 K1) 現在は16.5等(6月3日、Taras Prystavski)。今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。2014年には14等で、南半球で条件良く見えていたはず。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 0 52.60 0 39.8 3.416 3.870 109 17.0 3:23 (327, 51) Aug. 1 0 51.90 1 5.3 3.370 3.920 115 17.1 3:31 (340, 55) カタリナ-パンスターズ彗星 (299P/2014 D2) 現在は16.2等(6月21日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。春から夏にかけて17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 16 37.26 -23 39.8 2.491 3.234 129 17.1 20:48 ( 6, 31) Aug. 1 16 37.84 -23 19.8 2.577 3.242 122 17.2 20:40 ( 11, 31) カタリナ彗星 (C/2014 AA52) 冬に15.3等まで明るくなった(1月17日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に17.8等まで暗くなった(6月3日、Taras Prystavski)。しばらく良い条件で観測できるが、9月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 23 39.13 -14 42.7 1.873 2.655 131 17.2 3:23 (357, 40) Aug. 1 23 20.48 -14 11.6 1.834 2.707 141 17.2 2:45 ( 0, 41) リニア彗星 (218P) 5月には13.9等まで明るくなった(5月14日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に16.1等まで暗くなった(7月11日、J. Aledo)。まもなく18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 21 26.42 -9 34.3 0.616 1.609 159 17.2 1:19 ( 0, 46) Aug. 1 21 18.98 -10 38.1 0.654 1.661 168 17.6 0:44 ( 0, 44) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 1月から2月にかけて、11等まで明るくなったはずだが、観測されなかった。現在は16.9等(7月9日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel)。8月下旬には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 2 42.45 -9 56.3 2.094 2.280 87 17.3 3:23 (306, 26) Aug. 1 2 48.13 -10 25.3 2.066 2.333 91 17.4 3:31 (312, 31) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は17.7等(5月10日、A. Maury, J.-F. Soulier)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。現在は近日点にいる。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 23 29.01 -2 29.4 5.133 5.834 129 17.4 3:21 ( 0, 53) Aug. 1 23 28.14 -2 37.5 5.058 5.837 136 17.4 2:52 ( 0, 52) リニア彗星 (230P) 現在は18等(7月16日、WISE)。急激に増光し、秋に14.5等で条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 2 4.49 -4 33.6 1.530 1.895 94 17.7 3:23 (310, 37) Aug. 1 2 19.41 -4 25.1 1.436 1.855 96 17.5 3:31 (315, 40) パンスターズ彗星 (P/2015 F1) 6月には15.3等まで明るくなった(6月21日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。現在は減光中。既に17.1等まで暗くなった(7月4日、K. Hills)。8月には18等以下になる。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 16 5.67 -23 26.8 1.961 2.648 122 17.5 20:48 ( 14, 30) Aug. 1 16 8.53 -23 33.3 2.048 2.659 116 17.6 20:40 ( 18, 29) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は17.4等(6月14日、A. Diepvens)。2014年の夏に17等で観測された。日本からは、2015年も17.5等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 22 16.96 55 3.8 4.123 4.426 100 17.5 2:09 (180, 70) Aug. 1 22 13.97 55 5.7 4.097 4.456 104 17.6 1:38 (180, 70) マクノート彗星 (220P) 現在は17.2等(6月13日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏に17.5等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 2 16.73 9 5.2 1.305 1.605 86 17.7 3:23 (295, 44) Aug. 1 2 31.47 9 28.3 1.272 1.623 89 17.7 3:31 (299, 48) ジャコビニ彗星 (205P) 現在は17.0等(6月20日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2008年に112年ぶりに再発見された彗星の、初回帰。2008年には、12等まで明るくなった。今回は、春から夏にかけて、15等まで明るくなると期待されていたが、予報より暗い。しばらくは、明け方の低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 3 19.08 13 40.8 1.748 1.706 70 17.7 3:23 (278, 35) Aug. 1 3 34.16 13 31.1 1.721 1.737 73 17.8 3:31 (281, 39) レモン-パンスターズ彗星 (C/2014 W5) 2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って16等の明るさを保つ。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 3 25.67 -2 18.5 3.457 3.329 74 17.9 3:23 (291, 24) Aug. 1 3 25.50 -3 50.0 3.286 3.285 81 17.7 3:31 (299, 29) パロマー彗星 (C/2012 LP26) 遠方の彗星。現在は16.7等(7月17日、J. Jahn)。夏から秋にかけて、18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 19 52.95 -3 2.4 5.562 6.538 162 17.9 23:41 ( 0, 52) Aug. 1 19 50.92 -3 25.5 5.571 6.537 160 17.9 23:12 ( 0, 52) ハリントン彗星 (51P) 予報通り、6月に15.9等まで増光した(6月23日、門田健一氏)。夏から秋にかけて、13等で条件良く観測できると期待されていた。だが、7月になって、彗星が崩壊した様子が、Jean-Gabriel Bosch氏によって捉えられた。現在は18.7等と、極めて暗い(7月13日、Jean-Gabriel Bosch)。5月には、分裂核のD核も21.9等で観測された(5月30日、Pan-STARRS 1)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 1 18.82 -0 9.5 1.161 1.709 103 18.2 3:23 (319, 47) Aug. 1 1 31.68 0 40.2 1.108 1.703 106 18.0 3:31 (326, 50) アラン彗星 (50P) 現在は18.9等(7月13日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel, J.-F. Soulier)。急激に増光し、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できると期待されていたが、予報よりかなり暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 25 23 37.45 -14 53.1 1.769 2.559 131 18.8 3:23 (358, 40) Aug. 1 23 36.52 -14 35.5 1.674 2.523 138 18.6 3:01 ( 0, 40)