今週の明るい彗星 (2015年8月8日：北半球版)

English version Home page	Updated on August 9, 2015
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は7.0等と明るい(8月8日、Marco Goiato)。秋から冬にかけて、5等級まで明るくなると期待されている。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは、11月末まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 21 27.58 -70 46.7 1.106 1.885 125 7.6 0:31 ( 0,-15) Aug. 15 19 7.74 -73 48.2 1.089 1.792 116 7.3 21:23 ( 0,-19) パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 7月6日に太陽に0.3天文単位まで接近し、3.9等まで明るくなった(7月6日、Thomas Lehmann)。現在は8.3等(8月7日、Marco Goiato)。南半球では、これから暗くなるまで、ずっと観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 11 3.92 -16 2.4 1.332 0.908 42 8.4 20:31 ( 80,-16) Aug. 15 11 32.35 -22 58.2 1.439 1.050 46 9.2 20:21 ( 73,-17) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中だが、まだ10.1等と明るい(8月7日、Maik Meyer)。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 15 19.07 54 31.4 2.924 2.890 78 10.1 20:31 (140, 59) Aug. 15 15 25.98 51 17.5 3.017 2.965 77 10.3 20:21 (133, 59) ジャック彗星 (C/2015 F4) 急激に増光した。現在は10.5等と、かなり明るい(8月7日、Marco Goiato)。8月まで、10〜11等の明るさを保つ。日本からは条件良く観測できるが、南半球では次第に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 19 21.91 33 59.1 0.851 1.644 123 11.0 22:14 ( 0, 89) Aug. 15 19 9.28 37 25.5 0.907 1.645 117 11.2 21:34 (180, 87) コプフ彗星 (22P) 現在は11.7等(8月7日、Marco Goiato)。秋に11等まで明るくなる。今回帰は、最盛期まで明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 13 38.68 -5 53.8 1.804 1.743 70 11.7 20:31 ( 66, 21) Aug. 15 13 52.42 -7 28.8 1.831 1.714 67 11.5 20:21 ( 66, 19) ハウエル彗星 (88P) 減光中だが、まだ11.6等と明るい(8月8日、Marco Goiato)。冬に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 2 42.34 11 33.2 1.520 1.873 93 12.3 3:39 (303, 54) Aug. 15 2 48.40 12 1.8 1.490 1.919 98 12.6 3:46 (313, 59) ボレリー彗星 (19P) 3月までに、12.8等まで明るくなった(3月21日、Michael Mattiazzo)。5月から6月にかけて10.5等まで明るくなったはずだが、観測できなかった。日本からは、秋からは、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 8 37.67 31 48.4 2.516 1.575 17 12.4 3:39 (228, -2) Aug. 15 9 1.17 31 32.8 2.540 1.616 19 12.6 3:46 (230, 0) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は12.9等(7月27日、Chris Wyatt)。8月から10月にかけて、12等まで明るくなる。日本からは、次第に高くなり、今後は条件良く観測できる。南半球では、11月までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 6 8.64 24 7.3 1.777 1.245 42 12.6 3:39 (254, 20) Aug. 15 6 37.22 24 24.2 1.770 1.243 43 12.5 3:46 (255, 22) マスター彗星 (C/2015 G2) 5月半ばに、6.0等まで明るくなった(5月14日、Chris Wyatt)。現在は減光中。6月下旬には9.0等まで暗くなった(6月21日、Marco Goiato)。現在は観測できない。南半球では、9月からは再び観測できるようになるが、13等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 8 29.91 14 52.9 2.560 1.570 9 12.5 3:39 (242,-12) Aug. 15 8 33.08 15 40.7 2.622 1.666 15 12.8 3:46 (246, -6) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は12.9等(7月11日、Gabor Santa)。2015年は、長期に渡って13〜14等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 19 10.14 -10 43.3 2.722 3.639 150 13.3 22:04 ( 0, 44) Aug. 15 19 9.27 -11 12.5 2.790 3.659 144 13.4 21:35 ( 0, 44) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 7月11日にバーストを起こし、13.4等まで明るくなった(John Drummond)。7月23日に再びバーストを起こし、12.3等まで明るくなっている(Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 17 16.59 -30 24.3 5.376 6.019 125 13.5 20:31 ( 5, 24) Aug. 15 17 15.95 -30 12.5 5.467 6.017 118 13.5 20:21 ( 9, 24) テンペル第２彗星 (10P) 現在は16.2等(7月18日、Taras Prystavski)。今後は次第に明るくなっていく様子を観測できる。秋から冬にかけて11等まで明るくなるが、その頃は低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 14 29.53 -4 36.9 1.563 1.737 81 14.0 20:31 ( 58, 31) Aug. 15 14 40.07 -6 26.8 1.588 1.699 78 13.7 20:21 ( 58, 28) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は15.1等(4月17日、Taras Prystavski)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。日本からは、明け方の空で次第に高くなり、冬まで非常に条件良く観測できる。南半球では、8月半ばから観測できるようになるが、冬までずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 5 39.89 35 42.5 4.151 3.588 50 14.1 3:39 (246, 31) Aug. 15 5 42.31 36 7.9 3.976 3.517 56 14.0 3:46 (248, 37) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は14.1等で、眼視でも見えている(7月10日、Jakub Cerny)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 21 22.24 -1 50.7 4.334 5.321 165 14.4 0:19 ( 0, 53) Aug. 15 21 19.88 -2 16.5 4.308 5.301 167 14.4 23:45 ( 0, 53) パンスターズ彗星 (C/2014 S2) 現在は15.3等と明るい(7月17日、S. Shurpakov)。秋から来年の春にかけて、13等まで明るくなり、日本からは、非常に条件良く観測できると期待されている。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 2 38.41 52 31.8 2.483 2.544 81 14.7 3:39 (221, 63) Aug. 15 2 45.42 56 20.7 2.376 2.500 84 14.5 3:46 (208, 64) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は16.5等(7月10日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなる。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 3 9.79 10 34.4 4.116 4.187 87 14.8 3:39 (297, 49) Aug. 15 3 6.35 11 9.7 3.984 4.184 94 14.7 3:46 (307, 56) パンスターズ彗星 (C/2014 W11) 急激に増光し、13.8等まで明るくなった(5月11日、Sandor Szabo)。日本からは、既に観測できない。南半球でも、まもなく見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 10 44.76 -1 7.2 4.298 3.449 29 14.9 20:31 ( 96,-11) Aug. 15 10 53.95 -2 8.2 4.343 3.455 25 15.0 20:21 ( 97,-14) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 現在は15.6等(4月9日、Taras Prystavski)。2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って13等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球ではずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 5 49.62 46 52.5 4.011 3.466 51 15.1 3:39 (233, 33) Aug. 15 5 58.83 48 30.8 3.884 3.423 56 15.0 3:46 (232, 38) マクノート-ハートレー彗星 (318P/2014 M6) 1994年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は16.0等(6月27日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 23 4.47 -35 29.8 1.623 2.540 148 15.1 2:01 ( 0, 20) Aug. 15 23 1.50 -35 48.7 1.589 2.525 151 15.0 1:31 ( 0, 19) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は14.9等(7月23日、Taras Prystavski)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 2 23.72 33 2.8 3.955 4.089 90 15.1 3:39 (268, 69) Aug. 15 2 23.32 34 39.0 3.873 4.108 96 15.1 3:46 (267, 76) ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P) 現在は14.6等で、眼視でも見えている(7月12日、Jakub Cerny)。夏に14〜15等で、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 0 31.23 5 40.5 1.087 1.868 125 15.3 3:28 ( 0, 61) Aug. 15 0 33.10 5 41.1 1.060 1.893 131 15.4 3:02 ( 0, 61) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 2014年の秋に6.9等まで明るくなった(10月17日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に15.1等まで暗くなった(7月26日、Taras Prystavski)。南半球では、暗くなるまで条件良く観測できる。日本からも、冬まで観測できるが、やや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 0 21.60 -24 16.5 3.824 4.592 134 15.3 3:18 ( 0, 31) Aug. 15 0 13.47 -25 14.3 3.825 4.661 141 15.4 2:43 ( 0, 30) マックホルツ第２彗星 (141P) 眼視では14.6等と明るく報告されている(7月11日、Jakub Cerny)。だが、CCDでは16.1等と暗い(7月25日、吉本勝己氏)。急激に増光し、夏から秋にかけて、11等まで明るくなると期待されていたが、15等止まりかもしれない。日本からは、明け方の空で条件良く観測できる。南半球では、夏から秋にかけて、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 5 32.05 34 53.9 0.796 0.814 51 15.5 3:39 (247, 32) Aug. 15 6 18.50 32 11.3 0.863 0.780 48 15.4 3:46 (249, 29) マクノート彗星 (320P/2015 HC10) 現在は19等(6月13日、WISE)。急激に増光し、8月には15等まで明るくなると期待されている。南半球では条件が良いが、日本からは8月まではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 13 49.68 -10 48.5 0.303 0.977 74 15.8 20:31 ( 60, 20) Aug. 15 14 25.93 -10 46.6 0.260 0.983 76 15.5 20:21 ( 57, 23) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は16.4等(7月22日、Taras Prystavski)。秋に15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 2 0.06 9 17.0 1.677 2.156 103 15.9 3:39 (321, 59) Aug. 15 2 8.27 9 31.8 1.598 2.146 108 15.8 3:46 (333, 62) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 現在は15.5等(3月28日、Taras Prystavski)。2016年まで、長期に渡って15〜16等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 5 4.70 50 55.1 5.649 5.206 59 15.9 3:39 (230, 41) Aug. 15 5 10.64 52 9.6 5.559 5.201 64 15.9 3:46 (229, 46) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は16.0等(5月26日、井狩康一氏)。秋まで15〜16等で条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 17 47.97 -24 44.5 7.392 8.110 132 16.0 20:42 ( 0, 30) Aug. 15 17 44.57 -25 1.4 7.520 8.141 124 16.0 20:21 ( 3, 30) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 2014年に13等まで明るくなった。現在は15.7等(7月23日、Taras Prystavski)。今後はゆっくりと減光していく。2015年は、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 1 41.19 2 24.3 3.322 3.797 110 16.0 3:39 (334, 55) Aug. 15 1 41.77 2 21.0 3.245 3.812 116 16.0 3:46 (349, 57) ラインムート第２彗星 (44P) 2014年には16.4等まで明るくなった(11月14日、J. F. Hernandez)。現在は17.5等(6月28日、B. Lutkenhoner, M. Kumrucu-Lohmiller, P. Cox)。2015年には、夏から秋にかけて、再び16等で条件良く観測できるはずだが、最近はこの予報より暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 3 38.54 25 13.8 2.373 2.357 76 16.2 3:39 (272, 51) Aug. 15 3 48.17 25 51.7 2.314 2.379 81 16.2 3:46 (275, 57) ダレスト彗星 (6P) 現在は13.6等(6月27日、Chris Wyatt)。明け方の空で次第に高くなってくる。だが、急激に減光し、8月末には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 4 50.07 4 50.3 2.390 2.158 64 16.3 3:39 (283, 26) Aug. 15 5 0.05 4 29.9 2.366 2.208 68 16.8 3:46 (287, 30) カタリナ-マクノート彗星 (319P/2015 G1) 2008年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は16.8等(6月21日、J. Nicolas, C. Rinner, F. Kugel, A. Klotz)。春から夏にかけて地球に接近し、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 3 6.39 -5 40.0 0.751 1.287 92 16.8 3:39 (313, 37) Aug. 15 3 21.41 -6 14.2 0.763 1.321 95 16.9 3:46 (319, 40) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は16.4等(6月12日、織部隆明氏)。減光中だが、晩秋にかけて、17等で条件良く観測できる。B核とC核は、既に20等以下(6月12日、織部隆明氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 23 29.71 8 39.7 5.387 6.170 137 16.8 2:27 ( 0, 64) Aug. 15 23 25.17 7 49.4 5.358 6.216 145 16.8 1:54 ( 0, 63) 楊-高彗星 (325P/2015 J4) 2009年に12等まで明るくなった新周期彗星の、初回帰。現在は18.3等(6月10日、佐藤英貴氏)。この予報より1等ほど暗い。今回帰は17〜18等止まり。南半球では条件良く観測できる。日本からは、6月以降はずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 12 56.39 -12 0.8 1.577 1.433 62 16.8 20:31 ( 68, 9) Aug. 15 13 19.27 -12 52.7 1.603 1.431 61 16.9 20:21 ( 67, 9) サイディング・スプリング彗星 (162P) 現在は16.5等(6月3日、Taras Prystavski)。日本からは、明け方の空で次第に高くなってくる。南半球では超低空で、8月には見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 5 43.41 30 24.7 1.691 1.278 48 16.9 3:39 (251, 28) Aug. 15 6 9.39 32 31.2 1.690 1.301 50 16.9 3:46 (250, 31) リニア彗星 (230P) 現在は18等(7月16日、WISE)。急激に増光し、秋に14.5等で条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 2 34.49 -4 23.2 1.346 1.816 99 17.2 3:39 (320, 43) Aug. 15 2 49.65 -4 28.5 1.260 1.778 102 17.0 3:46 (327, 45) マスター彗星 (C/2015 K1) 現在は16.5等(6月3日、Taras Prystavski)。今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。2014年には14等で、南半球で条件良く見えていたはず。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 0 50.40 1 26.9 3.330 3.971 122 17.1 3:39 (356, 56) Aug. 15 0 48.09 1 44.6 3.296 4.021 129 17.1 3:17 ( 0, 57) リニア彗星 (221P) 現在は15.6等(7月8日、Taras Prystavski)。今後は減光し、9月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 16 51.12 -7 3.7 1.076 1.776 116 17.2 20:31 ( 17, 47) Aug. 15 17 0.90 -7 26.2 1.136 1.786 112 17.3 20:21 ( 19, 46) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は17.5等(7月25日、吉本勝己氏)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。現在は近日点にいる。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 23 26.85 -2 48.6 4.992 5.840 143 17.3 2:24 ( 0, 52) Aug. 15 23 25.16 -3 2.2 4.937 5.843 150 17.2 1:54 ( 0, 52) カタリナ-パンスターズ彗星 (299P/2014 D2) 現在は16.2等(6月21日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。春から夏にかけて17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 16 39.44 -23 2.9 2.669 3.251 116 17.3 20:31 ( 15, 30) Aug. 15 16 42.00 -22 49.1 2.766 3.261 110 17.3 20:21 ( 19, 30) カタリナ彗星 (C/2014 AA52) 冬に15.3等まで明るくなった(1月17日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に16.3等まで暗くなった(7月22日、Taras Prystavski)。しばらく良い条件で観測できるが、9月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 23 0.31 -13 36.8 1.817 2.760 153 17.3 1:58 ( 0, 41) Aug. 15 22 39.36 -12 57.3 1.825 2.814 164 17.3 1:10 ( 0, 42) レモン-パンスターズ彗星 (C/2014 W5) 2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って16等の明るさを保つ。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 3 24.37 -5 36.4 3.114 3.242 88 17.6 3:39 (308, 34) Aug. 15 3 22.08 -7 39.7 2.943 3.200 95 17.4 3:46 (319, 38) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は17.4等(6月14日、A. Diepvens)。2014年の夏に17等で観測された。日本からは、2015年も17.5等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 22 10.44 54 56.8 4.074 4.486 107 17.6 1:07 (180, 70) Aug. 15 22 6.58 54 36.5 4.056 4.516 110 17.6 0:36 (180, 70) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 1月から2月にかけて、11等まで明るくなったはずだが、観測されなかった。現在は16.9等(7月9日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel)。8月下旬には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 2 52.59 -11 1.6 2.037 2.386 97 17.6 3:39 (320, 35) Aug. 15 2 55.76 -11 44.6 2.009 2.438 102 17.7 3:46 (329, 38) マクノート彗星 (220P) 現在は17.2等(6月13日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏に17.5等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 2 45.12 9 41.2 1.240 1.643 93 17.7 3:39 (305, 52) Aug. 15 2 57.53 9 43.8 1.208 1.666 96 17.7 3:46 (312, 56) パンスターズ彗星 (P/2015 F1) 6月には15.3等まで明るくなった(6月21日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。現在は減光中。既に17.1等まで暗くなった(7月4日、K. Hills)。8月には18等以下になる。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 16 12.52 -23 42.2 2.139 2.670 110 17.7 20:31 ( 22, 28) Aug. 15 16 17.57 -23 52.9 2.235 2.682 105 17.8 20:21 ( 25, 27) ヘリン彗星 (151P) 今回帰はまだ観測されていない。夏から秋にかけて、17等で条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 23 46.11 -3 47.9 1.665 2.525 139 18.0 2:43 ( 0, 51) Aug. 15 23 46.42 -4 7.4 1.607 2.514 146 17.8 2:15 ( 0, 51) ハリントン彗星 (51P) 予報通り、6月に15.9等まで増光した(6月23日、門田健一氏)。夏から秋にかけて、13等で条件良く観測できると期待されていた。だが、7月になって、彗星が崩壊した様子が、Jean-Gabriel Bosch氏によって捉えられた。現在は18.7等と、極めて暗い(7月13日、Jean-Gabriel Bosch)。5月には、分裂核のD核も21.9等で観測された(5月30日、Pan-STARRS 1)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 1 43.62 1 23.2 1.059 1.700 110 17.9 3:39 (334, 54) Aug. 15 1 54.44 1 59.1 1.013 1.700 114 17.8 3:46 (343, 56) ジャコビニ彗星 (205P) 現在は17.0等(6月20日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2008年に112年ぶりに再発見された彗星の、初回帰。2008年には、12等まで明るくなった。今回は、春から夏にかけて、15等まで明るくなると期待されていたが、予報より暗い。しばらくは、明け方の低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 3 48.27 13 12.0 1.692 1.770 77 17.9 3:39 (286, 43) Aug. 15 4 1.30 12 43.9 1.662 1.805 80 17.9 3:46 (291, 47) パロマー彗星 (C/2012 LP26) 遠方の彗星。現在は16.7等(7月17日、J. Jahn)。夏から秋にかけて、18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 19 49.02 -3 50.6 5.593 6.536 156 17.9 22:42 ( 0, 51) Aug. 15 19 47.32 -4 17.4 5.629 6.536 151 17.9 22:13 ( 0, 51) ファン・ネス彗星 (P/2002 Q1) 今回帰はまだ観測されていない。秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できると期待されていた。だが実際は、20等以下と、この予報よりかなり暗い(8月5日、Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 18 17.16 29 15.9 1.298 1.990 118 18.1 21:10 ( 0, 84) Aug. 15 18 15.29 26 53.0 1.279 1.951 116 17.9 20:41 ( 0, 82) リニア彗星 (218P) 5月には13.9等まで明るくなった(5月14日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に16.1等まで暗くなった(7月11日、J. Aledo)。まもなく18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 21 11.85 -11 40.6 0.702 1.714 175 17.9 0:09 ( 0, 43) Aug. 15 21 5.62 -12 38.2 0.759 1.768 172 18.3 23:31 ( 0, 42) アラン彗星 (50P) 現在は18.9等(7月13日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel, J.-F. Soulier)。急激に増光し、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できると期待されていたが、予報よりかなり暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 8 23 34.22 -14 19.4 1.588 2.488 145 18.5 2:31 ( 0, 41) Aug. 15 23 30.50 -14 3.9 1.511 2.453 152 18.3 2:00 ( 0, 41)