今週の明るい彗星 (2017年11月11日：北半球版)

English version
Home page
 Updated on November 12, 2017
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

---------------------------------------------------------------------

* アサシン彗星 (C/2017 O1)

現在は9.2等と明るい(11月2日、Maik Meyer)。日本からは、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は二度と観測できない。近日点の前から減光し始めている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   4 50.89   77 11.7   0.804   1.546   118    9.1   1:33 (180, 48)  
Nov. 18   4 34.66   81 29.4   0.851   1.573   117    9.3   0:51 (180, 44)

* マックホルツ第１彗星 (96P)

10月中旬に11.6等まで明るくなった(10月13日、Chris Wyatt)。10月27日に近日点を通過した。今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  15 41.92   -7 33.2   1.438   0.528    13   10.2  18:24 ( 84, -5)  
Nov. 18  16 14.79   -9 46.9   1.629   0.709    13   12.0  18:20 ( 81, -4)

* ショーマス彗星 (24P)

現在は11.4等(11月3日、Thomas Lehmann)。最近はこの予報より暗い。12月にかけて、11等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球ではずっと低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  11 49.98    9 24.5   1.465   1.209    54   10.5   5:03 (286, 37)  
Nov. 18  12 16.77    7 13.6   1.460   1.206    55   10.5   5:09 (289, 37)

* 紫金山第１彗星 (62P)

現在は10.8等と、かなり明るい(11月2日、Maik Meyer)。冬にかけて、11等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  10 47.63   12 22.8   1.365   1.385    69   11.2   5:03 (296, 50)  
Nov. 18  11 10.68   11  0.8   1.336   1.384    71   11.2   5:09 (300, 51)

* パンスターズ彗星 (C/2016 R2)

現在は12.8等(10月30日、Chris Wyatt)。冬から来年の春にかけて、長期に渡って11等の明るさを保つ。南半球では、来年2月まで条件良く観測できる。日本からは、今後は暗くなるまで、長期に渡って観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   5 24.25    1 53.6   2.366   3.207   142   11.9   2:05 (  0, 57)  
Nov. 18   5 18.07    3  2.7   2.273   3.166   149   11.8   1:31 (  0, 58)

* ジョンソン彗星 (C/2015 V2)

5月から6月にかけて、7.1等まで明るくなった(6月21日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。既に12.2等まで暗くなった(10月19日、Chris Wyatt)。南半球では、今後はずっと観測できる。日本からは二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  18 26.74  -56 55.5   2.987   2.544    54   12.0  18:24 ( 25,-11)  
Nov. 18  18 49.44  -57  3.6   3.092   2.608    52   12.2  18:20 ( 25,-11)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は12.9等と明るい(10月26日、吉田誠一)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  21  8.75  -14 13.4   5.780   5.809    86   13.5  18:24 ( 12, 40)  
Nov. 18  21 11.19  -14  0.1   5.891   5.808    80   13.6  18:20 ( 19, 39)

* ニート彗星 (240P)

7月から8月にかけて、急激に増光した。現在は14.2等と、かなり明るい(11月8日、Chris Wyatt)。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、しばらく低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  23 52.22  -32 11.1   2.011   2.558   112   13.8  20:29 (  0, 23)  
Nov. 18  23 52.03  -30 40.7   2.056   2.531   107   13.7  20:02 (  0, 25)

* クラーク彗星 (71P)

春から夏にかけて、10等まで明るくなった。現在は減光中。既に13.2等まで暗くなった(11月7日、Thomas Lehmann)。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  20 50.11  -27 45.9   1.942   2.004    78   14.0  18:24 ( 14, 26)  
Nov. 18  21  5.24  -26 21.6   2.047   2.041    75   14.3  18:20 ( 16, 27)

* パンスターズ彗星 (C/2016 N6)

現在は13.7等(9月22日、Sandor Szabo)。2018年から2019年にかけて、12等まで明るくなると期待されている。日本からは、次第に明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、2018年10月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  15 12.49   47  8.5   4.000   3.684    64   14.4  18:24 (134, 20)  
Nov. 18  15 16.63   47 16.8   3.916   3.638    66   14.3   5:09 (227, 22)

* パンスターズ彗星 (C/2016 M1)

現在は14.4等(10月9日、井狩康一氏)。2018年の夏に、10等まで明るくなると期待されている。日本からは、2018年の夏まで、明るくなっていく様子を観測できる。但し、12月から1月にかけては超低空になる。南半球では、2017年はほとんど観測できないが、2018年には条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  17 30.86   17 52.0   4.256   3.704    50   14.5  18:24 ( 91, 31)  
Nov. 18  17 36.52   16 14.6   4.255   3.648    46   14.4  18:20 ( 92, 27)

* パンスターズ彗星 (C/2015 O1)

現在は13.6等(10月23日、T. Ikemura, H. Sato)。2017年から2018にかけて、長期に渡って14等で観測できる。南半球では、今後はほとんど観測できない。日本からも、11月から12月にかけては超低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  16 13.83   18 57.7   4.538   3.834    40   14.7  18:24 (102, 16)  
Nov. 18  16 16.25   19  7.6   4.528   3.820    39   14.6  18:20 (105, 12)

* パンスターズ彗星 (C/2015 ER61)

4月に6.2等まで明るくなった(4月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在は急激に減光中。既に13.6等まで暗くなった(10月17日、Thomas Lehmann)。これから長い間観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   3 10.01   18 42.5   1.893   2.883   178   14.8  23:46 (  0, 74)  
Nov. 18   3  2.92   18  0.8   1.980   2.963   172   15.1  23:12 (  0, 73)

* リニア彗星 (217P)

8月に12.2等まで明るくなった(8月21日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。既に14.0等まで暗くなった(10月1日、Michael Jager)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   8 19.36    9 58.4   1.376   1.874   103   14.8   4:59 (  0, 65)  
Nov. 18   8 21.54   10 10.1   1.354   1.931   110   15.0   4:34 (  0, 65)

* シューメーカー-レヴィ第５彗星 (145P)

現在は15.0等(10月30日、D. Buczynski)。急激に増光した。秋には15等で、日本からは条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   5 41.42   36 41.9   1.146   2.011   140   15.0   2:22 (180, 88)  
Nov. 18   5 38.72   37 46.3   1.130   2.032   146   15.0   1:52 (180, 87)

* パンスターズ彗星 (C/2015 V1)

現在は14.4等(10月27日、Catalina Sky Survey)。2017年から2018年にかけて、長期に渡って15〜16等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   0 45.07   10 18.1   3.425   4.278   145   15.0  21:22 (  0, 65)  
Nov. 18   0 37.07    8 22.5   3.507   4.274   136   15.0  20:46 (  0, 63)

* ハインゼ彗星 (C/2017 T1)

現在は16.6等(10月11日、Catalina Sky Survey)。冬から春にかけて、地球に0.2天文単位、太陽に0.6天文単位まで接近し、9等まで明るくなると期待されている。日本からは、1月まで条件良く観測できるが、その後は超低空になる。南半球では、1月から3月中旬までの最盛期は観測できないが、それ以外は条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   8 48.87   -3 57.7   1.683   1.989    92   15.6   5:03 (350, 51)  
Nov. 18   8 52.60   -3 30.6   1.470   1.887    98   15.1   5:05 (  0, 51)

* 小惑星ファエトン (3200)

現在は16.4等(10月29日、吉本勝己氏)。12月中旬に地球に0.07天文単位まで大接近し、10等まで明るくなる。日本からは、12月中旬まで非常に条件良く観測できる。南半球ではずっと低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   7  5.74   35 12.8   0.704   1.501   123   15.8   3:46 (180, 90)  
Nov. 18   7  5.74   36  0.7   0.562   1.420   130   15.2   3:19 (180, 89)

* レモン-ヨン-パンスターズ彗星 (C/2015 VL62)

現在は15.9等(10月9日、T. Ikemura, H. Sato)。今後は減光していく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  19  5.06  -16 29.8   3.237   2.828    57   15.2  18:24 ( 44, 26)  
Nov. 18  19  4.43  -17  6.2   3.381   2.849    50   15.3  18:20 ( 48, 22)

* マスター彗星 (C/2016 N4)

現在は13.7等(10月13日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは、冬にかけて15等を保ち、非常に条件良く観測できる。南半球では、今後はずっと観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  19 49.90   64 53.3   2.952   3.243    98   15.4  18:24 (159, 55)  
Nov. 18  19 46.99   63 55.4   2.995   3.255    96   15.4  18:20 (154, 54)

* スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36)

現在は15.6等(10月25日、井狩康一氏)。2018年は17等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   3 27.01   -0 38.5   5.229   6.175   161   15.5   0:08 (  0, 54)  
Nov. 18   3 24.42   -0 53.6   5.266   6.204   159   15.5  23:33 (  0, 54)

* ジャック彗星 (C/2017 K6)

現在は14.7等(11月8日、Chris Wyatt)。冬にかけて15等を保つ。南半球では、2018年の春まで非常に条件良く観測できる。日本からは、2018年になるまで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   1 33.27  -73 32.2   1.892   2.103    87   15.6  22:09 (  0,-18)  
Nov. 18   1 27.78  -70 39.3   1.871   2.079    87   15.5  21:37 (  0,-15)

* アトラス彗星 (C/2017 K4)

現在は15.0等(10月10日、T. Ikemura, H. Sato)。2018年の夏まで、長期に渡って16等を保つ。冬から春にかけては、観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  18 41.95  -23 47.9   3.222   2.711    51   15.9  18:24 ( 43, 17)  
Nov. 18  18 54.74  -23  2.2   3.273   2.697    46   15.9  18:20 ( 46, 16)

* スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P)

現在は16.7等(11月2日、A. Diepvens)。冬から春にかけて、15等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  11 18.87   10 47.0   3.896   3.547    62   16.0   5:03 (291, 43)  
Nov. 18  11 25.66   10 15.3   3.801   3.545    67   15.9   5:09 (297, 48)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は15.7等(10月30日、Catalina Sky Survey)。今後は減光し、3月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   0 59.38   17 28.2   2.051   2.951   150   16.0  21:36 (  0, 73)  
Nov. 18   0 56.52   17 19.4   2.114   2.963   142   16.1  21:06 (  0, 72)

* シュワルツ彗星 (C/2014 B1)

明け方の空に現れてきた。2016年から2019年にかけて、長期に渡って16〜17等を保つ。ずっと赤道の近くにいる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  10 27.63    4  5.1   9.831   9.563    71   16.1   5:03 (310, 48)  
Nov. 18  10 29.49    4  0.1   9.720   9.564    78   16.1   5:09 (320, 52)

* カタリナ彗星 (C/2017 S6)

現在は17.1等(10月27日、大島雄二氏)。これから2018年の夏にかけて、長期に渡って16等で観測できる。2017年は日本から条件良く観測できる。2018年は南半球で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   4  3.57   65 26.6   1.332   2.116   130   16.4   0:49 (180, 60)  
Nov. 18   2 31.02   64 42.7   1.248   2.056   133   16.1  22:33 (180, 60)

* パンスターズ彗星 (C/2016 A1)

現在は16.4等(10月26日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。2017年から2018年にかけて、長期に渡って16等を保つ。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   9 17.04   24  2.8   5.164   5.329    94   16.3   5:03 (310, 74)  
Nov. 18   9 15.68   25  6.3   5.038   5.328   101   16.3   5:09 (336, 79)

* リニア-ニート彗星 (355P/2017 M2)

現在は15.9等(11月2日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2004年に13等まで明るくなった新周期彗星の回帰。秋に非常に条件良く観測できる。発見時と同じ明るさを保っていれば、14等まで明るくなると期待されていた。だが、実際には、予想よりかなり暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   2 23.68   10 33.8   0.757   1.738   168   16.5  23:00 (  0, 66)  
Nov. 18   2 19.37   11 56.9   0.785   1.749   160   16.6  22:28 (  0, 67)

* ラインムート第１彗星 (30P)

現在は17.2等(11月2日、A. Diepvens)。しばらく17等で条件良く観測できる。5月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  12 39.37    0 55.3   2.670   2.016    40   16.6   5:03 (285, 22)  
Nov. 18  12 53.90   -0 18.1   2.642   2.039    43   16.6   5:09 (289, 25)

* アトラス彗星 (C/2017 M4)

現在は16.4等(10月26日、D. Buczynski)。2018年から2019年にかけて、13〜14等まで明るくなると期待されている。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球では、2018年の夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  18 31.51   48 20.3   5.183   5.109    80   16.7  18:24 (126, 52)  
Nov. 18  18 34.62   46 50.7   5.182   5.063    77   16.6  18:20 (123, 48)

* パンスターズ彗星 (C/2016 T3)

現在は16.6等(10月24日、Catalina Sky Survey)。冬に16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   9 36.69    0 25.0   2.684   2.735    82   16.7   5:03 (330, 51)  
Nov. 18   9 42.85   -1 20.1   2.618   2.754    87   16.7   5:09 (341, 52)

* ゲーレルス第１彗星 (90P)

現在は16.9等(11月2日、A. Diepvens)。日本からは、秋から冬にかけて、17等で非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   5 42.38   34 58.8   2.316   3.145   140   16.7   2:23 (  0, 90)  
Nov. 18   5 39.27   35 21.6   2.280   3.161   147   16.7   1:52 (180, 90)

* パンスターズ彗星 (C/2014 OE4)

現在は16.1等(10月29日、N. James)。2016年から2017年にかけて、16等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  18 31.86   59 28.0   6.620   6.652    87   16.8  18:24 (143, 50)  
Nov. 18  18 40.37   59 10.5   6.644   6.669    87   16.9  18:20 (142, 48)

* ファン・ネス彗星 (213P)

7月に13.5等まで明るくなった(7月5日、Chris Wyatt)。だが、その後は近日点通過の前から減光している。既に16.8等まで暗くなった(10月29日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  20 34.22  -14  2.8   1.960   2.018    78   16.9  18:24 ( 22, 38)  
Nov. 18  20 47.51  -12 52.7   2.041   2.028    75   17.0  18:20 ( 26, 38)

* ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3)

現在は16.7等(10月25日、門田健一氏)。2019年に近日点を通過するが、2010年の発見以来、ほとんど増光していない。日本からは、条件良く観測できる。南半球ではずっと観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   7  3.61   73 18.9   8.428   8.893   115   16.9   3:45 (180, 52)  
Nov. 18   7  1.51   73 59.1   8.367   8.880   118   16.9   3:15 (180, 51)

* ハートレー第２彗星 (103P)

現在は18.5等(10月21日、Jonathan L. Tuten, D. Breedlove, B. Lutkenhoner)。明け方の空に現れてきた。今後はゆっくりと減光していく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  11 26.96   -7 36.8   3.028   2.570    53   17.0   5:03 (305, 29)  
Nov. 18  11 34.26   -8 36.6   3.001   2.626    58   17.1   5:09 (312, 33)

* リニア-ミュラー彗星 (188P)

現在は18.1等(10月25日、D. Buczynski)。日本からは条件良く観測できる。南半球では低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   7 28.76   35  5.7   2.508   3.113   119   17.1   4:09 (180, 90)  
Nov. 18   7 28.57   35 29.4   2.452   3.137   126   17.1   3:41 (180, 90)

* 小惑星イダルゴ (944)

現在は16.6等(9月16日、P. Camilleri, H. Williams)。2018年の秋から冬にかけて、14等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できる。2017年は、17等の明るさで、南半球で非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  22 57.55  -39 45.0   3.369   3.658    99   17.1  19:35 (  0, 15)  
Nov. 18  22 56.37  -38 16.6   3.417   3.614    93   17.1  19:06 (  0, 17)

* アトラス彗星 (C/2017 T3)

現在は17.3等(10月22日、C. Rinner, F. Kugel)。2018年の夏に9等まで明るくなる。但し、明るい時期はほとんど観測できない。日本からは、3月に14等になるまでしか観測できない。南半球からは、2018年の7月から9月まで観測できるが、超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  21 31.03   73 53.0   3.281   3.716   108   17.3  18:24 (178, 51)  
Nov. 18  21 36.82   71 43.1   3.202   3.637   108   17.1  18:20 (176, 53)

* スキッフ彗星 (352P/2017 L1)

2000年に発見された新周期彗星の初回帰。現在は15.9等(10月29日、Catalina Sky Survey)。近日点通過後も増光を続けていたが、今後は減光すると思われる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   0 26.20   -2 25.0   2.001   2.802   136   17.2  21:03 (  0, 53)  
Nov. 18   0 24.90   -1 26.8   2.093   2.826   129   17.4  20:34 (  0, 54)

* レモン彗星 (C/2015 XY1)

現在は16.6等(10月26日、大島雄二氏)。2019年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11   6 52.66   19 37.8   7.373   7.996   126   17.9   3:33 (  0, 75)  
Nov. 18   6 48.25   19 26.0   7.271   7.990   134   17.8   3:01 (  0, 74)

* 小惑星2017 U1 (A/2017 U1)

史上初の恒星間天体と思われる。9月9日に、太陽に0.25天文単位まで接近した。現在は急激に減光中。10月中旬には19.0等だった(10月14日、Catalina Sky Survey)が、既に23.9等まで暗くなった(11月10日、W. H. Ryan, E. V. Ryan)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Nov. 11  23 21.77    6  1.0   0.993   1.755   124   24.2  19:59 (  0, 61)  
Nov. 18  23 17.80    6 22.6   1.251   1.912   116   24.9  19:27 (  0, 61)

---------------------------------------------------------------------

Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved.