今週の明るい彗星 (2020年7月11日：北半球版)

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ネオワイズ彗星 (C/2020 F3) 日本からは、明け方の空に現れてきた。現在は1.2等と、かなり明るい(7月7日、Carlos Labordena)。今後は夕空に回って、暗くなっていく様子を観測できる。南半球では、7月末に5等で、夕空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 6 44.54 41 52.4 0.898 0.372 21 1.6 3:11 (218, 2) July 18 8 40.14 48 11.4 0.730 0.517 28 2.9 20:54 (143, 10) レモン彗星 (C/2019 U6) 現在は7.7等と、かなり明るい(7月9日、Paul Camilleri)。今後は減光していく。これから長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 11 34.42 6 0.0 0.879 0.996 62 7.4 20:59 ( 84, 20) July 18 12 16.68 10 46.2 0.950 1.051 64 8.1 20:54 ( 85, 26) エンケ彗星 (2P) 現在は7.8等と明るい(7月9日、Paul Camilleri)。南半球では、夕空で暗くなっていく様子を条件良く観測できる。日本からは、8月半ばに12等になるまで、観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 9 13.97 8 19.3 0.816 0.516 30 7.8 20:59 (105, -8) July 18 10 5.35 0 21.2 0.702 0.645 38 8.5 20:54 ( 94, -7) パンスターズ彗星 (C/2017 T2) 現在は9.6等(7月9日、Paul Camilleri)。9月まで9〜10等の明るさで、夕空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 12 50.98 33 56.4 1.893 1.847 71 8.9 20:59 (103, 48) July 18 13 3.72 28 50.6 1.977 1.893 70 9.1 20:54 ( 97, 44) ハウエル彗星 (88P) 現在は10.8等(7月9日、Paul Camilleri)。夏から秋にかけて、8〜9等まで明るくなる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、最盛期は低空になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 13 8.46 -7 26.8 1.230 1.592 89 10.8 20:59 ( 56, 28) July 18 13 19.23 -8 56.5 1.249 1.555 86 10.5 20:54 ( 57, 25) リニア彗星 (249P) 現在は12.5〜13.0等(7月5日、Michael Jager)。急激に増光して、6月には9.5等まで明るくなると期待されていた。だが実際は、予報より暗い。ただし、太陽観測探査機SOHOの画像では、6月19日に7.5等まで明るくなった(Karl Battams)。今後は暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 4 56.96 27 56.6 0.851 0.557 33 11.1 3:11 (243, 10) July 18 5 9.41 27 23.8 0.984 0.636 37 12.3 3:17 (246, 14) ジャクソン-ニェウイミン彗星 (58P) SWANの画像から24年ぶりに検出された。現在は11.9等(7月2日、Chris Wyatt)。今後は減光していく。南半球では、明け方の空で長期に渡って観測できる。日本からは、7月までは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 4 8.69 12 57.8 1.972 1.475 46 11.9 3:11 (262, 11) July 18 4 29.23 13 12.4 1.974 1.506 48 12.2 3:17 (263, 14) スワン彗星 (C/2020 F8) 5月初めに、4.7等まで明るくなった(5月2日、Marco Goiato)。だが、その後は拡散・減光中。すでに7.3等まで暗くなった(5月21日、津村光則氏)。今後は8月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 6 25.02 27 45.6 2.067 1.109 14 12.7 3:11 (231, -5) July 18 6 30.45 25 30.8 2.152 1.234 18 13.3 3:17 (237, -2) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は14.0等以下で、見えない(7月2日、Chris Wyatt)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 2 37.99 24 36.6 6.178 5.812 64 13.7 3:11 (263, 35) July 18 2 41.54 25 2.0 6.080 5.813 70 13.7 3:17 (266, 42) アトラス彗星 (C/2019 N1) 現在は14.0等(6月25日、Thomas Lehmann)。秋から冬にかけて、12等まで明るくなると期待されている。日本からは、次第に明るくなっていく様子を条件良く観測できるが、最盛期はほとんど観測できない。南半球では、しばらく観測できないが、最盛期からは条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 11 58.86 51 10.2 2.841 2.495 60 14.0 20:59 (130, 42) July 18 12 1.47 47 25.1 2.844 2.434 56 14.0 20:54 (126, 38) アサシン彗星 (C/2018 N2) 現在は13.7等(6月26日、Thomas Lehmann)。秋まで14等を保つ。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 5 2.55 83 59.3 4.244 3.890 63 14.2 3:11 (187, 34) July 18 6 41.74 85 11.0 4.259 3.928 64 14.2 3:17 (185, 33) ニート彗星 (246P) 現在は14.0等(6月24日、Paul Camilleri)。2020年から2021年にかけて、13〜14等を保つ。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 12 47.38 8 37.2 3.138 3.106 78 14.3 20:59 ( 74, 35) July 18 12 52.77 7 24.3 3.214 3.093 74 14.3 20:54 ( 76, 31) アトラス-アフリカーノ彗星 (C/2019 F1) 現在は15.0等(6月16日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年に13等まで明るくなる。2020年は、春から夏にかけて、15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 13 50.83 -23 12.0 4.364 4.727 104 14.9 20:59 ( 36, 22) July 18 13 50.43 -23 38.8 4.433 4.689 98 14.9 20:54 ( 41, 19) アトラス彗星 (C/2019 Y1) 3月から4月にかけて、8等まで明るくなった。3月15日に近日点を通過した後も、しばらく増光が続いたが、現在は減光中。既に13.6等まで暗くなった(6月22日、Paul Camilleri)。タイバー彗星(C/1996 Q1)、スワン彗星(C/2015 F3)と同じく、リラー彗星(C/1988 A1)の分裂核と思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 12 19.11 17 59.3 2.246 2.112 69 15.0 20:59 ( 88, 35) July 18 12 26.05 14 44.6 2.420 2.202 65 15.5 20:54 ( 87, 30) パンスターズ彗星 (C/2017 K2) 現在は15.1等(6月24日、Martin Masek)。2022年から2023年にかけて、長期に渡って5〜6等で観測できると期待されている。日本からは、2022年の夏から2023年の夏まで、最盛期は観測できない。南半球では、2020年は夏に超低空にしか見えないが、最盛期は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 17 25.79 52 19.5 8.494 8.752 101 15.1 22:06 (180, 73) July 18 17 21.30 51 48.0 8.462 8.700 100 15.0 21:34 (180, 73) レオナード彗星 (C/2020 H4) 現在は18〜19等と、かなり暗い(6月16日、Alan Hale)。急激に増光して、8月から9月にかけて、14.5等まで明るくなると期待されていたが、予報よりかなり暗い。但し、Thomas Lehmann氏は、6月25日に15.3等と、明るく報告している。日本からは、9月上旬には超低空になるが、ずっと観測できる。南半球では、10月末まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 0 13.08 80 32.3 1.152 1.264 70 15.3 3:11 (186, 44) July 18 6 39.89 86 6.5 1.175 1.190 65 15.1 3:17 (184, 34) カタリナ-アトラス彗星 (C/2020 K8) 現在は16.5等(7月9日、ATLAS-HKO, Haleakala)。小型の彗星だが、9月に太陽に0.47天文単位まで接近して、11等まで明るくなると期待されている。8月下旬に11等になるまで、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 0 43.43 27 21.0 1.085 1.460 87 15.8 3:11 (275, 60) July 18 1 16.37 29 29.6 0.938 1.343 86 15.1 3:17 (271, 61) パンスターズ彗星 (C/2018 F4) 現在は15.8等(6月14日、SONEAR Observatory, Oliveira)。夏まで15等を保つ。南半球では、長期に渡って観測できる。日本からは、8月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 3 22.85 -34 49.5 4.029 3.986 80 15.2 3:11 (307, -8) July 18 3 24.35 -34 53.1 3.991 4.018 84 15.3 3:17 (311, -3) マスター彗星 (C/2020 F5) 現在は15.5等(6月6日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2021年にかけて14〜15等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2021年6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 14 29.84 -82 2.0 4.302 4.809 114 15.3 20:59 ( 4,-28) July 18 14 34.63 -81 17.3 4.304 4.785 112 15.3 20:54 ( 5,-27) スミス彗星 (C/2019 K7) 現在は15.3等(6月30日、M. Jaeger, E. Prosperi, S. Prosperi)。2021年にかけて、長期に渡って15〜16等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 19 50.09 17 23.9 3.654 4.479 139 15.3 0:35 ( 0, 72) July 18 19 39.98 18 17.4 3.650 4.482 140 15.3 23:52 ( 0, 73) モーリー彗星 (115P) 現在は15.5等(6月30日、Charles S. Morris)。6月から8月にかけて15〜16等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 19 17.05 -1 18.1 1.081 2.063 159 15.4 0:02 ( 0, 54) July 18 19 14.06 -1 53.2 1.078 2.059 158 15.4 23:27 ( 0, 53) ソニア彗星 (C/2020 J1) 現在は15.2等(7月3日、R. Carstens)。2021年の春に、13.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2021年の春まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 21 13.03 -64 22.8 3.467 4.236 133 15.5 1:59 ( 0, -9) July 18 20 45.28 -65 33.3 3.423 4.199 134 15.4 1:04 ( 0,-10) パンスターズ彗星 (C/2017 U7) 現在は15.2等(7月9日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2020年は15〜16等で観測できる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 18 55.64 -29 5.1 5.731 6.737 170 15.6 23:36 ( 0, 26) July 18 18 47.91 -28 49.4 5.769 6.751 163 15.6 23:01 ( 0, 26) アトラス彗星 (C/2019 L3) 現在は16.0等(7月8日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2022年の冬に、12等まで明るくなる。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2021年11月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 0 48.98 57 13.4 6.079 5.913 75 15.8 3:11 (216, 57) July 18 0 51.91 58 15.9 5.968 5.869 79 15.8 3:17 (210, 60) ホームズ彗星 (17P) 現在は16.1等(6月29日、ATLAS-HKO, Haleakala)。冬に13.5等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。南半球では、秋に14等になるまで、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。日本からはずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 18 13.49 -45 57.5 1.711 2.654 152 16.0 22:54 ( 0, 9) July 18 18 6.09 -45 8.4 1.709 2.625 147 15.8 22:19 ( 0, 10) レモン彗星 (C/2018 U1) 現在は16.4等(6月19日、吉本勝己氏)。2021年から2022年にかけて、長期に渡って15等の明るさを保つ。日本からは、明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球では、しばらく低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 18 8.20 31 59.6 5.555 6.169 123 16.1 22:48 ( 0, 87) July 18 18 1.59 31 4.8 5.544 6.139 121 16.1 22:14 ( 0, 86) リニア彗星 (C/2017 B3) 2019年の秋に、13.8等まで明るくなった(9月3日、Chris Wyatt)。現在はゆっくりと減光中。現在は15.9等(7月8日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2020年は16等から17等へと減光してく様子を、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 0 40.20 -0 10.3 5.615 5.872 99 16.4 3:11 (311, 43) July 18 0 39.52 0 11.5 5.545 5.913 106 16.4 3:17 (321, 48) カタリナ彗星 (257P) 現在は16.6等(7月5日、ATLAS-HKO, Haleakala)。6月から10月にかけて、16.5等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 20 32.42 16 52.4 1.336 2.194 137 16.5 1:17 ( 0, 72) July 18 20 29.40 17 19.5 1.302 2.183 140 16.5 0:46 ( 0, 72) パンスターズ彗星 (C/2017 Y2) 現在は16.7等(7月1日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2020年の春から2021年の夏にかけて、16.5〜17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 18 24.29 21 0.4 3.954 4.725 134 16.6 23:04 ( 0, 76) July 18 18 13.92 19 49.5 3.964 4.714 132 16.6 22:26 ( 0, 75) ギブス彗星 (C/2018 A6) 2019年の春から秋にかけて、13.2等まで明るくなった(6月30日、Thomas Lehmann)。現在はゆっくりと減光中。既に16.3等まで暗くなった(7月3日、ATLAS-HKO, Haleakala)。南半球では、ずっと観測できる。日本からは、ずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 0 1.52 -30 26.4 3.740 4.308 117 16.6 3:11 (338, 21) July 18 23 56.58 -30 35.9 3.691 4.347 124 16.6 3:17 (347, 23) サイディング・スプリング彗星 (162P) 現在は16.8等(7月2日、R. Carstens)。夏から冬にかけて、16等まで明るくなる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、10月下旬まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 22 30.47 -63 37.2 1.249 2.039 128 16.8 3:11 ( 0, -8) July 18 22 30.62 -65 31.9 1.192 1.990 128 16.7 2:48 ( 0,-10) アトラス彗星 (C/2019 C1) 現在は17.1等(7月2日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2020年から2021年にかけて、16〜17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 11 7.45 -14 55.6 6.935 6.596 66 16.9 20:59 ( 71, 1) July 18 11 11.86 -14 49.6 7.030 6.599 61 16.9 20:54 ( 73, -2) レモン彗星 (C/2019 T2) 現在は17.1等(7月8日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2021年の春から夏にかけて、14.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、2020年は条件良く観測できるが、2021年は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 23 17.15 7 21.8 3.378 3.921 115 17.2 3:11 (334, 60) July 18 23 13.51 6 7.5 3.221 3.873 123 17.0 3:17 (353, 61) アトラス彗星 (C/2019 T3) 現在は17.0等(6月23日、A. Diepvens)。2020年から2021年にかけて、16.5〜17等で観測できる。南半球では、2021年の夏まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 2 0.91 71 15.7 6.514 6.171 65 17.1 3:11 (201, 44) July 18 1 56.44 71 55.6 6.439 6.158 69 17.0 3:17 (198, 47) シェパード-トルヒーヨ彗星 (C/2014 F3) 2021年に近日点を通過し、2020年から2022年にかけて、17〜18等で観測できると予報されている。だが、2015年を最後に、観測されていない。2017年5月には、20.5等以下で写らなかった(Werner Hasubick)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 20 32.80 -22 11.7 4.977 5.959 163 17.2 1:17 ( 0, 33) July 18 20 30.15 -22 17.4 4.942 5.947 170 17.2 0:47 ( 0, 33) マクノート彗星 (278P) 現在は17.1等(7月6日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。予想を上回って明るくなっている。秋にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 13 10.08 -12 4.9 1.855 2.144 91 17.3 20:59 ( 52, 25) July 18 13 19.15 -13 6.6 1.917 2.133 87 17.3 20:54 ( 54, 22) ラッセル-リニア彗星 (156P) 現在は18.6等(6月27日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。10月から11月にかけて、15等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 23 43.33 -32 38.4 1.208 1.946 121 17.7 3:11 (343, 20) July 18 23 51.96 -33 14.4 1.116 1.897 125 17.4 3:17 (349, 21) レモン彗星 (P/2020 M2) 2012年に17.5等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.6等(6月30日、佐藤英貴氏)。夏から冬にかけて17等で、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 3 13.13 21 30.6 2.666 2.282 57 17.5 3:11 (261, 27) July 18 3 25.84 22 45.7 2.603 2.286 60 17.5 3:17 (263, 32) アトラス彗星 (C/2017 M4) 2018年から2019年にかけて、12〜13等まで明るくなった。現在は減光中。既に17.0等まで暗くなった(6月24日、P. Camilleri, H. Williams, M. Al-Bussadi)。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 9 27.48 -57 31.7 5.835 5.815 83 17.5 20:59 ( 40,-35) July 18 9 31.36 -57 1.5 5.936 5.862 80 17.5 20:54 ( 41,-38) オリー彗星 (304P) 現在は18.3等(6月28日、Jean-Benoit de Vanssay)。9月に16等まで明るくなる。日本からは条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 3 6.67 15 35.3 1.479 1.316 60 18.0 3:11 (268, 25) July 18 3 33.25 17 25.3 1.449 1.294 60 17.6 3:17 (267, 28) パンスターズ彗星 (C/2017 K5) Sam Deen氏によれば、2017年と2019年に、それぞれバーストを起こして明るくなった。2017年に20〜21等で観測された後、2018年夏には22.9等以下で写らなくなった(8月29日、Sam Deen)。だが、2019年春には17.2等まで明るくなった(3月25日、B. T. Bolin)。その後は、再び減光中。現在は19.9等(5月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。予報では、2019年から2021年にかけて、長期に渡って18等で観測できるはずだが、実際はこの予報よりはるかに暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 18 48.40 -21 46.7 6.700 7.709 172 17.6 23:29 ( 0, 33) July 18 18 44.63 -22 22.3 6.727 7.712 164 17.6 22:58 ( 0, 33) ニェウイミン第１彗星 (28P) 現在は17.2等(7月9日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2021年の初めに、15.5等まで明るくなる。2020年は、南半球では11月まで、日本からは7月まで、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 13 58.47 -29 12.5 2.597 3.070 108 17.7 20:59 ( 32, 18) July 18 14 0.27 -28 55.6 2.633 3.015 102 17.7 20:54 ( 36, 16) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 現在は17.4等(6月24日、Martin Masek)。今後はゆっくりと減光していく。日本からは条件良く観測できる。南半球では、2021年の春に超低空でしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 12 40.01 46 51.5 9.291 8.944 67 17.7 20:59 (123, 48) July 18 12 41.78 45 58.5 9.367 8.957 63 17.7 20:54 (123, 44) アトラス彗星 (P/2019 LD2) 現在は17.5等(6月28日、門田健一氏)。2019年から2020年にかけて、18等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 21 17.59 -4 49.3 3.699 4.586 147 17.8 2:02 ( 0, 50) July 18 21 14.83 -5 2.1 3.652 4.587 153 17.7 1:32 ( 0, 50) 小惑星A/2019 O3 (A/2019 O3) 現在は16.9等(7月3日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2020年の夏に、17〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 19 31.57 31 34.0 8.289 8.928 126 17.8 0:16 ( 0, 87) July 18 19 27.35 31 51.5 8.275 8.922 126 17.8 23:40 ( 0, 87) バス彗星 (87P) 現在は18.1等(7月2日、Charles S. Morris)。今後は減光して、7月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 13 25.35 -6 30.6 1.837 2.150 93 17.8 20:59 ( 53, 32) July 18 13 35.30 -7 29.4 1.921 2.162 89 17.9 20:54 ( 55, 29) マクノート彗星 (254P) 今回帰はまだ観測されていない。秋に17.5等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 23 29.18 -20 17.1 2.501 3.168 122 17.9 3:11 (342, 33) July 18 23 31.27 -21 36.6 2.426 3.163 128 17.8 3:17 (351, 33) アトラス彗星 (C/2019 E3) 現在は18.2等(4月27日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2027年にかけて、長期に渡って17等を保つ。南半球では条件良く観測できる。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 9 36.36 -42 48.5 12.441 12.164 71 17.8 20:59 ( 56,-30) July 18 9 38.26 -42 50.6 12.480 12.145 68 17.8 20:54 ( 58,-33) アトラス彗星 (C/2020 M3) 現在は18.1等(7月1日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。11月に14等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 0 38.91 -32 28.8 1.406 2.001 110 18.3 3:11 (331, 16) July 18 0 55.86 -33 4.9 1.301 1.931 112 17.9 3:17 (335, 17) アトラス彗星 (C/2019 Y4) 1844年の大彗星（C/1844 Y1）の分裂核。3月末に7.0等まで明るくなった(3月30日、Charles S. Morris)。だが、核が分裂して、その後は減光した。5月中旬には9.1等だった(5月17日、Sandor Szabo)。5月31日に、太陽に0.25天文単位まで接近した。日本からは、今後は観測できない。南半球では、明け方の空に現れてきたが、超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 11 6 4.30 2 35.0 1.910 1.107 27 18.3 3:11 (253,-18) July 18 6 18.86 2 6.2 2.030 1.246 29 19.0 3:17 (257,-15)