今週の明るい彗星 (2020年9月12日：北半球版)

English version Home page	Updated on September 16, 2020
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ハウエル彗星 (88P) 現在は8.6等(9月9日、Michael Mattiazzo)。秋にかけて、8〜9等の明るさを保つ。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 15 38.75 -22 38.4 1.363 1.363 68 9.0 19:36 ( 48, 15) Sept.19 16 2.70 -24 4.0 1.380 1.356 67 8.9 19:25 ( 45, 15) ネオワイズ彗星 (C/2020 F3) 7月3日に太陽に0.29天文単位まで接近して、0.6等まで明るくなった(Alan Hale)。現在は減光中。既に9.8等まで暗くなった(9月13日、吉本勝己氏)。10月初めに11等になるまで、夕空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 14 41.18 -7 18.2 2.058 1.629 51 9.7 19:36 ( 69, 15) Sept.19 14 50.38 -9 23.7 2.269 1.748 47 10.2 19:25 ( 69, 13) アトラス彗星 (C/2020 M3) 急増光した。現在は10.3等と、かなり明るい(9月8日、Chris Wyatt)。10月から11月にかけて9〜10等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 3 31.46 -35 59.7 0.671 1.422 114 11.2 4:06 ( 0, 19) Sept.19 3 50.94 -35 8.5 0.619 1.379 114 10.9 3:58 ( 0, 20) カタリナ-アトラス彗星 (C/2020 K8) 現在は14.2等(8月18日、Alan Hale)。小型の彗星だが、9月に太陽に0.47天文単位まで接近して、11等まで明るくなると期待されていた。だが、最近はこの予報よりかなり暗い。まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 9 33.54 0 43.6 1.035 0.479 27 10.9 4:15 (270, 2) Sept.19 10 15.15 -1 57.5 1.213 0.487 23 11.3 4:21 (271, -1) パンスターズ彗星 (C/2017 T2) 現在は11.2等(9月11日、Carlos Labordena)。10月初めには観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 14 27.98 -0 56.9 2.908 2.340 46 11.3 19:36 ( 76, 17) Sept.19 14 37.65 -3 29.6 3.036 2.403 43 11.5 19:25 ( 75, 14) ボリソフ彗星 (C/2020 Q1) 現在は13等(9月11日、Giuseppe Pappa)。眼視では11.3等と、かなり明るい(9月12日、Carlos Labordena)。9月に地球に0.7天文単位まで接近して、13等まで明るくなる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、10月上旬まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 4 22.66 55 37.8 0.868 1.381 94 13.1 4:15 (198, 68) Sept.19 2 43.58 65 54.1 0.764 1.416 105 12.9 2:58 (180, 59) ネオワイズ彗星 (C/2020 P1) 現在は14.6等(9月9日、Michael Mattiazzo)。小型の彗星だが、10月20日に太陽に0.34天文単位まで接近し、8.5等まで明るくなると期待されている。南半球では、9月末に11.5等になるまで、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。日本からは、しばらく観測できないが、10月末に10等で明け方の空に現れる。その後は、急激に暗くなていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 12 28.18 -56 22.2 0.957 1.014 62 14.0 19:36 ( 41,-33) Sept.19 12 30.13 -52 17.8 0.888 0.874 54 13.2 19:25 ( 46,-34) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 7月27日にバーストを起こした。現在もまだ12.8等と明るい(8月30日、張替憲氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 2 52.77 27 23.1 5.254 5.824 120 13.3 3:29 ( 0, 82) Sept.19 2 51.64 27 30.0 5.167 5.825 126 13.3 3:00 ( 0, 83) アトラス彗星 (C/2019 N1) 現在は14.0等(8月20日、Sandor Szabo)。秋から冬にかけて、12等まで明るくなると期待されている。日本からも、まもなく観測できなくなる。南半球では、12月に明け方の空に現れて、その後は条件良く観測できるようになる。日本からは、11月から12月にかけて、超低空に見えるのみ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 12 41.44 18 53.1 2.873 2.002 24 13.4 19:36 (108, 6) Sept.19 12 47.56 15 30.6 2.865 1.957 20 13.3 19:25 (107, 2) レモン彗星 (C/2019 U6) 6月に6.0等まで明るくなった(6月13日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に11.8等まで暗くなった(9月11日、Carlos Labordena)。これから長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 15 39.68 22 50.3 1.849 1.692 65 13.5 19:36 ( 89, 44) Sept.19 15 57.06 22 57.6 1.967 1.781 64 14.1 19:25 ( 89, 45) ジャクソン-ニェウイミン彗星 (58P) SWANの画像から24年ぶりに検出された。春に10.2等まで明るくなった(5月31日、Marco Goiato)。現在は急激に減光中。既に15.2等まで暗くなった(8月21日、Sandor Szabo)。今後は暗くなるまで、ずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 6 38.94 10 33.9 1.926 1.845 70 14.4 4:15 (290, 42) Sept.19 6 50.16 9 52.7 1.907 1.894 73 14.6 4:21 (295, 46) ニート彗星 (246P) 現在は14.2等(7月16日、Paul Camilleri)。2020年から2021年にかけて、13〜14等を保つ。まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 13 53.51 -2 48.6 3.714 2.996 38 14.4 19:36 ( 80, 9) Sept.19 14 2.81 -4 4.6 3.758 2.985 34 14.4 19:25 ( 80, 6) アサシン彗星 (C/2018 N2) 現在は14.2等(9月7日、Thomas Lehmann)。秋まで14等を保つ。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 13 53.33 73 2.2 4.446 4.255 72 14.7 19:36 (159, 37) Sept.19 14 7.78 71 15.3 4.476 4.298 73 14.7 19:25 (157, 37) パンスターズ彗星 (C/2017 K2) 現在は15.3等(9月5日、Thomas Lehmann)。2022年から2023年にかけて、長期に渡って5〜6等で観測できると期待されている。日本からは、2022年の夏から2023年の夏まで、最盛期は観測できない。南半球では、2020年は夏に超低空にしか見えないが、最盛期は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 17 4.29 45 13.2 8.328 8.285 84 14.8 19:36 (123, 65) Sept.19 17 4.73 44 16.2 8.320 8.232 81 14.8 19:25 (120, 63) アトラス-アフリカーノ彗星 (C/2019 F1) 現在は15.9等(8月14日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2021年に13等まで明るくなる。南半球では、10月まで15等で観測できる。日本からは、2022年7月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 14 11.22 -28 52.4 4.936 4.397 52 14.9 19:36 ( 57, -4) Sept.19 14 16.36 -29 43.7 4.978 4.363 47 14.9 19:25 ( 58, -6) レオナード彗星 (C/2020 H4) 急激に増光して、8月から9月にかけて、14.5等まで明るくなると期待されていた。だが、現在の明るさが不明。6月30日には18.0等以下(Charles S. Morris)、7月13日には15.7等以下(Sandor Szabo)で、捉えられなかった。だが、Giuseppe Pappa氏は7月10日に14等、Thomas Lehmann氏は7月12日に15.2等と、明るく報告している。日本からは、9月上旬には超低空になるが、ずっと観測できる。南半球では、10月末まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 10 45.49 32 11.5 1.714 0.969 29 15.0 4:15 (235, 6) Sept.19 10 47.02 27 22.5 1.751 1.007 29 15.2 4:21 (243, 9) アトラス彗星 (C/2019 L3) 現在は15等(9月11日、Giuseppe Pappa)。2022年の冬に、12等まで明るくなる。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2021年11月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 0 44.75 65 1.0 5.107 5.519 109 15.2 1:21 (180, 60) Sept.19 0 39.51 65 26.8 5.014 5.476 112 15.1 0:48 (180, 59) マスター彗星 (C/2020 F5) 現在は15.0等(8月28日、Chris Wyatt)。2021年にかけて14〜15等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2021年6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 16 27.29 -74 34.4 4.490 4.610 90 15.2 19:36 ( 10,-22) Sept.19 16 45.11 -73 37.9 4.529 4.590 87 15.2 19:25 ( 11,-22) ソニア彗星 (C/2020 J1) 現在は14.5等(8月18日、T. Prystavski)。2021年の春に、13.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2021年の春まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 17 34.16 -58 34.7 3.696 3.918 95 15.3 19:36 ( 11, -5) Sept.19 17 25.94 -56 51.8 3.781 3.886 88 15.3 19:25 ( 15, -5) ギクラス彗星 (84P) 現在は15.5等(8月18日、Giuseppe Pappa)。夏から冬にかけて15.5等を保ち、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 7 10.82 19 10.2 2.195 1.951 62 15.4 4:15 (274, 41) Sept.19 7 24.50 18 56.5 2.158 1.981 66 15.4 4:21 (278, 45) パンスターズ彗星 (C/2018 F4) 冬に13.5等まで明るくなった(12月6日、Chris Wyatt)。現在はゆっくりと減光中。現在は14.9等(8月28日、Chris Wyatt)。南半球では、長期に渡って観測できる。日本からは、明け方の空に現れてきたが、しばらく低空が続く。9月12日に、Taras Prystavski氏によって核が分裂している姿が発見された。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 3 1.94 -37 39.2 3.706 4.295 119 15.6 3:38 ( 0, 17) Sept.19 2 54.33 -37 55.8 3.694 4.332 123 15.7 3:02 ( 0, 17) スミス彗星 (C/2019 K7) 現在は15.7等(9月5日、Thomas Lehmann)。2021年にかけて、長期に渡って15〜16等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 18 35.74 19 57.7 4.149 4.531 105 15.7 19:36 ( 24, 74) Sept.19 18 31.76 19 46.2 4.253 4.540 100 15.7 19:25 ( 38, 71) エンケ彗星 (2P) 6月25日に近日点を通過して、7.3等まで明るくなった(6月30日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に14.3等まで暗くなった(8月20日、門田健一氏)。南半球では、夕空で暗くなっていく様子を条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 16 48.76 -31 38.6 1.236 1.530 85 15.7 19:36 ( 29, 16) Sept.19 17 13.16 -31 15.0 1.386 1.620 83 16.3 19:25 ( 28, 18) スワン彗星 (C/2020 F8) 5月初めに、4.7等まで明るくなった(5月2日、Marco Goiato)。だが、その後は拡散・減光した。5月下旬には、既に7.3等まで暗くなった(5月21日、津村光則氏)。明け方の空に現れてきたが、既に消滅したかもしれない。今後は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 6 44.97 10 2.0 2.290 2.139 68 15.8 4:15 (289, 41) Sept.19 6 42.25 8 3.5 2.264 2.242 75 16.0 4:21 (299, 46) ソーホー彗星 (C/2020 P4) 太陽観測探査機SOHOの画像から発見された新彗星。8月8日に太陽に0.09天文単位まで接近して、3等まで明るくなった。10月には明け方の空に現れるが、18等以下と思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 10 16.72 1 58.2 2.021 1.092 16 15.9 4:15 (263, -7) Sept.19 10 28.55 0 39.2 2.146 1.244 19 16.6 4:21 (267, -3) レモン彗星 (C/2019 T2) 現在は15.7等(9月11日、Giuseppe Pappa)。2021年の春から夏にかけて、14.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、2020年は条件良く観測できるが、2021年は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 22 9.12 -11 44.9 2.531 3.497 160 16.0 22:41 ( 0, 43) Sept.19 21 59.07 -14 25.4 2.542 3.452 150 15.9 22:03 ( 0, 40) サイディング・スプリング彗星 (162P) 現在は15.3等(8月28日、Chris Wyatt)。夏から冬にかけて、16等まで明るくなる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、10月下旬まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 20 49.48 -66 45.1 0.935 1.612 112 16.0 21:22 ( 0,-12) Sept.19 20 44.81 -64 13.5 0.919 1.569 109 16.0 20:51 ( 0, -9) モーリー彗星 (115P) 現在は15.8等(9月5日、Thomas Lehmann)。12月に18等以下になるまで、ずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 19 24.82 -10 19.8 1.386 2.092 121 16.0 19:58 ( 0, 45) Sept.19 19 31.98 -11 13.1 1.457 2.104 116 16.2 19:38 ( 0, 44) レモン彗星 (C/2018 U1) 現在は16.5等(9月7日、Thomas Lehmann)。2021年から2022年にかけて、長期に渡って15等の明るさを保つ。日本からは、明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球では、しばらく低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 17 29.21 20 43.1 5.817 5.910 90 16.0 19:36 ( 61, 65) Sept.19 17 28.16 19 19.4 5.880 5.883 85 16.0 19:25 ( 65, 61) パンスターズ彗星 (C/2017 U7) 現在は16.2等(8月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2020年は15〜16等で観測できる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 18 5.00 -25 55.5 6.601 6.877 101 16.1 19:36 ( 15, 28) Sept.19 18 2.64 -25 33.5 6.744 6.893 94 16.1 19:25 ( 20, 27) オリー彗星 (304P) 現在は15.6等(8月24日、吉本勝己氏)。9月末まで16等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 7 3.22 22 42.6 1.368 1.309 64 16.2 4:15 (271, 44) Sept.19 7 25.61 22 18.1 1.366 1.334 66 16.3 4:21 (274, 46) ホームズ彗星 (17P) 現在は17.2等(8月17日、P. Camilleri, H. Williams)。冬に15等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。南半球では、秋に16等になるまで、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。日本からはずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 18 4.70 -35 37.5 2.001 2.409 101 16.4 19:36 ( 12, 18) Sept.19 18 11.54 -34 27.1 2.059 2.384 96 16.3 19:25 ( 15, 19) アトラス彗星 (C/2019 T4) 現在は16.9等(4月24日、J. Drummond)。2022年に13等まで明るくなると期待されている。2020年は、南半球で非常に条件良く観測できる。日本からは、秋から冬には観測できるが、超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 8 2.42 -28 57.9 7.072 6.595 58 16.4 4:15 (307, 1) Sept.19 8 7.11 -29 37.9 6.987 6.556 60 16.4 4:21 (312, 5) ラッセル-リニア彗星 (156P) 現在は16.7等(8月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。10月から11月にかけて、16等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 0 7.45 -37 46.1 0.601 1.537 144 16.6 0:44 ( 0, 17) Sept.19 0 0.72 -36 58.4 0.564 1.500 144 16.4 0:10 ( 0, 18) カタリナ彗星 (257P) 現在は16.4等(8月20日、Thomas Lehmann)。10月まで16.5等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 20 14.35 10 7.4 1.340 2.142 131 16.4 20:47 ( 0, 65) Sept.19 20 17.51 8 31.0 1.383 2.143 127 16.5 20:23 ( 0, 63) リニア彗星 (C/2017 B3) 2019年の秋に、13.8等まで明るくなった(9月3日、Chris Wyatt)。現在はゆっくりと減光中。現在は15.5等(9月11日、Giuseppe Pappa)。2020年は16等から17等へと減光してく様子を、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 0 16.75 1 40.5 5.265 6.242 164 16.5 0:53 ( 0, 57) Sept.19 0 12.51 1 44.0 5.286 6.284 172 16.6 0:21 ( 0, 57) アトラス彗星 (C/2019 T3) 現在は16.5等(9月11日、Giuseppe Pappa)。2020年から2021年にかけて、16.5〜17等で観測できる。南半球では、2021年の夏まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 23 56.54 74 21.6 5.791 6.068 101 16.7 0:34 (180, 51) Sept.19 23 35.18 73 44.7 5.724 6.058 104 16.6 23:38 (180, 51) 小惑星ゴールト (6478) 現在は17.5等(8月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。メインベルトの小惑星だが、2019年には、彗星のように直線状の尾を伸ばした姿で観測された。2020年は、9月から10月にかけて、16.5等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 0 30.80 5 44.7 1.273 2.246 159 16.9 1:07 ( 0, 61) Sept.19 0 25.50 3 41.1 1.267 2.261 168 16.7 0:34 ( 0, 59) パンスターズ彗星 (C/2017 Y2) 現在は16.0等(8月20日、Sandor Szabo)。2020年の春から2021年の夏にかけて、16.5〜17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 17 21.00 7 38.4 4.552 4.652 89 16.8 19:36 ( 47, 54) Sept.19 17 18.62 6 10.5 4.661 4.647 82 16.8 19:25 ( 51, 50) パロマー彗星 (C/2019 O3) 現在は16.9等(8月26日、Charles S. Morris)。2020年から2021年にかけて、17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 18 59.96 31 31.0 8.508 8.879 108 17.1 19:36 ( 13, 86) Sept.19 18 58.16 31 15.3 8.569 8.874 104 17.1 19:25 ( 53, 84) ギブス彗星 (C/2018 A6) 2019年の春から秋にかけて、13.2等まで明るくなった(6月30日、Thomas Lehmann)。現在はゆっくりと減光中。既に16.2等まで暗くなった(9月11日、Giuseppe Pappa)。南半球では、ずっと観測できる。日本からは、ずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 22 52.96 -30 13.3 3.747 4.667 153 17.1 23:25 ( 0, 25) Sept.19 22 44.88 -29 44.0 3.824 4.708 148 17.2 22:49 ( 0, 25) レモン彗星 (P/2020 M2) 2012年に17.5等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.5等(8月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。夏から冬にかけて17等で、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 4 53.58 31 1.2 2.068 2.357 93 17.2 4:15 (279, 74) Sept.19 5 1.34 31 54.0 2.001 2.371 98 17.1 4:21 (283, 79) パンスターズ彗星 (C/2016 M1) 2018年6月に7.7等まで明るくなった(6月19日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。既に16.9等まで暗くなった(4月22日、J. Drummond)。南半球では、今後は暗くなるまで、長期に渡って観測できる。日本からも、今後は条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 6 39.01 -11 5.2 7.843 7.589 71 17.5 4:15 (309, 27) Sept.19 6 39.73 -11 20.3 7.801 7.641 77 17.5 4:21 (316, 32) ニート彗星 (312P) 現在は18.5等(8月27日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。9月に17.5等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 23 15.31 -20 41.6 1.000 1.986 163 17.5 23:47 ( 0, 34) Sept.19 23 13.34 -22 36.5 1.018 1.984 157 17.5 23:18 ( 0, 32) マクノート彗星 (254P) 現在は17.3等(8月16日、W. Hasubick)。11月まで17.5等を保つ。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 23 16.82 -33 35.4 2.223 3.138 150 17.5 23:49 ( 0, 21) Sept.19 23 12.89 -34 36.0 2.254 3.138 145 17.5 23:17 ( 0, 20) マクノート彗星 (278P) 現在は17.3等(8月22日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。予想を上回って明るくなった。今後は減光し、10月には18等以下になる。日本からは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 14 59.17 -22 6.0 2.411 2.087 59 17.5 19:36 ( 55, 9) Sept.19 15 14.46 -23 7.5 2.471 2.088 56 17.6 19:25 ( 54, 8) ニェウイミン第１彗星 (28P) 現在は16.9等(8月24日、P. Camilleri, H. Williams)。2021年の初めに、15.5等まで明るくなる。2020年は、南半球では11月まで観測できる。日本からは、まもなく観測できなくなる。その後は、2021年6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 14 53.28 -29 42.7 2.902 2.570 61 17.6 19:36 ( 50, 3) Sept.19 15 4.20 -30 5.4 2.922 2.515 56 17.5 19:25 ( 51, 1) ミュラー第５彗星 (173P) 現在は18.6等(8月24日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2019年後半から2021年初めにかけて、長期に渡って17〜18等で観測できる。近日点を通過する前に暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 5 51.06 16 19.5 4.667 4.629 81 17.7 4:15 (294, 55) Sept.19 5 54.59 16 21.9 4.550 4.618 87 17.6 4:21 (303, 61) リニア彗星 (277P) 現在は20.3等(8月21日、J. Nicolas, F. Kugel)。秋から冬にかけて、16等まで明るくなると期待されている。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 2 25.64 39 54.7 1.450 2.128 118 17.9 3:01 (180, 85) Sept.19 2 29.65 41 0.3 1.372 2.102 123 17.6 2:38 (180, 84) ニート彗星 (215P) 現在は17.7等(8月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2019年に17等で観測された。2020年は、夏から秋にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 0 53.56 -6 30.1 2.818 3.764 156 17.6 1:30 ( 0, 49) Sept.19 0 49.63 -6 52.0 2.798 3.771 163 17.6 0:58 ( 0, 48) リニア彗星 (P/2002 T5) 2003年から2004年にかけて、16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は18.8等(8月24日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年から2022年にかけての冬に、16等まで明るくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 3 10.90 -19 48.8 4.071 4.682 121 17.8 3:46 ( 0, 35) Sept.19 3 10.62 -20 33.4 3.993 4.663 126 17.7 3:19 ( 0, 35) 小惑星ファエトン (3200) 12月7日に太陽に0.14天文単位まで接近して、11等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。11月に16等になるまで観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 7 0.97 28 58.0 1.741 1.621 66 18.0 4:15 (264, 47) Sept.19 7 18.83 28 16.0 1.592 1.548 68 17.8 4:21 (266, 50) アトラス彗星 (C/2019 E3) 2027年にかけて、長期に渡って17等で観測できる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 9 56.14 -44 57.2 12.579 11.995 52 17.8 4:15 (308,-27) Sept.19 9 58.28 -45 26.0 12.560 11.977 52 17.8 4:21 (311,-22) アマラウ彗星 (C/2020 O2) 現在は18.0等(8月5日、L. S. Amaral)。2021年の夏に、16.5等まで明るくなる。南半球では、しばらく条件良く観測できる。日本からは、2021年2月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 14 53.40 -45 54.9 5.865 5.577 68 17.8 19:36 ( 38, -8) Sept.19 14 59.68 -45 9.3 5.931 5.552 63 17.8 19:25 ( 40, -9) アトラス彗星 (P/2019 LD2) 現在は17.3等(8月13日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2019年から2020年にかけて、18等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 20 50.39 -8 17.1 3.763 4.601 142 17.8 21:23 ( 0, 47) Sept.19 20 48.89 -8 42.3 3.834 4.603 135 17.9 20:54 ( 0, 46) パンスターズ彗星 (C/2020 N1) 現在は19.3等(8月19日、P. Carson)。2021年の冬から春にかけて、13.5等まで明るくなる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、2021年の春まで超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 0 26.91 48 50.7 2.097 2.799 125 18.1 1:03 (180, 76) Sept.19 0 20.74 49 45.0 1.987 2.725 128 17.8 0:30 (180, 75) ボアッティーニ彗星 (P/2020 P2) 2009年に13等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は18.0等(8月18日、Mt. Lemmon Survey)。冬に12等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 3 10.64 -1 25.4 0.980 1.743 122 18.4 3:46 ( 0, 54) Sept.19 3 21.17 -2 23.7 0.897 1.697 126 17.8 3:29 ( 0, 53) ハグ-ベル彗星 (178P) 現在は17.7等(8月24日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。冬にかけて、17.5〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 6 29.12 16 54.6 1.995 1.946 72 17.9 4:15 (284, 48) Sept.19 6 42.56 16 58.5 1.944 1.962 76 17.9 4:21 (289, 52) パンスターズ彗星 (C/2017 K5) Sam Deen氏によれば、2017年と2019年に、それぞれバーストを起こして明るくなった。2017年に20〜21等で観測された後、2018年夏には22.9等以下で写らなくなった(8月29日、Sam Deen)。だが、2019年春には17.2等まで明るくなった(3月25日、B. T. Bolin)。その後は、再び19.9等まで減光した(5月29日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は18.1等(7月9日、J. Jahn)。予報では、2019年から2021年にかけて、長期に渡って18等で観測できるはずだが、実際はこの予報より暗いかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept.12 18 25.04 -26 27.8 7.412 7.753 106 17.9 19:36 ( 10, 28) Sept.19 18 24.57 -26 52.7 7.534 7.759 99 17.9 19:25 ( 14, 27)