今週の明るい彗星 (2022年12月10日：北半球版)

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 Updated on December 11, 2022
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

現在は8.3等と明るい(11月23日、Chris Wyatt)。2022年から2023年にかけて、長期に渡って、8等で観測できる。南半球では、11月から12月にかけて一時的に低くなるが、長期に渡って観測できる。日本からは、2023年の夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  17 28.98  -56 37.5   2.531   1.801    34    7.9  18:18 ( 39,-29)  
Dec. 17  17 49.08  -59 19.7   2.497   1.797    36    7.9  18:21 ( 36,-31)

* ＺＴＦ彗星 (C/2022 E3)

現在は8.8等と明るい(12月5日、吉本勝巳氏)。2月に地球に0.29天文単位まで接近して、5等まで明るくなると期待されている。日本からは、11月には一時的に超低空になったが、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では、2月初めまで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  15 53.05   25 42.2   1.579   1.239    51    8.9   5:26 (254, 23)  
Dec. 17  15 53.59   26 46.5   1.423   1.194    55    8.5   5:31 (257, 30)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

現在は11.2等(11月27日、宮崎修氏)。2023年秋まで長期に渡って10等の明るさを保つ。日本からは、2023年の秋まで条件良く観測できる。南半球では、2023年の夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  10 42.40   79 29.2   2.252   2.795   113   10.2   5:26 (180, 46)  
Dec. 17   9 29.95   83 58.1   2.167   2.750   116   10.1   3:56 (180, 41)

* ニオワイズ彗星 (C/2022 P1)

現在は10.4等と、かなり明るい(11月23日、Chris Wyatt)。11月まで10等を保つ。南半球では、12月から1月には一時的に観測できなくなる。日本からは、春に15等になるまで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  19 31.19  -38 53.2   2.310   1.602    34   11.0  18:18 ( 43, -3)  
Dec. 17  19 29.25  -38 34.7   2.410   1.613    28   11.1  18:21 ( 47, -7)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

昨年の冬に8.3等まで明るくなった(1月6日、高橋俊幸氏)。現在は減光中。だが、まだ11.8等と明るい(11月26日、宮崎修氏)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  10  0.48  -26 34.0   4.472   4.636    93   11.2   4:47 (  0, 28)  
Dec. 17   9 59.76  -27 57.7   4.426   4.674    98   11.3   4:19 (  0, 27)

* ヴィルト第２彗星 (81P)

現在は11.2等(11月25日、Michael Jager)。南半球でも明け方の空に現れてきた。春にかけて11〜12等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  13 31.29   -7 48.0   1.974   1.599    53   11.5   5:26 (308, 31)  
Dec. 17  13 50.70   -9 27.2   1.932   1.598    55   11.5   5:31 (312, 32)

* パンスターズ彗星 (C/2022 A2)

急激に増光中。現在は11.4等と、かなり明るい(11月25日、Michael Jager)。3月まで、10〜11等の明るさを保つ。日本からは、今後は条件良く観測できる。南半球では、2023年6月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  14  3.79   35  3.8   2.020   1.958    72   11.9   5:26 (255, 49)  
Dec. 17  14 27.48   38 50.0   1.896   1.919    76   11.6   5:31 (250, 51)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

現在は13.4等(11月12日、Thomas Lehmann)。2023年に10等まで明るくなると期待されている。南半球では、11月から1月には一時的に観測できなくなるが、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2024年秋まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  18  2.58  -21 40.6   4.354   3.402    13   12.1  18:18 ( 68, -7)  
Dec. 17  18  9.44  -22 49.7   4.347   3.374     7   12.1  18:21 ( 70,-12)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P)

10月初めにアウトバーストを起こした。現在は11.8等と、かなり明るい(11月23日、Chris Wyatt)。南半球では条件良く観測できる。日本からは低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  22 17.20  -21 31.0   1.736   1.696    71   12.4  18:18 ( 21, 31)  
Dec. 17  22 35.70  -19 13.8   1.855   1.760    68   12.9  18:21 ( 24, 32)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

現在は12.9等と明るい(11月21日、門田健一氏)。しばらく12等を保つ。今後はしばらく条件良く観測できる。南半球でも、1月から観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  14 45.84   -2  4.2   5.220   4.508    39   12.9   5:26 (289, 22)  
Dec. 17  14 52.75   -1 42.2   5.166   4.528    45   12.9   5:31 (293, 27)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は13.2等(11月16日、門田健一氏)。2023年に12等まで明るくなると期待されている。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、12月半ばまで観測できないが、2023年には条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  13 52.24    5 56.5   4.228   3.757    55   13.0   5:26 (292, 37)  
Dec. 17  13 52.73    5 10.8   4.107   3.741    61   12.9   5:31 (299, 42)

* シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P)

現在は13.4等(11月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2月まで13等の明るさを保ち、非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   8 39.68    7 26.4   1.068   1.834   126   13.1   3:26 (  0, 62)  
Dec. 17   8 43.03    7 35.4   1.024   1.839   132   13.0   3:02 (  0, 62)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

11月下旬に大規模なバーストを起こした。現在は11.3等と、かなり明るい(11月27日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   6 48.61   29 25.7   5.137   6.051   156   13.4   1:36 (  0, 84)  
Dec. 17   6 45.15   29 27.8   5.103   6.053   163   13.4   1:05 (  0, 84)

* アトラス彗星 (C/2021 Y1)

現在は13.6等(11月23日、Chris Wyatt)。当初の予報より、増光が鈍い。来年の夏まで13.5等を保つ。日本からは、2023年春まで条件良く観測できる。南半球では、今後は長期に渡って条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   4  3.91    6 54.9   1.690   2.630   158   13.6  22:47 (  0, 62)  
Dec. 17   3 52.80    3 26.4   1.693   2.580   147   13.5  22:08 (  0, 58)

* ＺＴＦ彗星 (C/2021 E3)

初夏に9.3等まで明るくなった(6月5日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に15.6等まで暗くなった(11月26日、G. Duszanowicz, J. Camarasa)。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からも観測できるようになったが、しばらくは低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   9 24.21  -43 58.9   2.654   2.845    90   13.7   4:11 (  0, 11)  
Dec. 17   9 10.05  -43 54.5   2.619   2.907    96   13.8   3:29 (  0, 11)

* クラーク彗星 (71P)

冬に13等まで明るくなるが、条件が悪い。南半球では2月まで、日本からは5月まで、観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  16 25.72  -22  1.0   2.607   1.643     9   14.1   5:26 (290,-10)  
Dec. 17  16 47.57  -23  9.0   2.580   1.627    11   13.9   5:31 (292, -8)

* アトラス彗星 (C/2022 U2)

急激に増光中。現在は15.1等(11月25日、門田健一氏)。1月に13等まで明るくなる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、2月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  19 15.73   68 57.5   0.952   1.426    94   14.4  18:18 (155, 41)  
Dec. 17  19 36.10   70 38.7   0.882   1.392    96   14.2  18:21 (157, 40)

* アトラス彗星 (C/2021 P4)

6月から7月にかけて、10.4等まで明るくなった(7月22日、門田健一氏)。現在は減光中。南半球では、明け方の空に現れてきた。だが、17.5等以下で写らない(11月29日、Martin Masek)。日本からは、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  16 29.15  -62 26.7   2.932   2.269    40   14.2   5:26 (328,-29)  
Dec. 17  17  1.56  -63 33.7   3.008   2.350    40   14.5   5:31 (329,-30)

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

現在は14.5等(11月25日、Chris Wyatt)。2023年いっぱい14等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   4 34.55  -24 25.6   2.871   3.606   132   14.4  23:16 (  0, 31)  
Dec. 17   4 16.87  -24  1.0   2.878   3.578   128   14.3  22:31 (  0, 31)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は14.7等(11月23日、Chris Wyatt)。しばらく13〜14等で観測できる。日本からは低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  20 18.55  -26 46.8   3.773   3.135    43   14.8  18:18 ( 44, 13)  
Dec. 17  20 29.44  -26  7.1   3.845   3.143    39   14.9  18:21 ( 47, 11)

* レモン彗星 (C/2021 T4)

現在は14.5等(11月23日、Chris Wyatt)。2023年7月に8等まで明るくなると期待されている。2022年は、次第に増光していく様子を、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   1  2.35  -12 56.2   2.846   3.321   110   15.0  19:46 (  0, 42)  
Dec. 17   0 52.89  -13 22.2   2.909   3.251   101   14.9  19:09 (  0, 42)

* アトラス彗星 (C/2020 R7)

現在は15.1等(10月26日、Thomas Lehmann)。当初の予報より増光が鈍い。長期に渡って14〜15等を保つ。現在は観測できない。日本からは1月上旬に、南半球では2月上旬に観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  17 28.21  -16  1.5   4.045   3.074     8   15.0  18:18 ( 78,-10)  
Dec. 17  17 33.24  -14 52.2   4.064   3.094     8   15.0   5:31 (279,-13)

* パーカー-ハートレー彗星 (119P)

現在は15.1等(11月25日、Chris Wyatt)。夏から冬にかけて15等の明るさで、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   8  8.08   20  8.0   1.652   2.472   137   15.2   2:55 (  0, 75)  
Dec. 17   8  6.06   20 38.5   1.614   2.488   145   15.2   2:26 (  0, 76)

* マックホルツ第１彗星 (96P)

1月31日に、太陽に0.1天文単位まで近づく。日本からは、2月半ばに9等で明け方の空に現れ、その後は減光していく様子を観測できる。南半球では、1月半ばから2月半ばまでは観測できないが、長期に渡って観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  18 58.30  -45 41.3   2.073   1.347    32   15.8  18:18 ( 42,-12)  
Dec. 17  19 14.00  -44 53.8   1.981   1.221    29   15.2  18:21 ( 44,-13)

* シャイン-シャルダハ彗星 (61P)

現在は15.4等(11月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。長期に渡って条件良く観測できるが、今後は減光して、春には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   1 22.49    0 31.6   1.473   2.156   121   15.3  20:07 (  0, 56)  
Dec. 17   1 27.06    1  9.7   1.550   2.166   115   15.4  19:44 (  0, 56)

* アトラス彗星 (P/2022 L3)

現在は14.8等(11月24日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。12月まで15等を保ち、非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   1 59.23   25 58.2   1.627   2.446   137   15.4  20:43 (  0, 81)  
Dec. 17   1 58.56   26 35.3   1.698   2.456   130   15.6  20:15 (  0, 82)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は15.8等(11月21日、門田健一氏)。2024年から2025年にかけて、13等まで明るくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   9 14.86  -36 36.6   6.716   6.897    96   15.5   4:01 (  0, 18)  
Dec. 17   9 14.47  -37 16.2   6.612   6.863   100   15.5   3:33 (  0, 18)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

現在は15.6等(11月29日、ATLAS Chile)。2024年の初めに、7等まで明るくなると期待されている。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2022年はずっと低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   6  0.18  -37 27.2   4.740   5.279   118   15.6   0:47 (  0, 18)  
Dec. 17   5 54.82  -37 59.2   4.672   5.215   118   15.5   0:14 (  0, 17)

* アトラス彗星 (C/2020 Y2)

現在は14.9等(11月25日、Chris Wyatt)。春に13等まで明るくなると期待されていたが、当初の予報より暗かった。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、しばらく超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   3  9.83  -48 22.1   3.184   3.555   104   15.6  21:52 (  0,  7)  
Dec. 17   2 55.15  -46  8.3   3.259   3.587   101   15.7  21:10 (  0,  9)

* パンスターズ彗星 (C/2022 S3)

現在は17.6等(10月25日、Michael Jager)。小型の彗星だが、1月に太陽に0.8天文単位まで、3月に地球に0.6天文単位まで近づく。1月から3月にかけて、14等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、12月初めまでしか観測できない。その後、3月初めに再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  20 34.76  -37 26.5   1.565   1.144    46   16.1  18:18 ( 34,  6)  
Dec. 17  20 44.32  -40 27.0   1.552   1.064    42   15.7  18:21 ( 35,  2)

* ヴィルト第４彗星 (116P)

2022年の初めに、12.7等まで明るくなった(2月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。現在は観測できない。南半球では1月に、日本からは2月に、16等で再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  16 19.37  -23 10.0   3.378   2.417    10   15.7   5:26 (292, -9)  
Dec. 17  16 34.16  -23 47.4   3.378   2.437    14   15.8   5:31 (295, -6)

* パンスターズ彗星 (C/2020 S4)

現在は15.8等(11月29日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy, G. Houdin)。春まで16等を保ち、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   9 30.89   17 58.1   2.840   3.418   118   15.9   4:18 (  0, 73)  
Dec. 17   9 33.66   18 32.8   2.748   3.408   124   15.9   3:53 (  0, 73)

* ロングモア彗星 (77P)

現在は16.8等(11月10日、門田健一氏)。急激に増光して、春に14等まで明るくなる。南半球では、明け方の空に現れてきた。春には非常に条件良く観測できる。日本からは、冬には条件良く観測できるが、春にはやや低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  13 17.01   -1  3.6   2.812   2.466    59   16.0   5:26 (306, 38)  
Dec. 17  13 26.62   -2 36.9   2.721   2.452    63   15.9   5:31 (313, 41)

* リニア彗星 (285P)

8月初めにアウトバーストを起こして、6等ほど急増光し、14.6等まで明るくなった(8月13日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。現在もまだ16.2等と明るい(11月18日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく16等を保ちそう。しばらく条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  21 12.32   -8 37.5   2.014   1.753    60   16.0  18:18 ( 44, 35)  
Dec. 17  21 30.71   -8 43.2   2.055   1.740    57   16.0  18:21 ( 47, 34)

* ノヴィチョーノク-ギェルケ彗星 (408P/2020 M7)

現在は16.3等(11月13日、ATLAS South Africa)。秋から冬にかけて、16〜17等で非常に条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   4 12.60   -1 28.8   2.579   3.482   152   16.1  22:56 (  0, 54)  
Dec. 17   4  8.85   -1 38.6   2.618   3.485   147   16.1  22:25 (  0, 53)

* レモン彗星 (C/2018 U1)

2021年から2022年にかけて、15等で観測された。現在は減光中。南半球では、11月にはいったん超低空になったが、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  15  6.18  -56 17.2   6.572   5.852    39   16.3   5:26 (328,-17)  
Dec. 17  15  9.61  -57 15.9   6.559   5.879    43   16.3   5:31 (331,-15)

* 小惑星ディディモス (65803)

9月26日に、衛星ディモルフィスにダート探査機が衝突して、彗星活動が捉えられた。12.9等まで明るくなった(9月28日、John Drummond)。その後は減光中。既に15.9等まで暗くなった(10月29日、吉本勝巳氏)。しばらく条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   8 17.18   23 45.3   0.194   1.133   136   16.5   3:04 (  0, 79)  
Dec. 17   8  8.79   25 57.8   0.212   1.165   145   16.5   2:29 (  0, 81)

* リニア-ニート彗星 (204P)

現在は17.3等(11月26日、ATLAS-HKO, Haleakala)。急激に増光して、冬に16等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   9 54.80   14  6.5   1.240   1.846   111   16.6   4:41 (  0, 69)  
Dec. 17  10  2.84   14  5.4   1.188   1.854   116   16.5   4:22 (  0, 69)

* コプフ彗星 (22P)

現在は14.8等(11月19日、W. Pei)。今度は条件良く観測できるが、次第に減光していく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   0 48.83   -1  6.9   2.289   2.824   113   16.6  19:33 (  0, 54)  
Dec. 17   0 51.51   -0 34.3   2.420   2.865   106   16.8  19:08 (  0, 55)

* パンスターズ彗星 (C/2021 C5)

現在は17.7等(7月9日、ATLAS Chile)。2023年に16等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  13 40.28  -54  0.6   3.853   3.297    49   16.6   5:26 (335, -7)  
Dec. 17  13 55.82  -56  3.4   3.805   3.286    51   16.6   5:31 (338, -8)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は17.0等(11月16日、門田健一氏)。2024年から2025年にかけて、12〜13等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  10 31.87  -19 59.8   6.469   6.540    89   16.7   5:18 (  0, 35)  
Dec. 17  10 29.86  -20  4.9   6.311   6.495    96   16.6   4:49 (  0, 35)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

現在は17.0等(11月24日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。非常に遠方の彗星。2021年から2026年にかけて、長期に渡って17等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、まったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   7 33.44  -75 24.7  10.615  10.472    79   16.9   2:19 (  0,-20)  
Dec. 17   7 20.41  -75 53.7  10.601  10.466    79   16.9   1:39 (  0,-21)

* レモン-アトラス彗星 (C/2022 A3)

現在は17.0等(11月18日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2023年の初めから2024年の初めにかけて、長期に渡って16等で観測できる。日本からは、2023年の春までしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  10 31.33    3 41.6   4.238   4.505    99   17.2   5:18 (  0, 59)  
Dec. 17  10 28.69    2 41.8   4.088   4.471   106   17.1   4:48 (  0, 58)

* リニア彗星 (402P/2020 Q3)

昨年の冬に15.3等まで明るくなった(1月12日、H. Nohara)。現在は減光中。既に17.8等まで暗くなった(11月25日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。この冬は17等で条件良く観測できる。南半球では低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  10 23.48   20 14.4   4.035   4.426   107   17.1   5:10 (  0, 75)  
Dec. 17  10 25.07   20 51.2   3.952   4.443   113   17.1   4:44 (  0, 76)

* フルス彗星 (P/2021 N2)

急激に増光して、昨年の秋から冬にかけて、15.5等まで明るくなった(2021年11月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在はゆっくりと減光中。既に16.3等まで暗くなった(11月18日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   6 39.28    9 48.1   3.508   4.415   154   17.1   1:27 (  0, 65)  
Dec. 17   6 35.61    9 36.7   3.495   4.434   160   17.1   0:55 (  0, 65)

* アトラス彗星 (C/2022 Q2)

現在は16.8等(11月18日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。春まで17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  21  3.92  -11 56.2   2.105   1.780    57   17.1  18:18 ( 44, 31)  
Dec. 17  20 58.44  -11  9.1   2.221   1.748    49   17.2  18:21 ( 53, 26)

* ラインムート第２彗星 (44P)

現在は16.7等(11月18日、ATLAS-HKO, Haleakala)。夏から秋にかけて、16〜17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   2 57.05   23 40.2   1.801   2.701   150   17.2  21:41 (  0, 79)  
Dec. 17   2 54.75   23  7.1   1.880   2.730   142   17.3  21:11 (  0, 78)

* マスター彗星 (C/2020 F5)

2021年に14等まで明るくなった。現在は減光中。既に16.9等まで暗くなった(11月21日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。3月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  23 16.53   15 10.2   6.368   6.581    98   17.2  18:18 ( 12, 70)  
Dec. 17  23 17.40   15 18.4   6.518   6.620    91   17.3  18:21 ( 31, 68)

* パロマー彗星 (C/2019 O3)

現在は17.1等(11月28日、D. Buczynski)。ゆっくりと減光中。日本では、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  17 39.58   62 52.8   9.581   9.563    85   17.2  18:18 (148, 31)  
Dec. 17  17 44.42   63  5.4   9.589   9.578    86   17.2  18:21 (149, 29)

* スコッティ彗星 (244P)

現在は17.4等(11月18日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。冬に17等で、条件良く観測できる。南半球ではやや低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   6 19.82   26 19.8   2.970   3.921   162   17.3   1:07 (  0, 81)  
Dec. 17   6 15.25   26 22.7   2.948   3.922   170   17.2   0:35 (  0, 81)

* カタリナ-ニート彗星 (395P/2020 H1)

現在は17.1等(11月21日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。近日点を通過した後も増光が続いている。しばらく16等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  23  6.95   -3  8.7   4.342   4.436    88   17.2  18:18 ( 11, 51)  
Dec. 17  23 10.70   -2 50.9   4.464   4.450    82   17.3  18:21 ( 21, 50)

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

2023年の夏まで、長期に渡って17等を保ち、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  13 35.72    3 51.0   9.344   8.858    57   17.3   5:26 (297, 39)  
Dec. 17  13 36.12    4  2.3   9.238   8.862    64   17.3   5:31 (305, 44)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

現在は17.2等(11月26日、ATLAS South Africa)。非常に大型の彗星。2031年に14等まで明るくなると期待されている。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   2 34.20  -61 18.7  18.194  18.228    90   17.4  21:17 (  0, -6)  
Dec. 17   2 32.31  -61 10.5  18.216  18.203    87   17.4  20:48 (  0, -6)

* アトラス彗星 (C/2020 H6)

現在は17.3等(11月20日、D. Buczynski)。ゆっくりと減光中。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  17  3.20   38 39.4   6.198   5.794    61   17.4   5:26 (234, 17)  
Dec. 17  17 11.14   39  6.9   6.209   5.825    62   17.5   5:31 (236, 21)

* ニート彗星 (246P)

現在は16.2等(11月21日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2020年から2021年にかけて、14等まで明るくなった。現在はゆっくりと減光中。まもなく18等以下になるが、もうしばらく明るいかもしれない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   0  5.94  -16 49.7   3.917   4.148    96   17.4  18:50 (  0, 38)  
Dec. 17   0  7.85  -16  4.2   4.037   4.164    90   17.5  18:25 (  0, 39)

* パンスターズ彗星 (C/2021 QM45)

現在は17.6等(11月2日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。日本からは、冬にかけて長期に渡って17等で条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   8 17.67   50 26.0   2.259   3.026   133   17.5   3:05 (180, 75)  
Dec. 17   8 15.26   50 46.3   2.243   3.055   138   17.5   2:35 (180, 74)

* トリトン彗星 (157P)

秋に16.1等まで明るくなった(9月23日、Michael Jager)。その後は急激に減光中。既に17.9等まで暗くなった(10月28日、門田健一氏)。南半球でも、今後は高くなってくる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  11  0.10   -0 48.2   1.509   1.817    91   17.5   5:26 (351, 54)  
Dec. 17  11  6.89   -2 40.9   1.472   1.851    95   17.5   5:26 (  0, 52)

* アトラス-アフリカーノ彗星 (C/2019 F1)

2021年の夏に、14.2等まで明るくなった(2021年7月18日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に16.9等まで暗くなった(11月18日、吉本勝巳氏)。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からはやや低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   1 16.28  -21 55.0   5.462   5.848   108   17.5  20:00 (  0, 33)  
Dec. 17   1 14.91  -21  0.0   5.602   5.892   102   17.6  19:31 (  0, 34)

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は17.5等(11月12日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2023年から2024年にかけて、長期に渡って17等を保つ。日本からは、条件良く観測できる。南半球では低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   2 23.00   28 24.9   6.336   7.147   143   17.6  21:07 (  0, 84)  
Dec. 17   2 21.59   28 16.9   6.390   7.132   136   17.6  20:38 (  0, 83)

* ウィルソン-ハリントン彗星 (107P/(4015))

現在は17.0等(11月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は減光する。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   8  9.24   19  6.8   0.792   1.656   137   17.7   2:57 (  0, 74)  
Dec. 17   7 58.61   19 18.1   0.806   1.716   146   17.6   2:19 (  0, 74)

* カタリナ彗星 (C/2022 L1)

急激に増光して、9月初めに14.0等まで明るくなった(9月2日、Michael Jager)。現在は16.0等(9月26日、門田健一氏)。今後は減光していく。日本からは、11月には超低空になったが、長期に渡って観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  15 18.84   25 24.8   2.252   1.867    54   17.7   5:26 (259, 30)  
Dec. 17  15 18.03   27 28.0   2.192   1.916    60   17.9   5:31 (260, 38)

* ソニア彗星 (C/2020 J1)

2021年の春から夏にかけて、12.3等まで明るくなった(2021年6月15日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に18.2等まで暗くなった(11月21日、D. Buczynski)。1月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  12 44.56   32 45.1   6.259   6.225    83   17.7   5:26 (266, 64)  
Dec. 17  12 44.67   33 39.9   6.197   6.272    89   17.8   5:31 (268, 71)

* パンスターズ彗星 (C/2020 U4)

現在は17.6等(11月14日、X. Gao, Q.-Z. Ye)。まもなく18等以下になる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   0 30.30   18 43.0   5.154   5.655   116   17.8  19:14 (  0, 74)  
Dec. 17   0 26.16   17 53.5   5.291   5.672   107   17.9  18:43 (  0, 73)

* ラッセル第４彗星 (94P)

現在は18.8等(11月26日、ATLAS-HKO, Haleakala)。急激に増光して、春に16.5等で条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   8 52.89   23 26.2   1.751   2.483   128   18.0   3:40 (  0, 78)  
Dec. 17   8 54.11   23 51.0   1.667   2.464   135   17.8   3:13 (  0, 79)

* フルス彗星 (P/2021 V2)

現在は18.9等(11月23日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。冬に17.5等で、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   9  4.30    1 37.4   2.931   3.510   118   17.9   3:51 (  0, 57)  
Dec. 17   9  4.67    1  2.5   2.848   3.506   124   17.8   3:24 (  0, 56)

* ヒル彗星 (211P)

現在は18.9等(11月24日、Catalina Sky Survey)。1月から2月にかけて、17.5等まで明るくなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  11 23.11   13 39.4   2.129   2.368    91   17.9   5:26 (333, 66)  
Dec. 17  11 31.81   13 56.5   2.053   2.377    96   17.9   5:31 (347, 68)

* ボレリー彗星 (19P)

昨年の冬から早春にかけて、8.8等まで明るくなった(1月31日、Chris Wyatt)。現在は減光中。明け方の空に現れてきた。12月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  14 12.08   11  9.2   3.712   3.241    54   17.9   5:26 (283, 36)  
Dec. 17  14 19.14   10 53.2   3.678   3.285    59   18.0   5:31 (288, 41)

* アトラス彗星 (C/2019 T3)

現在は18.2等(11月21日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。近日点を通過した後もしばらく明るかったが、今度は減光して、冬には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10  21 16.40   -3 36.2   7.825   7.437    63   17.9  18:18 ( 47, 40)  
Dec. 17  21 18.04   -3 59.4   7.960   7.465    56   18.0  18:21 ( 54, 35)

* ＺＴＦ彗星 (C/2022 P3)

現在は17.7等(11月18日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、秋に17〜18等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 10   8 32.85   69 17.7   2.263   2.935   124   17.9   3:21 (180, 56)  
Dec. 17   8 29.61   71 58.9   2.287   2.971   125   18.0   2:50 (180, 53)

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