今週の明るい彗星 (2024年6月8日：北半球版)

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 Updated on June 11, 2024
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は6.7等(6月1日、Marco Goiato)。急激に減光中。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   6 14.30  -23 12.2   1.549   1.170    49    6.9  20:58 ( 84,-35)  
June 15   6 42.98  -27 30.5   1.564   1.259    53    7.3  21:02 ( 80,-38)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。現在は7.3等(6月2日、Virgilio Gonano)。今後は急激に減光する。日本では超低空。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   6 41.29   39 13.6   2.049   1.223    26    7.3  20:58 (133,  8)  
June 15   7 12.48   40 48.4   2.010   1.198    27    7.2  21:02 (134,  9)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

9月末に太陽に0.4天文単位まで接近し、0等まで明るくなると期待されている。現在は10.2等(6月6日、Virgilio Gonano)。今後は急激に増光する。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。だが、南半球では9月には再び観測できるようになる。最盛期は、日本からは近日点通過後に条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前後に低空で観測できる。最近はこの予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  11 48.69    2 53.9   1.832   2.227    98    9.3  20:58 ( 53, 45)  
June 15  11 36.72    3  1.9   1.875   2.123    89    9.1  21:02 ( 63, 37)

* ウィルタネン彗星 (46P)

今回帰は条件が悪い。初夏に10等まで明るくなるが、まったく観測できない。今後は急激に減光する。今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   5 58.00   25 27.5   2.058   1.089    12   10.3  20:58 (129, -8)  
June 15   6 30.02   26  4.0   2.082   1.115    12   10.4  21:02 (129, -8)

* カマラーサ-ドゥサノヴィッツ彗星 (C/2023 V4)

急激に増光した。現在は10.8等(6月4日、Carlos Labordena)。今後は急激に減光する。日本ではやや低い。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   5 41.92   52 16.2   1.885   1.130    30   11.2  20:58 (150, 10)  
June 15   6 24.34   55 41.7   1.848   1.150    33   11.3  21:02 (151, 13)

* ブルーイントン彗星 (154P)

現在は12.9等(6月7日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。日本ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   2 44.47   24 27.7   2.317   1.554    32   11.4   3:00 (245,  7)  
June 15   3  6.52   26 43.6   2.295   1.553    33   11.4   2:58 (243,  9)

* エレーニン彗星 (479P/2023 WM26)

2011年に、近日点通過の半年後に発見された新周期彗星の初回帰。急激に増光した。現在は12.1等(5月30日、Thomas Lehmann)。今後は急激に減光する。9月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  11 13.10  -26 12.1   0.672   1.325   101   11.7  20:58 ( 39, 16)  
June 15  11 46.11  -27 30.4   0.703   1.360   103   12.1  21:02 ( 38, 16)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は12.2等(6月5日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  20 34.47   58 34.8   1.872   2.096    87   12.1   3:00 (189, 66)  
June 15  20 30.15   60 12.6   1.930   2.168    89   12.3   2:56 (180, 65)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.8等(5月31日、安部裕史氏)。しばらく12等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   6 56.52   35  6.6   4.645   3.770    27   12.7  20:58 (128,  8)  
June 15   6 59.29   35 36.1   4.677   3.756    22   12.7  21:02 (132,  3)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

夏に12.5等まで明るくなると期待されている。現在は14.0等(5月29日、Chris Wyatt)。しばらく13等を保つ。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では条件良く観測できるが、日本からはかなり低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  15 42.81  -76  0.3   2.246   2.957   125   13.5  22:35 (  0,-21)  
June 15  15 32.89  -74 36.7   2.195   2.913   126   13.4  21:57 (  0,-20)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R2)

次第に明るくなっていく。現在は観測できない。日本では9月に姿を現す。南半球では、今後は観測できない。8月に11等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   5 38.01    5 21.0   2.360   1.440    19   13.9  20:58 (118,-26)  
June 15   6  0.40    5 47.5   2.278   1.355    18   13.6  21:02 (120,-27)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.7等(5月31日、安部裕史氏)。しばらく14等を保つ。日本では、8月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  11 57.64  -24 54.2   4.585   5.034   110   13.8  20:58 ( 32, 23)  
June 15  12  0.51  -23 57.6   4.669   5.026   104   13.9  21:02 ( 38, 20)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は13.3等(5月20日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   0 39.49  -50 35.9   4.541   4.718    93   14.0   3:00 (322,-14)  
June 15   0 40.01  -52 19.9   4.512   4.775    98   14.1   2:58 (326,-13)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は15.2等(5月17日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。7月には観測できなくなる。だが、9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   8 28.91   19  8.5   6.848   6.207    47   14.1  20:58 (103, 15)  
June 15   8 33.30   18 48.8   6.928   6.209    41   14.2  21:02 (106, 10)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は14.1等(6月3日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では超低空。南半球では、次第に低くなる。だが、8月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   9 50.75  -24 50.6   2.764   2.844    84   14.5  20:58 ( 55,  5)  
June 15   9 47.37  -23 58.0   2.911   2.868    77   14.6  21:02 ( 61, -1)

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

現在は14.5等(6月7日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   0 51.35   -0 31.6   2.052   1.881    65   14.6   3:00 (281, 15)  
June 15   1  5.00    0 44.5   2.009   1.897    68   14.6   2:58 (282, 18)

* 串田彗星 (144P)

1月から3月にかけて、8.9等まで明るくなった(2月13日、Chris Wyatt)。現在は13.2等(6月3日、Thomas Lehmann)。急激に減光中。8月には18等以下になる。日本ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   9 59.39    8 36.7   2.099   2.023    71   14.6  20:58 ( 80, 28)  
June 15  10 13.86    7 26.9   2.213   2.072    68   15.0  21:02 ( 82, 24)

* コマス・ソラ彗星 (32P)

現在は14.7等(5月31日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   7 43.04   28 29.5   2.806   2.071    35   14.7  20:58 (117, 12)  
June 15   8  1.09   27 43.9   2.857   2.085    33   14.7  21:02 (118,  9)

* 南山-ハーン彗星 (P/2024 FG9)

Alan Hale氏によって彗星活動が捉えられた。現在は14.6等(6月2日、Taras Prystavski)。次第に暗くなっていく。日本では7月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   8 20.58   18 13.1   2.140   1.607    45   14.8  20:58 (103, 13)  
June 15   8 41.23   16 58.9   2.181   1.616    44   14.9  21:02 (103, 10)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は14.5等(4月27日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。現在は観測できない。7月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   5 44.73   14 33.2   6.966   5.979    12   15.0  20:58 (124,-18)  
June 15   5 48.78   14 53.5   7.038   6.037     9   15.0  21:02 (129,-23)

* シューメーカー-レヴィ第１彗星 (192P)

現在は16.6等(5月30日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   2 50.69    6 17.9   2.165   1.476    36   15.3   3:00 (258, -5)  
June 15   3  9.71    8 51.9   2.162   1.489    37   15.1   2:58 (257, -2)

* レモン彗星 (C/2022 S4)

現在は16.1等(2月22日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。当初の予報より増光が鈍い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   4  7.01  -42  4.4   3.043   2.794    66   15.2   3:00 (297,-44)  
June 15   4 23.24  -44  2.8   2.976   2.784    69   15.1   2:58 (301,-42)

* カタリナ-パンスターズ彗星 (299P)

5月下旬にバーストを起こして急増光した。現在は15.1等(5月28日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  15 30.90  -26 27.3   2.197   3.163   158   15.2  22:22 (  0, 29)  
June 15  15 27.69  -25 49.2   2.237   3.165   151   15.3  21:51 (  0, 29)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は16.3等(5月23日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  10 40.23  -48 12.4   7.767   8.055   102   15.2  20:58 ( 32, -5)  
June 15  10 42.63  -47 45.6   7.879   8.100    98   15.3  21:02 ( 35, -8)

* フォーブズ彗星 (37P)

夏から秋にかけて、14等まで明るくなる。現在は16.3等(6月5日、佐藤裕久氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では条件良く観測できるが、日本からは超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  12 27.78  -17 31.9   1.352   2.007   115   15.4  20:58 ( 28, 32)  
June 15  12 31.81  -17 24.1   1.382   1.971   109   15.3  21:02 ( 35, 30)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は14.8等(5月19日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、次第に低くなる。だが、7月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   7 26.19  -32 12.6   5.604   5.249    64   15.3  20:58 ( 67,-25)  
June 15   7 28.39  -32  1.1   5.695   5.290    61   15.4  21:02 ( 70,-31)

* シューメーカー-リニア彗星 (146P)

夏に14.5等まで明るくなる。現在は16.5等(5月30日、ATLAS South Africa)。しばらく15等を保つ。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   1 13.78  -16 18.0   1.620   1.570    68   15.9   3:00 (291,  1)  
June 15   1 34.82  -14  9.2   1.565   1.538    69   15.6   2:58 (290,  3)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は15.9等(3月26日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。現在は観測できない。南半球ではまもなく、日本では8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   5 26.70    1 49.8   7.347   6.414    21   15.6  20:58 (117,-30)  
June 15   5 32.06    2  9.2   7.325   6.389    21   15.6   2:58 (238,-34)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は15.9等(5月24日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  22 58.12   -5 13.6   5.073   5.237    93   15.7   3:00 (306, 33)  
June 15  23  0.39   -4 53.2   4.930   5.198    99   15.6   2:58 (311, 37)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.0等(5月3日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   3 45.72  -61 47.9  16.333  16.295    86   15.7   3:00 (325,-42)  
June 15   3 49.74  -62  0.6  16.278  16.271    87   15.7   2:58 (325,-39)

* ラインムート第１彗星 (30P)

現在は16.3等(3月29日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。現在は観測できない。日本では9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   5 50.99   21 15.5   2.909   1.921    10   16.0  20:58 (127,-12)  
June 15   6  9.50   21 32.3   2.900   1.901     8   15.9  21:02 (130,-14)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は15.9等(5月26日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  17 31.92   32 55.9   6.520   7.136   123   16.0   0:26 (  0, 88)  
June 15  17 28.90   33  6.2   6.564   7.176   123   16.1  23:52 (  0, 88)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.5等(6月6日、Giuseppe Pappa)。しばらく16等を保つ。日本では、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  14 20.08  -50  3.9   4.700   5.496   137   16.3  21:11 (  0,  5)  
June 15  14  8.73  -49  5.6   4.742   5.479   132   16.3  21:02 (  5,  6)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は15.4等(5月30日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   5 52.38  -38 15.3   5.202   4.811    62   16.3  20:58 ( 69,-45)  
June 15   5 59.26  -37 30.6   5.267   4.858    61   16.4  21:02 ( 71,-50)

* 紫金山第１彗星 (62P)

12月から1月にかけて、7.4等まで明るくなった(12月24日、宮崎修氏)。現在は16.3等(5月29日、門田健一氏)。急激に減光中。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  12 28.10    1  4.0   1.652   2.197   108   16.4  20:58 ( 39, 49)  
June 15  12 34.73   -0  2.0   1.778   2.249   103   16.9  21:02 ( 46, 45)

* ラッセル第２彗星 (89P)

夏に16等まで明るくなる。現在は16.8等(5月29日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  23 24.25  -18 52.7   1.995   2.286    93   16.7   3:00 (310, 19)  
June 15  23 32.56  -18 30.8   1.932   2.298    97   16.6   2:58 (314, 22)

* ガン彗星 (65P)

現在は16.4等(5月26日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は次第に低くなり、9月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  12 32.60    3 52.5   2.954   3.414   108   16.7  20:58 ( 40, 52)  
June 15  12 33.98    3 19.7   3.033   3.399   102   16.7  21:02 ( 49, 47)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.1等(4月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   2 55.24  -63 15.1  10.325  10.371    89   16.7   3:00 (327,-36)  
June 15   2 57.67  -63 26.2  10.290  10.376    92   16.7   2:58 (328,-34)

* カタリナ-リニア彗星 (227P)

2月から3月にかけて、14.5等まで明るくなった(3月11日、W. Pei)。現在は16.7等(6月3日、ATLAS-HKO, Haleakala)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  10 47.64   11 23.2   1.697   1.847    81   16.7  20:58 ( 74, 39)  
June 15  11  1.89    9 23.0   1.786   1.878    78   16.9  21:02 ( 76, 35)

* ソーホー彗星 (P/2003 T12)

2003年、2012年、2016年の3回帰で観測されている。今回帰はまだ観測されていない。7月に15.5等まで明るくなる。15.5等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。7月には18等以下になる。日本ではまもなく、南半球では7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   2  8.60   15 57.9   1.113   0.769    42   17.9   3:00 (257,  9)  
June 15   2 58.23   17 55.9   1.150   0.695    36   16.8   2:58 (252,  5)

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

2023年の初めと秋に、14等まで明るくなった。現在は16.7等(5月25日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  22 34.72   19 55.3   4.654   4.746    88   16.9   3:00 (285, 54)  
June 15  22 29.59   20 38.4   4.581   4.790    95   16.9   2:58 (291, 60)

* スペースウォッチ彗星 (125P)

現在は16.3等(5月24日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  21 44.28   -3 17.6   1.147   1.772   109   16.9   3:00 (324, 45)  
June 15  21 48.96   -3 11.7   1.119   1.805   115   17.2   2:58 (331, 48)

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は16.4等(5月4日、高橋俊幸氏)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  15  3.89   -1  9.1   1.995   2.875   143   16.9  21:55 (  0, 54)  
June 15  15  1.84   -0 57.6   2.046   2.872   136   16.9  21:25 (  0, 54)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は16.8等(5月18日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。だが、9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   8 28.75   -5 33.8   4.572   4.113    57   17.1  20:58 ( 82,  1)  
June 15   8 36.00   -5 44.1   4.612   4.082    53   17.1  21:02 ( 85, -4)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は17.1等(5月27日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。2024年の暮れから2026年の初めにかけて、長期に渡って15等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   6 47.75  -32 35.6   5.422   5.002    60   17.2  20:58 ( 71,-33)  
June 15   6 53.67  -31 31.5   5.429   4.966    58   17.1  21:02 ( 75,-37)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は17.0等(5月29日、A. Diepvens)。しばらく17等を保つ。今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。だが、日本では9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  10 11.63   19 23.4   5.585   5.337    70   17.1  20:58 ( 89, 36)  
June 15  10 13.56   19 45.7   5.664   5.305    64   17.1  21:02 ( 94, 30)

* ニート彗星 (473P/2023 W1)

2001年に10等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。2月から3月にかけて、12.5等まで明るくなった(2月29日、Thomas Lehmann)。現在は14.9等(5月28日、Thomas Lehmann)。急激に減光中。まもなく18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   8 30.86   60 14.0   2.375   1.916    51   17.2  20:58 (144, 33)  
June 15   9  3.96   57 34.2   2.454   1.973    50   17.6  21:02 (140, 32)

* レモン彗星 (C/2022 T1)

現在は16.9等(5月28日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。8月には18等以下になる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  14  1.20  -18 39.9   2.786   3.596   136   17.2  20:58 (  1, 36)  
June 15  14  2.46  -17 54.7   2.872   3.614   130   17.3  21:02 ( 11, 36)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

2025年1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づく。計算上は-1等まで明るくなるが、消滅する可能性が高い。最盛期は、南半球でのみ、近日点通過後に観測できる可能性がある。現在は17.2等(5月31日、ATLAS South Africa)。次第に明るくなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  13 55.13  -77 59.5   3.296   3.912   120   17.5  20:58 (  1,-23)  
June 15  13 29.27  -76 13.5   3.225   3.826   119   17.4  21:02 (  4,-22)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.4等(6月6日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  22 26.40   46 38.5   4.307   4.248    79   17.5   3:00 (235, 61)  
June 15  22 17.80   47 27.9   4.225   4.257    84   17.4   2:58 (229, 67)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q2)

現在は19.2等(6月4日、井狩康一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  18 53.93   -6 11.7   2.300   3.213   148   17.9   1:49 (  0, 49)  
June 15  18 40.93   -8 27.7   2.245   3.210   158   17.8   1:09 (  0, 47)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

現在は17.7等(6月3日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では超低空。だが、春には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。2026年に13等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。最盛期は、南半球では低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8  19 15.10  -42 59.1   7.277   8.143   146   17.9   2:10 (  0, 12)  
June 15  19 10.85  -42 55.0   7.188   8.099   152   17.9   1:38 (  0, 12)

* ロニオス-タッカー彗星 (328P)

今回帰はまだ観測されていない。しばらく18等を保つ。日本では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June  8   0 55.90    8  2.9   2.198   1.930    61   18.1   3:00 (273, 19)  
June 15   1  9.61   10 26.1   2.128   1.916    64   17.9   2:58 (273, 23)

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