今週の明るい彗星 (2024年10月19日:北半球版)

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Updated on October 18, 2024
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、10月9日にSOHO探査機のコロナグラフでマイナス4.9等まで明るくなった(M. Paradowski)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は2.6等(10月16日、Carlos Labordena)。今後は急激に減光する。日本では1月には、南半球では11月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  16 10.31    2  0.9   0.561   0.675    40    3.5  18:44 ( 77, 21)  
Oct. 26  17 25.12    3 21.0   0.771   0.810    52    4.8  18:36 ( 69, 32)  

* アトラス彗星 (C/2024 S1)

明るい太陽をかすめるクロイツ群の新彗星。10月28日に太陽に0.008天文単位まで接近する。2等から、最大マイナス4.5等まで明るくなると期待されている。10月半ばまでほとんど増光していなかったが、10月18日にバーストを起こして、10.0等まで明るくなっている(Andrew Pearce)。2等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、現在は観測できないが、11月に姿を現す。南半球では、まもなく観測できなくなる。だが、11月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  11 41.11  -18 42.8   0.914   0.485    29    9.3   4:45 (293,  0)  
Oct. 26  13 25.40  -17 16.6   0.893   0.194    10    6.1   4:50 (283,-13)  

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は9.2等(10月13日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。日本では、11月には観測できなくなる。だが、1月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  15 19.45   -1 26.1   2.813   1.980    27   10.6  18:44 ( 82,  8)  
Oct. 26  15 33.72   -3 31.1   2.918   2.054    24   11.0  18:36 ( 81,  6)  

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.6等(10月13日、宮崎修氏)。しばらく12等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   7 22.06   56 20.7   3.371   3.680   100   11.9   4:45 (197, 67)  
Oct. 26   7 11.46   58 44.4   3.268   3.685   107   11.9   4:50 (181, 66)  

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は11.3等(9月23日、Jose Guilherme Aguiar)。次第に暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。南半球では超低空。だが、冬には高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  14 27.71  -47 31.1   3.555   2.852    39   12.3  18:44 ( 49,-26)  
Oct. 26  14 42.40  -47 31.6   3.677   2.933    36   12.5  18:36 ( 49,-27)  

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

現在は13.0等(9月20日、Taras Prystavski)。しばらく13等を保つ。日本では1月には、南半球では12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  17 58.18  -32 29.2   2.649   2.390    64   12.9  18:44 ( 33, 13)  
Oct. 26  18 11.01  -30 29.7   2.718   2.381    59   12.9  18:36 ( 36, 14)  

* レモン彗星 (C/2024 B1)

予想以上に明るくなっている。現在は13.8等(9月8日、Michael Jager)。今後は急激に減光する。日本ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  13 21.04   45  9.4   1.991   1.641    55   13.4   4:45 (226, 17)  
Oct. 26  13 54.90   42 39.4   2.006   1.652    55   13.5   4:50 (229, 16)  

* フォーブズ彗星 (37P)

現在は13.9等(10月3日、ATLAS South Africa)。今後は急激に減光する。日本では2月には、南半球では12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  17 13.76  -26  7.6   1.992   1.620    53   13.9  18:44 ( 45, 13)  
Oct. 26  17 36.43  -25 54.3   2.035   1.624    52   14.0  18:36 ( 45, 13)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 R2)

今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、12月には観測できなくなる。だが、1月には再び観測できるようになる。南半球では、今後は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  15  7.00   -1 43.4   2.325   1.474    24   14.0  18:44 ( 84,  5)  
Oct. 26  15 29.49   -2 10.6   2.417   1.561    23   14.4  18:36 ( 83,  6)  

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づく。計算上は-1等まで明るくなるが、消滅する可能性が高い。最盛期は、南半球でのみ、近日点通過後に観測できる可能性がある。現在は15.6等(9月15日、ATLAS Chile)。今後は急激に増光する。日本では、今後は観測できない。南半球では、12月には観測できなくなる。だが、1月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  14 30.18  -45 54.5   2.756   2.062    37   14.3  18:44 ( 50,-25)  
Oct. 26  14 41.96  -45  7.8   2.690   1.944    33   14.0  18:36 ( 52,-26)  

* シュヴァスマン-ヴァハマン第1彗星 (29P)

現在は14.6等(9月29日、高橋俊幸氏)。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   9 58.19   11  9.6   6.709   6.238    57   14.1   4:45 (285, 38)  
Oct. 26  10  1.47   10 46.5   6.610   6.240    64   14.1   4:50 (291, 44)  

* リニア彗星 (333P)

急激に増光して、11月から12月にかけて10等まで明るくなると期待されている。現在は18.9等(7月7日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。9.5等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、次第に高くなる。南半球では、12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  10 38.36   -0 38.5   1.737   1.250    45   15.5   4:45 (288, 23)  
Oct. 26  10 45.42    1 47.6   1.561   1.210    50   14.1   4:50 (291, 30)  

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は14.1等(8月29日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。現在は観測できない。日本では11月に、南半球では12月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  13 48.61  -19  1.2   5.971   4.992     9   14.4  18:44 ( 80,-20)  
Oct. 26  13 55.95  -19  5.5   5.981   4.995     6   14.4   4:50 (280,-20)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は14.4等(10月17日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、2月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  22 36.12   -5 29.1   3.823   4.558   132   14.5  20:43 (  0, 50)  
Oct. 26  22 35.61   -5 30.3   3.874   4.526   125   14.5  20:15 (  0, 50)  

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は15.3等(10月7日、Andrew Pearce)。しばらく14等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   6 45.81    2 57.0   5.676   5.976   102   14.6   4:45 (355, 58)  
Oct. 26   6 46.62    2 55.2   5.557   5.956   109   14.6   4:29 (  0, 58)  

* サイディング・スプリング彗星 (487P/2024 N5)

2012年に16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は15.6等(10月9日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   4 46.11   22 21.8   0.985   1.815   132   14.8   2:56 (  0, 77)  
Oct. 26   4 41.87   26 43.4   0.938   1.816   139   14.6   2:25 (  0, 82)  

* アトラス彗星 (C/2024 M1)

冬に13.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は16.0等(10月9日、ATLAS South Africa)。13.5等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、1月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   6 52.85  -21 40.5   1.340   1.752    96   15.1   4:45 (355, 33)  
Oct. 26   6 48.94  -19 40.5   1.221   1.733   102   14.8   4:31 (  0, 35)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

現在は16.3等(10月2日、D. Buczynski)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   7  1.85   64 31.3   2.213   2.617   102   15.4   4:45 (186, 60)  
Oct. 26   7 19.73   66  6.1   2.155   2.605   105   15.3   4:50 (182, 59)  

* ZTF彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は15.2等(10月2日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  21  6.67  -68 32.4   5.724   5.789    88   15.4  19:14 (  0,-13)  
Oct. 26  21  0.45  -67 47.1   5.866   5.845    83   15.5  18:41 (  0,-13)  

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は14.2等(10月1日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、11月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  19 50.83   41 39.6   3.184   3.488    99   15.4  18:44 (130, 79)  
Oct. 26  19 58.21   40  3.9   3.296   3.560    97   15.6  18:36 (118, 77)  

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は15.7等(10月9日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   6 23.90   18 37.3   6.655   7.058   110   15.5   4:34 (  0, 74)  
Oct. 26   6 21.87   18 50.7   6.600   7.114   117   15.5   4:04 (  0, 74)  

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.2等(9月26日、Martin Masek)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   4 15.67  -69 37.2  15.708  15.839    95   15.5   2:24 (  0,-15)  
Oct. 26   4 12.84  -69 57.2  15.705  15.815    94   15.5   1:54 (  0,-15)  

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は15.6等(7月24日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   9 52.74  -32 21.5   3.974   3.513    55   15.7   4:45 (320,  8)  
Oct. 26   9 50.09  -33 40.4   3.935   3.557    60   15.7   4:50 (327, 12)  

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

現在は15.5等(10月7日、A. Pearce)。今後は急激に減光する。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   2 20.62    7  7.0   1.392   2.376   168   15.7   0:31 (  0, 62)  
Oct. 26   2 13.98    6 52.4   1.419   2.409   173   15.9  23:52 (  0, 62)  

* ラインムート第1彗星 (30P)

現在は16.5等(4月3日、Taras Prystavski)。しばらく16等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、11月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  11 40.92    6  3.5   2.660   1.900    32   15.7   4:45 (273, 15)  
Oct. 26  11 56.80    4 40.6   2.640   1.920    35   15.8   4:50 (277, 17)  

* P/2023 S1彗星 (P/2023 S1)

現在は15.9等(9月30日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   8 37.99   23 39.3   2.718   2.728    80   15.9   4:45 (285, 61)  
Oct. 26   8 46.37   23  3.9   2.618   2.717    84   15.8   4:50 (293, 66)  

* ニート-リニア彗星 (472P/2023 RL75)

現在は15.8等(10月9日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   6 37.81   12 45.4   3.044   3.455   106   15.8   4:45 (358, 68)  
Oct. 26   6 40.19   12 14.7   2.964   3.465   112   15.8   4:22 (  0, 67)  

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.9等(10月9日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   8 16.33  -26 31.9   4.511   4.387    76   16.2   4:45 (335, 24)  
Oct. 26   8 16.82  -26 41.3   4.399   4.360    81   16.1   4:50 (343, 26)  

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.5等(10月9日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   7  8.90  -28 25.6   6.799   6.889    91   16.2   4:45 (352, 26)  
Oct. 26   7  9.90  -28 53.9   6.715   6.875    95   16.2   4:50 (  0, 26)  

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は15.1等(8月2日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  12  3.70  -49 22.5   9.595   8.903    43   16.3   4:45 (316,-21)  
Oct. 26  12  8.36  -49 55.3   9.634   8.947    44   16.3   4:50 (319,-18)  

* レモン彗星 (C/2023 H5)

2025年に北半球で長期に渡って15等で観測できる。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、12月に姿を現す。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  11 37.04   24 29.7   5.444   4.791    44   16.4   4:45 (257, 25)  
Oct. 26  11 42.58   25  6.6   5.335   4.767    50   16.3   4:50 (260, 31)  

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は15.9等(10月10日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   7 49.93  -43 59.9   6.146   6.062    80   16.5   4:45 (347,  9)  
Oct. 26   7 46.36  -45  8.7   6.130   6.106    83   16.5   4:50 (353,  9)  

* フルス彗星 (C/2023 T3)

ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、次第に高くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  11 18.33  -19  4.6   4.438   3.659    34   16.6   4:45 (297,  4)  
Oct. 26  11 27.78  -20 12.0   4.379   3.644    37   16.5   4:50 (301,  7)  

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.5等(10月9日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   2  8.85   20 23.1   2.168   3.146   166   16.6   0:20 (  0, 76)  
Oct. 26   2  4.03   19 45.1   2.131   3.119   172   16.6  23:43 (  0, 75)  

* ブルーイントン彗星 (154P)

6月に12.0等まで明るくなった(6月13日、門田健一氏)。現在は16.1等(10月1日、高橋俊幸氏)。ゆっくりと暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   9  6.71   33 11.4   2.066   2.082    77   16.6   4:45 (262, 59)  
Oct. 26   9 16.95   32 45.0   2.035   2.129    81   16.7   4:50 (266, 63)  

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は16.8等(10月4日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   6 58.24  -39 54.4   5.620   5.719    90   16.6   4:45 (355, 15)  
Oct. 26   6 55.71  -40 23.4   5.609   5.767    94   16.6   4:37 (  0, 15)  

* スキッフ彗星 (305P)

冬に16等まで明るくなり、条件良く観測できる。現在は17.3等(10月9日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  21 48.66    9 57.6   0.647   1.461   124   16.9  19:56 (  0, 65)  
Oct. 26  22  1.17    8 58.6   0.654   1.443   120   16.7  19:42 (  0, 64)  

* ボク彗星 (C/2022 U3)

現在は18.9等(9月30日、井狩康一氏)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   8  5.30    9 12.3   4.866   4.870    84   16.7   4:45 (316, 57)  
Oct. 26   8  7.85    8 19.1   4.768   4.877    90   16.7   4:50 (329, 60)  

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は16.8等(10月9日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  22 40.02   26 57.8   5.129   5.879   135   16.7  20:46 (  0, 82)  
Oct. 26  22 33.75   25 56.0   5.154   5.835   129   16.7  20:13 (  0, 81)  

* パンスターズ彗星 (253P)

現在は16.0等(10月9日、ATLAS South Africa)。次第に暗くなっていく。12月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   0 41.74   -3 24.2   1.059   2.027   161   16.7  22:48 (  0, 52)  
Oct. 26   0 39.32   -3 46.2   1.087   2.027   153   16.8  22:18 (  0, 51)  

* シューメーカー-リニア彗星 (146P)

夏に14.4等まで明るくなった(8月17日、Hiroshi Abe)。現在は16.9等(9月30日、安部裕史氏)。今後は急激に減光する。12月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   6 18.87   28  3.6   1.004   1.653   111   16.7   4:29 (  0, 83)  
Oct. 26   6 22.71   30 45.4   0.986   1.694   117   16.9   4:05 (  0, 86)  

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.0等(10月5日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   1 48.56  -69 35.8  10.245  10.471   100   16.8  23:54 (  0,-14)  
Oct. 26   1 39.13  -69 23.7  10.291  10.477    98   16.8  23:17 (  0,-14)  

* カタリナ-パンスターズ彗星 (299P)

5月下旬にバーストを起こして急増光し、14.9等まで明るくなった(5月19日、Taras Prystavski)。現在は17.2等(10月3日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。12月には観測できなくなる。だが、2月には再び観測できるようになる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  16 55.74  -23  5.2   3.833   3.274    49   16.9  18:44 ( 50, 12)  
Oct. 26  17  5.84  -23  7.1   3.913   3.284    44   17.0  18:36 ( 52, 10)  

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は16.9等(10月11日、ATLAS Chile)。次第に明るくなっていく。12月には観測できなくなる。2025年春に14.5等まで明るくなるが、観測条件は悪い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  17  0.17  -20 13.0   2.764   2.261    50   17.1  18:44 ( 52, 15)  
Oct. 26  17 13.85  -20 57.0   2.801   2.237    46   16.9  18:36 ( 52, 13)  

* ミュラー彗星 (190P)

現在は17.5等(9月23日、A. Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。2月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  22 37.40   -7 11.6   1.295   2.100   132   17.0  20:45 (  0, 48)  
Oct. 26  22 39.37   -6 53.7   1.338   2.084   126   17.0  20:19 (  0, 48)  

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は16.5等(10月1日、A. Diepvens)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に低くなる。だが、1月からは再び高くなっていく。南半球では、11月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  19  6.02   26 23.4   4.468   4.542    87   17.1  18:44 ( 72, 69)  
Oct. 26  19  5.22   24 37.3   4.585   4.565    82   17.2  18:36 ( 74, 64)  

* ヒル彗星 (P/2010 A3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。冬から春にかけて15等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。だが実際は、この予報より暗い。現在は19.3等(10月8日、John Maikner)。次第に明るくなっていく。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   3  2.23    4 38.3   1.301   2.255   157   17.4   1:13 (  0, 60)  
Oct. 26   2 57.29    4 51.6   1.232   2.206   164   17.1   0:40 (  0, 60)  

* アラン-リゴー彗星 (49P)

2025年の春に、14等まで明るくなる。現在は17.3等(10月13日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  23 43.04  -30 53.6   1.491   2.273   131   17.1  21:50 (  0, 24)  
Oct. 26  23 38.68  -30 56.6   1.504   2.225   124   17.2  21:18 (  0, 24)  

* スパール彗星 (242P)

現在は17.6等(10月9日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   4 20.31  -12 10.8   3.231   3.983   133   17.2   2:30 (  0, 43)  
Oct. 26   4 18.25  -13 12.9   3.189   3.981   137   17.2   2:01 (  0, 42)  

* レモン彗星 (C/2023 TD22)

急激に増光した。現在は16.2等(9月28日、A. Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。11月には18等以下になる。次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  19 47.08  -13 38.3   2.158   2.384    90   17.2  18:44 ( 16, 40)  
Oct. 26  19 38.70  -14 13.1   2.334   2.396    81   17.4  18:36 ( 24, 37)  

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は16.7等(10月9日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に低くなる。だが、12月からは再び高くなっていく。南半球では、まもなく観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  17 29.37   25 42.7   8.246   7.912    67   17.3  18:44 ( 90, 49)  
Oct. 26  17 32.98   25 18.3   8.343   7.953    63   17.3  18:36 ( 92, 45)  

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

現在は17.0等(10月4日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。1月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  19 16.53  -22 35.7   3.343   3.350    81   17.4  18:44 ( 21, 29)  
Oct. 26  19 23.26  -22 30.1   3.435   3.344    76   17.4  18:36 ( 24, 28)  

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

現在は17.5等(10月9日、D. Buczynski)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、現在は観測できない。冬から春にかけて15.5等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  15 31.69   38 19.0   3.028   2.594    55   17.5  18:44 (118, 31)  
Oct. 26  15 47.70   37 48.6   2.956   2.537    55   17.4  18:36 (117, 30)  

* リニア彗星 (492P/2024 O3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.4等(10月13日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   8 49.17   30  1.3   1.950   2.021    79   17.5   4:45 (271, 61)  
Oct. 26   9  1.48   29 44.0   1.913   2.056    83   17.4   4:50 (275, 66)  

* マクノート彗星 (338P)

現在は17.2等(10月9日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。次第に暗くなっていく。11月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   2 25.20   36 17.3   1.432   2.355   151   17.4   0:36 (180, 89)  
Oct. 26   2 16.23   37 20.1   1.429   2.367   154   17.5  23:55 (180, 87)  

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は17.6等(10月13日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   7 38.96   39 36.0   6.780   6.949    95   17.5   4:45 (246, 76)  
Oct. 26   7 40.90   39 48.5   6.688   6.962   101   17.5   4:50 (232, 82)  

* ラッセル第2彗星 (89P)

現在は17.0等(10月10日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。11月には18等以下になる。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  23 10.14  -18 38.5   1.865   2.657   134   17.5  21:17 (  0, 37)  
Oct. 26  23  9.19  -17 50.6   1.956   2.682   127   17.7  20:49 (  0, 37)  

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

現在は17.5等(10月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。12月には観測できなくなる。だが、南半球では1月には、日本では2月には再び観測できるようになる。2026年に13等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。最盛期は、南半球では低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  18 25.23  -35 11.4   7.608   7.327    69   17.6  18:44 ( 27, 13)  
Oct. 26  18 27.23  -34 40.3   7.672   7.284    63   17.5  18:36 ( 31, 12)  

* 小惑星ファエトン (3200)

ふたご座流星群の母天体。現在は18.5等(9月12日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   5 19.40   38 32.7   1.449   2.156   122   17.9   3:30 (180, 86)  
Oct. 26   5 11.02   39  3.7   1.334   2.120   130   17.6   2:54 (180, 86)  

* ヘリン-ローマン-アルー第1彗星 (117P)

現在は17.0等(9月14日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   3 28.78   16 46.9   3.591   4.492   151   17.7   1:39 (  0, 72)  
Oct. 26   3 24.74   16 38.5   3.560   4.505   159   17.7   1:08 (  0, 72)  

* アラン彗星 (50P)

現在は18.5等(10月10日、D. Buczynski)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   9 26.26   32 58.8   2.457   2.369    73   17.7   4:45 (261, 55)  
Oct. 26   9 36.58   32 33.0   2.410   2.402    77   17.7   4:50 (264, 59)  

* 小惑星2005 WY3 (308607)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   4  3.77   -5 53.7   2.212   3.042   139   17.9   2:14 (  0, 49)  
Oct. 26   4  1.41   -7 28.4   2.128   2.992   144   17.7   1:44 (  0, 48)  

* ロニオス-タッカー彗星 (328P)

現在は17.8等(10月10日、井狩康一氏)。今後は急激に減光する。まもなく18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   4  9.70   48 59.8   1.239   2.024   129   17.7   2:20 (180, 76)  
Oct. 26   4  6.59   50 10.8   1.226   2.049   134   17.9   1:50 (180, 75)  

* ヴォロビヨフ彗星 (276P)

現在は17.3等(10月4日、Mt. Lemmon Survey)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   3  7.45   13 30.6   2.969   3.906   157   17.8   1:18 (  0, 69)  
Oct. 26   3  4.13   12 53.2   2.936   3.904   164   17.8   0:47 (  0, 68)  

* レモン彗星 (C/2022 S4)

近日点通過の前から減光している。現在は17.0等(8月11日、Thomas Lehmann)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球ではやや低い。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  13  8.82  -62  7.3   3.419   2.920    52   17.8   4:45 (326,-34)  
Oct. 26  13 29.04  -61 28.5   3.492   2.944    49   17.9   4:50 (326,-33)  

* 小惑星マルシュアース (343158)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。11月29日に太陽に0.49天文単位まで近づく。17等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本ではやや低い。南半球では、12月には観測できなくなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  10  4.46    2 50.8   1.113   0.964    54   18.2   4:45 (291, 32)  
Oct. 26  10 24.56   -3 37.3   0.873   0.861    54   17.8   4:50 (300, 30)  

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

2023年の初めと秋に、14等まで明るくなった。現在は17.9等(9月6日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19  20 15.31   15 14.6   5.321   5.615   102   17.9  18:44 ( 15, 70)  
Oct. 26  20 13.21   14 33.3   5.475   5.661    95   18.0  18:36 ( 28, 67)  

* シューメーカー-レヴィ第1彗星 (192P)

夏に15.9等まで明るくなった(7月8日、佐藤英貴氏)。現在は17.8等(9月12日、ATLAS-HKO, Haleakala)。今後は急激に減光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Oct. 19   7 28.04   37 21.6   1.912   2.268    97   17.9   4:45 (254, 79)  
Oct. 26   7 33.12   38 47.1   1.885   2.325   103   18.1   4:50 (232, 84)  

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