今週の明るい彗星 (2025年12月6日：北半球版)

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 Updated on December 5, 2025
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* レモン彗星 (C/2025 A6)

10月下旬に3.7等まで明るくなった(10月26日、Juan Jose Gonzalez)。急激に減光中。現在は観測できない。南半球ではまもなく姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  17 12.63  -29 44.6   1.773   0.814     8    8.4  18:18 ( 65,-18)  
Dec. 13  17 12.48  -32 38.2   1.884   0.928     9    9.4   5:28 (296,-21)

* ショーマス彗星 (24P)

冬に8等まで明るくなり、条件良く観測できる。現在は11.5等(11月29日、Marco Goiato)。8等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  10 42.99   18 47.2   0.658   1.263    98    9.7   5:23 (343, 73)  
Dec. 13  11 18.10   17 51.8   0.628   1.234    97    9.1   5:28 (342, 72)

* クリステンセン彗星 (210P)

現在は9.5等(11月28日、Michael Jager, Gerald Rhemann, E. Prosperi)。急激に減光中。3月には18等以下になる。次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  14 23.20  -10  2.7   0.740   0.596    37    9.9   5:23 (296, 17)  
Dec. 13  14 32.95   -8 54.5   0.852   0.676    42   10.9   5:28 (300, 22)

* アトラス彗星 (C/2025 T1)

現在は9.4等(11月26日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。日本では、今後は次第に低くなり、1月には観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  19 31.93   18 16.8   1.281   1.110    56    9.9  18:18 ( 86, 37)  
Dec. 13  19 55.22   11 25.6   1.433   1.122    51   10.3  18:19 ( 80, 33)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

1月に5等まで明るくなると期待されていたが、当初の予想より増光が鈍い。最大で8等止まりと思われる。現在は10.7等(12月3日、Mike Olason)。次第に明るくなっていく。現在は観測できない。南半球では1月に、日本では2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  17 50.69   -9 54.1   1.999   1.118    19   10.9  18:18 ( 77,  1)  
Dec. 13  18  7.20  -13 56.7   1.928   1.005    14   10.4  18:19 ( 75, -4)

* 恒星間天体アトラス (3I)

オウムアムア、ボリソフに続く、史上3個目の恒星間天体。離心率が6と極端に大きい。10月末に太陽に1.38天文単位まで接近した。現在は10.0等(12月3日、Virgilio Gonano)。急激に減光中。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  11 43.17    2  6.9   1.862   1.924    78   11.3   5:23 (326, 52)  
Dec. 13  11 14.31    4 40.1   1.813   2.111    93   11.9   5:28 (350, 59)

* アトラス彗星 (C/2025 K1)

現在は10.6等(11月28日、宮崎修氏)。急激に減光中。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。核が3個に分裂している。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   2  6.21   64 15.6   0.545   1.401   130   11.8  20:59 (180, 62)  
Dec. 13   1 16.92   52 20.3   0.723   1.525   125   12.8  19:47 (180, 73)

* スワン彗星 (C/2025 R2)

10月に5.2等まで明るくなった(10月11日、Virgilio Gonano)。現在は11.3等(11月28日、宮崎修氏)。急激に減光中。3月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   0 17.20    8 48.8   1.094   1.740   113   12.1  19:17 (  0, 64)  
Dec. 13   0 30.11    9 44.3   1.265   1.847   109   12.7  19:02 (  0, 65)

* ニート彗星 (240P)

現在は11.9等(11月29日、Marco Goiato)。次第に暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。B核が急激に増光中。現在は14.8等と明るい(11月15日、Andrew Pearce)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   3 33.51    9 24.2   1.180   2.125   157   12.1  22:32 (  0, 65)  
Dec. 13   3 27.49   11 11.6   1.209   2.122   150   12.2  21:58 (  0, 66)

* ハウエル彗星 (88P)

今後は急激に増光する。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  15 33.71  -18 37.2   2.650   1.741    18   13.1   5:23 (292, -1)  
Dec. 13  15 53.71  -19 52.3   2.587   1.699    20   12.8   5:28 (295,  0)

* リニア彗星 (235P)

予想以上に明るくなっている。現在は13.5等(11月29日、門田健一氏)。しばらく13等を保つ。日本ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  13 36.70  -12 10.9   2.520   1.983    46   13.4   5:23 (307, 24)  
Dec. 13  13 52.60  -13 17.3   2.463   1.980    50   13.3   5:28 (311, 26)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

現在は12.8等(11月28日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   3 15.56   25 27.7   3.053   3.985   158   13.4  22:14 (  0, 81)  
Dec. 13   3 13.64   25 12.5   3.112   4.003   151   13.5  21:45 (  0, 80)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

12月5日にバーストを起こして、13.9等まで明るくなっている(Jean-Francois Soulier氏)。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  11 30.19   -2 14.3   6.404   6.304    79   14.0   5:23 (333, 49)  
Dec. 13  11 31.94   -2 35.4   6.291   6.304    86   14.0   5:28 (345, 51)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.4等(11月29日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。しばらく14等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   9 26.40   21 51.5   5.001   5.512   116   14.4   4:28 (  0, 77)  
Dec. 13   9 27.01   22 28.0   4.913   5.518   123   14.4   4:01 (  0, 77)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は14.4等(10月11日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。だが、12月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  16 29.57   -0 49.9   6.949   6.048    22   14.7   5:23 (270, -2)  
Dec. 13  16 35.22   -0 37.1   6.955   6.077    25   14.8   5:28 (273,  4)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は14.9等(11月17日、Alfons Diepvens)。しばらく14等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。だが、1月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  18 56.69   -6 50.5   5.694   4.912    34   14.9  18:18 ( 70, 16)  
Dec. 13  19  1.34   -6 13.5   5.708   4.877    29   14.9  18:19 ( 74, 11)

* アトラス彗星 (C/2025 L1)

2026年の春に13.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  15 17.53  -44  5.4   2.551   1.752    28   15.0   5:23 (315,-14)  
Dec. 13  15 25.89  -42 23.4   2.502   1.728    30   14.9   5:28 (316, -9)

* アトラス彗星 (C/2024 T5)

現在は14.8等(12月1日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本では、3月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。2026〜2027年の冬に11等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   2 44.54  -44 26.3   5.429   5.798   107   14.9  21:43 (  0, 11)  
Dec. 13   2 41.41  -43 40.5   5.441   5.757   103   14.9  21:12 (  0, 11)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は14.3等(11月22日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   5 18.01  -74 53.2  14.575  14.481    82   14.9   0:18 (  0,-20)  
Dec. 13   5 12.87  -74 57.5  14.564  14.458    81   14.9  23:41 (  0,-20)

* ゲーレルス第２彗星 (78P)

2026年の夏に12等まで明るくなる。現在は16.3等(12月2日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと明るくなっていく。南半球では1月には、日本では2月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  20 55.95  -12 28.2   2.910   2.550    59   15.3  18:18 ( 42, 32)  
Dec. 13  21  6.51  -11 56.2   2.956   2.520    54   15.2  18:19 ( 47, 30)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は15.3等(11月17日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。日本では、1月には一時的に観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  19 14.38    0 10.3   4.431   3.755    41   15.3  18:18 ( 73, 23)  
Dec. 13  19 15.81   -0 29.5   4.487   3.736    36   15.3  18:19 ( 77, 18)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

2024年に長期に渡って12〜13等で観測された。現在は15.2等(11月22日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に低くなる。だが、3月からは再び高くなっていく。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  22 27.14   36 24.6   5.091   5.332    98   15.8  18:18 (102, 79)  
Dec. 13  22 27.06   35  1.4   5.231   5.373    92   15.9  18:19 ( 96, 73)

* パンスターズ彗星 (C/2024 R4)

急激に増光中。2027年から2028年にかけて、12等まで明るくなると期待されている。現在は16.0等(11月17日、Alfons Diepvens)。しばらく16等を保つ。日本では、次第に低くなる。だが、2月からは再び高くなっていく。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  21 28.64   21  2.3   7.051   6.961    80   16.0  18:18 ( 67, 62)  
Dec. 13  21 29.36   20 58.0   7.111   6.921    74   16.0  18:19 ( 75, 57)

* アトラス彗星 (C/2025 Q3)

現在は15.7等(11月30日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   2 34.63    8 54.3   1.443   2.319   144   16.0  21:32 (  0, 64)  
Dec. 13   2 23.97    3 59.4   1.496   2.287   133   16.0  20:54 (  0, 59)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.2等(11月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   8 58.47  -12  5.1   6.200   6.601   109   16.2   4:00 (  0, 43)  
Dec. 13   8 57.82  -11 59.4   6.112   6.606   116   16.1   3:32 (  0, 43)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に12.7等まで明るくなった(2024年8月7日、Thomas Lehmann)。現在は15.8等(11月22日、Alfons Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  22 29.71   50 24.1   4.274   4.614   104   16.3  18:18 (154, 72)  
Dec. 13  22 35.00   49 45.8   4.387   4.669   100   16.4  18:19 (144, 70)

* ラーソン彗星 (261P)

現在は16.1等(12月1日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと暗くなっていく。南半球では2月には、日本では3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  21 32.52   -9 27.8   2.159   2.021    68   16.4  18:18 ( 34, 39)  
Dec. 13  21 46.24   -8 18.2   2.222   2.017    65   16.4  18:19 ( 39, 38)

* ヴァイサラ第１彗星 (40P)

現在は15.8等(11月28日、Francois Kugel)。しばらく17等を保つ。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  14 15.20   -5 17.9   2.466   1.840    41   16.4   5:23 (294, 22)  
Dec. 13  14 32.77   -6 24.7   2.435   1.851    43   16.4   5:28 (298, 24)

* ロニオス彗星 (493P/2024 Q2)

現在は16.5等(11月26日、Alfons Diepvens)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   4 50.22   53 47.2   2.955   3.831   148   16.5  23:49 (180, 71)  
Dec. 13   4 43.84   53 47.4   2.954   3.828   148   16.5  23:15 (180, 71)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.4等(12月2日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   8 49.21   47 35.3   3.502   4.164   126   16.5   3:51 (180, 78)  
Dec. 13   8 43.82   49 55.6   3.459   4.186   132   16.5   3:19 (180, 75)

* シューメーカー-レヴィ第５彗星 (145P)

現在は16.5等(12月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  22 55.60  -10 33.9   1.741   1.960    87   16.6  18:18 (  8, 44)  
Dec. 13  23  5.64   -8 42.0   1.796   1.945    83   16.5  18:19 ( 15, 45)

* ボリソフ彗星 (C/2025 J1)

現在は16.3等(11月28日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  10 37.23   76 51.8   3.476   3.959   112   16.7   5:23 (181, 48)  
Dec. 13  10  8.62   78 10.3   3.397   3.933   116   16.6   4:45 (180, 47)

* クリステンセン彗星 (164P)

現在は17.0等(12月1日、Alfons Diepvens)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  11 10.05   20 14.7   2.158   2.420    93   16.7   5:23 (322, 72)  
Dec. 13  11 16.15   20 40.7   2.109   2.461    98   16.6   5:28 (340, 75)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は16.8等(11月22日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  17  3.12   63  9.2   4.474   4.507    85   16.6  18:18 (149, 29)  
Dec. 13  17 25.63   62 59.0   4.483   4.524    86   16.7  18:19 (149, 28)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は16.2等(11月20日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。今後は次第に低くなり、南半球では2月には、日本では3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  22 56.43   -4 52.8   2.643   2.817    89   16.6  18:18 (  8, 50)  
Dec. 13  23  2.49   -3 54.1   2.740   2.820    84   16.7  18:19 ( 18, 50)

* ガン彗星 (65P)

現在は16.9等(11月20日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。1月には観測できなくなる。だが、南半球では3月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  20 10.88  -27 25.1   3.654   3.048    45   16.7  18:18 ( 42, 14)  
Dec. 13  20 22.05  -26 46.8   3.729   3.057    41   16.7  18:19 ( 45, 12)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.7等(11月22日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  10 56.33   -3 45.7   2.457   2.598    86   16.7   5:23 (347, 50)  
Dec. 13  11  2.12   -4 49.4   2.385   2.616    92   16.7   5:28 (357, 50)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.8等(11月23日、W. Hasubick)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  10 58.16  -24 35.1   5.782   5.677    79   16.9   5:23 (351, 30)  
Dec. 13  10 55.30  -24 44.8   5.686   5.698    85   16.8   5:28 (  0, 30)

* レモン彗星 (C/2023 X2)

現在は17.0等(11月29日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  14 54.84   85 51.2   4.688   5.092   108   16.8   5:23 (185, 37)  
Dec. 13  16 15.33   85 34.0   4.686   5.090   108   16.8   5:28 (185, 36)

* ヒル彗星 (195P)

現在は16.9等(11月22日、嶋邦博氏)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   9 56.62  -27 45.5   4.356   4.475    90   16.9   4:58 (  0, 27)  
Dec. 13   9 57.75  -28 52.3   4.278   4.479    95   16.9   4:31 (  0, 26)

* パンスターズ彗星 (C/2023 RS61)

ふだんは20等ほどだが、バーストを起こして明るくなっている。現在は17.2等(11月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   2 49.02   37 48.8   7.945   8.812   149   17.0  21:48 (180, 87)  
Dec. 13   2 46.90   37 34.9   7.985   8.803   144   17.0  21:18 (180, 87)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

急激に増光して、予想以上に明るくなっている。現在は16.8等(11月23日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   0 19.45   -5 12.2   3.062   3.502   108   17.0  19:19 (  0, 50)  
Dec. 13   0 21.70   -4 45.8   3.171   3.512   102   17.1  18:53 (  0, 50)

* パンスターズ彗星 (C/2025 R3)

2026年4月に、7等まで明るくなると期待されている。現在は17.2等(11月1日、門田健一氏)。今後は急激に増光する。南半球ではまもなく、日本では2月には観測できなくなる。だが、日本では3月には再び観測できるようになる。最盛期には、日本からは近日点通過の前に、南半球では近日点通過の後に、低空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  22 29.14   25 56.5   2.198   2.491    95   17.2  18:18 ( 53, 76)  
Dec. 13  22 22.83   24 13.6   2.229   2.394    87   17.0  18:19 ( 66, 69)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は16.2等(11月19日、Andrew Pearce)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   3 16.35    3  5.6   1.943   2.841   150   17.1  22:15 (  0, 58)  
Dec. 13   3 12.28    3 30.7   2.021   2.872   143   17.3  21:43 (  0, 59)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.6等(10月19日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、1月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   0  8.00  -53 39.5  11.139  11.060    82   17.2  19:07 (  0,  2)  
Dec. 13   0  6.45  -52 57.9  11.231  11.074    78   17.2  18:38 (  0,  2)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.8等(11月28日、W. Hasubick)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   9 15.51   -2  7.8   3.439   3.899   110   17.4   4:17 (  0, 53)  
Dec. 13   9 10.60   -0 56.9   3.345   3.919   119   17.4   3:45 (  0, 54)

* ロヴァシュ第１彗星 (93P)

現在は18.2等(11月21日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。南半球では1月には、日本では3月には観測できなくなる。春に15.5等まで明るくなるが、近日点の頃は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  21 33.25  -13 17.8   2.417   2.235    67   17.5  18:18 ( 32, 36)  
Dec. 13  21 43.21  -12  2.7   2.455   2.194    63   17.4  18:19 ( 38, 35)

* ウェスト-ハートレー彗星 (123P)

2026年の秋から冬にかけて、15等まで明るくなる。現在は17.8等(11月28日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   3 42.28   27  5.6   2.041   3.001   164   17.5  22:40 (  0, 82)  
Dec. 13   3 35.68   27 10.2   2.044   2.971   156   17.4  22:06 (  0, 82)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は17.0等(12月1日、Alfons Diepvens)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   6  0.38   30 21.7   9.170  10.113   162   17.4   1:03 (  0, 85)  
Dec. 13   5 56.92   30 31.0   9.194  10.162   168   17.5   0:32 (  0, 86)

* リニア彗星 (217P)

初夏に12.1等まで明るくなった(6月10日、Taras Prystavski)。現在は17.1等(11月25日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   9 18.36   13  8.3   1.914   2.505   115   17.5   4:20 (  0, 68)  
Dec. 13   9 16.78   13 38.9   1.883   2.561   123   17.6   3:51 (  0, 69)

* 紫金山第２彗星 (60P)

今回帰は条件が悪く、夏に16等まで明るくなったはずだが、観測できなかった。次第に暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  13 49.91  -14 11.2   2.700   2.095    43   17.5   5:23 (306, 20)  
Dec. 13  14  2.97  -15 23.8   2.679   2.132    46   17.7   5:28 (310, 23)

* 小惑星2010 NK83 (306173)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.1等(10月5日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   8  7.86   20 15.6   1.724   2.511   133   17.7   3:10 (  0, 75)  
Dec. 13   8  7.80   20 54.8   1.679   2.523   141   17.5   2:42 (  0, 76)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は17.2等(11月15日、Andrew Pearce)。しばらく18等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   5  9.29  -47 56.5   8.309   8.687   109   17.6   0:11 (  0,  7)  
Dec. 13   5  2.80  -47 53.0   8.363   8.731   108   17.6  23:32 (  0,  7)

* アトラス彗星 (C/2025 R1)

現在は17.3等(11月22日、Francois Kugel)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  18 53.67   35 11.5   2.190   1.981    64   17.7  18:18 (111, 37)  
Dec. 13  18 57.72   32 23.6   2.286   1.990    60   17.8  18:19 (110, 31)

* ヴォロビヨフ彗星 (276P)

現在は17.7等(11月25日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   7  4.37    5 16.5   3.381   4.212   143   17.7   2:06 (  0, 60)  
Dec. 13   7  1.13    5  0.8   3.344   4.223   149   17.7   1:36 (  0, 60)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.8等(11月14日、W. Hasubick)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  12 11.83  -11 39.2   5.818   5.503    66   17.7   5:23 (326, 36)  
Dec. 13  12 12.47  -11 17.1   5.710   5.516    73   17.7   5:28 (335, 40)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   6 23.20  -20 40.8   7.864   8.546   131   17.8   1:25 (  0, 34)  
Dec. 13   6 19.55  -20 33.6   7.879   8.592   133   17.8   0:54 (  0, 34)

* フルス彗星 (C/2023 U1)

近日点を通過した後も増光が続いている。現在は17.5等(11月19日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  23 19.48  -61 50.9   6.102   5.902    73   17.8  18:19 (  0, -7)  
Dec. 13  23 15.54  -60 34.4   6.204   5.930    69   17.9  18:19 (  4, -6)

* 小惑星2013 LU28 (468861)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。2024年から2025年にかけて、17等まで明るくなった。現在は17.8等(10月5日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6   6 36.43   22 51.0   8.345   9.249   155   18.0   1:39 (  0, 78)  
Dec. 13   6 31.99   22 36.4   8.314   9.262   163   17.9   1:07 (  0, 78)

* ボリソフ彗星 (C/2025 V1)

11月初めに10.4等まで明るくなった(11月4日、Michael Jager and Gerald Rhemann)。だが、その後は急激に衰退した。急激に減光中。日本では超低空。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  17 54.37    1 20.2   1.334   0.664    28   18.1  18:18 ( 86,  8)  
Dec. 13  18 14.98   -1 30.5   1.552   0.785    25   19.6  18:19 ( 85,  5)

* テナグラ彗星 (C/2013 C2)

5等級の大バーストを起こして明るくなっている。現在は17.8等(10月14日、E. Cortes, B. Lutkenhoner)。しばらく19等を保つ。日本ではやや低い。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  19 53.13   -3 35.2  15.723  15.085    48   18.3  18:18 ( 62, 28)  
Dec. 13  19 54.88   -3 33.7  15.814  15.099    42   18.4  18:19 ( 67, 23)

* デニング彗星 (489P)

113年間行方不明だった彗星。12月4日に近日点を通過する。2007年にはバーストを起こして、18等まで明るくなった。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  6  11 31.29    7 55.5   1.328   1.561    83   22.1   5:23 (326, 59)  
Dec. 13  11 48.22    6  6.4   1.286   1.564    86   22.1   5:28 (334, 59)

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