へび座κ南/北流星群 (Northern/Southern κSerpentids)

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Updated on November 29, 1997
太陽黄経順インデックス
出現年月日順インデックス

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・ プロフィール

活動期間 極大日 λ α δ 速度
3月中旬〜4月上旬
3月下旬

231
238
+20
+10

微光の小流星群。 日本では1969年に発見され、1970年代前半までの数年間はCHR=15〜30と活発な 活動が観測されているが、その後は低迷している。 近年はほぼ活動を停止しているようで、TV観測でもほとんど捉えられていない。

輻射点はへび座の頭部の辺り。 日本では22時頃に東の空から昇って来て、明け方4時頃に南中する。

この群は南北2群に分離していると言われている。

・ 出現記録

* 1992年
3月30日
HR'=2.0 (42%)
* 1990年
3月21日〜3月26日
最大HR=6.0
* 1984年
3月28日
最大HR=7.5

* 1971年
3月
CHR=17
* 1970年
3月
CHR=30
* 1969年
3月
CHR=15以上

・ 出現詳細

* 1992年
3月30日
HR'=2.0 (42%)
3月30日(λ=10)の平均HR'=2.0(観測数4、群流星数8、散在数19、散在比42%)。 長田和弘氏は、3月30.75日に4個の流星から(235,+5)に輻射点を検出(d=5°、 Wt=3、速度rS)。 塩井宏幸氏も、3月30.71日に3個の流星から(241,+12)に輻射点を検出(d=3°、 Wt=P、速度rR-R、光度4.2等)。
参考文献:
天文回報 No.598

* 1990年
3月21日〜3月26日
最大HR=6.0

小松崎恭三郎氏のグループが、3月22日3:00〜4:00に北群4個、南群2個 (HR=6.0)、3月26日3:00〜4:00に北群2個(HR=2.0)を観測。 前田幸治氏は、TV観測で3月27日2:48〜4:53に5個(HR=2.4)の出現を観測。
参考文献:
天文回報 No.574

* 1984年
3月28日
最大HR=7.5

豆田勝彦氏が、3月28.69日に5個の流星から(232、+24)に輻射点を検出 (B1950.0、Wt=P、d=5°、HR=5)。 3月28.74日に7個の流星から(235、+18)に輻射点を検出(B1950.0、Wt=2、d=2〜 3°、HR=7.5)。 平均光度は3.6等。 但し、他の観測者は出現を認めていない。
参考文献:
天文回報 No.502


* 1971年
3月
CHR=17
河越氏がCHR=17の出現を観測。
参考文献:
天文回報 No.463, No.487

* 1970年
3月
CHR=30

片山氏がCHR=30の出現を観測。
参考文献:
天文回報 No.463, No.487

* 1969年
3月
CHR=15以上

日本で片山、渡辺両氏がCHR=15以上の突発出現を観測。
参考文献:
天文回報 No.463, No.487, No.620

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