Home page
|
Updated on November 29, 1997 |
太陽黄経順インデックス 出現年月日順インデックス |
プロフィール
ビエラ周期彗星 3D/Biela関連の突発性流星群。 1798年にドイツでHR=100の突発出現が観測されたのが最初の記録。 1826年には母天体であるビエラ周期彗星が発見され、1830年、1838年には HR=100前後の突発出現が観測された。 ビエラ周期彗星は1846年に分裂、1852年の回帰を最後に見失われたが、母彗星 の分裂に伴って1872年、1885年にはHR数万もの大流星雨が見られた。 その後、1892年にはHR=1000、1899年にはHR=100、1904年にはHR=20と数を減ら しながら突発出現を繰り返した。 それ以降、ほぼ完全に活動を停止したと思われていたが、1940年にはHR=30の 突発出現をし、1991年にもハワイで突発出現が観測された。 1982年にはFROで出現が捉えられている。 アンドロメダ座γ群の極大は、19世紀前半は12月上旬、19世紀後半には11月下 旬、1940年には11月15日、1991年には11月5日と、年々早くなってきている。 輻射点は(25、+40)とすればアンドロメダ座の足元付近で、日本では夜半前に 天頂付近となり、一晩中観測できる。 但し、近年の母彗星の軌道要素からの予報輻射点は、1950.0年分点で(26°、 +25°)となるとも言われている。 これはさんかく座のやや南西の辺りとなる。 |
軌道要素
|
出現記録
|
出現詳細
11月5日10時頃(UT)、6日10時頃(UT)、ハワイ・マウナケア天文台で突発出現。 イギリスでも観測。 下田力氏のFRO観測では、5日、6日22時(JST)にHR=35のピークが見られる(バッ クグラウンドより30%増)。
下田力氏のFRO観測では、11月10日21:00〜0:00(JST)にエコー数がHR=30強まで 増大(バックグラウンドはHR=20弱)。 22:00〜22:30には顕著はK効果が見られる。
イギリスでHR=8の出現を観測。
イギリスでHR=4の出現を観測。
イギリスでHR=2の出現を観測。
イギリスでHR=10の出現を観測。
イギリスでHR=3〜10の出現を観測。
11月15日にR. M. DoleがHR=30の突発出現を観測。
11月21日にHR=20の突発出現。
11月24日にHR=100の突発出現。
11月24日、アメリカでC. D. Perrine等がHR=1,000の突発出現。
11月27.76日(UT)、イギリス等でHR=75,000の突発出現。
11月27.79日(UT)、イタリアのP. F. DenzaがHR=24,000の突発出現を観測。
12月7日、アメリカでHR=30〜180の突発出現。
12月7日、フランスのA. Raillardが突発出現を観測。
12月6日の日没直後、ドイツのH. W. BrandesがHR=100の突発出現を観測。
|