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手作業

画像の検査は大部分がPIXYシステムやPerlスクリプトを利用して自動化さ れているが、手作業の部分もかなり残っている。 現時点での手作業は以下の通りである。

  • PIXYシステムの検査後のチェック
    • 検査ミスの除外
    • 必要なら、極限等級を手動で設定して再検査
  • 既知変光星の光度報告
    • 測定ミスや同定ミスの除外
  • 新天体、新変光星候補の確認
    • 測定ミスの除外(特に、近接星がblendingになっている場合が多い)
    • 必要なら光度の再測定(検出されていないが実際には暗く写っている場合など)
    • 既知天体の確認(カタログの位置誤差等による同定ミス)
    • ホームページ公開用画像作成

PIXYシステムやPerlスクリプトにより、新天体や新変光星の候補は自動的 に選別されるが、実際には検出ミスや測定ミスが多く含まれている。 そこで、実際には出力された候補の中から、更にPerlスクリプトで暗い星など を除外して、より確実なものだけを選び出している。 それでも、最初に300個の候補が出力されたとすると、Perlスクリプトにより 100個程度にまで絞り込まれるが、最終的に人間が目で確認して本当の新変光 星として発表されるのは、約10個程度でしかない。 ミスを減らし、本当の新天体の割合を増加させることが、今後の課題となって いる。

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