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微光星とノイズの判別

本システムでは、星像検出の段階では微光星とノイズとを区別せず、マッチング の後、カタログデータとをペアリングを行った時点で、初めて微小ノイズを除去 するようになっている。 しかし、星像検出の段階でも、ピーク値と星像半径とのダイアグラムを描くと、 通常の恒星、淡く広がった天体、そして微小ノイズの3つの系統に分かれている ようだ。 そこで、ダイアグラムから判別式を求め、初期の段階で微小ノイズを除去してお きたい。

グラフは横軸が光量、縦軸が星像半径で、それぞれ対数をとってプロットしている。 中央下から右上に伸びる分布が通常の恒星。右上がりになっていることが、明るい星ほど半径が大きくなるという現象を表している。 真上に伸びる分布は淡く広がった星雲。 左上に伸びる分布はノイズである。

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