吉田誠一の彗星観測日記(2017年)

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Updated on March 25, 2017

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ICQフォーマット形式の詳細な観測データ

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* 2017年3月22日(観測した彗星:4個)

茨城県常陸大宮市・花立山自然公園での彗星観測です。

天気予報が良かったので観測しようと思ったら、ちょうど 41P と M97, M108のランデブーの夜で、ラッキーでした。

C/2015 V2 ( Johnson )

9.5等   視直径5.5分   DC 5   (40.0cm 反射 36倍)

だいぶ明るくなりました。

41P/Tuttle-Giacobini-Kresak

8.3等   視直径10分   DC 3〜4   (40.0cm 反射 36倍)

7.3等   視直径16分   DC 2   (10x70 単眼鏡)

ふくろう星雲M97と銀河M108と同一視野に見えて、良い眺めです。ちょうどM108に最接近している時刻で、彗星のコマと銀河が重なっていました。

45P/Honda-Mrkos-Pajdusakova

13.6等   視直径1.0分   DC 0   (40.0cm 反射 144倍)

かなり暗くなりました。始めは14等星に重なっていたので、しばらく待ってから観測しましたが、影響を受けているかもしれません。

315P/LONEOS

14.0等   視直径0.5分   DC 2   (40.0cm 反射 257倍)

3月半ばに小規模なバーストを起こしたそうですが、まったく明るくなっていません。

* 2017年3月3日(観測した彗星:6個)

茨城県常陸大宮市・花立山自然公園での彗星観測です。

タイミング良く、Borisov氏の新彗星gb00099が発見されて、佐藤英貴さんから観測データと、佐藤裕久さんから暫定軌道が届いたので、観測することができました。

※新彗星gb00099は、公式に C/2017 E1 ( Borisov ) となりました。

一番明るい C/2015 V2 は、4等星に近すぎて、観測になりませんでした。集光が強く、楽に見えてはいましたが、こちらはタイミングが悪かったです。

C/2015 ER61 ( PanSTARRS )

10.7等   視直径1.1分   DC 3〜4   (40.0cm 反射 144倍)

低空のためでしょうか。想像以上に小さいです。かなり暗く感じます。

C/2017 E1 ( Borisov )

12.2等   視直径1.4分   DC 1〜2   (40.0cm 反射 144倍)

淡くて限界に近いです。低空かつ微光星が多いので、過大に見積もったかもしれません。

41P/Tuttle-Giacobini-Kresak

10.4等   視直径5分   DC 3   (40.0cm 反射 36倍)

かなり明るく大きくなってきました。低倍率でも楽に見えます。

45P/Honda-Mrkos-Pajdusakova

10.7等   視直径6分   DC 0〜1   (40.0cm 反射 36倍)

明るいですが、まったく集光していません。完全に拡散状です。

73P/Schwassmann-Wachmann 3

10.5等より暗い   視直径1.4分   (40.0cm 反射 144倍)

BT核が出現してから1ヶ月が過ぎており、超低空ということもあり、見えませんでした。

315P/LONEOS

13.5等より暗い   視直径0.8分   (40.0cm 反射 257倍)

見えませんでした。

* 2017年2月6日(観測した彗星:5個)

茨城県常陸大宮市・花立山自然公園での彗星観測です。

満月の前に、地球に接近中の45Pを観測しようと出かけました。

C/2015 ER61 ( PanSTARRS )

11.4等   視直径1.2分   DC 3   (40.0cm 反射 144倍)

拡散状ですが、良く見えます。

C/2015 V2 ( Johnson )

11.6等   視直径2.5分   DC 6〜7   4.5分(位置角310度)   (40.0cm 反射 75倍)

かなり明るくなってきました。尾が伸びて、とても格好良い姿です。

1月と比べて、だいぶ明るくなったと感じましたが、測定値はあまり変わりませんでした。

41P/Tuttle-Giacobini-Kresak

13.4等   視直径0.8分   DC 3   (40.0cm 反射 144倍)

良く見えます。1月と比べて、だいぶ明るくなったと感じました。ただ、測定値は、1月とあまり変わりませんでした。

45P/Honda-Mrkos-Pajdusakova

7.9等   視直径11分   DC 1   (40.0cm 反射 36倍)

6.9等   視直径16分   DC 2   (10x70 単眼鏡)

かなり明るく、小型の単眼鏡でも楽に見えます。拡散状で、かなり大きい姿です。

73P/Schwassmann-Wachmann 3

12.2等より暗い   視直径1.1分   (40.0cm 反射 144倍)

見えませんでした。

73Pを導入していたら、星図に無い明るい星雲を見つけました。12等までプロットしていたのですが。 分裂核または新彗星かも、と思いましたが、調べたら、惑星状星雲NGC 6445でした。

* 2017年1月24日(観測した彗星:9個)

茨城県常陸大宮市・花立山自然公園での彗星観測です。

日中は厚い雲に覆われていましたが、日が沈んだ後に急激に晴れ上がり、一晩中快晴になりました。明け方の三日月の地球照がとてもきれいでした。

C/2015 ER61 ( PanSTARRS )

12.2等   視直径1.1分   DC 3〜4   (40.0cm 反射 144倍)

低空のためか、思ったより遥かに暗く、見づらいです。

C/2015 V2 ( Johnson )

11.9等   視直径1.7分   DC 6〜7   (40.0cm 反射 75倍)

とても集光が強く、見やすいです。11等星に近すぎて、コマの広がりが見えていないかもしれません。

2P/Encke

12.2等   視直径1.7分   DC 1〜2   (40.0cm 反射 144倍)

拡散状です。

41P/Tuttle-Giacobini-Kresak

13.8等   視直径0.7分   DC 3   (40.0cm 反射 144倍)

既に眼視で見えるようになっていました。小さいです。

43P/Wolf-Harrington

13.6等   視直径0.6分   DC 2〜3   (40.0cm 反射 144倍)

意外にもまだ見えていました。球状星団M68のすぐ近くでした。

73P/Schwassmann-Wachmann 3

13.7等   視直径0.6分   DC 2   (40.0cm 反射 257倍)

意外にも、既に眼視で見えるようになっていました。

93P/Lovas 1

13.5等より暗い   視直径0.8分   (40.0cm 反射 257倍)

見えませんでした。

144P/Kushida

13.9等   視直径0.9分   DC 2〜3   (40.0cm 反射 257倍)

意外にもまだ見えていました。

315P/LONEOS

14.0等   視直径0.3分   DC 2   (40.0cm 反射 257倍)

かろうじて存在が分かる程度です。

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