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天文統合環境

そこで、現在は Comet for Windows の ver. 0.2 を再設計し、対象は彗 星、観測データは光度だけに限定せず、あらゆる天体、およびあらゆる種類の観 測データを扱うことができるようにしている。 その結果、最近の全彗星、面白い小惑星、発見されたばかりの彗星、新星や超新 星、人工衛星、星雲星団などを全部1つのデータベースの中に登録することがで きる。 そして、例えばある日時の位置を求める時には、これらがすべて「位置」を持つ という点では等価なので、すべての天体の位置を計算して返す。 また、光度データを持つという点でもすべて等価なので、すべてに対して、光度 グラフを描画したり、周期解析を行ったりできる。 さらに、光度データからいわゆる「光度式」を求める場合には、これらのうちの 軌道要素を持つ天体についてのみ、その機能が有効になるようにする。

現在製作中の統合データベースシステムの最終目標は上記のようなものである。

さらに、ここで統合「環境」と言っているのは、Comet for Windows のデー タベースが、他のあらゆるデータベース、データファイルとの入出力インターフェー スを持ち、それらをデータ上から支援するものであるからだ。 現在でも StellaNavigator の軌道要素ファイルやアディショナルファイ ル(位置データファイル)を出力することができるため、StellaNavigator にとってのデータベース環境として機能しているが、この対象は逐次増やしてい く。

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